2014年11月19日
映画「gift」をやっと観まして…僕なりに数時間考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの
宮岡太郎監督の映画「gift」をやっと観ました…ブルーレイで。
なんと言ってもSKEを応援してると言っていて、
松井玲奈初主演映画を観ない訳にはいかない。
劇場公開の時は前売り券まで買ったのにタイミングが合わず、
特典のポストカードに1300円を払った状態、まあ良いけどさ。
劇場では観られなかったけど、ブルーレイが発売決定となり予約注文。
もちろん発売日に届いた…のにも関わらず、やっと、ですよ。
手元にあるとなかなか観ないという、誰しもありがちなやつです。
さて、映画の感想ですが…。
先に言いますが、「SKE推し」の人が言ってる意見というのは大前提。
今更、冷静に観たら、なんて無理です。
まず…これだけは言いたい。
玲奈をずっと観てたい。
…。
映画「gift」は遠藤憲一演じる、お金持ちの会社会長「篠崎」と、
松井玲奈演じる、騙されて借金を抱えたキャバ嬢「沙織」のロードムービー。
篠崎が沙織を100時間100万で雇い、篠崎のある「目的」のために旅を始める、という感じ。
ロードムービーとは言っても、あまり「旅」って感じは無かったかな。
篠崎の思い出の場所を巡りながら目的地東京に行くわけだが、
寄った場所は神社、宿、映画館、公園。
それぞれ良い味は出してるけどね。
旅先で何かが起きる、というよりは、
旅を通じてお互いを少しずつ理解していく…という感じかな。
一番、(心の)距離が近づく場面が、
篠崎が旅の本当の「目的」を沙織に伝えるところだけど、
ここが結構印象的な「ドリーズーム」で撮影しています。
ドリーズームとは…説明するのが大変なので他のサイトをご参考。
この場面は、やはり大事なシーン。
なので、「他とは違う見せ方」を使うのも分かるし、
沙織はその本当の「目的」が理解出来ない、「混乱」を表してるのも分かる。
…なんだけどなあ…なんか、ただ不気味な画になってしまってる気がするなあ。
印象的なのがうまくいってる分、なんか、うーん。
このシーン以外にも、カメラワークだったり見せ方を、丁寧に撮影している感じは受けました。
宮岡太郎監督はこの「gift」が長編映画デビューとの事で、
相当色々考えて製作に当たってると思います。
ただ…なんとなく…色んな事がノイズに感じるところがあった…かなあ。
これは好みの問題だけど、
最近流行の被写界深度が浅い映像が全編の映画じゃなくて良かった。
ボカせばそれっぽいでしょ、みたいなの最近多いから、ああいうのは嫌い。
フィルムっぽい、とか、フィルム感、みたいなのね。
短編ならともかく長編で、ああいう映像は本当に見にくい。
あ、この映画は違うので…ちょっと最近の流行に対しての怒りが…。
さて、話を戻しまして、
丁寧にカットを重ねて、いわゆる効果的なカメラワークや映像演出をしている。
うまいか、と言われると、そうではないんだけど、好感が持てます。
宮岡太郎監督、例え松井玲奈が主演でなくても次回作観ますよ!
演技に関しては語ると長くなるので…とか言えないですよね。
遠藤憲一さんは本当良い役者だと思います。
ただ、会社会長にしてはちょっと若いかな、なんて思いますが、
親父感はさすがだなと。
この映画の一番の決め台詞、
「プレゼントってのはな。もらう方より、贈る方が幸せなんだよ」
今後使っていきたいと思います(どこで)。
で…で、ですよ。
松井玲奈さんね。
そう、分かってたんですよ最初から。
この映画「gift」はロードムービーとされてますが、
間違いなく「アイドル映画」だって事。
きっとこの映画を劇場に観に行った人、
そしてブルーレイを買って観た人。
ほとんどが松井玲奈目的だと思う(違ってたらすいません…)。
なのでロードムービーとしてどうこう言うよりも、
アイドル映画として何が一番大事かってことだと思うんですよ。
そう、アイドル映画が一番大事なのは「そのアイドルが魅力的に見えるか」です。
本当にね…松井玲奈さん…魅力的でした。
これを言い出したらきりがないですが、絞って挙げるとしたら、
借金取りの柿澤勇人さん演じる千葉とのやりとりの場面。
ブルーレイでいうと、カウンターがジャスト6分。
「ラムネ味事件」、と勝手に言ってますが、これは事件だ。
清楚な印象の松井玲奈が茶髪にしてキャバ嬢、という役。
どんな感じのことをするのかなと思っていたら、
冒頭6分でまさかラムネ味とは。
この6分の時に、全国の松井玲奈ファンは思考が停止したに違いない。
そして、そのあと、こう思ったはずだ。
「…女優に近づいたんだな」と。
アイドル映画として良い場面だと思いました。
そして次は、中盤の千葉との場面。
千葉に沙織がお願いする時の表情。
「…お前…どうしちゃったの?」
俺がどうにかなりそうです…あの表情は。
そりゃあ飴叩きつけたくなりますわ。
もうどうすりゃいいんだ、あんな顔の松井玲奈を観たら!
