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posted by fanblog

2018年11月02日

映画「高慢と偏見とゾンビ」の感想…たぶん「高慢と偏見」を知ってから観るのが良いと思います!

今日は映画「高慢と偏見とゾンビ」の感想です。

何度か予告編は観た事があったのですが特に興味を引かれる事もなく。

ただ、オカンが何か映画を観るとPrime Videoで映画を探していて、

そこで見つけたのがこの映画だった。

という事でPS4でPrime videoでの鑑賞…オカンが選んだので吹き替え版。



映画「高慢と偏見とゾンビ」は2016年公開のバー・スティアーズ監督作品。

先月感想を書いた映画「グレイテスト・ショーマン」に出演していた、

ザック・エフロン主演の映画「セブンティーン・アゲイン」の監督。

それ以外にもいくつか監督作品はあるのですが、この1本しかまだ観ていないです。

なので、どんな監督って印象もまだ全然ないのですが、

映画「セブンティーン・アゲイン」は普通に好きです。


この映画「高慢と偏見とゾンビ」は、

ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」をパロディにした、

セス・グレアム=スミスの小説「高慢と偏見とゾンビ」が原作。

残念ながらどちらも小説は未読…いつもの事ですが。


映画のあらすじですが、

ゾンビが存在する世界、人々はゾンビと戦いながら日々生活していた。

ベネット家は5人姉妹の娘がいたが、女性では財産を継げぐ事ができず、

母親はお金持ちの旦那を見つけてと言っていた。

そんなある日、舞踏会にて資産家であるビングリーに娘の1人ジェーンが気に入られる。

しかし次女のエリザベスはヒングリーの友人であるダーシーに印象良く思われなかったのだった。

そしてジェーンが1人でビングリーの屋敷へ行く事になったのだが途中ゾンビに遭遇し…みたいな感じかな。


キャストですが、

次女のエリザベス・ベネットを演じるのはリリー・ジェームズ。

色んな映画に出演しているのですが自分は観ていなかった。

綺麗だし画が持つルックスなので主人公が出来る女優だと思った。

しかもおっぱいが良い…いや、しっかりは見えないけどもいい。

フィッツウィリアム・ダーシーを演じるのはサム・ライリー。

名前からだとサム・ライミが思い出されますが、

顔は全然似ていません。

イケメンかと言われるとそうでもないのですが、

個性的な顔と今回の高慢な役柄は合っていたと思います。

長女のジェーンを演じるのはベラ・ヒースコート。

彼女の他に出演している映画も観ていないのですが、

劇中でエリザベスよりも綺麗と言われる役でもあるし、

実際に綺麗な女優だと思う。

どっちが綺麗かは好みの問題もでてきますが、

個人的にはリリー・ジェームズの方が好きな顔。

その他、ジャック・ヒューストン、ダグラス・ブース、

マット・スミス、レナ・ヘディ、チャールズ・ダンスなどが出演しています。


さて、映画「高慢と偏見とゾンビ」の感想ですが、

こんなバカっぽい設定なのにめちゃくちゃ真面目に作ってて、

普通に楽しめるという稀な作品なんじゃないでしょうか。

原作は先ほども書いたとおり未読なのですがパロディ作品。

普通パロディ作品だったら面白おかしく作っちゃいそうなのに、

この映画では表面上は笑わせようとは全くしていない。

それどころか大真面目に作っているのが凄く好感が持てました。


結果的にパロディ作品なのに笑える作りじゃないのかよって見方も出来ますが、

娯楽作品としては普通に楽しめるし、

この「真面目にバカっぽい設定をやりきる」ってなかなか出来ないですよね。


そして原作を知っていたらその「違いでめちゃくちゃ笑える」んだと思う。

そう思うとこの映画を観る前に「高慢と偏見」を読んでおくか、

映画化もされているので観ておくのが良いんだろうなと思う。

そりゃそうか、ネタ元しらずにパロディから観る方が間違いな気もしてきた。


どうにか自分のこの映画「高慢と偏見とゾンビ」を観た記憶を消して、

先に映画「高慢と偏見」を観てから、この映画を観る方法は無いだろうか。

