最初に最大の欠点をいっちゃうと、さすがにゲーム性0というのは…
ビジュアルノベルといってもRPGの形式を取ってるので何らかのゲーム性が欲しかった。
5か所調べるポイントがあるのに、まさかエンディングに一切関係ないとは…
シナリオは共依存論というより、インターネット依存論って感じで、こういうテーマは大昔からあったが、過去作品の焼き直しで余り目新しい部分はない。
共依存論というテーマについて深く描写出来ているか?というと、残念ながらノーだと思う
エンディングは3種類
バッドエンドだと主人公が痛いツイカスそのもので面白かった。
バッドEND2はまだしも、バッドEND1は屑過ぎる。
でもこういう奴、ネットに一杯いるよね。メンヘラ男っぽいキャラがまともに見えるほど酷い。
主人公のやりたいことがポエムってのはメンヘラの典型で、そこから脱却できてないんで、他の題材のがよかった。小説とかね
メンヘラの主人公が色々ありつつも前向きにやっていく流れは結構きれいで、最終的にはいい話という感じだけど、エンディングは今まで寝る時に手放せなかったぬいぐるみを置いて一人で寝るってシーンのほうが、主人公の成長がハッキリしてよかったんじゃないだろうか。
外に出るだけならぬいぐるみは関係ないし。まあぬいぐるみに行ってきますというシーンはよかったけどね
評価 50点 良作です
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2017年08月05日
2017年08月04日
籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…
▼籠の街、攻略しました。非常にいいゲームでした。
ざっとレビューと軽い攻略をしていきます。ネタバレ全開なので、クリア後に読むことをオススメします
「少年は自問自答を繰り返す。」
街に住む大人になりたくない少年が、
人の思いに触れて少しだけ成長するお話。
▼オリジナリティ
普通のADVだが児童文学的で詩的な文章センスが凄い。ただ誤字脱字寸前の変な言い回しも多い。
いわゆるギャルゲーや乙女ゲーと違って攻略対象がおばあちゃんとか旅人とか、一風変わった人たちなのも面白い。昔こういうゲーム、よくあったよね
▼グラフィック
PS2初期を思わせる、古臭くも懐かしいタッチ。ひつじ村とか思い出した。総じて、絵がとても上手い。一枚絵がないのが惜しい。そしてエンディングに驚きの演出が(後述)
マナローラの画像を使ってるみたいだが、イメージビジュアルに海があったり、鳥が飛んでたりする割には海岸の街感は、0
▼音楽
フリー音源だが使い方が上手い。聞いてるとフリー音源でも好きになる
▼システム
快適で、スキップだけじゃなく次の選択肢までのカットも可能。ただ次の選択肢までを選ぶと重くなる
▼シナリオ
前述のようにフリーゲーム、同人ゲームでは滅多にない、児童文学的、詩的な文章表現、セリフ表現がとてもうまい。
逆にフリゲ、同人ゲーにありがちなラノベチックな文章が全く無い。
フリーゲームの面白いシナリオ数あれど、殆どがラノベ的、マンガ的なので、作者が何を題材にシナリオを吸収したのかは謎だが、こういう文章を書けるセンスは非常に貴重。特にお嬢様のセリフは知的で皮肉が効いてて面白い。
何故か大人になりたくないと思い込んでいる少年(13才くらいかな?)の大人になるための成長物語をベースに、恋愛、家族愛、兄弟愛などをミックスしている
攻略キャラは4人で、それぞれEDがノーマルエンドとグッドエンドで2種類、累計8種類のエンディングがある。リストでは上がノーマル、下がグッドで一覧を確認できる(普通は逆じゃないか?)
▼お嬢様編
唯一の恋愛シナリオ。
身分の違う幼馴染、というテーマだが本当に好きな人との恋愛をしたいお嬢様が定番の財産狙いの輩ども相手に奮闘。
執事もカッコイイ。(こういうキャラって大抵敵として出てくるからね)
ラストの手紙の連続は面白い演出だった。
2人はこの後、友達から恋人になるんだろうなあ…
2人で大人になる(意味深)なんやろなあ…
でもお嬢様、体調大丈夫かな?というところで終了。
恋愛の結末は描かれないが、決意を新たにしたことで、子供ながらに将来を誓い合う。ハートフルかつ、なかなか爽やかなカタルシス。80点。
…の筈だったのだが…
その時は想像もできなかったよ……
籠の街がこんな風になるなんて…(後述)
ノーマルエンドはドタバタ劇のまま終了で、恋愛にもならないし、ウェイトが何も成長できない。他のノーマルEDのような「今が楽しきゃいいじゃん!幸せ!」とムリに思い込むシーンもなし
▼おばあちゃん編
ウェイトがクソガキすぎてさっきのお嬢様編に比べると凄いギャップ
好きな女の前ではかっこつけても、祖母の前ではこんなもんなんだろう。
おばあちゃんが孫に厳しいという現実でさえ稀有なタイプで、その理由も深い。ちゃんと自分の死後のことも考えてる。
なんか高齢ニートの息子に対する母親のセリフみたいだな
凄いリアルだった。もしかしてモデルとか、いる?
80点
ノーマルエンドではそんなおばあちゃんがクソガキ相手に折れてしまう。
ウェイトがクソニートそのもので酷い
もうこれ半分バッドエンドだろ
▼坊や編
子供から大人へ、というテーマが一番顕著。
坊やが泣きながら家での現状を語るシーンで、不覚にも貰い泣きしそうになった。
このシナリオのウェイト、おばあちゃん編とはまた打って変わって、精神的に大人すぎる
お前もう、現代の大抵の大人より大人だよ
90点
バッドエンドは恒例の、何も成長せず今が幸せならいいじゃん(いいじゃん)エンド
実は最初こっちのEDになって、え?これがグッドエンド?と思った。
グッドエンドが見れない原因は最初旅人に会ってしまったから
これをやると1日浪費してしまい、どのルートでも強制ノーマルになる。引っかかった人、多いでしょ
▼旅人編
タイトルの籠の街の正体が明かされる。
何故か最後じゃなくても見れるが、シナリオ完結編
序盤から意味深なシーンが連続するが、他のシナリオと雰囲気がガラリと変わり、暗い話。まさか籠の街が流行り病によって主人公以外が死滅した街だったとはね…
伏線が実に巧妙で、旅人と出会うシーンで掠れたセリフが「懐かしい、僕は子供だった」と読めたり、「やっと人に会えた」「夜になればわかる」と街が滅亡していることを示唆していたり、序盤で回答を提示しているのが上手い。
この街が何もない地方都市である、というしつこく振っている話も見事な伏線になっている(そもそも「街」は都会を表すんだが、ってのがずっと疑問だった)。
ウェイトが「この街にあなたの期待するようなものはない」というシーンで、私は地方だから何もないと言ってるのだな、と、見事にミスリードされてしまった。これは作者の策略通りだろう
▼既に死んでしまったおばあちゃんたちからの手紙も泣ける。ネーミングをしない作風だと思っていたが、ここで初めて登場人物の名前が分かるのも妙なインパクトがある
更に、このシナリオで、初めて選択肢
無言だとグッドエンドだが、旅人相手に「言うつもりはない」にしてしまうと何故かバッドエンドになる。ウェイトの反応は同じなのに
この選択肢でエンディングが変わる必然性は、無い気が。ここでバッドになったプレイヤーも多いだろう
▼旅人の正体が大人になったウェイトなのは途中で気付いたが、まさかタイムスリップすることが夢というセリフが伏線になってるとは思わなかった。
携帯電話などの現代アイテムも出ないし、中世ヨーロッパっぽい(背景素材は現在のだろうけど)世界観でタイムスリップ?なんじゃそりゃ???と疑問に思ってはいたが、盲点だった(SFがメジャーじゃない時代にこんな発想をする少年、まあいないだろうし)
▼エンディングでともに旅立つ2人のシーンが、まさかのアニメムービー。
これにはビックリしたね。まさか動画まで作ってるとは。しかもデキが凄くいい
しゃろうのmorningも最高にマッチしてる(これ、フリー音源史上最高のBGMだと思う)
▼悲しい現実に絶望し、ずっと塞ぎ込んでいた主人公にまた笑顔が戻るシーンでは、この音楽も相俟って、涙腺が緩んじゃったよ。
そんな籠の街のピークは、間違いなくここ
そしてラストに籠の街ロゴが出て、旅人の正体に変わったタイトル画面に戻るまでが、ワンセット。
うわぁぁああ…
まるで映画のような演出だ。カタルシスが素晴らしい
怒涛の展開にはかなり引き込まれたし、感動もした。
いいシナリオだ、95点
▼総合評価、90点。ルーキーということでさほど期待してなかっただけに凄い良作でビックリだ。
何よりシナリオが泣けるわ。
泣きゲーだぞ、って方向性で押したほうがもっとDLされただろうね
公式HPのアクセス数(いまだに600〜。1000すらいかない…)などを見ても、ヒットしたとはいい難いが、これは記録より記憶に残る、隠れた良作だよ
作者は現在ウィッシュルーム(ラストウィンドウ)っぽいウタヒメトジュウセイというゲームを作ってるが、籠の街とはかなり違う雰囲気だが、これにも期待だ
▼最後に疑問だが、結局このゲームは、どこまで「大人になりたくない子供ウェイト」の妄想だったんだろうね
冒頭、旅人に話し掛けても他のキャラのルートに入り、ノーマルエンドは見れるので、ここだけ見ると同じ時系列に思われる。だが旅人と会った時点で街は滅亡していないとおかしい
3人のエンディング後のストーリーが旅人編なんだろうか
それとも、このゲームは全て旅人編でウェイトが見た妄想なんだろうか。
それはあまりにも切ないし、物的に手紙の存在が残ってるし、旅人は最初出てこないので、やはり3人のエンディング後のストーリーが旅人編と解釈した
どのエンディングも未来と希望があるだけに、街や住人が死滅してしまうのが本当に切ないゲームだね。
…え?そもそもSF的には、同一人物が同一時間に存在出来ない?出会った瞬間にお互いが消滅する、だからこの話はおかしい、だって?