…って感じでですね。
他にも松井玲奈さんの魅力に溢れた1本。
怒る玲奈、笑う玲奈、色んな玲奈が観れるだけで、
もう納得の1本でしょ。
そしてラムネ味事件は、
女優として成長する姿を「僕らどうしようもない人達」に、
しっかりと見せてくれたかなと。
例えば、発信器付けてるんだったら、
同僚のキャバ嬢に居場所とか聞かなくても良いじゃんとか、
そもそも発信器はどこに入ってて、どういう仕組みなのとか、
どうやって弟と和解したとか、
結局お金もらってないから借金どうしたのとか、
観た人も色々「ん?」ってところがあると思うんだけど、
たぶん、そんなの気にしてないと思うんです。
だって、松井玲奈が魅力的に映ってるから。
アイドル映画として良作です。
なんか、こう書くと映画としてはダメなのかって印象を与えそうですが、
書いたとおり丁寧に作ってるし、良い話だし、
ダメって訳じゃありません。
ただ、最初にも書いたみたいに、もう普通の視点で観られないので、
こんな感想になってしまっているのです。
ブルーレイを買うと特典でシナリオブックがついていますが、
ラストの台詞。
「空っぽじゃなかったよ」
は、説明的すぎるからカットしたのかな?
映画って本当に難しいですよね。
今回はやっぱり「アイドル映画」だったと思うんですよ。
でも、女優松井玲奈を観れたし、もっと観たい。
なので、次は主演とかじゃない方が女優のキャリア的には良いのかなとか。
そんな事を、あーでもない、こーでもないと、考えさせるだけでも、良い1本です。
結論として、玲奈が好き、SKEが好きってことでした。
なんと言ってもSKEを応援してると言っていて、
松井玲奈初主演映画を観ない訳にはいかない。
劇場公開の時は前売り券まで買ったのにタイミングが合わず、
特典のポストカードに1300円を払った状態、まあ良いけどさ。
劇場では観られなかったけど、ブルーレイが発売決定となり予約注文。
もちろん発売日に届いた…のにも関わらず、やっと、ですよ。
手元にあるとなかなか観ないという、誰しもありがちなやつです。
さて、映画の感想ですが…。
先に言いますが、「SKE推し」の人が言ってる意見というのは大前提。
今更、冷静に観たら、なんて無理です。
まず…これだけは言いたい。
玲奈をずっと観てたい。
…。
映画「gift」は遠藤憲一演じる、お金持ちの会社会長「篠崎」と、
松井玲奈演じる、騙されて借金を抱えたキャバ嬢「沙織」のロードムービー。
篠崎が沙織を100時間100万で雇い、篠崎のある「目的」のために旅を始める、という感じ。
ロードムービーとは言っても、あまり「旅」って感じは無かったかな。
篠崎の思い出の場所を巡りながら目的地東京に行くわけだが、
寄った場所は神社、宿、映画館、公園。
それぞれ良い味は出してるけどね。
旅先で何かが起きる、というよりは、
旅を通じてお互いを少しずつ理解していく…という感じかな。
一番、(心の)距離が近づく場面が、
篠崎が旅の本当の「目的」を沙織に伝えるところだけど、
ここが結構印象的な「ドリーズーム」で撮影しています。
ドリーズームとは…説明するのが大変なので他のサイトをご参考。
この場面は、やはり大事なシーン。
なので、「他とは違う見せ方」を使うのも分かるし、
沙織はその本当の「目的」が理解出来ない、「混乱」を表してるのも分かる。
…なんだけどなあ…なんか、ただ不気味な画になってしまってる気がするなあ。
印象的なのがうまくいってる分、なんか、うーん。
このシーン以外にも、カメラワークだったり見せ方を、丁寧に撮影している感じは受けました。
宮岡太郎監督はこの「gift」が長編映画デビューとの事で、
相当色々考えて製作に当たってると思います。
ただ…なんとなく…色んな事がノイズに感じるところがあった…かなあ。
これは好みの問題だけど、
最近流行の被写界深度が浅い映像が全編の映画じゃなくて良かった。
ボカせばそれっぽいでしょ、みたいなの最近多いから、ああいうのは嫌い。
フィルムっぽい、とか、フィルム感、みたいなのね。
短編ならともかく長編で、ああいう映像は本当に見にくい。
あ、この映画は違うので…ちょっと最近の流行に対しての怒りが…。
さて、話を戻しまして、
丁寧にカットを重ねて、いわゆる効果的なカメラワークや映像演出をしている。
うまいか、と言われると、そうではないんだけど、好感が持てます。
宮岡太郎監督、例え松井玲奈が主演でなくても次回作観ますよ!
