2016年08月10日
ししとうの栄養・保存法・調理法と効果的な食べ方まとめ
ししとうは形が青唐辛子にそっくりですが、実はとうがらしではなく
ピーマンの仲間です。とうがらしには辛味の強い「辛味種」と辛味の弱い
「甘味種」があり、ししとうはピーマンなどと同じ「甘味種」に分類されます。
ししとうは一年中出回っていますが、旬は7月〜9月の夏場と言われ
この時期が最も美味しく栄養価も高いのです。
そこでここでは
ししとうの栄養とその効果についてまとめてみました。
健康なカラダ作りのため、是非参考になさってくださいね。
ししとうの栄養とその働き
1. ビタミンC
意外にも、ビタミンCが多く含まれているんですよ〜
ビタミンCには以下のような効果があります。
・疲労回復効果
・免疫力アップ効果
・細胞の老化を防止する効果
・骨や血管組織などを作るコラーゲンの合成に不可欠
・鉄の吸収を促進する働き
2. ビタミンE
・血管や細胞の老化を防ぐ
3. ビタミンK
・血液を固めて止血する
・カルシウムの吸収を助け骨を丈夫にする
4. ビタミンB1
・糖質をエネルギーに変える
5. ビタミンB2
・脂質をエネルギーに変える
6. ビタミンB6
・たんぱく質を分解・吸収する働き
・神経伝達物質 (セロトニン) の生成
ビタミンB6は、精神的な安定効果をもたらす
セロトニン (脳内物質) をつくるために必要なんですよ!
7. ビタミンP
・ビタミンCの吸収を助ける働き
・コレステロール値を下げる効果
・血圧上昇を抑える効果
8. βカロチン
・強力な抗酸化作用
・細胞の老化を防ぐ
・免疫力アップ
・髪や皮膚、粘膜の健康維持
・視力の低下を防ぐ
・喉や肺などの呼吸器系統を守る働き
9. カリウム
・血圧の上昇を抑える
・利尿効果によるむくみ解消
・体内の余分な塩分や水分を排出
10. カプサイシン
カプサイシンは、エネルギーの代謝に関わるホルモンの
分泌を促進し、脂肪の燃焼を助ける働きを持っています。
・新陳代謝を促進させ、脂肪を燃焼させる
11. ナイアシン
・皮膚、粘膜、神経を正常に働かせる
12. その他
他にも、ししとうには筋肉の働きを調整したり筋肉痛を緩和したりする
マグネシウムや、貧血を予防する鉄、骨の健康を保つマンガン、老化や
動脈硬化を予防するセレン、丈夫な骨や歯をつくるカルシウムやリン、
代謝を助ける効果を持つモリブデン、などを含んでいます。
ししとうが持つその他の効果
・ストレスを和らげる
・うつ病や不安障害の予防効果
・糖尿病の改善
・骨粗しょう症予防
ししとうの美容効果
・美肌効果
・目の下のクマを薄くする
・たるみの防止
・赤ら顔の改善
・にきびの悪化を防ぐ
・アンチエイジング効果
・デトックス効果 (腸内環境を整える)
・冷え性の改善
・ダイエット効果
※ ただし、このダイエット効果 (カプサイシン) を最大限に活かすには
有酸素運動を行う必要があります
ししとうの選び方
辛いししとうを避けるなら、皮が黒っぽいものは避け、細くて小さく
緑が濃く、ツヤがあるものを選ぶようにしましょう。大きくて硬いものは
味も風味も落ちていて苦味もあるので避けた方がいいでしょう。
保存方法
できるだけ早く食べることをおススメしますが、新聞紙などに包んで
野菜室に入れると4〜5日は保存が可能だと言われています。冷凍保存
の場合は、硬いヘタの部分を切り落として生のまま冷凍しましょう。
調理する時は解凍すると水分でべちゃっとなってしまうので
凍ったまま使う方がいいですよ。
調理のポイント
加熱による破裂を防ぐため、竹串などで数か所穴を開けます。
種をとるかとらないかはお好みでどうぞ。調理する時は
ビタミンCなど、熱に弱い栄養素の損失を避けるため、
短時間の加熱を心掛けましょう。
炒める場合は、ししとうの表面にちょっと焦げ目がつく
くらいを目安に、大体2〜3分程度加熱するといいでしょう。
ししとうを食べ過ぎると...
