2017年05月15日
映画「ロスト・バケーション」の感想…邦題はクソだが同情はする。
今日は映画「ロスト・バケーション」の感想です。
レンタルDVDを借りに行くのは結構好きでして。
パッケージが羅列されている店内を見て回るだけでも楽しいですが、
映画公開時に面白そうって思っても結局観れず、
さらに忘れてしまったタイトルを偶然発見することがある。
今回の映画「ロスト・バケーション」もその1つでした。
不思議なものでDVD版は新作なのに対してブルーレイ版は準新作扱いでしたので、
綺麗で安いならブルーレイの方が良いじゃんって…なりそうなものなんですけどね。
きっと同じタイトルではDVDの方がまだ多く借りられているんだろうなあ。
そんな訳で今回はレンタルブルーレイでの鑑賞…オカンが一緒に観ていたため日本語吹き替えです。
映画「ロスト・バケーション」は2016年公開のジャウム・コレット=セラ監督作品。
あのリメイク版の映画「蝋人形の館」で長編監督デビューをしたジャウム・コレット=セラ監督ですが、
最近ですと映画「フライト・ゲーム」などリーアム・ニーソン主演作品が目を引きます。
ただ、その他の映画を観てないのでこんな監督ってのも言えないのですが、
とりあえず映画「フライト・ゲーム」は面白かったです。
話はとてもシンプルで、
主人公ナンシーは母から聞いていた秘密のビーチへサーフィンに来た。
ほとんど知られていないビーチは自分以外には2人の男がいたぐらいだった。
そんなビーチでサーフィンを満喫するが、あともう1本と波を待っていた時、
ナンシーは違和感を感じた…振り返るとサメに襲われた鯨の死体があったのだ。
そしてサメはナンシーにも襲い掛かるのであった…という感じ。
キャストはほとんどでてきませんが、
主役のナンシーを演じるのはブレイク・ライブリー。
映画「グリーン・ランタン」など多くの映画に出ているのですが、
一番有名なのはテレビドラマ「ゴシップガール」の主役の様です。
自分はドラマはほとんど観ないので…最近はドラマも外せない感じなってるそうなのですが。
今回の映画では彼女がどうやってサメに襲われている状況を脱するのかという映画ですが、
それ以上にほとんど登場人物がいない映画でもあるので、
主演の彼女が画的に魅力がないと成立しません。
その点で言えば合格といわざるおえない彼女の見事なボディ。
今時の医大生はこんなボディなのかと思ってしまうが、
彼女のサーフィンシーンはただサーフィンしてるだけなのに見ていられるのは、
もちろん撮り方や編集がうまいのもあるけどあのボディが大きい。
さっきからボディしか言ってませんが。
彼女の他にはサメとカモメがでています…あと数人人間も出ています。
さて、映画「ロスト・バケーション」ですが、結論から言うと「面白い」です!
登場人物はいなくて、ずっと場面は変わらないという限定的な中で、
約90分、まったく飽きさせずに話を展開させていくのはさすがと思いました。
ちょっと最初のサーフィンシーンはサービスカットでもあると思いますが長いかなって気もしましたが。
あとサーフィンシーンと言えば、今回はたまたまブルーレイでの鑑賞でしたが、
きっとDVDだと波の映像のところでビットレートが足らずに荒れてしまってるだろうなって思いました。
海って綺麗だわって思わせる事が、後の海って恐いよねって落とす展開のために必要なので、
DVD画質でボロボロの映像だと、荒れてんなぁって現実に戻されそう。
最近は映像の圧縮技術も向上したのでDVDでも綺麗かもしれませんが、
たぶんあの細かい映像はDVDでは再現できないので映画館でないならブルーレイがオススメです。
彼女がどうやって生き残るのかというだけの映画にネタバレも何もないと思うのですが、
サメ映画では映画「ディープ・ブルー」では主役がサクッと喰い殺される事もあるので、
一応は結末は書かないようにしたいと思います。
今回主人公のナンシーは医大生という設定があるため、
サメに襲われた傷の手当などを身近なものを使ってします。
その描写が観ているだけで痛いのですが、
1人しかいないだけあって、彼女が出来る女でないとあっさり死んでしまうので、
こういう設定は良いんじゃないかなと思いました。
これで海にサーフィンしにいく人たちはネックレスとかしていくようになるでしょう。
鯨から流れ出る血が燃えるという表現があり、
以前みた映画「白鯨との闘い」で鯨油を取り出すシーンを思い出した。
海に流れている状態で実際にあんな風に燃えるものなのかは分からないですが、
鯨油って燃えるんだなぁってなんか納得してしまいました。
あと、珊瑚で足を切るのですが、そう言えば海で何か踏んで足を切るってあるなあ。