(籠の街、冒頭風に)
いくら中世だからって、流行り病で死滅した街やそこに1人で住む少年を行政が放置するのはおかしい?
そんな街に残った食べ物なんかがクリーンなのはおかしい??汚染されるのが普通だって???
そもそもウェイトだけ病気にならないのはもっとおかしい???
重機もなにもない時代に、子供が1人であれだけの墓を作れるなんておかしい、どんな無尽蔵のスタミナだよって?????
家にあった手紙にずっと気付かなかったのは、もっとおかしい?????
おいおいよしてくれよ…感動に水をさすのは…
ウェイトは植木屋で鍛えられてるから、きっと体力があったんだよ…(小声)
えっ?まだあるのかい?????
そもそもご都合主義と矛盾に満ち溢れたシナリオ、設定だって??????
…か、籠の街はファンタジーだから…(震え声)
ざっとレビューと軽い攻略をしていきます。ネタバレ全開なので、クリア後に読むことをオススメします
「少年は自問自答を繰り返す。」
街に住む大人になりたくない少年が、
人の思いに触れて少しだけ成長するお話。
▼オリジナリティ
普通のADVだが児童文学的で詩的な文章センスが凄い。ただ誤字脱字寸前の変な言い回しも多い。
いわゆるギャルゲーや乙女ゲーと違って攻略対象がおばあちゃんとか旅人とか、一風変わった人たちなのも面白い。昔こういうゲーム、よくあったよね
▼グラフィック
PS2初期を思わせる、古臭くも懐かしいタッチ。ひつじ村とか思い出した。総じて、絵がとても上手い。一枚絵がないのが惜しい。そしてエンディングに驚きの演出が(後述)
マナローラの画像を使ってるみたいだが、イメージビジュアルに海があったり、鳥が飛んでたりする割には海岸の街感は、0
▼音楽
フリー音源だが使い方が上手い。聞いてるとフリー音源でも好きになる
▼システム
快適で、スキップだけじゃなく次の選択肢までのカットも可能。ただ次の選択肢までを選ぶと重くなる
▼シナリオ
前述のようにフリーゲーム、同人ゲームでは滅多にない、児童文学的、詩的な文章表現、セリフ表現がとてもうまい。
逆にフリゲ、同人ゲーにありがちなラノベチックな文章が全く無い。
フリーゲームの面白いシナリオ数あれど、殆どがラノベ的、マンガ的なので、作者が何を題材にシナリオを吸収したのかは謎だが、こういう文章を書けるセンスは非常に貴重。特にお嬢様のセリフは知的で皮肉が効いてて面白い。
何故か大人になりたくないと思い込んでいる少年(13才くらいかな?)の大人になるための成長物語をベースに、恋愛、家族愛、兄弟愛などをミックスしている
攻略キャラは4人で、それぞれEDがノーマルエンドとグッドエンドで2種類、累計8種類のエンディングがある。リストでは上がノーマル、下がグッドで一覧を確認できる(普通は逆じゃないか?)
▼お嬢様編
唯一の恋愛シナリオ。
身分の違う幼馴染、というテーマだが本当に好きな人との恋愛をしたいお嬢様が定番の財産狙いの輩ども相手に奮闘。
執事もカッコイイ。(こういうキャラって大抵敵として出てくるからね)
ラストの手紙の連続は面白い演出だった。
2人はこの後、友達から恋人になるんだろうなあ…
2人で大人になる(意味深)なんやろなあ…
でもお嬢様、体調大丈夫かな?というところで終了。
恋愛の結末は描かれないが、決意を新たにしたことで、子供ながらに将来を誓い合う。ハートフルかつ、なかなか爽やかなカタルシス。80点。
…の筈だったのだが…
その時は想像もできなかったよ……
籠の街がこんな風になるなんて…(後述)
ノーマルエンドはドタバタ劇のまま終了で、恋愛にもならないし、ウェイトが何も成長できない。他のノーマルEDのような「今が楽しきゃいいじゃん!幸せ!」とムリに思い込むシーンもなし
▼おばあちゃん編
ウェイトがクソガキすぎてさっきのお嬢様編に比べると凄いギャップ
好きな女の前ではかっこつけても、祖母の前ではこんなもんなんだろう。
おばあちゃんが孫に厳しいという現実でさえ稀有なタイプで、その理由も深い。ちゃんと自分の死後のことも考えてる。
なんか高齢ニートの息子に対する母親のセリフみたいだな
凄いリアルだった。もしかしてモデルとか、いる?
80点
ノーマルエンドではそんなおばあちゃんがクソガキ相手に折れてしまう。
ウェイトがクソニートそのもので酷い
もうこれ半分バッドエンドだろ
▼坊や編
子供から大人へ、というテーマが一番顕著。
坊やが泣きながら家での現状を語るシーンで、不覚にも貰い泣きしそうになった。
このシナリオのウェイト、おばあちゃん編とはまた打って変わって、精神的に大人すぎる
お前もう、現代の大抵の大人より大人だよ
90点
バッドエンドは恒例の、何も成長せず今が幸せならいいじゃん(いいじゃん)エンド
実は最初こっちのEDになって、え?これがグッドエンド?と思った。
グッドエンドが見れない原因は最初旅人に会ってしまったから
これをやると1日浪費してしまい、どのルートでも強制ノーマルになる。引っかかった人、多いでしょ
▼旅人編
タイトルの籠の街の正体が明かされる。
何故か最後じゃなくても見れるが、シナリオ完結編
序盤から意味深なシーンが連続するが、他のシナリオと雰囲気がガラリと変わり、暗い話。まさか籠の街が流行り病によって主人公以外が死滅した街だったとはね…
伏線が実に巧妙で、旅人と出会うシーンで掠れたセリフが「懐かしい、僕は子供だった」と読めたり、「やっと人に会えた」「夜になればわかる」と街が滅亡していることを示唆していたり、序盤で回答を提示しているのが上手い。
この街が何もない地方都市である、というしつこく振っている話も見事な伏線になっている(そもそも「街」は都会を表すんだが、ってのがずっと疑問だった)。
ウェイトが「この街にあなたの期待するようなものはない」というシーンで、私は地方だから何もないと言ってるのだな、と、見事にミスリードされてしまった。これは作者の策略通りだろう
▼既に死んでしまったおばあちゃんたちからの手紙も泣ける。ネーミングをしない作風だと思っていたが、ここで初めて登場人物の名前が分かるのも妙なインパクトがある
更に、このシナリオで、初めて選択肢
無言だとグッドエンドだが、旅人相手に「言うつもりはない」にしてしまうと何故かバッドエンドになる。ウェイトの反応は同じなのに
この選択肢でエンディングが変わる必然性は、無い気が。ここでバッドになったプレイヤーも多いだろう
▼旅人の正体が大人になったウェイトなのは途中で気付いたが、まさかタイムスリップすることが夢というセリフが伏線になってるとは思わなかった。
携帯電話などの現代アイテムも出ないし、中世ヨーロッパっぽい(背景素材は現在のだろうけど)世界観でタイムスリップ?なんじゃそりゃ???と疑問に思ってはいたが、盲点だった(SFがメジャーじゃない時代にこんな発想をする少年、まあいないだろうし)
▼エンディングでともに旅立つ2人のシーンが、まさかのアニメムービー。
これにはビックリしたね。まさか動画まで作ってるとは。しかもデキが凄くいい
しゃろうのmorningも最高にマッチしてる(これ、フリー音源史上最高のBGMだと思う)
▼悲しい現実に絶望し、ずっと塞ぎ込んでいた主人公にまた笑顔が戻るシーンでは、この音楽も相俟って、涙腺が緩んじゃったよ。
そんな籠の街のピークは、間違いなくここ
そしてラストに籠の街ロゴが出て、旅人の正体に変わったタイトル画面に戻るまでが、ワンセット。
うわぁぁああ…
まるで映画のような演出だ。カタルシスが素晴らしい
怒涛の展開にはかなり引き込まれたし、感動もした。
いいシナリオだ、95点
▼総合評価、90点。ルーキーということでさほど期待してなかっただけに凄い良作でビックリだ。
何よりシナリオが泣けるわ。
泣きゲーだぞ、って方向性で押したほうがもっとDLされただろうね
公式HPのアクセス数(いまだに600〜。1000すらいかない…)などを見ても、ヒットしたとはいい難いが、これは記録より記憶に残る、隠れた良作だよ
作者は現在ウィッシュルーム(ラストウィンドウ)っぽいウタヒメトジュウセイというゲームを作ってるが、籠の街とはかなり違う雰囲気だが、これにも期待だ
▼最後に疑問だが、結局このゲームは、どこまで「大人になりたくない子供ウェイト」の妄想だったんだろうね
冒頭、旅人に話し掛けても他のキャラのルートに入り、ノーマルエンドは見れるので、ここだけ見ると同じ時系列に思われる。だが旅人と会った時点で街は滅亡していないとおかしい
3人のエンディング後のストーリーが旅人編なんだろうか
それとも、このゲームは全て旅人編でウェイトが見た妄想なんだろうか。
それはあまりにも切ないし、物的に手紙の存在が残ってるし、旅人は最初出てこないので、やはり3人のエンディング後のストーリーが旅人編と解釈した
どのエンディングも未来と希望があるだけに、街や住人が死滅してしまうのが本当に切ないゲームだね。
…え?そもそもSF的には、同一人物が同一時間に存在出来ない?出会った瞬間にお互いが消滅する、だからこの話はおかしい、だって?