ししとうに含まれるカプサイシンは、食べ過ぎると胃壁を荒らす
可能性があるので、胃腸の弱い方は控えめに摂るようにしてくださいね。
またそれとは別に、ししとうを食べると胃痛を起こしたり、胃もたれ、
下痢、嘔吐など消化器系の症状を起こす場合があります。これは
ピーマンアレルギーの症状で、ピーマンの仲間であるししとうを食べた場合も
そういった症状を起こすことがあるようです。
ししとうの効果的な食べ方
《ダイエット効果をアップさせるなら》
血中コレステロールを抑えるイソフラボンとの相性がとっても良いです。
相乗効果で血行促進や代謝機能が期待されますので、ダイエット効果アップ
が狙えることに加えて、発毛、育毛にも効果が期待できます。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれるので、ししとうを豆腐と炒める
のもいいですし、麻婆豆腐にししとうを入れたり、油揚げを入れて煮びたし
にするのもおススメです。
《視力低下を防ぐ効果を狙うなら》
油と一緒に食べると良いでしょう。炒めものや天ぷら、
フライといった油を使った調理方法がおススメです。
また、DHAと一緒に摂取すると老眼の予防や改善に効果を発揮すると
言われています。アジやイワシ、サバなど青魚の付け合わせにいかがですか。
《ストレス解消効果をアップさせるなら》
ストレス解消の効果アップを狙うなら、豚肉やレバーなどと一緒に炒めたり、
かつおやまぐろと合わせて食べるのがおススメです。
ししとうの簡単なレシピ
《ししとうの甘辛炒め》
フライパンでししとうをさっと炒めて、砂糖大さじ1.5杯と
醤油大さじ1杯、酒小さじ1杯を入れ、炒めたらできあがり!
ちりめんじゃこを入れて炒めるのもおススメですよ。
《ししとうの焼き浸し》
ししとうを焼き色がつくまで炒めたらお皿に入れて
めんつゆとかつお節をかければ完成!
冷蔵庫で冷やして食べると尚美味しいですよ。
《ししとうのチーズ入りベーコン巻き》
ししとうに切れ込みを入れて種を出し、チーズを挟みます。
チーズはカマンベールがおススメです。半分に切ったベーコン
を巻いて、爪楊枝で止め、油を塗ったアルミホイルにのせて、
オーブントースターで5分くらい焼いたらできあがり!
ベーコンを豚肉に変えて、めんつゆで味付けするのもおススメですよ。
終わりに
いかがでしたか?
ししとうには、健康効果と美容効果がた〜っぷり詰まっています!
是非、日々の食卓にうまくとり入れて、ししとうにたっぷり詰まった
栄養さんを美味しく頂きましょう!
ピーマンの仲間です。とうがらしには辛味の強い「辛味種」と辛味の弱い
「甘味種」があり、ししとうはピーマンなどと同じ「甘味種」に分類されます。
ししとうは一年中出回っていますが、旬は7月〜9月の夏場と言われ
この時期が最も美味しく栄養価も高いのです。
そこでここでは
ししとうの栄養とその効果についてまとめてみました。
健康なカラダ作りのため、是非参考になさってくださいね。
ししとうの栄養とその働き
1. ビタミンC
意外にも、ビタミンCが多く含まれているんですよ〜
ビタミンCには以下のような効果があります。
・疲労回復効果
・免疫力アップ効果
・細胞の老化を防止する効果
・骨や血管組織などを作るコラーゲンの合成に不可欠
・鉄の吸収を促進する働き
2. ビタミンE
・血管や細胞の老化を防ぐ
3. ビタミンK
・血液を固めて止血する
・カルシウムの吸収を助け骨を丈夫にする
4. ビタミンB1
・糖質をエネルギーに変える
5. ビタミンB2
・脂質をエネルギーに変える
6. ビタミンB6
・たんぱく質を分解・吸収する働き
・神経伝達物質 (セロトニン) の生成
ビタミンB6は、精神的な安定効果をもたらす
セロトニン (脳内物質) をつくるために必要なんですよ!