サメに噛まれるとかよりも、そういう誰でも経験してる痛み表現がしっかり入っているのも、
話に引き込むのに大事な要素ですよね。
で、何度も書いているようにサメに襲われている状況をどう脱するのかという映画ですが、
一応は人間ドラマもありまして、
主人公のナンシーは母親を病気で亡くしていて、
自分は医学の道を進んでいたが結局身近な人さえ医学では助けられなかったという設定があります。
この「医学では母親は助けられなかった」というところに対して、
「医大生だったからこそ自分の傷の手当ができ、冷静に物事に対応できた」という点がうまく活きていた。
それゆえに最後の展開な訳だし。
なので、サメとの闘いが見所ですが一応の話も邪魔にならない程度の良い感じであるので、
トータルとしてうまい映画だと思います。
まあ医大生だからってあそこまではできんと思いますけどね。
何のとりえもないって設定だったらますます違和感がでちゃうから。
そんな訳で楽しみました映画「ロスト・バケーション」ですが、
気に入らない点が残念ながらあります…ポロリがないとかではありません。
そう、それは「ロスト・バケーション」という邦題です。
でやがったなクソ邦題ってやつです。
何が「ロスト・バケーション」だって思う。
邦題つけたヤツは映画観てないだろうっていっつも思うんですよね。
映画「ミケランジェロ・プロジェクト」とか笑えないぐらい酷いタイトルよりはマシだけど。
さっきもちらっと話に出しました映画「白鯨との闘い」も闘ってねーよ!ってサギタイトルから、
映画「グランド・イリュージョン」みたいに嘘じゃないけどダサいタイトル。
ダサいしサギタイトルの映画「スパイ・レジェンド」…などなど。
本当に邦題をつけてるやつってなんなの!って思う。
ちなみに今回の映画「ロスト・バケーション」の原題は「The Shallows」です。
以前「The Gallows」というタイトルの映画が何故か邦題では「死霊高校」というクソタイトルになったと書きましたが、
今回も「The Shallows」が「ロスト・バケーション」になっちゃいました。
字幕を監修した人の名前を出すんだから、邦題をつけた人の名前も出すべきだと思うんですよ。
なにやっても責められない安全なポジションだから適当な邦題になるんだって。
確かに「The Shallows」と言われても日本人にはピンと来ないし興味が出ないのは分かる。
ちなみにShallowsを単純に「浅瀬」って訳すのも頭の悪い人。
これは以前書いた映画「セッション」と似た感じなのですが、
あの映画の原題は「Whiplash」で、劇中で演奏する曲名でもあり鞭打ちという意味でもある。
ピンとこなくても英語はニュアンスが大事なのでWhip(鞭)でlash(ラッシュ)する映画と言われれば、
邦題の「セッション」なんていうくだらないタイトルよりもマッチするのが分かるはず。
今回の映画「ロスト・バケーション」はもともと医大なんて辞めてやるって状態なので、
別にバケーションって雰囲気でもないし、休日を満喫するって事よりも、
母親を無くした心の傷が原因でそのビーチに行くのであり、
ここで「バケーション」って単語を思いつくヤツのセンスは酷いと思う。
多分映画を観てないんだと思う。
この映画を観終わった状態で、
この映画はサメに襲われて休日が台無しだ〜、これはまさに「ロスト・バケーション」!!
なんて思わないでしょ。
さっきも書いたけど主人公は医学に絶望したけど医学で助かった訳でしょ。
このサメとのサバイバルを通して、
諦めない心と自分でも助けられる誰か(カモメ)がいると気づいたから医大に戻った訳でさ。
あ…ネタバレしちゃった…まあ、いっか。
じゃあ原題の「The Shallows」ですが確かに直訳すると「浅瀬」です。
主人公とサメが戦う舞台が「浅瀬」ではありますが、
しかしこのshallowという単語には「浅い、浅はか」という意味もあります。
主人公の医学に絶望する原因の浅はかなこと。
サメに喰われる少ない登場人物たちの浅はかなこと。
そして最後サメはとても浅はかなことで倒されること。
色んなことが浅はかなヤツらの映画であり、主人公は自分を含めそれを乗り越える話なのである。
確かに「The Shallows」では日本人には伝わらない。
なので映画「ロスト・バケーション」というタイトルはクソタイトルだとは思うけど同情はする。
こういうダブルミーニングのタイトルは訳すのは不可能。
そのままもできないし変えるのに最適な言葉もないという苦しい状況なのは分かる。
でも「ロスト・バケーション」はない、何かもうちょっと考えてほしい!
