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2019年12月01日

Platinum Winter Party! レビュー感想 待ってるだけじゃダメですね。王子様にわかるように、手を振らないと、です。

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異能力を持つ学生や教師たちと、ささやかな思い出を作ろう




…とあるんだけど、ささやかだと思っていると想定外に話が重い



死別や人種差別、階級社会に纏わるエピソードが多く、ファンタジーながらに、妙にリアルだ





最初に攻略したのが主人公を溺愛している若い叔母さんだったので、「源君物語」みたいなのを想像していたが、とても暗い話だった











主人公は性別選択可能で、パーティに招かれたキャラクターから、1人を選んでストーリーを進める



メインキャラは13名(男7/女6)、各キャラ1ルート



つまり見ようによっては、ギャルゲー、乙女ゲー、ホモゲー、百合ゲー全てのそれっぽい展開が存在する





マップを何往復もすることになるが、殆どのキャラクターの攻略は、それほど難しくない







主人公を含めたキャラクターが「匂いで人の本質を知る」などのプラチナと呼ばれる異能力を持っており、それに則したストーリーが展開される



選択肢も膨大に出て来るが、リアクションは、ほぼ同じ







キャラの性格を楽しむADV+RPGのようなゲームです。とあるが、その能力によってどのようなストーリーになるかを読み、キャラクターごとのエピソードを楽しむゲームだと解釈したね



どんなおかしな奴にも、どんな嫌な奴にも、そうなった背景がある


だからそれを、解き明かそうというね









評価C
60点


おすすめは叔母さんとルフィアのストーリーです。

2019年11月28日

コルヌ・コピア 〜不思議の住む街〜リン編めぐる春色 レビュー感想 カレンデュラ

「―――22ユーロと88サンティーム。
それが今の僕に残された、なけなしの全財産。」








舞台はフランス


とある事情からお金と住む家を失った主人公コウタは、偶然見かけたアルバイトのビラ1枚に、一縷の望みをかける



面接に向かう駅のホームで、見知らぬ少女と目が合う。




彼女の頭からは、見慣れないツノのようなものが生えていた

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このビラ1枚こそが、コウタの運命を決定的に変える「ふしぎけもの」との出会いだった…












人間に紛れて暮らしている、ふしぎけもの


人間には見えない筈の、ツノや尻尾が生えている





ところがなぜか、コウタだけはそれを見る事ができる…






主人公自身にも秘密があるわけだ。好奇心をそそられる


まるで童話やジブリのようだ。わくわくする














そんな、いまだ未完の長編ノベルADV。現在配信中のリン編を攻略。



プロローグ編からリン編クリアまでで、およそ8〜9時間。非常にボリュームがありましたね。



もうそろそろ終わるかなと思っても、そこが中盤です。











ゲームとしてのクオリティは、どこをとっても高い





何せイラストとスクリプターが、ほぼプロだからね(ほぼというのは、それ1本で食っているか未確認という意味)



2000年代アニメ風の作画は綺麗だし、ヨーロピアンで癒し系の音楽も雰囲気にマッチしてる


サントラや素材から使っているようだが、オリジナル曲もとてもいい


タイトル音楽がかなり好きだ。なかなかゲームスタートせずに、聴き入ってしまう











商業ゲームエッチなゲームにも参加しているスクリプターが有能で、システム面や画面演出が、非常に良くできている。プレイはノンストレスだ




ADVは紙芝居だと揶揄されるが、魅せ方を知ってる。全く飽きない










そして…



予想を遥かに上回る完成度だったのだが、同作者の担当しているシナリオが、精神的、かつ情緒的に訴えかけてくる、とてもいい物語だった



スクリプトより、シナリオを書くほうが向いているんじゃないかと思ったほどだ…



小話というサイドストーリーでバッドエンド後まで書かれていたり、細部まで凝っている









一部を除いて特定のキャラクターと恋愛するゲームではない、BLゲー、乙女ゲーやギャルゲーではないというコピーが強調されており、リン編はその一部で、即ち恋愛の話なんだが…