7. ビタミンP
・ビタミンCの吸収を助ける働き
・コレステロール値を下げる効果
・血圧上昇を抑える効果
8. βカロチン
・強力な抗酸化作用
・細胞の老化を防ぐ
・免疫力アップ
・髪や皮膚、粘膜の健康維持
・視力の低下を防ぐ
・喉や肺などの呼吸器系統を守る働き
9. カリウム
・血圧の上昇を抑える
・利尿効果によるむくみ解消
・体内の余分な塩分や水分を排出
10. カプサイシン
カプサイシンは、エネルギーの代謝に関わるホルモンの
分泌を促進し、脂肪の燃焼を助ける働きを持っています。
・新陳代謝を促進させ、脂肪を燃焼させる
11. ナイアシン
・皮膚、粘膜、神経を正常に働かせる
12. その他
他にも、ししとうには筋肉の働きを調整したり筋肉痛を緩和したりする
マグネシウムや、貧血を予防する鉄、骨の健康を保つマンガン、老化や
動脈硬化を予防するセレン、丈夫な骨や歯をつくるカルシウムやリン、
代謝を助ける効果を持つモリブデン、などを含んでいます。
ししとうが持つその他の効果
・ストレスを和らげる
・うつ病や不安障害の予防効果
・糖尿病の改善
・骨粗しょう症予防
ししとうの美容効果
・美肌効果
・目の下のクマを薄くする
・たるみの防止
・赤ら顔の改善
・にきびの悪化を防ぐ
・アンチエイジング効果
・デトックス効果 (腸内環境を整える)
・冷え性の改善
・ダイエット効果
※ ただし、このダイエット効果 (カプサイシン) を最大限に活かすには
有酸素運動を行う必要があります
ししとうの選び方
辛いししとうを避けるなら、皮が黒っぽいものは避け、細くて小さく
緑が濃く、ツヤがあるものを選ぶようにしましょう。大きくて硬いものは
味も風味も落ちていて苦味もあるので避けた方がいいでしょう。
保存方法
できるだけ早く食べることをおススメしますが、新聞紙などに包んで
野菜室に入れると4〜5日は保存が可能だと言われています。冷凍保存
の場合は、硬いヘタの部分を切り落として生のまま冷凍しましょう。
調理する時は解凍すると水分でべちゃっとなってしまうので
凍ったまま使う方がいいですよ。
調理のポイント
加熱による破裂を防ぐため、竹串などで数か所穴を開けます。
種をとるかとらないかはお好みでどうぞ。調理する時は
ビタミンCなど、熱に弱い栄養素の損失を避けるため、
短時間の加熱を心掛けましょう。
炒める場合は、ししとうの表面にちょっと焦げ目がつく
くらいを目安に、大体2〜3分程度加熱するといいでしょう。
ししとうを食べ過ぎると...
ししとうに含まれるカプサイシンは、食べ過ぎると胃壁を荒らす
可能性があるので、胃腸の弱い方は控えめに摂るようにしてくださいね。
またそれとは別に、ししとうを食べると胃痛を起こしたり、胃もたれ、
下痢、嘔吐など消化器系の症状を起こす場合があります。これは
ピーマンアレルギーの症状で、ピーマンの仲間であるししとうを食べた場合も
そういった症状を起こすことがあるようです。
ししとうの効果的な食べ方
《ダイエット効果をアップさせるなら》
血中コレステロールを抑えるイソフラボンとの相性がとっても良いです。
相乗効果で血行促進や代謝機能が期待されますので、ダイエット効果アップ
が狙えることに加えて、発毛、育毛にも効果が期待できます。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれるので、ししとうを豆腐と炒める
のもいいですし、麻婆豆腐にししとうを入れたり、油揚げを入れて煮びたし
にするのもおススメです。
《視力低下を防ぐ効果を狙うなら》
油と一緒に食べると良いでしょう。炒めものや天ぷら、
フライといった油を使った調理方法がおススメです。
また、DHAと一緒に摂取すると老眼の予防や改善に効果を発揮すると
言われています。アジやイワシ、サバなど青魚の付け合わせにいかがですか。
《ストレス解消効果をアップさせるなら》
ストレス解消の効果アップを狙うなら、豚肉やレバーなどと一緒に炒めたり、
かつおやまぐろと合わせて食べるのがおススメです。
ししとうの簡単なレシピ
《ししとうの甘辛炒め》
フライパンでししとうをさっと炒めて、砂糖大さじ1.5杯と
醤油大さじ1杯、酒小さじ1杯を入れ、炒めたらできあがり!
ちりめんじゃこを入れて炒めるのもおススメですよ。
《ししとうの焼き浸し》
ししとうを焼き色がつくまで炒めたらお皿に入れて
めんつゆとかつお節をかければ完成!
冷蔵庫で冷やして食べると尚美味しいですよ。
《ししとうのチーズ入りベーコン巻き》
ししとうに切れ込みを入れて種を出し、チーズを挟みます。
チーズはカマンベールがおススメです。半分に切ったベーコン
を巻いて、爪楊枝で止め、油を塗ったアルミホイルにのせて、
オーブントースターで5分くらい焼いたらできあがり!
ベーコンを豚肉に変えて、めんつゆで味付けするのもおススメですよ。
終わりに
いかがでしたか?
ししとうには、健康効果と美容効果がた〜っぷり詰まっています!
是非、日々の食卓にうまくとり入れて、ししとうにたっぷり詰まった
栄養さんを美味しく頂きましょう!
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