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2016年05月26日

映画「カウボーイ&エイリアン」を観た感想…悪い映画ではないが。

前に映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の感想を書いて、

「ジョン・ファヴロー」について書いたので、その流れで映画「カウボーイ&エイリアン」も書いておこうかなと。



2011年公開のもちろんジョン・ファヴロー監督作品。

ジョン・ファヴローの仕事順で言うと映画「アイアンマン2」の次に監督した作品になります。

町山さんが映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の話で言ってもいましたが、

その感覚でいうと「プロデューサーに言われて作った(作らされた)映画」という事かな。

大コケというか、制作費が多すぎるんですよね…163億円とは。


で、感想の結論から言いますと、「悪い映画ではない」という事。

何度も言って申し訳ないですが映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」で言うところ、

「王道のフルコース」というところ。

「(新しくもないし奇抜でもないが)この定番の味を食べに来る人がいる」のは間違いない。

良い意味では安心して見られるエンターテイメント映画。

まあ、裏を返せばどこかで観たことがありそうとか、目新しい要素はないというか。


うーん、悪くない…これが一番自分の感想を適切に表している言葉だと思う。


さてさて、内容ですが記憶喪失のダニエル・クレイグ演じる主人公ジェイクが、

町でトラブルに巻き込まれ最中にエイリアンの襲撃にあう。

エイリアンに町の人が連れ去られる中、ジェイクの腕につけられていたものが反応し、

1台のエイリアンが操作する飛行物体を撃破。

この事をきっかけにハリソン・フォード演じるダラーハイド達と行動を共にし連れ去られた人を取り戻しに行く。

…というような話。


ダニエル・クレイグは個人的にトム・クルーズと近い印象があって、

「こいつ、なにを考えてるんだろう」って瞬間がある。

そんな彼が記憶喪失なのだからハマらない訳がない。


冒頭すぐにダニエル・クレイグの顔にカメラが行くのだが、

何も言葉を発するわけでもないのに観ている人は「あっ、記憶がないんだ」と分かる。

実際うまいよね…顔芸と言ったらチープに聞こえるかもしれないが、

表情で自然に演技ができるのは凄い。

最初にダニエル・クレイグが「007」のジェームズ・ボンドと聞いた時は、

「え〜」って思ったのだが、今となっては「あり」かなと。


あと役者でいうならハリソン・フォードでしょうか。

後でストーリーについては書くのですが、

演技どうこうよりも彼の演じる「ウッドロー・ダラーハイド大佐」というものが、

なんか微妙な設定のため活きてないなあと。

ただハリソン・フォードの存在感はある。

そりゃ止まり木にハリソン・フォードがいたら、すごいラッキーだと思う。


で、ですね。

最初に書いたみたいに決して悪くはないんですよ。

ただ、傑作だ〜っていう要素もなくて。

制作にロン・ハワードとかスティーヴン・スピルバーグとかが名前を連ねているし、

まあ大きなハズレはない…ほんと安心して観られるクオリティ。

派手に爆発したり、見応えのあるアクションがあり、ハッピーエンドがあり…と。

いわゆる「普通の大作映画」が観たいって人にはおススメだと思います。



そんなところを踏まえていろいろ言うのであれば、ですが、

冒頭ですね、記憶喪失のみせ方はうまいと思うのですが、

3人の追いはぎをあっという間にやっつける訳ですよ。

あっ、これは記憶なくなってるけど、実は「軍で英才教育を受けた」とかそんな過去があるのか?

…と、思いきやただの犯罪者で…なんでそんなに強いのよ!

まあダニエル・クレイグの風貌で強くない訳がないから仕方がないのか。

とりあえず、彼は町にいくのだけど記憶を取り戻すためかと思えば、

特に理由もなく…不法侵入&傷の手当&ウイスキーのただ飲み。

まあエイリアン襲ってきて良かったよね。

エイリアンも脱獄したダニエル・クレイグを追ってきたのであれば話が分かるんだけど、

ただ町の人間をさらいに来ただけ。

「エイリアンはあんたなんか気にもしてない」みたいなセリフがあるけど、

武器まで奪われて逃げられたんだからもうちょっとエイリアンも気にしろよ!と思ってしまう。

てか、あの武器奪われたエイリアンさ。

舐めてるのは分かるけど、ちょっと無用心すぎるだろ!