でもこれはギャルゲーじゃないよ…



あとがきにも「甘酸っぱい恋の物語」とあるけど…






命をテーマにした、切ない運命の物語…



鮮やかな純愛ドラマだね…







純粋すぎるヒロインのリンと、コウタの熱意に、私はとても心洗われてしまったよ…


近年のファンタジー恋愛ものでは、間違いなく屈指の出来






正直半泣きっすわ…









ネタバレ感想











主人公が家庭教師という設定なんで、さぞやリンを教育するのに大変だろうと思えば、賢い子で次々に知識を吸収していくのがよかった



これ重要。失敗ばかりの阿呆の子って苛々するんですよ



1度だけコウタの学校に来てしまったくらいで常軌を逸した行動もしないし、素直ないい子というキャラクターを立ててる


寧ろ、家庭教師設定は途中で消えていたな…










コウタとリンがかつて夢の中で出会っていて、最初の出会いが実は再会だったなんて、なかなかロマンチックだ。


お姉ちゃんは、今では年下(見た目年齢が)




ふたりにはジージの死が絡んでいて、花が枯れる=死ぬことを布石として打ってるのが、とても巧い展開だった






どうもこういう話に弱い。

ジージがリンに自分の墓を掘らせ、礼を言い永遠の眠りにつくシーンは、泣けてしまったな





花が枯れるまでがふわふわしたラブコメだっただけに、急激だ。


本作は恋愛ゲームではないものの、こういうところは恋愛ゲーム、ギャルゲーの王道だ










人間の命は短い。だがふしぎけものの人生(?)は途轍もなく、長い…


このファンタジー設定を恋愛に絡めたのもよかった。非現実的なのに、現実を感じてしまう。命なんてテーマを持ち出されるとね


「ルーンファクトリー4」のマーガレット編もこういう話だったな










でもここからがこのゲームが王道に見えて本当に一癖も二癖もあるところで、リンの所為でコウタが不老不死にされてしまう展開が怖いね



これまで築き上げてきたふたりの関係や甘酸っぱい空気が、全て消え失せる


画面だけじゃなく、気分まで暗くなる








ヒロインが主人公を嫌う展開はよくあるが、その逆で主人公がヒロインを嫌う(本当に嫌いになったわけじゃないが)パターンはかなり珍しい



胸が締め付けられる想いがした




ヒロインの告白に安易に答えた主人公が、手痛いしっぺ返しを食らう訳だ。何かへのアンチテーゼが込められている気がするな










エンド3は、コウタがリンをまるで獣のように犯したんだろうね。コウタが大好きだったリンが、コウタを怖がってるのが悲しすぎる





エンド4。メリーバッドエンド。将来破滅が待っているのに、短絡的な今だけの幸せを選ぶ…





作中でも何故か言及されていないが、コウタが不老不死になったからといって、リンとずっといっしょにいられるわけじゃないよね。


だってリンはあと数千年で死ぬんだから。




コウタがリンを受け入れてたとしても、リンが先に死ぬ…



リンもその事に気づいてないようだ…

独善的だからというのが、その理由ではないだろうが



まあだからこそ、これはバッドエンドだ









エンド2。意外といいエンディングじゃない?


少なくとも人間としての死が訪れるまでは「ずっと」一緒にいられるわけだし、そもそもずっといっしょにいたいと言ったのはリンなのだから、自分から人間に寄せるのは、当然のこと。


