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2015年08月05日

金剛界 降三世三昧耶会 三昧耶パーツ描き2(外周2)

外周 三昧耶パーツ描き2

降三世三昧耶会 三昧耶パーツ描き、外周の二回目。

これは曼荼羅を描きながらいろいろ考えるための日記のようなブログです。

何かをまとめるためには、調べたり、考えたり、修正したり、捨て去ったりしなければなりません。

そうすることによって、そういったことを繰り返すことによってすこしづつ身体の中に様々なイメージが浸透していき、いつか形となって出現します。

今回は降三世三昧耶会 外周南方の五天(06〜10)です。
降三世三昧耶会 南方五天

EPSON009-Edit-3-Edit-3-Edit.jpg
(降三世三昧耶会 外周南方五天 06〜10)
順番は東南西北時計回りで上が西

南方五天06〜10のうち08は南門を守護する毘那夜迦の眷属です。
他の四天は飛行天に属し天空高く輝く日月星宿を代表する神々です。

下図左は参考とした西院本曼荼羅の図で右が今回描いた三昧耶パーツ。

06)日天(にってん)

2_DSC5453-Edit-Edit-2-Edit-3.jpg
形は不鮮明だが赤い色が残る。

日天は創造・自由の神で、太陽神のこと。生命の根源であり、天かける自由の象徴。
日天の象徴である日輪形を三昧耶形(三形)とする。

07)月天(がってん)

2_DSC5453-Edit-Edit-Edit-4.jpg
白い色の絵の具がかろうじて残る。この南方の五天は折り目(もしくは縫い目か)にあたるために絵の具の剥離がつよい。

月天は星宿の王にて太陰の神。暗夜を照らす清涼なる光明は心を静寂の境地へと導く。
三形の三日月。

08)金剛食天(こんごうじきてん)

2_DSC5453-Edit-Edit-Edit-Edit-Edit.jpg
色が少し残るが華鬘の形がほぼ不明。

金剛食天は梵名のヴァジュラ・マーラの意訳。
金剛鬘、華鬘毘那夜迦、厳髻大将とも呼ばれる。
華鬘を三形とする。
南門の守衛。

09)彗星天(すいせいてん)

2_DSC5453-Edit-Edit-2-Edit-Edit.jpg
色、かたちともよく保存されており描きやすい。独特のフォルムと質感表現が素晴らしい。

彗星は七曜と異なる軌道を描くことから天体の運行を乱し天変地異を引き起こす力を持つと考えられた。この力が運命を変えることのできる大いなる力とされた神。
大いなる力と彗星の象徴である棍棒を三形とする。

10)熒惑天(けいこくてん)

2_DSC5453-Edit-Edit-Edit-2-Edit.jpg
これも色、かたちとも半分ではあるが保存されているので理解しやすい。

火星は光度変化や逆行する動きなどから惑わす熒星とされ災いの前兆と考えられた。また、運命を司る力を持つとされる神。
火星の赤い輝きの象徴である火聚を三形とする。

以上、南方五天でした。

ここも三昧耶会 南方五天とほぼ同じイメージの三形が描かれている。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年08月04日

金剛界 降三世三昧耶会 三昧耶パーツ描き1(外周1)

降三世三昧耶会 三昧耶パーツ描き1

降三世三昧耶会の三昧耶パーツを描き始めます。降三世三昧耶会も外周から順に描いていきます。

降三世三昧耶会の外周にも二十天の三昧耶形が描かれていますので、何回かに分けて紹介します。

外周二十天の位置と順番を次の図に示します。

EPSON009-Edit-3-Edit-3.jpg
(降三世三昧耶会 外周二十天 01〜20)

順番は東南西北の時計回りで上が西
降三世三昧耶会 東方五天

そして今回は東方五天(01〜05)の紹介をします。

EPSON009-Edit-3-Edit-3-Edit-3.jpg
(降三世三昧耶会 外周東方五天 01〜05)

東方の五天01〜05のうち中央03は東門守護の毘那夜迦の眷属ですが、残りの四天はヴェーダやヒンドゥー教の主要神がまとめられた上界天の神々です。

下図左は参考にした西院本曼荼羅 降三世三昧耶会の図で右が描いた三昧耶パーツです。

ほとんどの場合で三昧耶会の三昧耶形と共通(三昧耶会 東方五天の記事参照)。

01)那羅延天(ならえんてん)

