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2018年01月17日

体調の急変

前回の記事の続きです。


平成29年9月19日の晩、
寝る前にサプリメントを飲んだ後、
激しい胃痛と吐き気に見舞われました。


その晩は、横になっているうちに、
何とか眠りにつくことができました。




ところが、その翌朝も、
まだ胃痛と吐き気が残っていました。
そのため、ご飯を食べずに
昼2時頃まで寝ていました。




いったん起きて、軽食を食べた後、
ふたたび寝たのですが、
つぎに4時過ぎに目が覚めると、
なぜか天井がぐるんぐるんと回っていました。



お布団に横になった状態で、
無理矢理、回転させられているような
強いめまいでした。



布団にしがみつきながら、
めまいが治まるのを待っていたところ、
やがて吐き気を催してしまい、
トイレで嘔吐をしました。



その後、また布団に横になっていたのですが、
ふたたび吐き気を催してしまい、
トイレに駆け込んだところ、
100ccくらい、吐血をしてしまいました。



吐血をしたのは、初めてのことでした。
気が動転するというよりも、
呆然としてしまって、どうしたらよいか
分からない状態に陥りました。




一応、2回、嘔吐したことで吐き気は治まり、
めまいの方もだんだんと落ち着いてきました。




そこで、しばらく様子を見ていたのですが、
数十分後、ふたたび吐き気に襲われ、
嘔吐をしました。




これがきっかけとなり、激しい吐き気が
止まらなくなりました。加えて、
呼吸が荒くなり、全身が脱力感に襲われました。



その場に倒れ込みそうになりながら、
自力で救急車を要請し、
総合病院に搬送されることになりました。


救急車の中でも吐き気は続き、
間もなく手足のしびれや体の震えの症状が
出始めました。


幸い、意識ははっきりしていました。


病院に到着後、鉄欠乏性貧血を含む
既往歴や、8月頃から感じていた
体調の異変、前の晩からの症状の経過、
今、飲んでいるサプリメントの種類などを
救命救急医に伝えました。



その後、脳のCT検査、心電図、肺のレントゲン、
血液検査を受けた後、
救命救急医から説明を受けました。




まず、めまいの症状があったため、
脳疾患と心疾患を疑ったが、
これらの検査では異常はなかったと
言われました。


ウィルス性胃腸炎にかかると、
めまいが引き起こされることがあるので、
おそらくそれが原因でしょうとのことでした。



吐血に関しては、胃潰瘍の可能性もあるため、
改めて外来で胃の内視鏡の検査を受けるようにと
言われました。




重大疾患ではないようで、内心ホッとしていると、
救命救急医が驚きの言葉を口にしました。

「じつは、先ほどの血液検査で、
GOTとGTPの数値が3桁だったんですよ」



驚いて、思わず寝ていた簡易ベッドから、
パッと上半身を起こした私に、
救命救急医が検査結果を見せてくれました。


そこには、GOTが211、GTPが194
と、記載されていました。



「肝機能障害ですね」
救命救急医は、私にそう言いました。




長くなりましたので、つぎの記事に続きます。






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2018年01月15日

体調面での異変

平成29年8月中旬のことでした。


この頃、食べ物を食べると、
嘔吐まではいかないのですが、
なぜか吐き気がするようになりました。


胃がムカムカしている状態で
サプリメントを飲むと、
吐いてしまいそうになるため、
吐き気が治まるのを待ってから、
サプリメントを飲むようになりました。



原因は分かりませんでしたが、
1つ、思い当たったのは、
アミノ酸のサプリメントでした。


当時、ピューリタンズプライド社の
アミノ酸を飲んでいたのですが、
口に入れるとアミノ酸特有の
苦い味がするため、それが吐き気を誘因
しているのではないかと思ったのです。


それでも、脳を機能回復させるためには、
アミノ酸は欠かせない栄養素だったため、
頑張って飲み続けていました。


やがて胃だけでなく、
腸の機能も落ちてきて、
便秘と下痢を繰り返すようになりました。


9月に入ると、
今度は尿の状態が気になり始めました。


それまでも、ビタミンB群を飲んでいる
影響から、尿の色が濃くなることが
多かったのですが、さらに色が濃くなり、
加えてツンとした
きつい臭いがするようになったのです。