寧ろリン編の結末は、こうなると思っていた







エンド1。他人行儀で悲しい。ハチに至っては見送りにすら来ない。でもいつかまた会えるなら、希望はある







まあなんといってもハッピーエンドはその結末もさることながら、ストーリー展開が素晴らしい。伏線も上手だ。


かつて瀕死のリンを救ったのが、記憶を失う前のコータだなんて想像もしなかったよな。ましてや序盤も序盤











ちょっとマイナス面も挙げておくと…


色が薄くなる演出はいいが、絵をちゃんと描けなくなってる設定なので、色彩も狂ってると良かった。「画面が暗くなった」くらいの誤差しか感じなかった







ハッピーエンド後は、キャラクターを総出演させてもよかった。カドルたちにも、散々心配かけたわけだし…








そしてゲーム内容ではないが、宣伝文…






『もし、わたしとずっと一緒にいられるようになるなら……そうして、くれる?』

麒麟の少女、リンの「教育係」となることを選んだコウタ。

何も知らない真っ白な状態の教え子に
ひとつひとつ、知識を授けていく日々。

そんな日々を通して、二人は互いに惹かれていく。

けれどもある日、少女は識る。
人間とふしぎけものの間にある「歳月(じかん)」と言う名の隔たりを。

別離(わかれ)のいつかに怯える彼女が犯したのは、たったひとつの白いあやまち。








……



なぜかリン編のテーマや結末までを、ほとんど書いてしまっている



制作側にも何か思惑があったのだろうけど、これはネタバレしすぎじゃないか




ふたりの関係に変化が…くらいに留めた方がよかった



私はこのテキストをクリア後に読んだのでよかったが、クリア前だと面白さが半減していたかも




「どんな話になるのか」を想像するのが面白いのが、「ゲーム」だからね




「コヌル・コピア」は、特にそういうゲームだし










評価S+
90点


いやぁ…


面白かった…




あくまで「コルヌ・コピア 〜不思議の住む街〜 リン編めぐる春色」の評価であり、このゲームはまだまだ未完


ヨハンにふしぎけものが見えていたり、伏線もほとんど回収されていないので、総評できる日を楽しみに待ってます



ハティ編「夏夜の影狼」もやりましょうかね。アマル編とジャック編が配信されるまでにはね











しかしキャラクターの実年齢と外見年齢は、何歳という設定なのでしょうね…


コウタがリンを自分と同い年くらいだろうかと言ったが、身長差もあるし全然そうは見えない




まあぶっちゃけ、犯罪にしか見えないカップル





ファンタジーで、見た目がロリでも何千年生きてるからセーフという風潮

がぁるず☆パニック レビュー感想 インターネット老人会

ま〜〜〜たおっさんホイホイなゲームが出たな






とまずは感涙したのだが、「がぁるず☆パニック」は恋愛SLG+アクションパズルを融合させたゲームだ



これを聞いて懐かしいなと思った方は、恐らく私と同世代である





逆に今の若い人やキッズはピンと来ないかもしれないが、プレステ、サターン(セガサターンといって、セガのハード。セガは昔ハードメーカーだったんですよ)の時代、このようなギャルゲー+パズルゲームが大量にリリースされていた




恐らく50作品以上はあると思う









「ときメモ」や「サクラ大戦」などのヒットタイトルも、外伝作品としてパズルゲームを出していた



それも連続シリーズで、だ








「ときメモ」は「ときめきメモリアル 対戦ぱずるだま」「ときめきメモリアル 対戦とっかえだま」


これらのタイトルはゲーセンにもあった






そのまま「ときメモ2」の「ときめきメモリアル2 対戦ぱずるだま」に引き継がれた





「サクラ」は「花組対戦コラムス」などがある






丁度PS2あたりからだろうか、この流れが下火になって現在にいたる



なのでPS2の「ときメモ3」のパズルゲームは出ていない








他にも色々ある



「全国制服美少女グランプリファインドラブ」なんて露骨に怪し気なゲームまで出ていた



のちにPCエロゲーとして逆移植されたらしい









まあそんな時代のレトロゲームを思い起こさせるから懐かしいといったわけだが、ゲームとしても、これがなかなか面白い







ヒロインを3人選び、ストーリーシーンを経て、アクションパズルモードへ進む






ブロックくずしのアクション性を高めたようなシステムで、マウスドラッグでラインを引き、ボールを誘導しブロックを崩す
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妨害してくる敵やそれを倒すスキルも存在し、ゲーム性を高めている