1_DSC5453-Edit-Edit-2.jpg
かろうじて形はわかるけど、色や細部はほぼ不明。上から塗りつぶしているみたいに不鮮明。

那羅延天は梵名のナーラーヤナの音訳。ナーラーヤナはヒンドゥー教のビィシュヌ神の化身。クリシュナとも呼ばれる。
ビィシュヌ神の武器の一つである八輻輪(8本スポークの輪宝、古代インド武器)を三昧耶形(三形)とする。

02)鳩摩羅天(くまらてん)

1_DSC5453-Edit-Edit-Edit.jpg
これも非常に暗く細部は不明。

鳩摩羅天は梵語のクマーラの音訳。クマーラはヒンドゥー教の神シヴァの子である軍神スカンダ(韋駄天)の別名。
三鈷鈴(持ち手が三鈷の金剛鈴)を三形とする。

03)金剛摧天(こんごうざいてん)

1_DSC5453-Edit-Edit-3.jpg
同じく非常に暗くわかりにくい。この暗さに何か意図があるのではないかと思えてくる。

金剛摧天は梵名のヴァジュラ・チンナの意訳。ヴァジュラは金剛でチンナは摧砕の意。
金剛摧天は象頭人身の毘那夜迦の眷属で、傘蓋毘那夜迦ともいい傘蓋を翳す。シヴァ神とパールヴァティ妃の子で、智慧と福徳を授け、障害を除去する神。金剛摧天は煩悩を破壊し、慈悲の傘蓋により衆生を覆護する。
慈悲の傘蓋を三形とする。
東門の守衛。

04)梵天(ぼんてん)

1_DSC5453-Edit-Edit-Edit-2.jpg
紅蓮華の紅の色と白い色が残る。群録下塗りの上から骨描きし、白地塗りをしてからの彩色かな。

梵天は梵名のブラフマンから。ヴェーダでは宇宙創造の最高神。
ヒンドゥー教では創造神ヴィシュヌの臍から生じた蓮華に梵天が座し、この世界を創造したとされる。
釈尊の成道にあっては帝釈天とともに説法を懇願した護法善天。
蓮華蔵世界の象徴である紅蓮華を三形とする。

05)帝釈天(たいしゃくてん)

1_DSC5453-Edit-Edit-2-Edit.jpg
非常にシンプルな独鈷杵。独鈷杵か?

帝釈天は梵名のシャクラから。帝は武王の意。
帝釈天は梵天と並ぶ仏教の護法善天。ヒンドゥー教の神インドラのこと。雷を操る雷霆神。
雷を操る古代インド武器の独鈷杵を三形とする。

以上、東方五天を表す三昧耶形でした。三昧耶会の三形との違いは特にない。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年08月03日

金剛界 降三世三昧耶会 文様パーツ

降三世三昧耶会 文様パーツ描き

金剛界曼荼羅中下段六会(成身会、三昧耶会、微細会、供養会、降三世会、降三世三昧耶会)はほぼ同じ構図ですが、少なからず違いが見られます。

EPSON002-Edit-Edit-3.jpg
(金剛界曼荼羅)

降三世三昧耶会は降三世会の三昧耶会型なので降三世会と三昧耶会の図像から読み解くことができます。

降三世三昧耶会の三昧耶形は基本的には三昧耶会と共通ですが、降三世明王の調伏の意味合いが三昧耶形に影響を及ぼして幾つかの尊格で三昧耶形に変化が見られます。

EPSON009-Edit-3.jpg
(金剛界 降三世三昧耶会)


また、降三世会と降三世三昧耶会が他の四会(成身会、三昧耶会、微細会、供養会)と異なる点として外周四隅の尊格が挙げられます。

EPSON009-Edit-3-Edit.jpg
(金剛界 降三世三昧耶会 部分)

他の四会(成身会、三昧耶会、微細会、供養会)の外周四隅には四明王の三昧耶形の忿怒金剛杵が描かれますが、降三世三昧耶会ではここに三鈷杵頭が描かれ、降三世会では四明王妃(四女尊)が尊像で描かれます。

ということは、この三鈷杵頭は四明王妃(四女尊)を表す三昧耶形と考えられます。

ではここで、三鈷杵頭の元となる四明王妃(四女尊)はそれぞれ何であるのか・・・はちょっと複雑なので、降三世会のところでまとめることにします。

他には各重を隔てている金剛界道が降三世三昧耶会と降三世会とでは全て独鈷杵で描かれている点などが注目されます。(上の「金剛界 降三世三昧耶会 部分」図参照)