そうした中、9月3日から夫が夏休みに入り、
2人でシンガポールに旅行しました。


現地では、動物園や植物園、
博物館を訪れるなどして
楽しみましたが、5泊6日の滞在中、
中盤からは食欲が落ちてしまい、
ご飯をほとんど食べられなくなりました。


そのうち、微熱やのどの痛みの症状も
加わったため、帰国翌日の9日、
かかりつけの内科を受診しました。


医師の診断は、ここ数年、
何度も掛かったことのある
ウィルス性胃腸炎とのことでした。


抗生剤や胃腸の薬を1週間分、
処方され、飲み始めました。


いつもは、その薬を飲むと、
2,3日で症状が落ち着くのですが、
この時は一向に治まりませんでした。


それどころか、
体がだるくなってきて、
横になっている時間が多くなりました。



そして迎えた19日のことでした。
この日、私は夕食を食べた後、
うっかりサプリメントを
飲み忘れてしまいました。


寝る前に思い出し、飲んだところ、
その直後から激しい胃痛と吐き気に
襲われました。



長くなりましたので、
つぎの記事に続きます。





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2018年01月09日

笑いに関する症状について・・・1

以前、「精神面の症状と栄養不足との関係」の
記事の中で、平成27年4月から
平成29年2月までの「笑うこと」に関する
症状について、変遷をお伝えしました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/71/0



前回の記事にも書きましたが、
平成29年2月は、
はじめて笑った時に、
おなかの筋肉がひくひくしたり、
笑い声が出そうで出ない状態に
なったことが何度もあったりと、
状態が大きく好転しました。


今回は、その後の状態について、
つづってみたいと思います。



○平成29年3月

中旬頃から時々、
無声音と有声音の中間のような、
かすれた笑い声が出るようになった。


平成29年4月

人に冗談を言った回数は多かったが、
フェリチンの数値が下がった影響で、
テンションが下がっており、
笑い声はほとんど出なかった。


○平成29年5月

相変わらず、笑い声はほとんど出ないが、
5月6日、バラエティのお笑い番組を
見ている最中に、1度だけ、
短いけれど「アハハ」という
ハッキリとした笑い声が出た。

6日以来、短いはっきりとした
笑い声が出たことが、2、3度あった。
それから、前は息が出るだけだったが、
「フフッ」というはっきりした笑い声も、
会話中に何度か出た。 
ただ、それ以外は、やはり笑い声が
出ないことが多かった。


○平成29年6月

好きな芸人さんのお笑いライブを聞きに行く。
笑い声は出なかったが、
オチで笑うことができた。

(ナイアシンを1500mg飲み始めて以降)
笑っているときに、
たまに元気だった頃と同じ高さにまで、
テンションが上がることがある。
その時は、軽い笑い声が出ることが多い。

ただ、まだ思うように笑えないことや、
笑い声が出ないことが多い。


平成29年7月

はっきりとした笑い声はまだ出ない。
ただ、軽めの短い笑い声はよく出るように
なってきた。


平成29年8月

人と話しているときに、
ちょっとした笑い声が出ることが
多くなってきた。
また、自然な笑顔がとても増えてきた。

ただ、まだ大きな笑い声は出ない。
笑い声が出そうになると、
咳き込むような状態になってしまう。



今回は、ここで止めておきます。


ナイアシンの摂取量が増えた
6月以降、夫や親しい友人以外の知人や、
初対面の人、店員さんなどに対しても、
満面の笑顔がよく出るようになり、
日常生活でニコニコしていることが
とても多くなりました。