そして、「ミケランジェロ・プロジェクト」、お前は絶対に許さないからな!!
レンタルDVDを借りに行くのは結構好きでして。
パッケージが羅列されている店内を見て回るだけでも楽しいですが、
映画公開時に面白そうって思っても結局観れず、
さらに忘れてしまったタイトルを偶然発見することがある。
今回の映画「ロスト・バケーション」もその1つでした。
不思議なものでDVD版は新作なのに対してブルーレイ版は準新作扱いでしたので、
綺麗で安いならブルーレイの方が良いじゃんって…なりそうなものなんですけどね。
きっと同じタイトルではDVDの方がまだ多く借りられているんだろうなあ。
そんな訳で今回はレンタルブルーレイでの鑑賞…オカンが一緒に観ていたため日本語吹き替えです。
映画「ロスト・バケーション」は2016年公開のジャウム・コレット=セラ監督作品。
あのリメイク版の映画「蝋人形の館」で長編監督デビューをしたジャウム・コレット=セラ監督ですが、
最近ですと映画「フライト・ゲーム」などリーアム・ニーソン主演作品が目を引きます。
ただ、その他の映画を観てないのでこんな監督ってのも言えないのですが、
とりあえず映画「フライト・ゲーム」は面白かったです。
話はとてもシンプルで、
主人公ナンシーは母から聞いていた秘密のビーチへサーフィンに来た。
ほとんど知られていないビーチは自分以外には2人の男がいたぐらいだった。
そんなビーチでサーフィンを満喫するが、あともう1本と波を待っていた時、
ナンシーは違和感を感じた…振り返るとサメに襲われた鯨の死体があったのだ。
そしてサメはナンシーにも襲い掛かるのであった…という感じ。
キャストはほとんどでてきませんが、
主役のナンシーを演じるのはブレイク・ライブリー。
映画「グリーン・ランタン」など多くの映画に出ているのですが、
一番有名なのはテレビドラマ「ゴシップガール」の主役の様です。
自分はドラマはほとんど観ないので…最近はドラマも外せない感じなってるそうなのですが。
今回の映画では彼女がどうやってサメに襲われている状況を脱するのかという映画ですが、
それ以上にほとんど登場人物がいない映画でもあるので、
主演の彼女が画的に魅力がないと成立しません。
その点で言えば合格といわざるおえない彼女の見事なボディ。
今時の医大生はこんなボディなのかと思ってしまうが、
彼女のサーフィンシーンはただサーフィンしてるだけなのに見ていられるのは、
もちろん撮り方や編集がうまいのもあるけどあのボディが大きい。
さっきからボディしか言ってませんが。
彼女の他にはサメとカモメがでています…あと数人人間も出ています。
さて、映画「ロスト・バケーション」ですが、結論から言うと「面白い」です!
登場人物はいなくて、ずっと場面は変わらないという限定的な中で、
約90分、まったく飽きさせずに話を展開させていくのはさすがと思いました。
ちょっと最初のサーフィンシーンはサービスカットでもあると思いますが長いかなって気もしましたが。
あとサーフィンシーンと言えば、今回はたまたまブルーレイでの鑑賞でしたが、
きっとDVDだと波の映像のところでビットレートが足らずに荒れてしまってるだろうなって思いました。
海って綺麗だわって思わせる事が、後の海って恐いよねって落とす展開のために必要なので、
DVD画質でボロボロの映像だと、荒れてんなぁって現実に戻されそう。
最近は映像の圧縮技術も向上したのでDVDでも綺麗かもしれませんが、
たぶんあの細かい映像はDVDでは再現できないので映画館でないならブルーレイがオススメです。
彼女がどうやって生き残るのかというだけの映画にネタバレも何もないと思うのですが、
サメ映画では映画「ディープ・ブルー」では主役がサクッと喰い殺される事もあるので、
一応は結末は書かないようにしたいと思います。
今回主人公のナンシーは医大生という設定があるため、
サメに襲われた傷の手当などを身近なものを使ってします。
その描写が観ているだけで痛いのですが、
1人しかいないだけあって、彼女が出来る女でないとあっさり死んでしまうので、
こういう設定は良いんじゃないかなと思いました。
これで海にサーフィンしにいく人たちはネックレスとかしていくようになるでしょう。
鯨から流れ出る血が燃えるという表現があり、
以前みた映画「白鯨との闘い」で鯨油を取り出すシーンを思い出した。
海に流れている状態で実際にあんな風に燃えるものなのかは分からないですが、
鯨油って燃えるんだなぁってなんか納得してしまいました。
あと、珊瑚で足を切るのですが、そう言えば海で何か踏んで足を切るってあるなあ。
サメに噛まれるとかよりも、そういう誰でも経験してる痛み表現がしっかり入っているのも、