それぞれの会で金剛界道を構成する金剛杵の組み合わせには幾つかのバリエーションがあります。

そういった違いも比較すると面白いかもしれません。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年08月02日

本紹介 No. 033『アジャンター石窟寺院』

『アジャンター石窟寺院』

もうすこしアジャンター石窟寺院壁画を見たいと思い本を探しました。

町田串一 監修、福田徳郎 写真 
     『アジャンター石窟寺院』(朝日新聞社 1987)



さっ!どうでしょう!
構成

A4変形、155ページ、ハードカバー、カラー写真集

構成は以下の通り。
     
     カラー図版
     第1窟
     第2窟
     第4窟
     第6窟
     第7窟
     第9・10窟
     第12窟
     第16窟
     第17窟
     第19窟
     第20窟
     第26窟

     アジャンターに憶う           町田串一
     アジャンター全窟 その歴史と美を探る  宮治 昭
     あとがき                福田徳郎

     図版解説・平岡三保子
     装本・多川精一

内容

全体としては前半がカラー図版で後半が文章で構成されている。全155ページ中カラー写真はp128まであります。

始めの数ページにの写真には写真番号が付されておりませんが、番号付きの写真は全文で111枚あります。

始めにアジャンター石窟の全景やそこに見られた人たちの写真が少しあり、続けて第1窟から順番に番号付きの写真が簡潔な説明文とともに載せられています。

パースというかトリミングというか、水平と垂直があやしい写真があってちょっと酔います。

ほとんどの写真は目線の高さにカメラを設置して撮影しているようで、柱頭装飾や少し高い位置にある壁画などは斜め上を見上げるように撮影されている。

見方によっては臨場感を得るために参拝者や観光客が見る目線になるように計算して撮影しましたという風にもみえるけど、壁画に描かれた絵の形態をみたかったのでちょっと残念です。

できればアオリレンズを使うか、脚立と大型三脚で正面から撮影していただきたかったなあと・・・まあ普通に写真を撮るだけでも大変なんだろうなあと思います。

福田氏の書いたあとがきから、1973〜1975にかけて撮影したものの納得のいかない部分が残ったので再度、三度と撮り直しするべく計画をした矢先に窟院の撮影は全面禁止となってしまった、とのことで、その後も撮り続けることができたとしたら、さらに良い写真が撮れたと思うので大変残念です。

後半の文章中心の項でアジャンターに憶うは町田串一がアジャンター石窟寺院に関わることごとを随筆風に書いています。

宮治 昭氏のアジャンター全窟 その歴史と美を探るでは本書に収録されている主要な石窟を前期窟と後期窟に分け石窟の構造・彫刻・壁画および編年などについて解説しています。

以前紹介した『アジャンタとエローラ』は仏説・仏伝と仏教美術中心の構成になっており、各石窟寺院についての詳しい記述はほとんどありませんでした。一方、本書のアジャンター全窟 その歴史と美を探るではアジャンタの各石窟寺院についてそれぞれの構造的特徴および石窟造営の歴史的背景なのどについて詳しく解説しています。

宮治 昭氏が著者の一人として表紙にあげられていない理由が全く不明ですが、この項目が大変素晴らしく、ここでの解説を読みながら写真を参照することでアジャンター石窟寺院壁画の理解が深まります
曼荼羅作画とのかかわり

色々な方のアジャンター石窟寺院壁画の写真を拝見すると尊像画や説話画が多く見受けられ、装飾画に着目している写真は多くない。

本書後半に掲載されている宮治 昭氏の解説によると、アジャンター第1窟では入口周縁に唐草文、蓮弁文、獅子面文、樹下女神など豊穣吉祥のモチーフを配しており、これが外界の邪悪を防ぎ聖域を守護する意味があるといい、グプタ建築に由来しアジャンター石窟に頻出するとのことである。

金剛界曼荼羅上段を見ると外周に雲流唐草文、第二重に蓮華文がみられる。これらもアジャンター石窟やグプタ建築と同様に聖域を守護する豊穣吉祥と思われます。

両界曼荼羅からみても、やはりアジャンター石窟寺院は仏教美術の源流・原点とみるにふさわしい。

両界曼荼羅と密教に限定せず広く目を向けることによって両界曼荼羅をさらによく理解することができると思います。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ



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2015年08月01日

金剛界 降三世三昧耶会下絵作製行程

金剛界 降三世三昧耶会下絵作製行程

降三世三昧耶会下絵作製でも基本的な作製行程はこれまでと同じです。

        (1)設計図
        (2)製図
        (3)パーツ描き
        (4)パーツ入れ
        (5)下絵作画

(1)設計図と(2)製図は中下段六会でほぼ共通ですので、降三世三昧耶会でも供養会、微細会と同じく(3)パーツ描きから始めます。

当初、パーツ描きより先に(1)設計図と(2)製図を行っている理由はパーツの大きさをあらかじめ知りたいからでしたので(1)設計図はともかく、(2)製図は(3)パーツ描きの後に行っても問題ありません。

EPSON009-Edit-3.jpg
(金剛界 降三世三昧耶会)


降三世三昧耶会の三昧耶形パーツは三昧耶会のパーツと基本的には同じですが、三昧耶会のものより調伏の意味合いが強くなっています。

そのあたりを注意しながら図像を読み解き、描こうと思います。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年07月31日

金剛界 降三世三昧耶会について

降三世三昧耶会

続いては降三世三昧耶会の下絵を描くことにします。

三昧耶会からの久しぶりのフル三昧耶形での会です。

慣れると尊像を描くほうが楽ですが、三昧耶形には三昧耶形なりの味があります。

EPSON009-Edit-3.jpg
(金剛界 降三世三昧耶会)

降三世三昧耶会は降三世会の三昧耶会です。

以前三昧耶会の下絵を描きました。三昧耶会は成身会の尊格を三昧耶形で描いた会です。

一方、今回から下絵を描く降三世三昧耶会は降三世会の尊格を三昧耶形で描いた会です。

三昧耶会や三昧耶形については以前なんとなく説明しました(2015-05-28の記事「金剛界 三昧耶会って?」参照)。

降三世会については降三世三昧耶会のあとで描く予定ですのでその時に解説したいと思います。

というわけで、降三世三昧耶会について説明することがなくなっちゃったわけですが・・・

降三世三昧耶会の三昧耶形は基本的には三昧耶会の三昧耶形と同じイメージで描かれています。

しかし、降三世三昧耶会には降三世三昧耶会なりの解釈があり、それによって幾つかの三昧耶形は根本的に図像が異なります。

また、それとは別に同じ誓願を根底に持ちながらも降三世三昧耶会ならではの解釈によって三昧耶会とは異なる三昧耶形で描かれている尊格もあります。

これらの差異を降三世三昧耶会と三昧耶会で比較することも西院本九会曼荼羅を理解する上で興味深いポイントだと思います。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年07月30日

ここまでの目次2:2015-05-31〜2015-07-28

ここで二回目の曼荼羅描きの目次を

さて、7月末となりました。

5月からはほぼ毎日更新していて、だいたい一月に一会の下絵を描いているような感じです。

5月の末にも曼荼羅描きの目次をまとめましたが(ここまでの目次1:2015-02-07〜2015-05-28参照)、ここで二回目のまとめ目次を作っておくことにします。
目次2:2015-05-31〜2015-07-28

金剛界 供養会 下絵
 2015-05-31 金剛界 供養会について
 2015-06-01 金剛界 供養会下絵作製行程
 2015-06-02 金剛界 供養会 尊像パーツ描き1(外周1)
 2015-06-04 金剛界 供養会 尊像パーツ描き2(外周2)
 2015-06-05 金剛界 供養会 尊像パーツ描き3(外周3)
 2015-06-06 金剛界 供養会 尊像パーツ描き4(外周4)
 2015-06-08 金剛界 供養会 尊像パーツ描き5(第二重1)
 2015-06-09 金剛界 供養会 尊像パーツ描き6(第二重2)
 2015-06-10 金剛界 供養会 尊像パーツ描き7(第二重3)
 2015-06-12 金剛界 供養会 尊像パーツ描き8(第二重4)
 2015-06-13 金剛界 供養会 尊像パーツ描き9(第二重5)
 2015-06-14 金剛界 供養会 尊像パーツ描き10(第二重6)
 2015-06-16 金剛界 供養会 尊像パーツ描き11(金剛輪)
 2015-06-17 金剛界 供養会 尊像パーツ描き12(金剛輪1)
 2015-06-18 金剛界 供養会 尊像パーツ描き13(金剛輪2)
 2015-06-20 金剛界 供養会 尊像パーツ描き14(金剛輪3)
 2015-06-21 金剛界 供養会 尊像パーツ描き15(金剛輪4)
 2015-06-22 金剛界 供養会 尊像パーツ描き16(金剛輪5)
 2015-06-24 金剛界 供養会 尊像パーツ描き17(金剛輪6)
 2015-06-25 金剛界 供養会 尊像パーツ描き18(金剛輪7)
 2015-06-26 金剛界 供養会 尊像パーツ貼り
 2015-06-28 金剛界 供養会 下絵完成〜