おかげで、色々な場所で、
初対面の人たちともすぐに打ち解けられ、
精神的にも安定した状態が
続いていました。


この状態が続いていけば、
そのうちに普通に笑い声が
出るようになるかもしれないと、
期待していました。


ところが、順調に思われていた矢先の9月、
私にとって大きな出来事が起こりました。


そのことについては、
別の記事でお伝えしようと思います。






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2018年01月08日

言語に関する症状について・・・3

平成29年8月19日のことでした。


この日、私は、地元の公民館で開催された、
戦争に関する展示会を見に行きました。


これまで、博物館や資料館などで、
日本と外国との戦争をテーマにした
展示物を見たことは何度もありました。


しかし今回は、地元における戦争がテーマだったため、
ローカルな話題が中心で、知らなかったことが多く、
見始めてすぐに興味を惹かれました。


特に心に響いたのは、戦地の父親が内地にいる
子どもたちに送ったという、
約100枚のハガキの展示物でした。


「体に気をつけて、
お母さんの言うことをよく聞くんですよ」
「今、A夫は○歳、B子は△歳、C夫は✕歳ですね。
会いたいです」
などと書かれたハガキを1枚1枚、読みながら、
思わず涙をこぼしたりしました。


他にも、配給のお知らせのハガキや、
戦地に赴く兵隊さんに贈った千人針の布や、
戦時中の写真、広島の原爆を体験した
市内在住の女性の手記など、当時を物語る資料が、
所狭しと会場に飾られていました。


1つ1つの展示資料には、子どもが見ても
内容を理解できるように、分かりやすい言葉で
説明が書かれていました。


市内在住の戦争経験者5名の男性が、
1年かけて調査を行ったうえで展示物を集め、
今回の展示会を開催したとのことでした。


この日、会場には、そのうちの1人の男性が
案内係を担当していました。


途中、資料を見ているときに、
分からないところがあったので、
その男性に質問をし、教えて頂きました。


すると男性から、
「あなたは若いのに、こうした物に
興味があるとは感心ですね」
という言葉を頂きました。


これがきっかけとなり、その男性から、
「もっとくわしいことが知りたければ、
ぜひこの本を読んでみて下さい」
と、書籍を勧められたり、
展示物のくわしい説明をして頂いたりと、
いろいろなことを教わりました。


そうして、すべての資料に目を通し終えたときには、
3時間が経っていました。


会場を出ようとしたときでした。
出口に感想ノートが置かれているのが目に止まりました。
元気だった頃は、自分から進んでこうしたノートに
感想を書いていたのですが、
この日の私は、何も書かずに部屋を出ました。


部屋に滞在していた3時間あまりの間、
展示物を見ながら心を動かされたり、
戦争について考えたり、
色々なことを感じていたはずなのに、
いざノートを前にしたら、書き残したいと思う
言葉が何も思い浮かばなかったのです。



少し前に参加したセミナーでも、
考えたことを瞬時に言葉に変換して
発表するという行為が、
とても難しく感じられたことを思い出しました。


この日、私はつぎのように思いました。


その場で考えたことを、すぐに言葉に変換して
人に伝えるという脳力は、
パソコンで脳トレをするだけでは、
きっと回復させることはできないだろう。


日常的に、アウトプットの機会を持つようにして、
トレーニングを積む必要があるのではないか。


だいぶ体の方は回復しつつありましたが、
脳の状態の方はまだまだ課題が残っていると
感じた1日でした。






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2018年01月05日

言語に関する症状について・・・2

平成29年8月、私は言語に関する
症状をより改善させるため、
都内で開かれた、あるセミナーに参加しました。



当時、私が参加したセミナーは、
「参加型」と呼ばれるタイプのものでした。


一般的なセミナーは、講師の先生の話を
一方的に聴くだけですが、参加型セミナーでは、
出席者が4〜5人のグループに分けられ、
講師の指示で合間にいくつかのワークを行ったり、
講師の問いかけに答えたりと、
さまざまな形で参加します。