(籠の街、冒頭風に)
いくら中世だからって、流行り病で死滅した街やそこに1人で住む少年を行政が放置するのはおかしい?
そんな街に残った食べ物なんかがクリーンなのはおかしい??汚染されるのが普通だって???
そもそもウェイトだけ病気にならないのはもっとおかしい???
重機もなにもない時代に、子供が1人であれだけの墓を作れるなんておかしい、どんな無尽蔵のスタミナだよって?????
家にあった手紙にずっと気付かなかったのは、もっとおかしい?????
おいおいよしてくれよ…感動に水をさすのは…
ウェイトは植木屋で鍛えられてるから、きっと体力があったんだよ…(小声)
えっ?まだあるのかい?????
そもそもご都合主義と矛盾に満ち溢れたシナリオ、設定だって??????
…か、籠の街はファンタジーだから…(震え声)
姪っ子となつやすみ(試作版) レビュー感想 作画は全部描き直して欲しい
青年が姪っ子と同居するという日常系ゲーム。
余りにも短い体験版なのでレビューする部分もあまりないのだが、気になった点を纏めてみる
・作画レベルが致命的に低い
さすがにラフレベルを完成とするのはマズイ、これじゃDLして貰えない
完全版も同じ絵だが、描き直すべき
作者はサイトを見る限りちゃんと絵が描けるみたいだし
・バッドエンドが安易すぎる。
選択肢1個でバッドエンドになる。しかもかなり安直な展開。
というかそもそもバッドエンドが必要な題材ではない気がする
選択肢全部試したんだけど一人で起きる様に大人の対応をしてもバッドエンドとか、不条理以外の何物でもない
評価50点の凡作。現時点では面白さは未知数だが、面白い体験版ではなかった
夏を舞台にしたゲームなので、夏の間に完成版が出ることを期待します
余りにも短い体験版なのでレビューする部分もあまりないのだが、気になった点を纏めてみる
・作画レベルが致命的に低い
さすがにラフレベルを完成とするのはマズイ、これじゃDLして貰えない
完全版も同じ絵だが、描き直すべき
作者はサイトを見る限りちゃんと絵が描けるみたいだし
・バッドエンドが安易すぎる。
選択肢1個でバッドエンドになる。しかもかなり安直な展開。
というかそもそもバッドエンドが必要な題材ではない気がする
選択肢全部試したんだけど一人で起きる様に大人の対応をしてもバッドエンドとか、不条理以外の何物でもない
評価50点の凡作。現時点では面白さは未知数だが、面白い体験版ではなかった
夏を舞台にしたゲームなので、夏の間に完成版が出ることを期待します
2017年08月02日
モノラル虹彩 レビュー感想 右耳が恋人
2017年08月01日
アカイイカア レビュー感想 青鬼ならぬ赤鬼
【内容】このゲームは赤い化け物から逃げつつ、謎を解き進めながら謎の建物からの
脱出を目指すホラー脱出ゲームです。ストーリー性はほぼないです。
謎の言葉アカイイカアの謎を解きながら館からの脱出を目指す短編ホラーADVを攻略しました
最終セーブで18分だったが非常に濃厚なホラーだった。脅かし系のテクニックがうまく、油断したところでアカイイカアのアップになるのがやはり怖い
謎解きはヒントが多いので詰まることはないが、画面が暗いのでヒントそのものを見落とすかもしれない。
私は小部屋の鍵を使ったところでヒントを見逃し、いきなり高速で詰め寄ってくるアカイイカアに殺されて悲鳴をあげた
逃げアクション要素もあるが、このゲームはホラーでは珍しくダッシュがなく、斜め移動が使える。
敵もさほど速くないのでアクションが下手でも遊べるし、かといって緊張感がないかといえば血だまりを踏むと減速するシステムでそれを解消しているのがうまいね
総じてとても良く出来た良作だった。70点
ところで結局アカイイカアってなんだったんだろうね。まあ明らかに敵クリーチャーの事なんだけど、それが何かってのは謎のまま終わってしまったね。何せストーリー要素がほぼないから
唯一の生存者である若い男が意味ありげなことを言ってたくらいでほとんど情報がない。
逆から読んでもアカイイカアになるが、何かの暗号だろうか。
文章的な情報が0なので、見た目から推理してみる
このクリーチャーは間違いなくネットで有名な「あたしはもうお嫁にいけません」が元ネタ。
立島夕子氏は、この絵について「当時24歳、この絵を描いた当時私はある男性に付きまとわれ精神的に危篤でした。その男性の行動と過去の強姦未遂のトラウマが重なり表現された絵です。この絵は全ての性犯罪に対する私の決死の反逆の絵です。」と述べている。
強姦未遂ってのが大きなヒントである。作中ではアカイイカアが出現するときに、赤ん坊の泣き声がするのはそのためだろう
ここで、「あたしはもうお嫁にいけません」を早口で言ってみる
「あたしはもうお嫁にいけません」!!
「アタシヤモメマセン」!!
「アタシモアッ」!!
脱出を目指すホラー脱出ゲームです。ストーリー性はほぼないです。
謎の言葉アカイイカアの謎を解きながら館からの脱出を目指す短編ホラーADVを攻略しました
最終セーブで18分だったが非常に濃厚なホラーだった。脅かし系のテクニックがうまく、油断したところでアカイイカアのアップになるのがやはり怖い
謎解きはヒントが多いので詰まることはないが、画面が暗いのでヒントそのものを見落とすかもしれない。
私は小部屋の鍵を使ったところでヒントを見逃し、いきなり高速で詰め寄ってくるアカイイカアに殺されて悲鳴をあげた
逃げアクション要素もあるが、このゲームはホラーでは珍しくダッシュがなく、斜め移動が使える。
敵もさほど速くないのでアクションが下手でも遊べるし、かといって緊張感がないかといえば血だまりを踏むと減速するシステムでそれを解消しているのがうまいね
総じてとても良く出来た良作だった。70点
ところで結局アカイイカアってなんだったんだろうね。まあ明らかに敵クリーチャーの事なんだけど、それが何かってのは謎のまま終わってしまったね。何せストーリー要素がほぼないから
唯一の生存者である若い男が意味ありげなことを言ってたくらいでほとんど情報がない。
逆から読んでもアカイイカアになるが、何かの暗号だろうか。
文章的な情報が0なので、見た目から推理してみる
このクリーチャーは間違いなくネットで有名な「あたしはもうお嫁にいけません」が元ネタ。
立島夕子氏は、この絵について「当時24歳、この絵を描いた当時私はある男性に付きまとわれ精神的に危篤でした。その男性の行動と過去の強姦未遂のトラウマが重なり表現された絵です。この絵は全ての性犯罪に対する私の決死の反逆の絵です。」と述べている。
強姦未遂ってのが大きなヒントである。作中ではアカイイカアが出現するときに、赤ん坊の泣き声がするのはそのためだろう
ここで、「あたしはもうお嫁にいけません」を早口で言ってみる
「あたしはもうお嫁にいけません」!!
「アタシヤモメマセン」!!
「アタシモアッ」!!
「アカイイカア」!!