ブロックを崩すとヒロインのスチルが表示され、またストーリーが進む







ヒロインはパートボイスで喋って、それぞれ違う絵師が描いている





この一連の流れも懐かしい






欠点を挙げるとフリーゲームにしては、難易度は結構高いんじゃないかと思う。あとちょっとなのにゲームオーバーということが何度かあった













評価C+
65点



作者の年齢は知らないが、このゲームをプレイしてる間、少しだけ子供に戻れました




まあオッサンのままなんですけど

2019年11月27日

6PEOPLE レビュー感想 写ルンです

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電車を舞台にしたフリーゲームってのは、どうも怪談や、奇妙な話が多い




「それじゃあ、またね。」「アナタイロ列車」「第七号車」…


これらは心霊要素があっても爽やかな後味だったが、本作、「6PEOPLE」はなかなかにぞっとする話だ









舞台は電車内


乗客として、1人目から5人目が乗ってくる







主人公は全くの謎の人物で、言葉を発しない。声をかけられても、なぜか答えない


声をかけてくるのも、1人だけだ








そして事件は起こる



クリア後、タイトル画面のある部分が数か所変化し、それにより真相がわかる…








…2周目をプレイするとなるほどねぇという感じだ



背景が細かく揺れてたり、画面、音声効果も芸が細かくて、なんだか本当に電車に乗っているような気分になってしまった。

こういうリアリティを感じられる演出は大事じゃないかと








評価C+
60点




多分芸能人をモデルにしたキャラデザも美麗だし、なかなかの良作でした。


ちょっと変わったゲームが好きな人は、やってみてはいかがでしょうか。










【その後】


「A man」という続編的ゲームが配信された。「ウィッシュルーム 天使の記憶」っぽい雰囲気だ。



これが3部作の2作目で、どうやらシリーズの謎は、3部作で解かれる、ということのようだが…。


「A man」の世界観を「6PEOPLE」に当てはめるだけでも、「6PEOPLE」の謎はある程度解けるな。

2019年11月26日

サイコロサイコ -第五の出目- レビュー感想 災子!聞け!不幸な災子を救いたい

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「【サイコパス恋愛ADV】サイコロサイコ -第五の出目-」…




今度のヒロインサイコは、災いの子と書いて、災子







親はどういうセンスをしとるんだ





光宙(ピカチュウ)以下のセンスじゃねーか








そんな、親に酷いDQNネームをつけられた災子…





産まれた瞬間から不幸なのに、とってもいい子なんだよね




このシリーズのヒロインたちは全員サイコパスって設定だけど、サイコパス要素、0





何をやっても裏目に出てしまう、不運で不幸な体質にも関わらず、必死に頑張る





花を愛し、誰もやらない花壇の手入れを毎日している、可憐な少女





父親がリストラされ、貧乏だが、それでも負けじと生活しているのが泣かせるね(対になるヒロインが金持ちのねねねなのが、上手い)










守りたい、この笑顔
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アレッ!?
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なんとゲーム開始10分で、ヒロイン死亡…

(;´Д`)









…と思いきや、どう見ても即死なのになぜか軽症で済む災子。凄いタフネスだ





嘘みたいだろ…?生きてるんだぜこれで…







実は逆にかなりの幸運なんじゃ…?
(;^ω^)














ストーリーは、そんな災子を不幸から救う事が目的。




ほんと、このシリーズでは珍しい純愛だ。何もサイコパスじゃない




次々に襲う不幸から、災子を救うめたろーくん…






やがてふたりは結ばれ、大人になる



だがそのシーンの背景が、駅のホーム…







あっ…(察し)となったが、やはりその通りであった。結末は全てをひっくり返す



めたろーくんを不幸にしてまで助かろうとしたし、シリーズで一番凶悪なヒロインでしょう









災子の深い闇やストーリーの核心にOPで触れていたり、計画通りのストーリーなんでしょうね



今回も実に痛快なサイコパスゲームでした




尚、真相がわかるバッドエンド呪いごっこを見てるかどうかで、トゥルーエンドの印象は、かなり変わるでしょうね。


私はバッドエンドを後から見ましたよ








評価C
65点



クリアパスワード5は、「ソ」…


2019年11月21日

ヤンデレIF レビュー感想 …私の事、ちょっぴり他の人より大切にしてね

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「ヤンデレIF」のレビューは以前「ヤンデレヒロイン」と一緒にやったんですが未完成だったため、完成版の感想を改めて書きます