今回、参加したセミナーのテーマは、
「自己表現の仕方学ぶ」というもので、
合計3回にわたって参加し、
下記のような内容のワークを体験しました。


・4人でグループになり、1人ずつ、
「最近、体験して嬉しかったこと」を話す。
みんなでできるだけ多く発表し、
数が多かったグループが優勝。


・6人グループで、自分の仕事内容を
紹介した後、自分が扱っている商品に
キャッチコピーをつけて、
グループ内で発表する。


・2人1組で、お互いに自己紹介をする。
その後、相手の話を元に、
相手の人になりきって「自己紹介」をする。



こうしたワークを通して、
毎回、会場に集まった初対面の人たちと
会話を交わし、さまざまな
刺激を受けることができました。



しかし、肝心のワークに関しては、
満足のいく内容の発表をすることが
できませんでした。


というのも、ワークごとに
「1人30秒以内に」とか
「1分以内に」などと
制限時間が決まっていたのですが、
そのような短時間で話す内容を考え、
すぐに言葉で表現するということが、
私にはまだ難しかったからです。



時間内に何も言えないということは
ありませんでしたが、
話す内容が薄くなってしまったり、
発表のアイディアが思いつかず、
仕方なく、前に人から聞いた内容を
受け売りで話したりして、
何とか乗り切りました。


そのため、精神的にまったく
余裕が持てませんでした。


他の人たちが笑顔で発表し、
仲間同士で打ち解けていく中、
私だけが浮いた感じになってしまい、
疎外感を覚えました。



それでも、参加型セミナーに参加したことで、
日常生活では経験できないワークを体験できたので、
参加して良かったと思いました。





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2017年12月31日

ALPの低値の原因について

平成29年8月9日、月に1度の診察を受けるため、
クリニックを受診しました。


はじめに主治医に、感情の幅が広がって、
否定的な感情も感じられるようになったことや、
やる気が上がってきたことなどを伝えました。


その後、5月に受けた血液検査の結果について、
改めて主治医と話をしました。
この日、話題に上ったのは、
ALP(アルカリフォスファターゼ)という
項目でした。


ALPは、以前にも何度かお伝えしましたように、
亜鉛の充足度を知ることができる項目で、
180以上が正常値となっています。


私の場合、栄養療法を始めた平成27年3月に
受けた初回の血液検査で、数値が103だったため、
大幅な亜鉛不足を指摘されました。


その後、ビタミンDやビタミンEなどの
栄養素が充足していく中、
アルカリフォスファターゼだけは上昇が見られず、
平成29年5月の血液検査でも、
107という低い数値でした。


これまで、数値に変化が見られないのは、
亜鉛が不足しているからだという説明を受け、
60〜90mgの亜鉛のサプリメントを
飲み続けてきました。


ところが今回、別の亜鉛が関係している項目、
血清亜鉛の数値が初めて正常値を超えて
しまい、亜鉛の血中濃度が高い状態に
なってしまいました。


これについて主治医からは、
ここで亜鉛の摂取をやめてしまうと、
おそらく数値がさがってしまうため、
過剰にならない程度に飲み続けた方が
良いだろうと言われました。

そして、亜鉛の処方量が
66mgから30mgに減りました。



その際、主治医からは、
アルカリフォスファターゼの数値が上がらないのは、
亜鉛不足以外にも原因があるのだろうと言われ、
それを調べた上で、改めて説明をしますと
言われました。



それから2ヶ月が経ったこの日、
主治医から下記のような説明を受けました。



アルカリフォスファターゼとは、
アルカリの状態の中で働く
「フォスファターゼ」という酵素であること。


原料はタンパク質で、フォスファターゼが
正常に働くためには、亜鉛とマグネシウムが
必要であること。



すでに亜鉛の血中濃度は高くなっていることから、
アルカリフォスファターゼの数値が上がらないのは、
亜鉛の不足が原因なのではなく、原料のタンパク質の
不足が原因だと考えられること。



実際、血液検査の結果でも、
体内のタンパク質の量を示すA/G比や
アルブミンの数値が低く、まだタンパク質が
不足した状態を示していること。




ここまでの説明を聞いた私は、思わず主治医に
「タンパク質はたくさん摂っています」
と言いました。


すると主治医からは、
「せっかくタンパク質をたくさん摂って頂いても、
それが体内できちんと使われていなければ、
もったいないですよね」
という言葉が返ってきました。


続けて、これまですでに、
タンパク質の吸収率を上げるため、
胃の粘膜を丈夫にする効果がある
保険薬剤のマーズレンや、
胃の調子を良くするための漢方薬を処方しており、
対処はしてきたと言われました。