腕輪を置くのもどうかと思うけど、せめて身動き出来ないようにしとけよー。


それはさておき、ハリソン・フォードの演じる「ウッドロー・ダラーハイド大佐」ですが、

最初はすごく「悪い奴」っぽく登場するのね。

牛を殺されたときの使用人に対して「大佐と呼んだ奴は殺す」みたいな演出で。

まあ直接は殺さなかったけど、あれは死ぬでしょ。

そんな悪い奴でバカ息子のことはすごく大切にしてるのかと思いきや、

ダニエル・クレイグが自分の金貨を奪った奴だと知って息子そっちのけ。

息子はそんなに気にしてないのかなと思いきや、エイリアンにさらわれたら金貨なんてどうでもよし。

なんやねん!失って初めて分かる大切さ、なのか。

それも良いけど、エイリアンを追う旅に出たら急に良い奴になるんですよね。

エメットに思い出のナイフをあげたり、そのナイフを落とすなよとかアドバイスしたり。

その言葉が伏線になっていて、エメットの成長のシーンにも繋がるのだけど、

あの最初の悪い奴演出はなんだったのだろうか。

その後もインディアンの孤児を育てて、実は良い奴なんだってわかるんだけど、

その前からなんか良い奴だって気がしてた!たぶん観ている人はみんな。

なんかハリソン・フォードを活かせてない気がしてもったいない。


もったいないと言えばサム・ロックウェル演じるドク。

途中で「銃は練習しておけ」と言われ何度も練習している描写があるのだが、

こんなけみせるのだから、さぞ重要なシーンで活かされるのだろうと期待していると、

重要ではないとは言わないけど、「えっ、そこで!?」というシーン。

結局助けれてないやんか!!

もっと重要なシーンで一発打ってくれたら良かったなぁ…サム・ロックウェルだし。


オリヴィア・ワイルド演じるエラ・スウェンソンが物語の重要なキャラクターなのですが、

ちょっとネタバレとしたら、彼女は宇宙人な訳です。

他の星の人で自分の星がエイリアン達にやられたから地球に警告をしに来たというのですが、

特に彼女が警告をしていたようには思えなくて…。

町でダニエル・クレイグの腕輪を観て、私を手伝えというけど、

あれ、警告しに来たんじゃなかったっけか?

まあ…いっか。

それは置いといて、燃やされると復活するんだけど、

あれって都合よすぎじゃない!?

傷を負って治すまでに時間がかかったのはいいとして、

燃やされたら死ぬでしょうに!!

実は私は宇宙人なんですって言えばなんでも許されると思うなよ!!


最終的に彼女が体を張ってエイリアンの宇宙船を爆発させるのだけど、

エイリアンも宇宙船のコアとか大事な場所のセキュリティ甘すぎるやろ!

…ということはまあ良しとして、

不思議なのはエイリアンの武器はあんなに発達してるのに、

防具に関して皆無。

もともと装甲が硬いというのに慢心していたのだろうか。

あんな武器を作れるなら、もうちょっと防具に関しても力を入れた方がいいんじゃないか。


他にも突っ込みどころはいっぱいあるけど、

気になったのは犬の失踪。

エイリアンと言ったら「卵を植えつける」という存在なので、

あの犬の失踪は、実は卵を植えつけられている…と思ったけど、

本当にただの失踪だったという…まあいいんだけどさ。



というね…いろいろ書いたけど、まあ悪くない映画ですよ。

あ、最後にもう1つ。

宇宙人だったエラですが、ちゃんと女性だったのだろうか。

キスで腕輪が外れるんだけど、外見がきれいな女性だったからいいものの、

本当の姿はどんな…まあ…ね。



いかにも西部劇っぽい終わり方はいいですね。


ジョン・ファヴローがこの映画の後に映画「「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を作ったと考えると、

ちょっと面白いですよね。


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