よしこれだ
よってアカイイカアというのは強姦され自殺してしまった女性の成れの果てなんだろう。
赤ん坊はその子供だが、気の毒にも中絶された赤ん坊なのだろう。だから泣き叫んで母親であるアカイイカアを探しているんだろうな。
とそれっぽく言ってみましたが、答えが分かる人は情報下さい。
無慈悲な笑顔 レビュー感想 無慈悲な言葉だけが、デタラメに雨にあふれてる
2017年07月31日
ヤンジャンのもぐささんは食欲と闘うが打ち切り。その理由を探る
もぐささんは食欲と闘うが打ち切りっぽいんだけど、最初から最後まで変な続編だった。
何が変かって、続編の意義が全く無い謎の続編であること。
前作とは余りにも変わり果てている事、似て非なるものであること
そもそも前作終盤で既にマンネリ化していたし、売上も落ちていたのに続編というのが不思議だが(あのときも打ち切りといわれてた)、結果として、ストーリーも中途半端で、短期終了のクオリティの低い漫画として終わってしまった
前作の中盤までは本当に面白い漫画だっただけに残念
打ち切りということでその原因を探ってみる
1.単純な絵の劣化
前作もぐささんは絵が綺麗でスッキリした構図に可愛い女性キャラ、シャープでカッコいい男性キャラと、優れた作画の条件を満たしていたが(これを新人が週刊で描いてたのだから凄い)、続編はそれら全てが酷い
こっちが「え゛っ!?」って言いたいよ
これ、知らない人は下が前作でしょ?だって下手だもん、って思うくらい絵に差があるけど、上が前作、しかも序盤なんですよ
新人が初の週刊連載でこの作画レベルとか、すごいね。
女性キャラもスタイルがよくて可愛いし、髪の毛なども精細に描かれてるが、続編はキャラの線が太くなり、デブっててブサイクなんですよ。
デフォルメ顔を多用しすぎで、ヴィジュアル的にもしつこくて胃に凭れる。
髪の毛も大幅に簡略化しているが、作画がキツイのだろう。るろうに剣心の和月伸宏も、週刊連載で髪の毛をデフォルメしたと言っていた
2.舞台設定の変更、まさかの前作レギュラー全員リストラ、更には新キャラがショボイ
恋人の小口くんすらまさかのリストラ。前作は小口くんの視点でもぐささんを見るというストーリーだからこそ成立したのに、とんでもない愚策。
よってもぐさが、一方的に暴走するだけの、ただの痛い子になってしまった(しかもキャラクター性も知的からは程遠い阿呆の子に)
前作の委員長とか、いいキャラしてたのに最終回にちょっと出るだけという余りにも酷い扱い
新キャラはキャラも立ってないし絵的にもモブ臭い
今作、もぐさの親友キャラの水戸忍。些細なことでブチギレる。頭おかしいんですか?
おにぎりを食べながら走ってくるという、なんかもう、キャラ立てが雑すぎて、痛すぎてどうでもいい存在です(しかもキャラが佐野と被っちゃってるし、シャツもダサイし)
一方、前作のもぐさの親友キャラ、平ちぐみ(委員長)。ぶっちゃけ、キャラデザはもぐさよりも正統派ヒロインしてて可愛かった。
ヒロインの代名詞である黒髪ロングが、ヒロイン以外で使われるのは珍しいかも
小口のよき理解者でもありました。グルメマンガとしても、もぐさの対極のキャラとして登場し、クールで、衣装も可愛く、キャラ立ても丁寧
頭がいいキャラとして描かれ、小口のもぐさへの気持ちにも最初から気付いてる(頭がよくなくても普通気付くが)
役割が一貫しており、終盤まで、2人が付き合うためにアドバイスをしたりと、活躍するシーンが多かった。委員長がいなかったらあのハッピーエンドもなかったかも、というくらいには
え?水戸の活躍も教えてくれって?
マジでどうでもいい扱いのキャラなんで、(役割は)何もないです
3.青年雑誌なのに男性キャラが少女漫画、乙女ゲームのようなスカしたイケメンで、男性読者のハナについた
前作の男性キャラは、小口くんは素直な好青年で、佐野もアホながらに真っ直ぐな奴で、イヤミがなかった
君に届けのピンのような、長身でガタイのいい、ワイルド系イケメンの佐野。男性読者にウケる王道親友キャラ
ところが何故か今回の男キャラはイケメンのすかした奴ばかり。
しかも大口なだけで、能力が高い訳でも活躍の場があるわけでもない、意味不明なポジション。いなくても成立するくらい。
なのにそれがなぜかもぐさの恋人候補っぽく登場するので、NTR臭さが嫌な読者も多いんじゃないか
まるで調教。徐々に堕ちていくもぐさ……。ビクン!!悔しい…っ!でも感じちゃう…っ!
鬼のいぬ間に…
このキャラクター性や描写が完全に女性読者向けで、青年漫画としてはかなり大きな違和感があるし、そもそも「男から見たイケメン」と、「女から見たイケメン」は大きな差があります
近年はオタク女子も増え、腐女子という言葉もメジャーなスラングになり、ヤンジャンも女性読者が増加傾向にあるんだろうけど、ヤンジャンの読者層、ボリュームゾーンはあくまで20代〜30代の青年じゃないでしょうか。だって「青年誌」なんですから。ターゲットもそこを中心にすべき
それがなぜか女性向けの描写ばかり。
しかも「続編」なのに「前作」とはそこがまるで違うとなれば、読者も当然離れます。あ、なんかもぐささん変わっちゃったな…今回はつまらないな…と。
前作の小口くんはもぐさを全力で守ってた
イケメンってのはこういうことじゃないか?
なのに今作の男性キャラは、ジャマばかりする。ただ適当にスカしてるだけで中身スカスカキャラです
最後も大学生で会社立ち上げたとか、勘違い意識高い系っぽい痛いキャラ
そして作者の絵が美醜の感覚に疎いので、イケメンがいうほどイケメンに見えない。
なのに、しつこく凄いイケメン!超イケメン!!とまで連呼されるので、単純に鬱陶しいし、違和感が生じる。
小口や佐野もイケメンのハズだけど、なんか違うの?と。
4.食事シーンが汚い。しかもゲテモノ好きキャラ(↑のダメキャラと同キャラなので、ダメ度も2倍)までいる始末
致命的
前作はステルス食いがテーマなのでこのテのメシマンガにしては割と綺麗だったが、今回はもう汚いのなんの…。
前作終盤も、ただの汚らしいフードバトルマンガに成り下がっていたので、改善しないままやってしまった
ゲテモノ料理キャラまで登場させたが、グルメマンガとしての、超えちゃいけないライン、考えろよ。
これが許されるのは、かみやたかひろ先生のOH!MYコンブだけなんだよ(しかもコンブはコミックボンボン。子供向け雑誌と同じことを、青年誌がやりますか普通?)
5.食欲と闘うというテーマがそもそも意味不明
闘うのは結構だが、作中の描写と読者の温度差が凄まじい
もぐさがまるで食欲に負けたら死ぬくらいのカンジなんで、読んでて違和感がある。そんなことどうでもよくない?と冷めてしまう
そもそも、もぐさは事有るごとにこんなことじゃ小口君に…小口君にぃいいいいい!と叫ぶんだけど小口君は別に、もぐさがよく食べる事に対して否定的ではないんですよ。
ましてやシナリオ上の行間を読むと、もぐさがそのことを理解してないってのは、前提からしてありえません。付き合ってからも結構長いし
なので作品性、コンセプトの全てが根本から崩れ去るわけです
6.恋愛要素がほぼ廃止
小口がほとんど登場せず遠距離恋愛という設定。恋愛要素はほぼなし。前作はラブコメとグルメでバランスがよかったが、今回はグルメだけなので読者が飽きる
7.続編としてのメリットがない
冒頭でも少し触れました。
漫画にしろゲームにしろ、続編もの最大のメリットは、やはり前作を踏襲した展開や、前作キャラクターの登場によるアツイ展開でしょう
だが、本作にも一応小口君は登場するものの、ほぼゲストキャラで、他のメインキャラに至っては最後に少し出るだけで一切登場しない
しかもその代わりに出るキャラクターが、まさかの大食い女王のみ(それも登場シーンが、「このキャラはまさか!?」という、謎の自信満々な引き方)
ええぇぇ…一番いらない子じゃん…。
マジでどんな判断だ
汚らしいとしか言えない前作の戦犯キャラ
まあね、出した意図は分かるんですよ(結果スベっているとはいえ)。
今回が食欲と闘うという意味不明な謎テーマだからその真逆で大食いキャラを出すってのは
でも、その代わりにレギュラーキャラを除外するというのが、本当に意味不明です。
帰省する話で地元に残った前作キャラとの再会があるものと期待するや、全員全国に散らばったという謎の設定により、誰もいません(旧キャラは飛び散ったドラゴンボールかよ)
他に登場するのは、もぐさの家族とか端役だけです。このキャラたちがレギュラーより人気だとでも?