話に引き込むのに大事な要素ですよね。
で、何度も書いているようにサメに襲われている状況をどう脱するのかという映画ですが、
一応は人間ドラマもありまして、
主人公のナンシーは母親を病気で亡くしていて、
自分は医学の道を進んでいたが結局身近な人さえ医学では助けられなかったという設定があります。
この「医学では母親は助けられなかった」というところに対して、
「医大生だったからこそ自分の傷の手当ができ、冷静に物事に対応できた」という点がうまく活きていた。
それゆえに最後の展開な訳だし。
なので、サメとの闘いが見所ですが一応の話も邪魔にならない程度の良い感じであるので、
トータルとしてうまい映画だと思います。
まあ医大生だからってあそこまではできんと思いますけどね。
何のとりえもないって設定だったらますます違和感がでちゃうから。
そんな訳で楽しみました映画「ロスト・バケーション」ですが、
気に入らない点が残念ながらあります…ポロリがないとかではありません。
そう、それは「ロスト・バケーション」という邦題です。
でやがったなクソ邦題ってやつです。
何が「ロスト・バケーション」だって思う。
邦題つけたヤツは映画観てないだろうっていっつも思うんですよね。
映画「ミケランジェロ・プロジェクト」とか笑えないぐらい酷いタイトルよりはマシだけど。
さっきもちらっと話に出しました映画「白鯨との闘い」も闘ってねーよ!ってサギタイトルから、
映画「グランド・イリュージョン」みたいに嘘じゃないけどダサいタイトル。
ダサいしサギタイトルの映画「スパイ・レジェンド」…などなど。
本当に邦題をつけてるやつってなんなの!って思う。
ちなみに今回の映画「ロスト・バケーション」の原題は「The Shallows」です。
以前「The Gallows」というタイトルの映画が何故か邦題では「死霊高校」というクソタイトルになったと書きましたが、
今回も「The Shallows」が「ロスト・バケーション」になっちゃいました。
字幕を監修した人の名前を出すんだから、邦題をつけた人の名前も出すべきだと思うんですよ。
なにやっても責められない安全なポジションだから適当な邦題になるんだって。
確かに「The Shallows」と言われても日本人にはピンと来ないし興味が出ないのは分かる。
ちなみにShallowsを単純に「浅瀬」って訳すのも頭の悪い人。
これは以前書いた映画「セッション」と似た感じなのですが、
あの映画の原題は「Whiplash」で、劇中で演奏する曲名でもあり鞭打ちという意味でもある。
ピンとこなくても英語はニュアンスが大事なのでWhip(鞭)でlash(ラッシュ)する映画と言われれば、
邦題の「セッション」なんていうくだらないタイトルよりもマッチするのが分かるはず。
今回の映画「ロスト・バケーション」はもともと医大なんて辞めてやるって状態なので、
別にバケーションって雰囲気でもないし、休日を満喫するって事よりも、
母親を無くした心の傷が原因でそのビーチに行くのであり、
ここで「バケーション」って単語を思いつくヤツのセンスは酷いと思う。
多分映画を観てないんだと思う。
この映画を観終わった状態で、
この映画はサメに襲われて休日が台無しだ〜、これはまさに「ロスト・バケーション」!!
なんて思わないでしょ。
さっきも書いたけど主人公は医学に絶望したけど医学で助かった訳でしょ。
このサメとのサバイバルを通して、
諦めない心と自分でも助けられる誰か(カモメ)がいると気づいたから医大に戻った訳でさ。
あ…ネタバレしちゃった…まあ、いっか。
じゃあ原題の「The Shallows」ですが確かに直訳すると「浅瀬」です。
主人公とサメが戦う舞台が「浅瀬」ではありますが、
しかしこのshallowという単語には「浅い、浅はか」という意味もあります。
主人公の医学に絶望する原因の浅はかなこと。
サメに喰われる少ない登場人物たちの浅はかなこと。
そして最後サメはとても浅はかなことで倒されること。
色んなことが浅はかなヤツらの映画であり、主人公は自分を含めそれを乗り越える話なのである。
確かに「The Shallows」では日本人には伝わらない。
なので映画「ロスト・バケーション」というタイトルはクソタイトルだとは思うけど同情はする。
こういうダブルミーニングのタイトルは訳すのは不可能。
そのままもできないし変えるのに最適な言葉もないという苦しい状況なのは分かる。
でも「ロスト・バケーション」はない、何かもうちょっと考えてほしい!
そして、「ミケランジェロ・プロジェクト」、お前は絶対に許さないからな!!
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