「ヤンデレモノポリー」「ヤンデレホリック」「ヤンデレマッドネス」「ヤンデレメサイア」……それぞれ4作品のヒロインIFルートと、IF専用ヒロインルートが収録されており…







ヒロインの印象はかなり変わりましたね…







IFなのでヒロインが誰もヤンデレない、平和的ストーリーなんだけど、本編とちゃんとリンクしているし、もしかしたらこんな幸せな結末もあったのかな…なんて思わされた




本編は全て、ハッピーエンドとはいえない悲しい結末だからね





ネタバレあり。記載は攻略順。




尚、こちらで「ヤンデレマッドネス」は既に触れているので、割愛しています
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・「ヤンデレホリック」IFルート




鳴海よりもむしろ、真が虐められる描写がえぐい…
(;^ω^)



それなりに権力がある家庭なのだし、もっとスマートに解決出来たと思ってしまうが、それじゃストーリーにならないか




美容室に行く流れが「ヤンデレマッドネス」と同じなので、お前ら散髪大好きなの?
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まさか全員この流れ?


…なんて思ったが、この2人だけであった











・唯ルート




タイトル画面のヒロインが、やっと登場。まさか社会人編だとはね…


なんとなく女子高生をイメージしていた






主人公が全員「真」という同じキャラクターなんだけど、実は本編4作の時点で、もうIFだったんだね



時系列で、前のヒロインと結ばれなかったら?という前提で進んでたのね



実はモテモテの真が彼女を欲しがってるのが、なんとも滑稽だ






さてそんなヒロインを全員スルーすると登場する、唯。




キャラデザもかなり好みで、可愛いヒロインでした(おっぱいも大きいしな)
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このルートは原作がないので、完全にヤンデレ要素のない普通のギャルゲーだが、後でまさかの事実を知ることに…




うーん、これって実は真を追って来たのかな




だとすると、唯ルートも、少しホラーだ。女は怖いね。






このゲーム、攻略順でかなり印象が変わるよ







タイトル画面ではずっと後ろ姿のままなので、クリアしたら振り返るなんて演出があれば、小粋だったんじゃないかと
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宝籤の話は、流石にご都合主義すぎたね










・「ヤンデレモノポリー」IFルート





いや、これ…




明らかにメインヒロインでしょ






正直一番面白かった。ストーリーも長いし、気合いが違う…


一気に茜が好きになっちゃったよ。


まあ本編とは別人なのですが、こういう背景があるなら、ヤンデレても仕方ないよなあ…と


むしろこんな茜を捨てる前提の真くんが、畜生じゃないかと






家族を失った女性という他のヒロインにも通ずるテーマだが、設定はより重い


真と家族になっていく過程に、思わず感情移入してしまった
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「ヤンデレマッドネス」は、本編が夫婦からのスタートだからね








バッドエンドも印象的だ


ただでさえ甘々な雰囲気だし、主人公とヒロインの関係が破綻するバッドエンドはないと思っていたので、まさかここで唯が出て来るとはね


でもこの程度で、2人の関係は壊れない気がするな。別に浮気した訳でもないのだし




そして、やはり…







茜が案外いい歳なのもびっくりだ。

オタサーの姫みたいな格好なのに……


居酒屋の店員なのに!