読者としてはちっともワクワクしない展開なんですよ
8.そもそも舞台が大学である
もぐさも女子大生になっている。
結論からいうと大学を舞台にした漫画でヒット作は殆どない。
高校を舞台にした漫画のヒット作は大量にあるのに(より娯楽性の高いゲームとなると、大学が舞台のヒットゲームはほぼない)
まあぶっちゃけ、大学という世界が高校に比べてあんまり面白くないからだと思うんですよね…
「青春」といえば高校までで、大学生活はフリーターとほぼ変わらないし
毎日出るわけじゃないし、バイトばかりしてる学生もいるし…
続編はなぜかその大学のつまらなさを反映して、もぐさがバイト生活までしてる。
これ、何も面白くない
制服もないしね…(これを言いたかっただけ)
羅列したが、特に1.2は致命的だったんじゃないか。
折角の続編なのにキャラ総入替とかガッカリした。前作キャラのその後が見たかった。恋人になった小口ともぐさの描写とかもね
編集がテコ入れでもしたのか、ただのネタギレなのか、明らかに方向性を間違えた。
前作が好きだっただけに、勿体無い漫画だった。
【後日談。2020年追記】
作品までは否定しないが、「100日後に死ぬワニ」の一連の騒動は本当にくだらない。
だが思わぬところで収穫もあった
それは、本家より遥かに面白いパロディが量産されたことだ
発想が面白く、タイトルだけで笑ってしまうものもある
twitterでも数多くのバズり漫画が出ている
中でも、打ち切りにされた「もぐささん」が「1いいね1円で晩ごはんを食べる腹ペコ女子」としてまさかの復活を遂げたことが私にとって嬉しい。絵柄こそ違うものの、もぐさ……らしきキャラも女子高生に若返っている
既に「もぐささん」を知らないキッズが大勢いることに時代の流れを感じた。
ただでさえヤングジャンプという青年誌だし、彼らには縁がない漫画なのだろう
元ネタが電通ということで、書籍化は無理なのだろうか?しても集られるだろうか。
大竹さんはこれを機にどこかの編集の目に留まり、もうワンチャン掴んで欲しい。
何が変かって、続編の意義が全く無い謎の続編であること。
前作とは余りにも変わり果てている事、似て非なるものであること
そもそも前作終盤で既にマンネリ化していたし、売上も落ちていたのに続編というのが不思議だが(あのときも打ち切りといわれてた)、結果として、ストーリーも中途半端で、短期終了のクオリティの低い漫画として終わってしまった
前作の中盤までは本当に面白い漫画だっただけに残念
打ち切りということでその原因を探ってみる
1.単純な絵の劣化
前作もぐささんは絵が綺麗でスッキリした構図に可愛い女性キャラ、シャープでカッコいい男性キャラと、優れた作画の条件を満たしていたが(これを新人が週刊で描いてたのだから凄い)、続編はそれら全てが酷い
こっちが「え゛っ!?」って言いたいよ
これ、知らない人は下が前作でしょ?だって下手だもん、って思うくらい絵に差があるけど、上が前作、しかも序盤なんですよ
新人が初の週刊連載でこの作画レベルとか、すごいね。
女性キャラもスタイルがよくて可愛いし、髪の毛なども精細に描かれてるが、続編はキャラの線が太くなり、デブっててブサイクなんですよ。
デフォルメ顔を多用しすぎで、ヴィジュアル的にもしつこくて胃に凭れる。
髪の毛も大幅に簡略化しているが、作画がキツイのだろう。るろうに剣心の和月伸宏も、週刊連載で髪の毛をデフォルメしたと言っていた
2.舞台設定の変更、まさかの前作レギュラー全員リストラ、更には新キャラがショボイ
恋人の小口くんすらまさかのリストラ。前作は小口くんの視点でもぐささんを見るというストーリーだからこそ成立したのに、とんでもない愚策。
よってもぐさが、一方的に暴走するだけの、ただの痛い子になってしまった(しかもキャラクター性も知的からは程遠い阿呆の子に)
前作の委員長とか、いいキャラしてたのに最終回にちょっと出るだけという余りにも酷い扱い
新キャラはキャラも立ってないし絵的にもモブ臭い
今作、もぐさの親友キャラの水戸忍。些細なことでブチギレる。頭おかしいんですか?
おにぎりを食べながら走ってくるという、なんかもう、キャラ立てが雑すぎて、痛すぎてどうでもいい存在です(しかもキャラが佐野と被っちゃってるし、シャツもダサイし)
一方、前作のもぐさの親友キャラ、平ちぐみ(委員長)。ぶっちゃけ、キャラデザはもぐさよりも正統派ヒロインしてて可愛かった。
ヒロインの代名詞である黒髪ロングが、ヒロイン以外で使われるのは珍しいかも
小口のよき理解者でもありました。グルメマンガとしても、もぐさの対極のキャラとして登場し、クールで、衣装も可愛く、キャラ立ても丁寧
頭がいいキャラとして描かれ、小口のもぐさへの気持ちにも最初から気付いてる(頭がよくなくても普通気付くが)
役割が一貫しており、終盤まで、2人が付き合うためにアドバイスをしたりと、活躍するシーンが多かった。委員長がいなかったらあのハッピーエンドもなかったかも、というくらいには
え?水戸の活躍も教えてくれって?
マジでどうでもいい扱いのキャラなんで、(役割は)何もないです
3.青年雑誌なのに男性キャラが少女漫画、乙女ゲームのようなスカしたイケメンで、男性読者のハナについた
前作の男性キャラは、小口くんは素直な好青年で、佐野もアホながらに真っ直ぐな奴で、イヤミがなかった
君に届けのピンのような、長身でガタイのいい、ワイルド系イケメンの佐野。男性読者にウケる王道親友キャラ
ところが何故か今回の男キャラはイケメンのすかした奴ばかり。
しかも大口なだけで、能力が高い訳でも活躍の場があるわけでもない、意味不明なポジション。いなくても成立するくらい。
なのにそれがなぜかもぐさの恋人候補っぽく登場するので、NTR臭さが嫌な読者も多いんじゃないか
まるで調教。徐々に堕ちていくもぐさ……。ビクン!!悔しい…っ!でも感じちゃう…っ!
鬼のいぬ間に…
このキャラクター性や描写が完全に女性読者向けで、青年漫画としてはかなり大きな違和感があるし、そもそも「男から見たイケメン」と、「女から見たイケメン」は大きな差があります
近年はオタク女子も増え、腐女子という言葉もメジャーなスラングになり、ヤンジャンも女性読者が増加傾向にあるんだろうけど、ヤンジャンの読者層、ボリュームゾーンはあくまで20代〜30代の青年じゃないでしょうか。だって「青年誌」なんですから。ターゲットもそこを中心にすべき
それがなぜか女性向けの描写ばかり。
しかも「続編」なのに「前作」とはそこがまるで違うとなれば、読者も当然離れます。あ、なんかもぐささん変わっちゃったな…今回はつまらないな…と。
前作の小口くんはもぐさを全力で守ってた
イケメンってのはこういうことじゃないか?
なのに今作の男性キャラは、ジャマばかりする。ただ適当にスカしてるだけで中身スカスカキャラです
最後も大学生で会社立ち上げたとか、勘違い意識高い系っぽい痛いキャラ
そして作者の絵が美醜の感覚に疎いので、イケメンがいうほどイケメンに見えない。
なのに、しつこく凄いイケメン!超イケメン!!とまで連呼されるので、単純に鬱陶しいし、違和感が生じる。
小口や佐野もイケメンのハズだけど、なんか違うの?と。
4.食事シーンが汚い。しかもゲテモノ好きキャラ(↑のダメキャラと同キャラなので、ダメ度も2倍)までいる始末
致命的
前作はステルス食いがテーマなのでこのテのメシマンガにしては割と綺麗だったが、今回はもう汚いのなんの…。
前作終盤も、ただの汚らしいフードバトルマンガに成り下がっていたので、改善しないままやってしまった
ゲテモノ料理キャラまで登場させたが、グルメマンガとしての、超えちゃいけないライン、考えろよ。
これが許されるのは、かみやたかひろ先生のOH!MYコンブだけなんだよ(しかもコンブはコミックボンボン。子供向け雑誌と同じことを、青年誌がやりますか普通?)
5.食欲と闘うというテーマがそもそも意味不明
闘うのは結構だが、作中の描写と読者の温度差が凄まじい
もぐさがまるで食欲に負けたら死ぬくらいのカンジなんで、読んでて違和感がある。そんなことどうでもよくない?と冷めてしまう
そもそも、もぐさは事有るごとにこんなことじゃ小口君に…小口君にぃいいいいい!と叫ぶんだけど小口君は別に、もぐさがよく食べる事に対して否定的ではないんですよ。
ましてやシナリオ上の行間を読むと、もぐさがそのことを理解してないってのは、前提からしてありえません。付き合ってからも結構長いし
なので作品性、コンセプトの全てが根本から崩れ去るわけです
6.恋愛要素がほぼ廃止
小口がほとんど登場せず遠距離恋愛という設定。恋愛要素はほぼなし。前作はラブコメとグルメでバランスがよかったが、今回はグルメだけなので読者が飽きる
7.続編としてのメリットがない
冒頭でも少し触れました。
漫画にしろゲームにしろ、続編もの最大のメリットは、やはり前作を踏襲した展開や、前作キャラクターの登場によるアツイ展開でしょう
だが、本作にも一応小口君は登場するものの、ほぼゲストキャラで、他のメインキャラに至っては最後に少し出るだけで一切登場しない
しかもその代わりに出るキャラクターが、まさかの大食い女王のみ(それも登場シーンが、「このキャラはまさか!?」という、謎の自信満々な引き方)
ええぇぇ…一番いらない子じゃん…。
マジでどんな判断だ
汚らしいとしか言えない前作の戦犯キャラ
まあね、出した意図は分かるんですよ(結果スベっているとはいえ)。
今回が食欲と闘うという意味不明な謎テーマだからその真逆で大食いキャラを出すってのは
でも、その代わりにレギュラーキャラを除外するというのが、本当に意味不明です。
帰省する話で地元に残った前作キャラとの再会があるものと期待するや、全員全国に散らばったという謎の設定により、誰もいません(旧キャラは飛び散ったドラゴンボールかよ)
他に登場するのは、もぐさの家族とか端役だけです。このキャラたちがレギュラーより人気だとでも?
