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2016年06月01日

映画「時をかける少女(1983年版)」を改めて観た感想…ネタバレなし。

ついに「Blackmagic Pocket Cinema Camera」を買ってしまった!

今更感は否めないですが、ずっと欲しかったカメラ。

こういうものは勢いですよね!!

ただ、今手持ちのSDカードでは認識してくれないという状況。

やっぱSunDiskじゃないとダメなのかな…という事で、実際に色々使ってみたら、

また「Blackmagic Pocket Cinema Camera」について書きたいと思います。


…という事で、今日は休日。

何か映画を観ようと思い「dTV」を起動。

色々物色をしていましたら、目に止まったのが映画「時をかける少女」でした。

「時をかける少女」と言えば、なんと今年の2016年7月よりテレビドラマが始まるとか。

ジャニーズがダメとかは思わないけど、なんとなくイメージが違うようなキャスティング。

まあ、時代に合わせて「時をかける少女」も変わっていくということですね。


映画「時をかける少女」、と言ったら「どのバージョン!?」と言われそうですが、

そんな映画タイトルも珍しいですよね。

現状では映画は全4バージョン。

今となっては細田守監督のアニメ映画「時をかける少女」がなじみがありそうですが、

やっぱり最初の1作目、大林宣彦監督の映画「時をかける少女」が重要かなと。

という事で、今回は大林宣彦監督の1983年公開「時をかける少女」を観ました。



こんなに昔の映画なのに色々映像実験されていて、大林宣彦って凄いなあと。

大林宣彦監督については、以前、映画「この空の花-長岡花火物語」を書いたのですが、

あの時の感想でも、大林宣彦監督作品に関しては「映像に対しての常識みたいなものが、全く通じない」。

普通だったらあのトランジションとか意味がありそうでなさそうなモノクロ化とか、

ダサくなって映画の質を下げそうなものなんだけど、なんか説得力があるというか、

違和感はあるんだけど、納得してしまうというか…不思議ですよね。


色々実験的な映像があるのですが、今でも使われる静止画を連続させた映像とか、

30年以上も前からこんなことしてたんだなぁと…今ほど編集は楽な時代じゃないだろうから、

これは大変だろうな…なんて思ってみていました。

あの時計が迫ってくる映像は、やはり「時計が不気味な動きをする」ことによって、

「時が不安定」ということをイメージさせているのだと思うけど、

その他にもなんじゃこりゃ〜って気はしてしまうほど奇抜な映像がところどころでありました。


「時をかける」と言えば原作は、筒井康隆の小説。

筒井康隆と言えば個人的に「七瀬ふたたび」ですが、その話はまた別の機会に…。

大林宣彦版の映画「時をかける少女」はもちろん主演は原田知世。

主題歌はユーミン作詞作曲で原田知世が歌っているズバリ「時をかける少女」です。

この曲はラジオなんか聴いていると今でもたまに懐かしの曲とかで流れてきます。

印象的ですよね。


先にも書きましたが、映画だけでも「時をかける少女」は4作品ありまして、

1997年の角川春樹監督はこの大林宣彦版のリメイクになりますが、

細田守監督のアニメ映画版と谷口正晃監督の2010年版はそれぞれ別の話なので、

4作品全部同じ話ではありません。

基本的にこの大林宣彦版の映画「時をかける少女」は他のものを楽しむためにも観ておいた方が良いです。


話としては、原田知世演じる和子と 高柳良一演じる一夫、そして尾美としのり演じる吾朗は同級生。

3人は昔からの幼馴染で普通の高校生活を送っていた。

ある土曜日、理科室の掃除当番だった3人。

掃除後に1人になった和子が人の気配がした実験室に入ると、

落ちたフラスコなど確かに人はいた様子だが誰もいない。

不思議に思った和子が落ちたフラスコに近づくと発生している煙のせいか、気を失ってしまう。

その事件をきっかけに和子には時間が飛んだり、奇妙なことが起きはじめる。

戸惑いながらも和子は真相に近づいていくが…という感じかな。


今更ネタバレもないと思いますが、一応は知らない人は知らないまま観た方が良いと思います。

ので、ストーリーは細かく書きません。


となるとストーリーと関係ない話が続いてしまいますが、

まず気になったのが「さよなら」という言葉。

なんかちょっと前にラジオでも言っていたけど、「さよなら」って言わなくなりましたよね。

確かに学校に言っていた時は帰りの挨拶は「さようなら」って言っていた気がしますが、

大人になると、会社から帰る時は「お先に失礼します」だし、

友達と遊びに行って別れる時も「それじゃ」とか、そんな「またね」とか。

「さよなら」って言うと永遠の別れ、ぐらいな言葉にいつの間にかなってたなぁ。

そういう意味で、普段和子が使っている「さよなら」と映画終盤で言う「さよなら」は、

全く違ったものな訳だが。


本筋と関係ない話が続きますが、あの市松人形。

地震で動いたという事になってるけど、

あの動きはさすがに横揺れや縦揺れでできる動きではないはず!!

普通にコワイし!!

和子は2回目ともなると、普通に動きを止めにいってましたが、

あんな動きをしている人形、よく触れるわ〜。


あとこの映画では印象的な言葉である「土曜日の実験室」ですが、

これはライムスターの宇多丸師匠がやっているラジオ番組の「ウィークエンド・シャッフル」のミニコーナー、

「サタデー・ナイト・ラボ」の前身、「土曜日の実験室」はこの映画から使ったとの事。

「ウィークエンド・シャッフル」には大林宣彦監督がゲスト出演している回もあり、

もちろんこの映画「時をかける少女」についても触れているので、

まだ聴いてない人は是非…Youtubeで検索すると今でも聞けますよ。


そして、なんと言っても町並みは今見るとより、感慨深いですよね。

「尾道三部作」と言われていますが、尾道の町並みは画になるなあ。

後世にも残っていってほしい風景です。


ネタバレではないけど、今あのラストのシーンを観て、

「バタフライ・エフェクトだ!」と思ったのは自分だけではないはず。

いや、まあよくあるシーンなんだけど、

あのタイミングのなんとも言えなさは、どの映画でもグッときますよね。



そのほか、なんで突き落とすねん!とか、

おじいさん、おばあさんのずっと2人なんだろうね、とか、触れたい事は他にもありますが、

ネタバレしてしまうのでとりあえず、もしまだ観ていない人がいるのなら、

今観ても十分おもしろいと思いますのでお勧めの映画です。


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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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