そのうえで、他に対処法を増やすとするなら、
消化酵素を服用することだと言われました。


消化酵素は、栄養療法を開始以来、
前の主治医の勧めで1日1回、
夕食時に飲んでいました。


主治医にそのことを伝えると、
栄養がきちんと吸収されるように、
消化酵素の服用回数を増やし、
1日3回、毎食後に飲んでくださいと
言われました。


こうして翌日から、私は1日3回、
消化酵素のサプリメントを
飲むようになり、つぎの血液検査での
ALPの数値の上昇を
期待することになりました。




今回、参考にしたホームページ
https://eiyouryouhou.jp/biological-analysis/alp
https://vitaminj.tokyo/archives/4563




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2017年12月26日

感情面の変化

1500mgのナイアシンを飲むようになって、
ひと月あまりが経った
平成29年7月下旬頃、
感情面に新たな変化が表れました。


日常生活の中で、これまでほとんど
感じることがなくなっていた、
嫌悪感や怒りの感情を感じるように
なってきたのです。


じつは、栄養療法を始めて以来、
喜怒哀楽の感情は戻っていたのですが、
元気だった頃と比べて
感情の起伏が少なくなり、
穏やかな気分でいることが
とても多くなりました。


その後、たまに「うれしい」「楽しい」という
肯定的な感情を感じた時に、
テンションがポンッと上がって興奮することは
ありましたが、反対に怒りや悲しみなどの
否定的な感情が表に出ることは、
ほとんどなくなりました。


周囲からは好意的に受け止められ、
以前にも増して、「落ち着いている」
「冷静」「穏やか」などと
言われるようになりました。


しかし、喜怒哀楽という言葉があるとおり、
肯定的な感情だけでなく、
否定的な感情も人にとっては大切なもので、
両方あってこそ人間らしさが出るものです。

そのため、私自身は自分の内面に対して、
どこか物足りなさを感じていました。



ところが、7月下旬頃から、
お店で列に並んで待っている最中に
割り込みをされたり、歩いていてすれ違いざまに
相手がぶつかってきて、謝らずに行ってしまった
ときなどに、憤りや嫌悪感などの感情が
こみ上げるようになりました。


それまでは、同じことをされても
ほとんど気にならず、
感情にも変化が表れませんでしたので、
最初の頃は、なぜ最近、急に怒りっぽく
なったのだろうかと思っていました。


しかし、しばらく経つうち、
脳の機能が回復してきて、
否定的な感情も感じられるように
なってきたのだと気がつきました。


興味深いことに、嫌悪感や憤りの感情を抱く基準は、
元気だった頃とまったく同じでした。


やはり、脳は傷ついてはおらず、
単に眠っているだけなのだと分かり、
残りの機能が回復するまでの間、
本来の自分自身に戻って行く過程を
楽しもうという気持ちが強くなりました。





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2017年12月20日

記憶力の改善

暗算アプリ「Ninimaths」を使って、
3桁と3桁の暗算をするようになってから、
生活のさまざまな場面で記憶力の向上を
実感するようになりました。


まず、自分が言った言葉を、話している最中に
忘れてしまうという症状に関しては、
暗算を始めて以降、頭が混乱した状態に
陥ることはなくなりました。


たまに、「あれ、これはもう言ったよね」
と、一瞬、考えることはあるものの、
「うん、さっき言った」と、すぐに
思い出すことができるようになりました。


これに関しては、6月中旬以降、
暗算アプリの他に、
昼間に1人で見たテレビ番組や、
読んだ新聞記事などの内容について、
夫が仕事から帰宅後に毎日、
話して伝える努力をしていたことも、
良かったのだと思います。


というのも、まずは目にした物を記憶し、
それを数時間後に思い出して、
言葉に変換しながら順に伝えることで、
脳の記憶や言語に関する部位を
刺激することができたからです。