読者としてはちっともワクワクしない展開なんですよ
8.そもそも舞台が大学である
もぐさも女子大生になっている。
結論からいうと大学を舞台にした漫画でヒット作は殆どない。
高校を舞台にした漫画のヒット作は大量にあるのに(より娯楽性の高いゲームとなると、大学が舞台のヒットゲームはほぼない)
まあぶっちゃけ、大学という世界が高校に比べてあんまり面白くないからだと思うんですよね…
「青春」といえば高校までで、大学生活はフリーターとほぼ変わらないし
毎日出るわけじゃないし、バイトばかりしてる学生もいるし…
続編はなぜかその大学のつまらなさを反映して、もぐさがバイト生活までしてる。
これ、何も面白くない
制服もないしね…(これを言いたかっただけ)
羅列したが、特に1.2は致命的だったんじゃないか。
折角の続編なのにキャラ総入替とかガッカリした。前作キャラのその後が見たかった。恋人になった小口ともぐさの描写とかもね
編集がテコ入れでもしたのか、ただのネタギレなのか、明らかに方向性を間違えた。
前作が好きだっただけに、勿体無い漫画だった。
【後日談。2020年追記】
作品までは否定しないが、「100日後に死ぬワニ」の一連の騒動は本当にくだらない。
だが思わぬところで収穫もあった
それは、本家より遥かに面白いパロディが量産されたことだ
発想が面白く、タイトルだけで笑ってしまうものもある
twitterでも数多くのバズり漫画が出ている
中でも、打ち切りにされた「もぐささん」が「1いいね1円で晩ごはんを食べる腹ペコ女子」としてまさかの復活を遂げたことが私にとって嬉しい。絵柄こそ違うものの、もぐさ……らしきキャラも女子高生に若返っている
既に「もぐささん」を知らないキッズが大勢いることに時代の流れを感じた。
ただでさえヤングジャンプという青年誌だし、彼らには縁がない漫画なのだろう
元ネタが電通ということで、書籍化は無理なのだろうか?しても集られるだろうか。
大竹さんはこれを機にどこかの編集の目に留まり、もうワンチャン掴んで欲しい。
雨色殺人鬼考 レビュー感想 綺麗に纏まってはいるがベタ過ぎかも
雨の日のみに現れる殺人鬼について主人公とヒロイン(?)が考察するというシナリオ
一応どんでん返しもあるが、オチも余りにもベタすぎてイマイチ衝撃度が薄かった
主人公の名前についてももっと上手いネーミングがあっただろうし、タクミはちょっと無理がある
でもテキストADVゲームは主人公視点なので、通常主人公の顔は映らない…という設定を上手く生かした叙述トリックではあった
乙一が書きそうな話だ。GOTHに似てるからかな。ヒロインも森野夜っぽいし
評価 50点 普通の凡作です
一応どんでん返しもあるが、オチも余りにもベタすぎてイマイチ衝撃度が薄かった
主人公の名前についてももっと上手いネーミングがあっただろうし、タクミはちょっと無理がある
でもテキストADVゲームは主人公視点なので、通常主人公の顔は映らない…という設定を上手く生かした叙述トリックではあった
乙一が書きそうな話だ。GOTHに似てるからかな。ヒロインも森野夜っぽいし
評価 50点 普通の凡作です
2017年07月30日
風雲相討学園フラット2(無料配布版) プレイ日記5と総評 照島麗亜編 気分屋のヤンデレってのがリアルで怖い
▼学園フラット2、照島麗亜編攻略しました
いやあ驚いた。まさか、シナリオに入るのが薫編の好感度判定失敗からだとはね
バッドエンド後もまだシナリオが続くとか斬新なストーリー展開、導入部だね
だが、残念。主人公にフラれてしまったせいで痩せた麗亜が主人公に再アタックしてくるストーリーだけど、正直再登場したところがピークでイマイチ面白くなかった
というのも、どうも麗亜に女の子的ないじらしさ、健気さがなかったから
フラれて大きなショックを受けるほど主人公のことが好きとはいうけど、性格が激変してる割には運命運命と恋に恋した感じが抜けきらなかったし、バッドエンドで今度は煩之助を好きになったり、どこを取っても軽い(体重は重かったのに)
シナリオ展開にも乏しくて、やっぱり薫が好きという選択肢を選んでも薫が登場せず、ほぼそのまま共通のバッドエンドになったり、イマイチ話も広がらない
そもそも主人公に振り向いてもらいたくて努力して痩せたってんならわかるが、ただショックで寝込んで痩せたってのはなんともショッパイ展開
最後まで思いこみの酷いヤンデレもどきって感じしかなかった
(仲良くアホ毛な2人、髪型が同じって点はナイスカップルだ)
もっと女の子の可愛さを書いた方が面白くなったはず。
▼どうもこのシナリオは女性の汚さが描かれててリアルな分、エンタメゲーム的な面白さが薄い。
ネガティブギャングのyizumi氏は男性らしいが、絵よりもむしろ、女性の汚い内面を描くのが上手いね
ただ、出会った当初からエンディングまで、主人公の麗亜に対する感情が「面倒臭い」で一貫してるのが残念なヒロインというコンセプト通りで、そこはよかった
あとはやはり、デブ島形態ともちゃんと恋愛したかった。
速攻攻略エンドは明らかにギャグだからね。
ということで、
シナリオ評価80点。
バッドエンドの流れから痩せた姿で再登場するのがピークで、徐々に落ちていったのが惜しい
▼さてこれにて学園フラット2、エンディングコンプ、CGコンプで一通り終了。とても同人ゲームとは思えない素晴らしいクオリティだった。
シナリオは薫>胡蝶>いずなかな。どれも素晴らしい完成度。
次点で麗亜。まあ惜しかった
あげはとゆきのは、完全にオマケ扱いなのでどっちも残念。評価対象外かも。
ヒロインは、麗亜以外全員気に入った。皆いいキャラしてた。
というわけでコンプリート後の完成度、満足感を考慮した、総合評価…
評価S+
90点。
凄い良作でした。
オリジナリティを加味すると、名作と呼べるのでは
オリジナリティに膨大な枚数の絵や良質なシナリオなど、評価点は多い。
作者が商業でも描いてる漫画家(?)でもあるので絵は抜群に上手いし、枚数は多いし、シナリオは泣けるわ笑えるわで、とんでもないゲームだ。
公式サイト曰く無駄に多い登場人物を、ちゃんと描き分けてるのも凄い。
CSと遜色ないどころか、CSでもこんな面白いゲームないぞってレベル
同人ゲーム、フリーゲームをやってるとたまにこれはCSでも通用するなというゲームに出会うが、そんなゲームでも所詮ツクール丸出しだったり、露骨な手作り感があるんだが、学園フラット2は上記のような理由もあり、素人臭さが全くなかった。しかもボリュームも、結構ある
こんな同人ゲームは滅多にない。しかもこれでフリーソフトでしょ。あり得ない。
学園フラット1もCSゲームで「通用する」クオリティだったが、学園フラット2は、もうシナリオとボイスさえ追加したら、PS4新作ギャルゲーとして「ベスト3に入る」良作
▼なのに、ヒットした学園フラット1に比べると無名っぽいのが惜しいね。
とはいっても、学園フラット2は3つのサイトで公開しているが、DL数を公開しているDMM同人.R18(全年齢なのに何故かエロゲーサイト)によるとトータル数が約4200。
これの3倍と仮定しても12600だから下手なCSギャルゲーよりは売れてるけど、無料ということを考慮するとやはりもっと伸びてもいいからね
完全版が有料になるかどうかはまだ未定なんだろうか。
ここまでブランクが出来てしまったからには、もう有料にしてしまうと買うユーザーは殆どいないだろう。
とあるフリゲ作者が自分のゲームは普段数千DLされているが、いざ有料で出したら10本しか売れなかったなんてボヤいていたしね(まあこの作者は有料ゲームにも固定ファンがついてるだろうから、10本はありえないが)。
幾ら名作とはいえ、次から次へと新しい物が出てくる業界だからね
HPには「なお完全版は、有料配布になります。」と断定的な表現がされているが、リードミーには「Ver5以降は、有償の完全版になる予定です。」とある。どっちになるんだろうか。
▼じゃあいつか出ることを期待して、学園フラット2完全版について考察予想、要望を書いてみる。
以下は、私のプレー状況、知り得た情報に基づく予想であり、ゲーム中や公開されている情報に回答がある可能性もあります。
というか寧ろ、情報を知ってたら教えて下さいいまさら掲示板やツイッターを漁る気にはならない
▼まず最大の疑問は……
誰だよお前ら
名前がどちらも「???」で紛らわしいので、作中の言葉を借りて外人とマリモということにして進めます
共食高校のスケバンマリモは制作ブログに薫との立ち絵があるが、ゲーム中で発見できなかった。見逃してるだけでどこかで登場するのかも(ただの素材画像の可能性もあり)
竹刀を持ってるから、とすに刀でボコられて逆襲にきたとか?クリアしても、とすが登場しなかったんで、確証が持てない。スケバンキャラってことで、番長にボコられたのかもしれない。
または作者の他の漫画とかに登場するキャラか?なんてのも予想
外人はまあOPでシルエットになってる通り、間違いなく7人目の攻略ヒロインだろうなあ
公式サイトには「ヒロインは5〜6人!」、「攻略できるヒロインは、だいたいこのへん!」と非常に曖昧な書かれ方がされてるんで、7人目がこの外人じゃないかと
学校制服ではなく、軍服?を着ている
立ち絵のシルエットだと、印象が違うが、多分このキャラ。麗亜が痩せた状態なのは、ネタバレの布石を打ってるね
(?)がこの外人だと読むのがまあベターだわな(髪の毛と☆の色も同じだしね)
以上から推理すると、1でいう番長のような軍人かもしれない。
2は1とは世界観こそ違いバトル展開はないが、○○枠として同じ系統のキャラがいることは、続編タイトルでは普通
主人公に対して負い目を持ってて、しかも怪我をし、入院しているようだ。
となるともう、答えはこれしかない。
主人公の家が火事になった原因を作った女性じゃないだろうか?