真が25.26だとして、2つ上なら30前なんだね…



でもとってもかわいげがあって、守ってあげたくなる、いいヒロインでした。






守りたい、この笑顔

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そうでもねえな

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・「ヤンデレメサイア」IFルート



ともと兄妹になるまでと、なってからのお話。


重要人物の母親が、このルートでは可哀想にも死んでいる…






本編でともがグレてた話を聞いた時は意外性があったが、決して悪ではなかった


むしろ素直ないい子じゃないかな



もっとヒャッハー!みたいなのを想像していた




煙草も注意されて、すぐ止めたしね(私なら赤ちゃんに悪影響だからと止めさせる)。






本当に追い詰められただけの悲しい子なんだよ




真にお弁当を作ってもらうシーンは、ほろりとしちゃったよ
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(凄い箸の持ち方)






食事の話って、凄くリアリティが出るよね










評価B
75点


正直本編より面白かったんですが…



モノポリー、マッドネス、メサイア、唯、ホリックの順番で好きですね



なんでもバッドエンドに登場する女性キャラが主役の「ヤンデレパラレル」なる新作も予定されてるようで…


清涼感たっぷりのこのゲームとは真逆で、真くんがNTRれる胸くそ悪いゲームのようなので、楽しみです

2019年11月17日

死神探偵少女 レビュー感想 死神は、誰だ

目を覚ますと、謎の密室に閉じ込められていた主人公



だが記憶が無い…



そして側には、転がる死体…



殺人容疑をかけられた主人公の孤独な推理戦が、今始まる













「死神の館」で繰り広げられる、デスゲーム




定番のデスゲームに推理ADVをプラスした一作で、特別変わった設定はないが、ストーリーに重さがある、良作でした
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システムも至ってシンプルで死神の館を調査し、証拠を探し、推理戦では証言者の矛盾を指摘し、証拠品や意見を突き付ける、という「逆転裁判」スタイル
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推理ゲームとしての攻略難易度も低いし、ゲームオーバーがない親切設計なので、どんなにゲームが下手でもいつかは消去法でクリアできる



お約束の犯人当ても勿論ある








そしてやはり…




ストーリーが良い…






ADVはストーリーが何よりも命なのだが、もう既にネタギレしているデスゲーム系に、少しだけ新たな風を吹かせた事は評価すべきだよね







単純な勧善懲悪でもなく、プレイヤーに問い掛けをするゲームだ


そして最後、このデスゲームや「罪」について、プレイヤーは選択を迫られる…


最後の選択肢は、犯人当てよりもずっと迷うことだろう









プレイヤーと記憶喪失の主人公は、死神が誰かも推理するが、伏線やタイトル回収が、実に見事だった






推理がヒートアップした時に流れる音楽も、高揚感を高めてくれたね








1つ問題点を挙げると、デスゲームなのに生死をかけた緊迫感はまるでなかった



食料すら与えられてないはずなのに、どのキャラクターもなんとも余裕綽々だ



「ダンガンロンパ2」でも誰かが殺人を犯さない限り館から出れないというチャプターがあったが、あの緊張感からすると余りにも平和的過ぎた










評価B
70点


キャラクターはあやなが好きですね。ピンクの制服やミニスカから伸びる脚もエッチだしな。



続編が楽しみです。















【こぼれ話】


このスマホゲームのDL、10000を超えているのですよね。これは、現在のフリーゲームのテキストアドベンチャー・ノベルゲームでは、まずありえない数字です



しかしながら、ピークアウトこそしているものの、専用のDLサイトがあるように、
フリーゲームのテキストアドベンチャー・ノベルゲームの需要は、まだまだ高いと推測します



根拠は色々ありますが、一例を挙げると…



これは私しか持っていないネタなんですが、このブログのアクセス上位の多くは、テキストアドベンチャー・ノベルゲームなんですよ





逆にアクションは、なかなか閲覧されません。キーボードでアクションをやる事に抵抗があるユーザーが、いまだに多いのではと推測します(でもホラーは人気)











これは完全に想定外でした。上位20位中、15本がテキストアドベンチャー・ノベルゲーム。



この2ジャンルだけで1日2000アクセスを超える日もあり、新しく記事を書くと、待ってましたと言わんばかりに、アクセスが集中します。







読書離れの時代で、現代の若者は「本を読まない」、「読解力が無い」とよく言われますが…


実際にはそれすらも通り越して、最早「本を読めない」、「文章が書けない」というのは、間違いありません。




とあるお笑いコンビが「文字を読めない。漫画の文字ですら読み飛ばす」と言ってるのを聞いた時、
ああ、もうこういう時代なのだな。道理で本が売れない訳だなんて思ったものです