演技に関しては語ると長くなるので…とか言えないですよね。
遠藤憲一さんは本当良い役者だと思います。
ただ、会社会長にしてはちょっと若いかな、なんて思いますが、
親父感はさすがだなと。
この映画の一番の決め台詞、
「プレゼントってのはな。もらう方より、贈る方が幸せなんだよ」
今後使っていきたいと思います(どこで)。
で…で、ですよ。
松井玲奈さんね。
そう、分かってたんですよ最初から。
この映画「gift」はロードムービーとされてますが、
間違いなく「アイドル映画」だって事。
きっとこの映画を劇場に観に行った人、
そしてブルーレイを買って観た人。
ほとんどが松井玲奈目的だと思う(違ってたらすいません…)。
なのでロードムービーとしてどうこう言うよりも、
アイドル映画として何が一番大事かってことだと思うんですよ。
そう、アイドル映画が一番大事なのは「そのアイドルが魅力的に見えるか」です。
本当にね…松井玲奈さん…魅力的でした。
これを言い出したらきりがないですが、絞って挙げるとしたら、
借金取りの柿澤勇人さん演じる千葉とのやりとりの場面。
ブルーレイでいうと、カウンターがジャスト6分。
「ラムネ味事件」、と勝手に言ってますが、これは事件だ。
清楚な印象の松井玲奈が茶髪にしてキャバ嬢、という役。
どんな感じのことをするのかなと思っていたら、
冒頭6分でまさかラムネ味とは。
この6分の時に、全国の松井玲奈ファンは思考が停止したに違いない。
そして、そのあと、こう思ったはずだ。
「…女優に近づいたんだな」と。
アイドル映画として良い場面だと思いました。
そして次は、中盤の千葉との場面。
千葉に沙織がお願いする時の表情。
「…お前…どうしちゃったの?」
俺がどうにかなりそうです…あの表情は。
そりゃあ飴叩きつけたくなりますわ。
もうどうすりゃいいんだ、あんな顔の松井玲奈を観たら!
…って感じでですね。
他にも松井玲奈さんの魅力に溢れた1本。
怒る玲奈、笑う玲奈、色んな玲奈が観れるだけで、
もう納得の1本でしょ。
そしてラムネ味事件は、
女優として成長する姿を「僕らどうしようもない人達」に、
しっかりと見せてくれたかなと。
例えば、発信器付けてるんだったら、
同僚のキャバ嬢に居場所とか聞かなくても良いじゃんとか、
そもそも発信器はどこに入ってて、どういう仕組みなのとか、
どうやって弟と和解したとか、
結局お金もらってないから借金どうしたのとか、
観た人も色々「ん?」ってところがあると思うんだけど、
たぶん、そんなの気にしてないと思うんです。
だって、松井玲奈が魅力的に映ってるから。
アイドル映画として良作です。
なんか、こう書くと映画としてはダメなのかって印象を与えそうですが、
書いたとおり丁寧に作ってるし、良い話だし、
ダメって訳じゃありません。
ただ、最初にも書いたみたいに、もう普通の視点で観られないので、
こんな感想になってしまっているのです。
ブルーレイを買うと特典でシナリオブックがついていますが、
ラストの台詞。
「空っぽじゃなかったよ」
は、説明的すぎるからカットしたのかな?
映画って本当に難しいですよね。
今回はやっぱり「アイドル映画」だったと思うんですよ。
でも、女優松井玲奈を観れたし、もっと観たい。
なので、次は主演とかじゃない方が女優のキャリア的には良いのかなとか。
そんな事を、あーでもない、こーでもないと、考えさせるだけでも、良い1本です。
結論として、玲奈が好き、SKEが好きってことでした。
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