そんな事を思うので、まだどちらも観てないって人は、

まずはネタ元の「高慢と偏見」から読むなり観るのがオススメ。


ただ、この映画「高慢と偏見とゾンビ」から観ても楽しめない訳ではない。

先ほども書いた通り普通に楽しめる娯楽作品には仕上がっている。

本当にパロディ作品とは思えないほどしっかり作ってあって、

最初カットの引き画のロケーションからして、あ…お金かかってるヤツだって。

衣裳やセットだったり安っぽさは全く感じない。


ネタバレはしないようにしますので、

物語については基本的に言及しないようにしますが、

パロディ作品なので細部にどうこう言うのもどうかなって思うんだけど、

まずこの世界ではゾンビは普通に話せるし考えれるし知恵を持っている。

設定では人の脳みそを食べると純粋なゾンビへと変わっていくそうなのだが、

豚の脳みそなどでも代用か可能だと言う。

本当は人の脳みその方が食べたいのだろうけど、

ゾンビも知恵を持ってるんだったら、豚の脳みそで良いじゃんて思いそう。

オレ、あんな感じのゾンビにはなりたくないなあ…って。

一応、「この設定」が映画で大事になってくるのだけど、

知恵があったらあんまり純粋なゾンビにならないんじゃないだろうかと思う。


あと知恵があったら30mの壁なんてなんとかなりそうな気がするんだけどなあ。


そしてそんなゾンビがウロウロしている様な世界で、

娘を1人、馬で移動させるなよと。

そしてあのシーンは本当になんでも無かったのかよ!

もう少しで殺されたかもしれないんだから、

せめて自分で「噛まれてない」とか主張するべきじゃないのか!

みたいなツッコミはしたくなってしまう。


あとクライマックスは戦ってるんだけど、

さっきまで夜だったのに終盤夜が明けてるんですよね。

…え…今までずっと戦ってたの!?

凄い体力ですな…みたいな事も思ったり。


まあ、設定が設定だけにそんなに気ならないんだけど。


あと日本で修行したんじゃなくて中国で修行したってのが、

劇中でちょっとバカにされているシーンがあって。

だったら、この映画では「中国で修行した事」がどこかで活かされないと、

ちょっと中国に気の毒な気がする。

別に日本が良いとか中国が良いとかそういう話じゃなくて、

ネタとして中国で修行してきたのがバカにされました、と。

だったら、映画ではその中国で修行してきた事が役に立たないと、

なんとなくスッキリしないのではないだろうか。

せめてバカにした奴らがゾンビに襲われそうになっている時に、

中国で学んだ拳法でゾンビをやっつけて助ける…みたいな。

そんなシーンがあるだけでも設定が活きてくる様な気がするんだけどなあ。


そんな感じかな。

普通に娯楽作品として楽しめるって凄い大事だと思うし、

きっと原作を知っていたらもっと笑える作品だったと思います。

あ、一応コリンズ牧師ってキャラクターは笑わせにきてますね。

「どうかしましたか?どうかしましたね…」は、不覚にも笑ってしまった。

そして、アイツと結婚したら父とは絶縁とかネタにもされるし。

いい味だしてました。

あと、ラストの展開は好みの問題だけど、自分はハリウッドっぽいなって思ったけど、

オカンは難色を示していた。


邦題ですが、原題は「Pride and Prejudice and Zombies」で、

ほぼ邦題の「高慢と偏見とゾンビ」はそのままと言っていいと思います。

確かにこの「Pride」を「高慢」という訳が当てはまるのかどうかは難しい。

少しだけニュアンスが違う気もしなくはない。

そういう事もあってか、この「高慢と偏見」の映画化である、

2005年のキーラ・ナイトレイが主演している映画は、

「プライドと偏見」という邦題がついています。

確かになあ…難しいですよね、細かいニュアンスって。

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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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