そのような背景もあり、CSのテキストアドベンチャー・ノベルゲーム自体が下火なので人気は無いと思っていたのですが、
恐らくテキストアドベンチャー・ノベルゲームというジャンル自体が好きな人は、CSではなく、フリー、またはスマホや同人に集まっている、という事なのでしょうかねえ…



しかもスマホでのプレイは、ハンデは殆どありません(それにしてはスマホゲームのヒット作は、何故かスマホでプレイしづらいアクション系が多いのですが…)









ネットでは、なろうを始めとする、アマチュア創作サイトも非常に活発です






活字はまだ死んでいません







全体数が少ないにしても、ビジュアルノベル、活字界隈は恐らく客が局地的に集中する傾向にあるのでは?と推測しています(ブックカフェのブームなども、その裏付け)

2019年11月16日

笑わない鬼 レビュー感想 紅茶をこぼしただけなのに

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SF、タイムリープによる歴史改変のゲームといえば「シュタインズゲート」などがありますが、自分の失敗を過去に戻って修正したところで、必ず歪みが出て、また別の障害が発生してしまう、というパターンがあります



そしてそれは、決まってかつての失敗よりも大きな禍となって、降り注ぐ





そんなSFストーリーを、タイムリープの能力を持つ主人公の視点で描いた一作












琴葉はタイムリープの能力を持つ、内気な女子大生


ある日、些細なきっかけで知り合った先輩と仲良くなるが、先輩の努力を台無しにする失敗をしてしまう




その失敗を修正するため、禁忌とされているタイムリープを使う



ところが歴史を修正した筈なのに、より大きな皺寄せが起こってしまった



琴葉は、修正できるまで何度もループするか、失敗した道を進む(修正しない)かの決断を迫られる…










ADVとしては多分バッドエンドはなく、いつかは必ず攻略できるゲームだが、どのようなルートで結末を迎えるかはプレイヤー次第



タイムリープものとしてはかなりシンプルでSF要素についての言及も殆どないが、女性の成長ストーリーとしてはとてもよかった




タイムリープという概念を通じて琴葉があるものを得るエンディングは、なんともハートウォーミングだ



タイトルの「笑わない鬼」の回収も実に綺麗



琴葉はもう、2度とタイムリープを使わない気がするね…















文章とプレイングも、テンポがよかった。


実は旧作の「合わせ鏡にキミはいない」「この先、行き止まり。」は積みゲーなので、初めて作者のゲームをクリアしましたね…










評価C
65点



立ち絵差分も何気に多い。



SFや女性の成長テーマが好きな人は、やってみては。

2019年11月15日

ドールリコレクト(推理デスゲーム)(第壱幕) レビュー感想 殺人劇のフィナーレなのです!m9っ`・ω・´)m9(`・ω・´)っ

主人公は、主を失った生を持つ人形たち(ドール)と出会う。
主無き人形に待つものは死。
…しかしそんな時、とある魔女が主人公と人形たちに提案した。

「ドール同士で殺し合いをしてもらう」
「主人公には犯人を当ててもらう。正解なら犯人は処刑、不正解なら犯人のドールを死ななくする」

主人公は、何故か自身と記憶を共有できる人形と共に、この奇妙なデスゲームに立ち向かう。











「フィギュアディテクト」の精神的続編



前作はフィギュア。そして今作はドール






今作も「ダンガンロンパ」がモチーフのようだが、大きく違うポイントとして、ダブル主人公なんだよね





人間とドール。それぞれの主人公の視点で捜査と推理をし、真犯人やトリックを推理していく
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(二人ならLに並べる。二人ならLを超せる)