まだ、理路整然とした説明はできません
でしたが、トレーニングを行っている
という意識で、毎日続けていました。



他に、日常生活で行動する際にも、
記憶力の改善を感じることができました。


記憶力が著しく低下していた時期は、
頻繁に記憶が曖昧になったり、
したことを忘れてしまって、
探し物やうっかりミスをよくしていました。


しかし、7月が終わる頃には、
人が話した内容や自分がした行動、
その日の行動の予定や人との約束事など、
いろいろなことを記憶し、
行動の際に引き出すことが
できるようになってきました。


おかげで、スムーズに行動ができるように
なり、一段と元の生活に近づきました。


これまで、パソコンや雑誌を使った
脳トレなどで、記憶力の改善を試みてきましたが、
3桁の暗算がもっとも効果がありました。


ただ、まだ回復していないと
感じる部分もありました。

それは、耳から聞いた音を記憶する脳力です。


7月22日、23日の2日間、
私はある講習会に参加しました。
その最中、講師の先生が説明をしながら、
1度に名詞を5つくらい挙げました。


それらをノートに書き取ろうとしたのですが、
はじめの2つしか耳に残らず、
残りは書くことができませんでした。


ネスレのブレインHQの「聴き取り」の
トレーニングを行っている時も
感じていましたが、
まだ言葉の音が記憶に残りにくいと
実感しました。







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2017年12月18日

栄養の吸収と体重の関係

栄養療法を始めた後、
それまで抱えていた症状が1つずつ
減り、体調が良くなっていくと同時に、
ある興味深い変化が体に表れました。


それは、体重の増加です。


子宮筋腫の手術を受ける前、
平成25年3月頃の私の体重は、
45〜46Kgでした。
この体重は、中学生の時からずっと変わらず、
増加したことはありませんでした。


私の身長は、164pですので、
BMIの値から見ると、痩せすぎの範囲に入ります。


毎回、健康診断では「痩せすぎ」だと
指摘されていましたが、
かかりつけの医師からは、
「体重が変わらないということは、
この体重があなたの適正体重なのでしょう」
と言われており、自分でもそう思っていました。


ところが、子宮筋腫の摘出手術を受けた後、
体重が43kgにまで減ってしまいました。


術後2年かけて、ようやく体重を戻し、
平成27年4月の時点では、
ふたたび46kgに戻っていました。


ちょうど栄養療法を始めた年で、
療法の開始後、はじめは体重には
変化がありませんでしたが、
半年が経った頃から徐々に増え始め、
1年が経つ頃には49kgになっていました。



その後も体重の増加は止まらず、
平成29年の夏には55kgにまで
増えました。


私自身は、内心、少々複雑な気持ちでしたが、
主治医や看護師さんたちは、体重の増加によって、
BMIの適正範囲内に入ったことを
とても喜んでくれました。


体重増加の理由は、下記の4点でした。

1.亜鉛の摂取により、胃の不調が
 改善したことで食欲が増し、
 食べる量が増えたこと。

2.糖質である主食の量は少なめだが、
 代わりに、肉や魚などのタンパク質を
 しっかりと摂るようになったこと。

3.乳酸菌やサプリメントの摂取により、
 全身の状態が改善し、小腸からの栄養の吸収が
 良くなったこと。


4.消化や吸収の働きを上げるために、
 消化酵素のサプリメントを摂取し始めたこと。


痩せていた頃、人に「食べても体重が増えない」と言うと、
よくうらやましがられていましたが、
しかし実際は、喜ばしいことではありませんでした。


胃で消化する働きや、
小腸から栄養を吸収する働きが弱いために、
食べ物から栄養をきちんと吸収することができず、
一部は体外に排出されてしまっていたため、
体重が増えなかったのです。



しかし、栄養療法によって不足していた栄養素を
補うようになったことで、内臓の働きが良くなり、
栄養の吸収ができるようになったおかげで、
体重が増えたのです。



とはいえ、体重が増えすぎるのも
好ましくありませんので、
現在は、食べる量をコントロールしながら、
これ以上は増えないように気をつけています。



ところで、4番目の消化酵素のサプリメントに
ついては、これまでお伝えしたことが
ありませんでしたね。


栄養療法を受ける前に通院していたクリニックでも、
保険調剤の「ベリチーム」という、
胃腸内での消化を促進する消化酵素剤を
処方されて飲んでいたのですが、
栄養療法を始めてからは、主治医の勧めで、
サプリメントで消化酵素を摂取しています。


