2016年08月16日
美容効果の高い「ミニトマト」は栽培簡単で初心者にオススメ!
小さくてプリップリしてて美味しくて
見た目にも可愛いミニトマト!
家庭菜園でも育てやすいので家庭菜園でも大人気の一品ですね!
それに、何といっても収穫してそのまま食べられる
のがミニトマトの魅力の一つ(^-^)
スーパーに行くと様々な品種のミニトマトが並び、
いつの間にか日本は「ミニトマト天国」となってしまいました〜( ´ ▽ ` )ノ
ここでは苗からの簡単な育て方をご紹介しましょう(^-^)
(種から育てるのは温床の準備や育苗労力が掛かるので
初心者の方は接ぎ木苗から育てることをオススメします)
【植え付け・収穫】
植付時期: 4月上旬〜6月下旬
収穫時期: 5月中旬〜9月上旬
【苗の選び方】
・葉が深い緑色のもの
・節の間隔が短いもの
・葉が黄色くなっていないもの
・茎が太く、まっすぐ伸びている
・ポットの底から根が出ていない
※ トマトは花がついている方向に実がなるため、
花がついているものを選ぶと、植える時に
トマトの実のなる方向を決めることが出来ます
(花がついていないものは、花が咲くまでポットで育ててから植えることも可能)
【栽培のポイント】
- 生育適温は昼間25℃前後、夜間16〜17℃
- 生育には強い光が必要。30℃を超える環境では着果が劣る。
- 光が弱い環境では生理障害(異常茎、落果、空洞果など)が発生。
- 連作障害あり。連作する場合は接ぎ木苗を植える。
- ナス科(ナス、ピーマンなど)とも連作障害あり。
【土作り】
《畑栽培》
大きな石を取り除き、苗を植える2〜3週間前までに、苦土石灰1u当たり150gを入れ土壌を中和させておきます。
植え付け1週間〜10日前に、腐葉土5〜10Lくらい+黒土5〜10Lくらい+有機配合肥料を投入し、スコップやクワを使い、深さ30cmくらいまで土を掘り全体に混ぜ込むようによく耕します。
《プランター栽培》
プランターに鉢底ネットを敷き、底石を3cmくらい敷き詰めたら野菜用の培養土、またはトマト専用の土をプランターに入れます。
【植え方】
《畑》
1.畝(うね)を作る
幅70〜90cm、高さ10〜20cmの畝を作ります。
※ 通常はマルチング(株元や土の表面をビニールで覆うこと)を行い、雑草抑制・土の保温保湿効果・病害抑制効果を高めますが、私の場合はこれを施さなくても良好に栽培できています(^_^)v
2. 苗を植える
本葉が5〜6枚、花房がついた苗を植えます。ポットから取り出す際は、根に付いた土もそのまま土に植え付けます。
3. 水を与える
植えつけたら、水をたっぷり与えます。
《プランター》
基本は畑栽培と同様です。花房は外側に向けて植え、二株以上植える場合は、深くて幅70cm以上のプランターに株間30cm以上離して植えます。
※ 植え付けと同時に誘引用支柱を立ててしまいましょう(^-^)
(根を傷つけないように8cmくらい苗から離します)
【水やり】
《畑栽培》
ミニトマトは、基本的にあまり水やりは必要ありません。畑栽培の場合は土がさほど乾きませんので、10日に一回、水やりするかしないか位で十分です。
(葉が少し元気がなくなったら、株元に少しだけ水やりする程度)
《プランター栽培》
プランター栽培では土が乾きやすいので、土の表面が乾いたら水やりをします。
朝の涼しい時間帯に行いましょう。
【脇芽摘みと整枝】
ミニトマトのわき芽は、そのまま伸ばしても良いと思います。
実付きが悪くなったり実が大きくならなかったりすることがあります。
整枝を怠ると果実の付きが悪くなり、収穫量が︎ ※ 株元の葉が茂る過ぎると風通しが悪くなり、病気・害虫にやられますよ なので、病気・害虫対策として、繁ってきたら脇芽摘みと整枝は きちんと行い、風通しを良くしてあげましょう。 |
※大型のミニトマトの場合は、支柱の高さを超えるくらいで
主枝を最後の花房の上の葉を2枚残して摘み取った方が
後々の実成りは良くなります
【追肥のタイミング】
第1果房が膨らみ始めた頃に1回目の追肥を行います。
(約15gほど株の周りに撒いて、土と軽く混ぜ合わせ株元に寄せます)
※ 早い段階から追肥を行うと花が落ちやすくなるので注意
その後は3週間に1回、追肥を繰り返します。
(1回目と同程度の量を、株元ではなく株から少し離れた土の表面に撒くようにするのがコツ。液肥の場合は1週間に1度の間隔で水やりを兼ねて追肥しましょう)
※ 降雨が多い時期は追肥量を控え目に!
【収穫】
花が咲いて1か月後くらいから収穫できるようになります。へたの近くまで赤く色付いたものが収穫適期の果実です。
ヘタごと取らずに果実を1粒ずつ、ヘタの上をハサミで切って朝の涼しいうちに収穫しましょう。
※ マンション高層階のベランダで育てる場合など、虫の飛来が少ない場所では確実に受粉させる為に人工授粉を行ってやりましょう
(受粉方法は簡単!棒で支柱を軽く叩き、別の株同士で花粉を飛散させて受粉させます。花粉は風などですぐに飛んでしまうので、花が咲いた日の午前中に行うと良いでしょう)
【育て方のコツ】 |
水はけを良くし、土を乾燥気味にしておくこと! (水不足が続いた後に水をたくさんやると、果実の皮が破けてしまいます) 【病気・害虫】 ミニトマトに多い病気には立枯病やうどんこ病、 褐斑病があります。これらの病気の原因は連作です。 (連作を避けるか接ぎ木苗を利用してくださいね) 発生しやすい害虫はアブラムシですが、薬剤で防除出来ます。 また、マルチ資材の利用で成虫飛来を防ぐことができます。 ※ 除草をしっかり行い、害虫防止を心掛けましょう こんな虫もやってきますね(^-^) 【栄養と効果】 トマトにはリコピンだけでなく、ビタミンやミネラル等が豊富に含まれており、美白にも高い効果があります。他にも、不妊症予防・改善、喘息症状の緩和、食欲不振の改善、貧血予防、認知症予防、脂肪燃焼、解毒作用、デトックス効果、二日酔い予防視力回復、糖尿病予防などなど、たくさんの効果がありますよ!!! そして、普通のトマトよりもミニトマトの方が更に栄養価が高いのです。
【ミニトマトを上手に使う方法】 煮込みなどにも使えるトマトに対して、ミニトマトは活用法が限られるような気がしますが、ミニトマトももちろん煮込みに使えます。 他にも、ピクルスやマリネ、ドライトマトとしても美味しく、スープやパスタに添えても良し。 ベーコンで巻いて串焼きにして食べたり、ヨーグルトなどと一緒にミキサーにかけてスムージーにしてもGood(^-^)/ |
家庭栽培で一番簡単な野菜の一つであるミニトマトを、楽しみながら美味しくいただいてくださいね( ´ ▽ ` )ノ