金剛界 微細会 下絵
 2015-06-30 金剛界 微細会について
 2015-07-02 金剛界 微細会下絵作製行程
 2015-07-03 金剛界 微細会 尊像パーツ描き1(外周1)
 2015-07-04 金剛界 微細会 尊像パーツ描き2(外周2)
 2015-07-06 金剛界 微細会 尊像パーツ描き3(外周3)
 2015-07-07 金剛界 微細会 尊像パーツ描き4(外周4)
 2015-07-08 金剛界 微細会 尊像パーツ描き5(第二重1)
 2015-07-10 金剛界 微細会 尊像パーツ描き6(第二重2)
 2015-07-11 金剛界 微細会 尊像パーツ描き7(第二重3)
 2015-07-12 金剛界 微細会 尊像パーツ描き8(第二重4)
 2015-07-14 金剛界 微細会 尊像パーツ描き9(第二重5)
 2015-07-15 金剛界 微細会 尊像パーツ描き10(第二重6)
 2015-07-16 金剛界 微細会 尊像パーツ描き11(金剛輪)
 2015-07-18 金剛界 微細会 尊像パーツ描き12(金剛輪1)
 2015-07-19 金剛界 微細会 尊像パーツ描き13(金剛輪2)
 2015-07-20 金剛界 微細会 尊像パーツ描き14(金剛輪3)
 2015-07-22 金剛界 微細会 尊像パーツ描き15(金剛輪4)
 2015-07-23 金剛界 微細会 尊像パーツ描き16(金剛輪5)
 2015-07-24 金剛界 微細会 尊像パーツ描き17(金剛輪6)
 2015-07-26 金剛界 微細会 尊像パーツ描き18(金剛輪7)
 2015-07-27 金剛界 微細会 下絵完成!
 2015-07-28 金剛界 微細会 下絵ギャラリー

以上

こうやってみるとなんというか予定調和ですな

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

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2015年07月29日

本紹介 No. 032『図説 ブッダ』

『図説 ブッダ』

前回『アジャンタとエローラ』の写真が素晴らしかった。

大村次郷氏の写真を載せた本が他になかったかなと本棚をみてみたら

ありました。

安田治樹 著、大村次郷 写真『図説 ブッダ』(河出書房新社 1996)


本書には実に様々な写真が掲載されていますが、その中にいくつかアジャンタ窟院壁画と思われる写真が比較的大きめに載っていてちょっと心が踊ります。
構成

A5変形、128ページ、カラー写真は94ページまで

構成は以下の通り。

     ブッダと日本人     中村 元
     釈尊の生涯       安田治樹
      序・釈尊とブッダ     
      釈尊誕生
      道を求めて
      布教の旅
      最後の旅

     仏教の美術       安田治樹
      仏教美術のはじまり
      仏像の創始

     ブッダの足跡をたどる  大村次郷
     関連年表・参考文献   安田治樹
     撮影記録
     仏跡・仏教美術関連地図
     あとがき        安田治樹・大村次郷


いきなり中村先生の序文だったのでちとびっくり。
内容

この本は二部構成になっている。

第一部は古代インド仏教美術とともに釈尊の生涯(仏伝)を辿り、また、古代インドの歴史と仏跡や遺構の発掘や現在の状況を伝える。

第二部は古代インドの仏教の美術や仏跡を時代や場所ごとに美術史上の特徴をまとめ紹介している。

以上の二部構成により、第一部で仏伝を通して古代インドの仏教美術や歴史への関心を寄せ、第二部では第一部で述べられた仏伝や仏跡、インド古代史などの内容が古代インド仏教美術を理解する上での基礎となり、また、第一部の古代インド仏教美術を鑑賞する上で第二部で得た美術史の知識が役立つという一粒で二度美味しい相互作用を行う構成となっている。

