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聖徳太子は実在しないとな?


テレビを見ていたら、聖徳太子は架空の人物だと言っていた。

誰もが一番最初に覚える年号、645年の大化の改新をはじめとして、

聖徳太子の名前は、1万円札の肖像画としても有名である。

その一万円札は1986年(昭和61年)1月4日まで作られた。

そして今は何故か福沢諭吉である。

福澤諭吉ではなく、福沢諭吉だ。

沢の字が違うのだ。



聖徳太子は実在しないという説は、

大山誠一氏の著書「「聖徳太子」の誕生」(1999/04)

により、一般に広まったと言われている。

続編に「聖徳太子と日本人」がある。



ところで、何故一万円札の肖像を慣れ親しんだ聖徳太子から、

一文化人である福沢諭吉にしたのであろうか。

1986年まで作られた1万円札が、

こうもタイミング良く変更されたとは不思議な事だ。

まるで聖徳太子が架空の人物だから変更しよう、

と、以前から考えていたかのようだ。



しかし、大山誠一氏の著書「「聖徳太子」の誕生」は

1999年発行だ。

それにしてはタイムラグが大き過ぎるので、

たまたま偶然そうなったと考えるのが妥当なのだろうか。



今更言うのもなんだが、

一万円券:聖徳太子(政治家) → 福沢諭吉(文化人)

五千円券:聖徳太子(政治家) → 新渡戸稲造(文化人)

               → 樋口一葉(文化人)

千円券:伊藤博文(政治家) → 夏目漱石(文化人)

               → 野口英世(文化人)

二千円券:表面に守礼門、裏面に源氏物語絵巻



当時、何故慶応の福沢諭吉なんだ?

新渡戸稲造って誰だ?

という声をよく聞いたものだが、最近は聞かなくなった。



それはそうと、二千円札は今は作られていない。

2003年に製造されて以来、

2012年まで製造されておらず、9年連続だ。

今年もし製造されなければ、10年連続になる。



これはもしかしたら、二千円札を持っていれば

高く売れるのではないかと思い、調べてみると、

そうでもないらしい。

未使用で、特別な番号、例えば7ばっかりの数字とかで、

しかも10枚連番セットでないと、なかなか高値では売れないらしい。



残念である。









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