火事となった「雷」に関係するヒロイン。前作の世界観通りなら雷を使える能力者。違うなら実験兵器
原因は、職業、眼帯とも関係がありそうだ
主人公に何か言いたげなまま終わってしまったが、「あなたの家を焼き払ってしまってごめんなさい」と言おうとしたのでは
そもそも不自然過ぎる雷についての導入部が、ずっとスルーなのはおかしいからね。
まあ完全版に期待ですね。
▼そんな完全版への期待要望
・あげはシナリオと恋愛エンディングの追加
・ゆきのシナリオとエンディングの追加
・外人シナリオとエンディング
・いろは姉さんの過去、別れた夫の話
・マリモの正体
・CGモード、ED視聴モード解放。
・表示出来ないCGの追加(かなりある。そういえばゆきのの着替えシーンは3パターンあって最後はブラがは
だける筈だが、CGモードでは2パターンしかない)
・表示出来ないEDの追加(あと2つだから外人ベストエンドとバッドエンド?)
・シェアウェアにするなら、背景は自作して欲しい。あげはと行った服屋とか、お高めの店という流れなのに、明らかにユニクロみたいな量販店だし
・全年齢向けとわざわざ書くからには、完成版は18禁?作者が「なお完全版は、有料配布になります。価格、発売日などは未定です。お色気シーンを山ほど増やしたいと思ってます。」と書いてるので可能性は一番高そう。でもヒロインたちがいきなり脱ぎだすのはなんかアイドルがAV落ちしたみたいな悲しい気分になりそう
・サブキャラの好感度に意味が無かった。夏色ハイスクルみたいに、クラスメイトエンドがあるといい
・姉妹枠のようにヒロインは前作を踏襲しているが、教師が攻略できないので、羽子板美須子をヒロインに昇格して欲しい。好感度100まで上がる唯一のサブキャラだし、我慢できなかったよしこまちこと違って生徒が卒業するまで3年も待つ、女教師の鑑(まだ若いしね)
・番長シナリオのような2部。やはりこれがないと学園フラットではない。とはいえ2のキャラは1よりまともで平和的だから、余り謎らしい謎がないし、前作のようなストーリーは2にはそぐわない
他にも結構、些細な疑問はあるんですよ。堂瀬煩之助は学園ポテトのプールにいた高校生バイトかな?とかね(でもおっぱいオタクの残念な子なのに、貧乳のポテトを可愛いと言ってたし、違うか)
このあたりも答えが欲しいね。
▼…もっと色々書こうと思ったが、意外な程、思い浮かばなかった。
それは無料配布版とは思えない程、本作のクオリティが高すぎる事が原因
正直現時点で非常に完成度の高いゲームなんで、余り追加する要素はないんじゃないか。
もし仮にあげはとゆきののシナリオさえしっかりしてたら、もう100点つけたくらいの出来栄えだし
でも完成度の高いゲームに更に肉付けするとなると、100点の名作に仕上げられるか、蛇足だらけで駄作になるかは、未知数。まさに期待と不安だね
無事完結しているヒロインのシナリオは、もう特にいじる必要性がないからね。でも商品として完全版で売るからには、何か追加しないといけない。そこがジレンマだね。
▼しっかし…
まさか12年前のフラット1と5年前のフラット2を今更始めて、僅か10日で追いついちゃうとは思わなかったね
学園フラット3(フラット3と書くとトルシエジャパンみたいだな)はないと作者が公言したそうだが、そもそも2すら出てないんだよなあ…
いやあ驚いた。まさか、シナリオに入るのが薫編の好感度判定失敗からだとはね
バッドエンド後もまだシナリオが続くとか斬新なストーリー展開、導入部だね
だが、残念。主人公にフラれてしまったせいで痩せた麗亜が主人公に再アタックしてくるストーリーだけど、正直再登場したところがピークでイマイチ面白くなかった
というのも、どうも麗亜に女の子的ないじらしさ、健気さがなかったから
フラれて大きなショックを受けるほど主人公のことが好きとはいうけど、性格が激変してる割には運命運命と恋に恋した感じが抜けきらなかったし、バッドエンドで今度は煩之助を好きになったり、どこを取っても軽い(体重は重かったのに)
シナリオ展開にも乏しくて、やっぱり薫が好きという選択肢を選んでも薫が登場せず、ほぼそのまま共通のバッドエンドになったり、イマイチ話も広がらない
そもそも主人公に振り向いてもらいたくて努力して痩せたってんならわかるが、ただショックで寝込んで痩せたってのはなんともショッパイ展開
最後まで思いこみの酷いヤンデレもどきって感じしかなかった
(仲良くアホ毛な2人、髪型が同じって点はナイスカップルだ)
もっと女の子の可愛さを書いた方が面白くなったはず。
▼どうもこのシナリオは女性の汚さが描かれててリアルな分、エンタメゲーム的な面白さが薄い。
ネガティブギャングのyizumi氏は男性らしいが、絵よりもむしろ、女性の汚い内面を描くのが上手いね
ただ、出会った当初からエンディングまで、主人公の麗亜に対する感情が「面倒臭い」で一貫してるのが残念なヒロインというコンセプト通りで、そこはよかった
あとはやはり、デブ島形態ともちゃんと恋愛したかった。
速攻攻略エンドは明らかにギャグだからね。
ということで、
シナリオ評価80点。
バッドエンドの流れから痩せた姿で再登場するのがピークで、徐々に落ちていったのが惜しい
▼さてこれにて学園フラット2、エンディングコンプ、CGコンプで一通り終了。とても同人ゲームとは思えない素晴らしいクオリティだった。
シナリオは薫>胡蝶>いずなかな。どれも素晴らしい完成度。
次点で麗亜。まあ惜しかった
あげはとゆきのは、完全にオマケ扱いなのでどっちも残念。評価対象外かも。
ヒロインは、麗亜以外全員気に入った。皆いいキャラしてた。
というわけでコンプリート後の完成度、満足感を考慮した、総合評価…
評価S+
90点。
凄い良作でした。
オリジナリティを加味すると、名作と呼べるのでは
オリジナリティに膨大な枚数の絵や良質なシナリオなど、評価点は多い。
作者が商業でも描いてる漫画家(?)でもあるので絵は抜群に上手いし、枚数は多いし、シナリオは泣けるわ笑えるわで、とんでもないゲームだ。
公式サイト曰く無駄に多い登場人物を、ちゃんと描き分けてるのも凄い。
CSと遜色ないどころか、CSでもこんな面白いゲームないぞってレベル
同人ゲーム、フリーゲームをやってるとたまにこれはCSでも通用するなというゲームに出会うが、そんなゲームでも所詮ツクール丸出しだったり、露骨な手作り感があるんだが、学園フラット2は上記のような理由もあり、素人臭さが全くなかった。しかもボリュームも、結構ある
こんな同人ゲームは滅多にない。しかもこれでフリーソフトでしょ。あり得ない。
学園フラット1もCSゲームで「通用する」クオリティだったが、学園フラット2は、もうシナリオとボイスさえ追加したら、PS4新作ギャルゲーとして「ベスト3に入る」良作
▼なのに、ヒットした学園フラット1に比べると無名っぽいのが惜しいね。
とはいっても、学園フラット2は3つのサイトで公開しているが、DL数を公開しているDMM同人.R18(全年齢なのに何故かエロゲーサイト)によるとトータル数が約4200。
これの3倍と仮定しても12600だから下手なCSギャルゲーよりは売れてるけど、無料ということを考慮するとやはりもっと伸びてもいいからね
完全版が有料になるかどうかはまだ未定なんだろうか。
ここまでブランクが出来てしまったからには、もう有料にしてしまうと買うユーザーは殆どいないだろう。
とあるフリゲ作者が自分のゲームは普段数千DLされているが、いざ有料で出したら10本しか売れなかったなんてボヤいていたしね(まあこの作者は有料ゲームにも固定ファンがついてるだろうから、10本はありえないが)。
幾ら名作とはいえ、次から次へと新しい物が出てくる業界だからね
HPには「なお完全版は、有料配布になります。」と断定的な表現がされているが、リードミーには「Ver5以降は、有償の完全版になる予定です。」とある。どっちになるんだろうか。
▼じゃあいつか出ることを期待して、学園フラット2完全版について考察予想、要望を書いてみる。
以下は、私のプレー状況、知り得た情報に基づく予想であり、ゲーム中や公開されている情報に回答がある可能性もあります。
というか寧ろ、情報を知ってたら教えて下さい
▼まず最大の疑問は……
誰だよお前ら
名前がどちらも「???」で紛らわしいので、作中の言葉を借りて外人とマリモということにして進めます
共食高校のスケバンマリモは制作ブログに薫との立ち絵があるが、ゲーム中で発見できなかった。見逃してるだけでどこかで登場するのかも(ただの素材画像の可能性もあり)
竹刀を持ってるから、とすに刀でボコられて逆襲にきたとか?クリアしても、とすが登場しなかったんで、確証が持てない。スケバンキャラってことで、番長にボコられたのかもしれない。
または作者の他の漫画とかに登場するキャラか?なんてのも予想
外人はまあOPでシルエットになってる通り、間違いなく7人目の攻略ヒロインだろうなあ
公式サイトには「ヒロインは5〜6人!」、「攻略できるヒロインは、だいたいこのへん!」と非常に曖昧な書かれ方がされてるんで、7人目がこの外人じゃないかと
学校制服ではなく、軍服?を着ている
立ち絵のシルエットだと、印象が違うが、多分このキャラ。麗亜が痩せた状態なのは、ネタバレの布石を打ってるね
(?)がこの外人だと読むのがまあベターだわな(髪の毛と☆の色も同じだしね)
以上から推理すると、1でいう番長のような軍人かもしれない。
2は1とは世界観こそ違いバトル展開はないが、○○枠として同じ系統のキャラがいることは、続編タイトルでは普通
主人公に対して負い目を持ってて、しかも怪我をし、入院しているようだ。
となるともう、答えはこれしかない。
主人公の家が火事になった原因を作った女性じゃないだろうか?