それぞれの内容は簡潔にまとめてあり文章は平易で読みやすく理解しやすい。特に第二部は著者のご専門のようで立板に水のごとくのありようです。

残念な点としては、釈尊の生涯に示される写真が仏跡の場合には解説に地名なり仏跡名があげられていますが、仏伝図の場合にはその所属がどこであるのかが図には示されていない。

それぞれの仏伝図の所在(所属)については巻末の撮影記録に一覧としてまとめられており、例えば、「3 アジャンター第2窟左廊 グプタ朝 6世紀前期 94.4.18」のようになっている。

できれば写真と一緒にそれぞれの仏伝図の所属などを載せていただけるとより見やすくわかりやすかったかと思う。

また、それぞれの写真が本文中に示される仏伝のエピソードのどれに対応するかを本文中に参照先として示していただけると良かったかと思う。

第一部の解説には少々不安があるものの全体としては古代インド仏教美術を様々な面から理解する上で良書だと思います。
曼荼羅作画とのかかわり

元はと言えば、大村次郷氏の他の写真、特にアジャンター窟院壁画の他の写真をみたいなということで読んだ本ですが、古代インド仏教美術を通してみた仏伝や仏跡、および、古代インド仏教美術の特色について簡潔にまとめられており大変読みやすかったです。

仏伝やジャータカをどのような表現方法で仏教美術として結実させるかという視点で見ると、曼荼羅がどのような観点で現在のかたちに結実せしめられたかということがおぼろげながら見えてくるように思います。

古代インド仏教美術の特色の中から群像表現や登場人物同士の相互関係、また、釈尊を仏足跡や菩提樹で暗示する表現方法や植物等を用いた豊富な装飾表現といった両界曼荼羅に通じる表現方法のいくつかが見て取れるように思います。

両界曼荼羅に見られるそれぞれの表現方法に何がしかの歴史的な背景が存在するという厚みのようなものを感じながら描きたいと思います。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ



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2015年07月28日

金剛界 微細会 下絵ギャラリー

金剛界 微細会 下絵完成ギャラリー

金剛界 微細会の下絵が完成しました。

微細会 下絵全体では各尊格が小さすぎて曼荼羅としての配置がよくわかりません。

というわけで、下絵完成ギャラリーをしてみます。

_DSC5565-Edit-Edit.jpg
(微細絵 中央解脱輪)

_DSC5565-Edit-Edit-2.jpg
(微細絵 東方解脱輪)

_DSC5565-Edit-Edit-3.jpg
(微細絵 南方解脱輪)

_DSC5565-Edit-Edit-5.jpg
(微細絵 西方解脱輪)

_DSC5565-Edit-Edit-6.jpg
(微細絵 北方解脱輪)

これだけ・・・

いくつか修正し忘れてたりして・・・

これで微細会はひとまず完了で、次は降三世会三昧耶会に進むみます。

ゆっくりではあっても少しづつ形ができてくるのはたのしい。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年07月27日

金剛界 微細会 下絵完成!

金剛界 微細会 下絵完成

微細会 尊像パーツ描きが終わって、下絵全体の製作に移ります。

下絵製図は今月の初め(2015/07/02の記事参照)につくりました。

尊像パーツの貼りつけ方などについては三昧耶会や供養会の時と基本的に同じですし、尊像パーツの記事をまとめている間に紋様などを下絵製図にすでに書き入れているのも三昧耶会や供養会のパーツ貼りの時と同じです(2015/06/26の記事参照)。

以下の行程は

  (1) 下絵製図にパーツ張り
  (2) パーツを貼った下絵の下絵の上に新しいトレペを乗せる
  (3) 新しいトレペに製図と尊像下絵を写す
  (4) 下絵完成!


となりますが、三昧耶会の下絵完成までの行程を見てもらうとわかりますが(2015/05/27の記事参照)、パーツ張りから下絵完成までは作成時間こそかかるものの同じような写真が並んでてつまらないので、ここでは割愛して・・・
下絵完成!

_DSC5565-Edit.jpg
(金剛界 微細会下絵 完成!)

微細会は外周諸天が供養会とほぼ同じなので描きやすく、諸尊に動きがあり、金剛座に座す姿も特徴的で良い。

自分で描くというところに立たないと九会のそれぞれに対する思いというのはここまで深くはならないで、さらっと流し見て終わりにしていたのだろうなと思います。

描くことによってしかわからないところまで入り込めるのはいいことです。

といっても図像が小さすぎてよくわからないので次回は下絵ギャラリーしたりします。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

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