ストーリーも面白いが、トリックや演出がなかなかに奇想天外で、推理バトルは、すぐには結論が出ない。


これだと確信しても、二転三転する。


プレイヤーも主人公も、真相にはそう簡単にたどり着けない



犯人と激論を交わし、さらには真犯人を、炙り出していく










この推理戦の攻防は、他のゲームではなかなか味わえないプレイ感覚だ。今回も手に汗握った












もう一つ大きな違いとしては、ボリュームが数倍になった



丁度「逆転裁判」から「逆転裁判2」くらいのボリュームアップだ




これは大きく評価が分かれるであろう部分で、残念ながら前作のような圧倒的スピード感、無駄のないストーリー展開は無くなってしまった




その代わり、会話シーンなどが大幅に増えた



ストーリーはとてもいいところで終わってしまう








現在は壱幕のみの配信で、弐幕からは制作の簡易化のために、ノベルゲームにするかもしれないというコメントがあるが…






いやそれは待って欲しい







「ゼノギアス」かよと










このシリーズはあくまで「推理ゲーム」である。タイトルに( )をつけるくらいには



レゲー時代の「ドラクエ」のような2Dマップを捜査し、証拠を集め、そして犯人を推理するゲームだ。


前作から同じシステムのものを、今になって変えるのは悪手ではないか



そして何より、作者もベストを尽くさないとあとから後悔するのではないか





フリーゲームの良さとして、製品ゲームと違い発売日による拘束がない、ということが挙げられる。発売延期はない。配信時期もフリーである




制作中止。または体験版だけ配信するも完成しなかったフリーゲームなど、腐る程ある


作者がいきなり失踪することなど、日常茶飯事だ






このシリーズのファンとしては、完成度最優先で、作者のメンタルや時間が許すのなら、何年かかろうともじっくり作って欲しい所存だ。



それだけ凄いポテンシャルを持った良作だからだ






あのゲーム面白いの最初だけですぐ駄目になったよね、なんて言われて話題にすらならない微妙なゲームを作るくらいなら、後年語り継がれる良作になるほうが絶対にいいはずだ




少なくとも私は、早く作れと急かしたりはしない。



そんなにケツの穴の小さい男ではない





「未来ラジオと人工鳩」ラジオでも言った通り、私のアナルは処女である






3年でも5年でも待つつもりだ




まあ色々書いたが結局フリゲはフリー。自由制作なので、好きにやってもらいたい。












評価B+
70点






弐幕マダァ-?
マダァ-?
(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン




もう急かしてんじゃねえか
(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・

2019年11月11日

圧倒的ハイ&ロー レビュー感想 神をも殺せる…圧倒的な安息の…ゲーム…!

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はたらきたくないっ…!


はたらきたくないっ……!






圧倒的…っ!





圧倒的ニートっ……!









そんな働きたくない主人公が、2億円を賭けてカードゲームで勝負する、ギャンブルゲーム。





ワン・ポーカー風のカードゲームで対戦するが、ルールは至ってシンプルで、ほぼ通念通りのものなので、誰でもすぐに覚えられる



「徒花の館」よりも、更にシンプルだ(敵の台詞にもルールは「超シンプル」とある)




福本の「カイジ」をパロディしているが、ただの一発芸に留まらず、心理戦カードゲームとしての描写が上手い






何より面白いのが、対戦中の福本風の演出や、キャラクターによる煽りだね





お馴染みざわ…ざわ…は勿論の事、実況解説もあって、臨場感が増している








特に心理戦に関する盛り上げが上手で、正直私は本気で戦っていたので、読み合いについて、非常にマッチした台詞で煽ってくれることに感心してしまった




予め用意されたものだと分かっていても、面白いものだ
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評価C+
65点



「カイジ」が好きな人もそうじゃない人も楽しめるでしょう。尚、ストーリーは今流行りのyoutuberをモチーフにしています。



カードゲームに勝利した主人公は、働くことを辞めるのか…?



それはあなたの目で見届けて欲しい




悪魔的…っ!


悪魔的怪作っ……!
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