火事となった「雷」に関係するヒロイン。前作の世界観通りなら雷を使える能力者。違うなら実験兵器
原因は、職業、眼帯とも関係がありそうだ
主人公に何か言いたげなまま終わってしまったが、「あなたの家を焼き払ってしまってごめんなさい」と言おうとしたのでは
そもそも不自然過ぎる雷についての導入部が、ずっとスルーなのはおかしいからね。
まあ完全版に期待ですね。
▼そんな完全版への期待要望
・あげはシナリオと恋愛エンディングの追加
・ゆきのシナリオとエンディングの追加
・外人シナリオとエンディング
・いろは姉さんの過去、別れた夫の話
・マリモの正体
・CGモード、ED視聴モード解放。
・表示出来ないCGの追加(かなりある。そういえばゆきのの着替えシーンは3パターンあって最後はブラがは
だける筈だが、CGモードでは2パターンしかない)
・表示出来ないEDの追加(あと2つだから外人ベストエンドとバッドエンド?)
・シェアウェアにするなら、背景は自作して欲しい。あげはと行った服屋とか、お高めの店という流れなのに、明らかにユニクロみたいな量販店だし
・全年齢向けとわざわざ書くからには、完成版は18禁?作者が「なお完全版は、有料配布になります。価格、発売日などは未定です。お色気シーンを山ほど増やしたいと思ってます。」と書いてるので可能性は一番高そう。でもヒロインたちがいきなり脱ぎだすのはなんかアイドルがAV落ちしたみたいな悲しい気分になりそう
・サブキャラの好感度に意味が無かった。夏色ハイスクルみたいに、クラスメイトエンドがあるといい
・姉妹枠のようにヒロインは前作を踏襲しているが、教師が攻略できないので、羽子板美須子をヒロインに昇格して欲しい。好感度100まで上がる唯一のサブキャラだし、我慢できなかったよしこまちこと違って生徒が卒業するまで3年も待つ、女教師の鑑(まだ若いしね)
・番長シナリオのような2部。やはりこれがないと学園フラットではない。とはいえ2のキャラは1よりまともで平和的だから、余り謎らしい謎がないし、前作のようなストーリーは2にはそぐわない
他にも結構、些細な疑問はあるんですよ。堂瀬煩之助は学園ポテトのプールにいた高校生バイトかな?とかね(でもおっぱいオタクの残念な子なのに、貧乳のポテトを可愛いと言ってたし、違うか)
このあたりも答えが欲しいね。
▼…もっと色々書こうと思ったが、意外な程、思い浮かばなかった。
それは無料配布版とは思えない程、本作のクオリティが高すぎる事が原因
正直現時点で非常に完成度の高いゲームなんで、余り追加する要素はないんじゃないか。
もし仮にあげはとゆきののシナリオさえしっかりしてたら、もう100点つけたくらいの出来栄えだし
でも完成度の高いゲームに更に肉付けするとなると、100点の名作に仕上げられるか、蛇足だらけで駄作になるかは、未知数。まさに期待と不安だね
無事完結しているヒロインのシナリオは、もう特にいじる必要性がないからね。でも商品として完全版で売るからには、何か追加しないといけない。そこがジレンマだね。
▼しっかし…
まさか12年前のフラット1と5年前のフラット2を今更始めて、僅か10日で追いついちゃうとは思わなかったね
学園フラット3(フラット3と書くとトルシエジャパンみたいだな)はないと作者が公言したそうだが、そもそも2すら出てないんだよなあ…
風雲相討学園フラット2(無料配布版) プレイ日記4 久我原ゆきの編 性欲をもてあます
▼学園フラット、ゆきの編攻略しました
いやあ、ないないと思ってたが、あまりにもくだらない、まさかいずな編最後の選択肢でそのままエンディング直行だとは思わなかった
てっきり他のヒロイン同様、中盤で分岐するものだと思ってたから、いずなと仮の恋人をするあたりからやり直してたんだけど、まさか本当に最後の最後だとはね、盲点だった
なのでシナリオもあってないようなもので、選択肢もなく、完全に見るだけのルート
作者も言ってるがこれはオマケで、いずなIFエンドだね
あげは同様、10分程度で終わっちゃうし(メインヒロインのあげはがオマケってどうよって感じだが)
攻略できるヒロインは5人+1人
基本CGおよそ78枚、立ち絵およそ1000枚、登場人物およそ29名(Ver4.00時点)
とDLサイトに記載があるが、これは誤りだね。実際には3人+2人。
3人がメインで2人がオマケ(このテキストはあげはを+1にしてるんだろうけど、メインヒロインがオマケってすげー)
▼ゆきのの豹変によるド変態処女ビッチキャラが残念過ぎて面白かったけど、それより前作の瑠の焼き直しなのが残念。
オタク要素を無くして妄想癖を更に強くしただけ
それに瑠は、主人公をエロBL漫画に登場させる理由が主人公を好きな理由になってて説得力があったが、ゆきのはシナリオも短すぎて、かなり雑なやっつけ。
涎だけではインパクトが弱い。残念さが足りない。やはり瑠のように鼻血も垂らしてほしかった。
▼したくない!という選択肢を選んでも、恋愛に夢を見すぎって話で好感度激減のままバッドエンドになるしね、お前、主人公とセックスしたいだけちゃうんかと
しかもいずなの台詞を見るに、ぶっちゃけ男なら誰でもええんちゃうんかと
「あんたの恋愛は99%が性欲でしょ!!」という台詞通り、余りにも性欲だけのシナリオだから、恋愛ゲームとしてどうか?と
いずなよりも先に主人公を好きになったといってるが、そんな様子サッパリだったし…まあ好感度がガンガン上がるヒロインではあったんだけどね
▼いずな編ではいずなと恋人になることでしかいずなは救われなかったが、実際には好きな男が自分の妹と唐突に付き合うという悲しい結末でも救われるってのが、女は強いね。
多分作者は男性だが、ぶっとんだゲームなのに、妙に女の描写がリアルだ
▼そういえば出会ったときにゆきのの顔が赤くなったのは、照れていたとか恥ずかしかったとかではなく、知らない男に見られて興奮していたからなんだろうね
見られたことを許してくれたのも、優しい少女だからではなく、単に自分にとってプラスだから怒らなかっただけとか…そこが一番残念で凄いね
まあお笑いシナリオ、IFシナリオとしては結構面白かった。
シナリオ評価
70点
▼ただこれ、ゆきのを本当に気に入ってるプレイヤーは、相当ガッカリしたんじゃないだろうか
ギャルゲーは、まず絵や設定を見て「このヒロインを攻略したい!」っていう動機でプレイするから、そんなお気に入りのヒロインの扱いがこれとか、相当萎えるだろう
豹変後のキャラクターではなく、終始完全にいずなの腰巾着で終わるストーリーにはがっかりだろうなあ…
あげはをメインヒロイン、いずなたちをサブヒロインとするなら、ゆきのはサブヒロインどころかサブキャラだからなあ…
扱いが同一じゃないってのはね、酷いよね
完全版ではマトモなシナリオを書いてほしい