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左手の人差し指でシールを押さえている女性


 毎朝JRに乗っているが、

学生が夏休みの分、ラッシュもそれほどではない。

毎朝短い間だが、本を読みながら博多駅へと向かう訳だが、

先日も本を読みながら、ドア付近に立っていたら、

ドアと向かい合うようにして、20歳前後の女性が立っていた。



 その女性は何をする訳でもなく、唯ぼんやりとドア越しに、

外の風景を見ていたのだが、

私も、そろそろ博多駅かな、と思い、

同じように外の風景をみていた。

何気なく前にいた女性を見てみると、

左手の人差し指で、ドアのシールを押さえていた。



 そのシールは、ドア注意か何かのシールなんだが、

右上隅が少し剥がれていて、ペラペラしていた。

その部分は黒くなっていて、もうノリが駄目になっている。



 女性は、そのシールを押さえていて、

シールがちゃんと貼られているかのように、

駅に着くまで、そのシールを左手の人差し指で、

ゴシゴシ擦って、ドアにシールを綺麗に貼り付けようと

しているみたいに、ずっと押さえていた。



何がその女性にそうさせていたのだろうか。

別に楽しそうでもなく、ただ、シールを押さえている。



 私はその女性の左手の人差し指をじっと見ていた。

女性らしい、細く、そして少し骨ばった、

華奢な綺麗な指をしていた。



しばらくして、電車は博多駅に到着し、

女性は、私と同じように電車を降り、

人混みの中に消えていった。



 会社に着いて、パソコンを立ち上げ、

メールチェックをしている時、

自分の爪を見て、また思いだす。



何が彼女を駆り立てたのだろうか。

意味もなくシールをすっと押さえ続け、

にこりともせず、電車から降りて行った彼女。



 そういえば、実家の冷蔵庫や、裏口の壁の下の方に、

プリキュアのシールが貼ってある。

犯人は姪。

その壁の横には、私が貼ったであろうサイボーグ009の

シールが貼ってある。



 いつまで残しているんだ、と思うが、

それも私の母からすると、シールを見て私の事や、

姪の事、私の母からすると孫になるが、

小さい頃の、まだ可愛かった頃を思い出す、

魔法のシールになっているのだろう。



たまに雑誌を買うと、シールやハガキが

おまけで付いていることがある。



貧乏性なのか、捨てられなくて困っている。







Accessories/スマイルプリキュア! おみみクルクルおしゃれキャンディ!





 爪切り 斬(ZAN) ギロチンタイプ




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ちぃ
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