胃腸の調子が悪い人、
消化が遅くて胃もたれしやすい人や、
以前の私のように、きちんと食べているのに
体重が増えないという方は、
1度、試して頂けたらと思います。



私は、栄養療法を開始以来、1日に1回、
夜ご飯の時に消化酵素のサプリメントを
摂取していましたが、平成29年8月からは、
主治医の勧めで毎食後に飲むようになりました。


その背景には、血液検査の結果によって
判明した、ある問題が関わっていたのですが、
それについては改めて、記事の中で
お伝えしようと思います。




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2017年12月14日

言語に関する症状について・・・1

前にもお伝えしましたように、平成29年7月には
人の話を聞く脳力は、日常生活で問題がない
状態にまで回復しました。


そのため、今回からはタイトルを変えて、
「言語に関する症状について」と題し、
おもに「話すこと」と「書くこと」に関する
症状について、お伝えしようと思います。


話すことに関しては、7月に入ると
シャドーイングの効果が出てきて、
症状に改善が見られました。


会話の最中、「〜でしょう」というつもりが、
「〜だしょう」と言ってしまうなど、
たまに小さな言い間違えをしてしまうことは
ありましたが、さほど気にならなくなってきたのです。

同時に、どもることもほとんどなくなりました。

主治医が話していた通りの効果で、
回復に向けての大きな進歩でした。


ただ、まだ問題が残っていました。
雑談をするときには、割合、テンポ良く話をしたり、
相手の話を聞いたりできるのですが、
人に何かを説明したり、
自分の考えを伝える場面では、
テンポがガクンと落ちてしまうのです。


文章を書くときもそうでした。


以前、「書くことに関する言語障害について」
の記事の中で、
「努力の甲斐があり、今年、平成29年1月には、
日常生活においては、だいぶ支障がないまでに
回復することができました。」と書きました。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/87/0?1513266130



しかし、6月頃からふたたび、
思うように文章を書けない症状に
悩まされていました。


症状の悪化が原因ではありませんでした。


この頃から、文章を書くときの知能がさらに上がり、
書こうとする文章の題材や内容が難しくなって
きたことがきっかけでした。


文章を書く脳力が落ちているため、
複雑な文章を書きたくても、
書けない状態に陥ってしまったのです。


まだ、頭の中で文章を
組み立てることができないため、
書きながら文章を作り上げていくと、
言葉をつなぎ合わせたような文章になったり、
文法的におかしな文章になってしまうことが
多くありました。



そのため、書き終えた後で
意味が通じにくかったり、文法的におかしな
文章を1つ、1つ直す必要があり、
文章を書き上げるまでに、とても長く時間が掛かりました。



じつは、話すときや書くときに、
頭の中で文章を組み立て、
順序よく人に伝える際にも、
ワーキングメモリが関わっているのです。


まだ残っている、言語と記憶に関する症状は
すべて、ワーキングメモリの機能低下が、
大きな原因となっていました。



ただ、主治医の勧めで3桁の暗算を行うように
なって以来、少しずつですが、
症状が良い方向に向かっていました。


そのため、暗算アプリ「Ninimaths」の
問題数を10問から30問に増やし、
地道にコツコツと毎日、問題を解き続けました。

この後の変化については、
また改めてお伝えしようと思います。

今日の記事は、これで終わりにしますね。





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2017年12月07日

やる気を回復させるために行ったこと・・・2

前回は、ルーズになっていた生活を
元に戻すために、スマートフォンに
「Wunderlist」というアプリを入れたことを
書きました。


今回は、その続きです。


アプリを導入した当初は、
自分で入力した「To Do List」の
「やるべきこと」をこなそうと、
頑張って1日を過ごしていました。


ところが、数日経たないうちに
挫折しました。


つねに人参をぶら下げられて、
ずっと走らされているウマのように、
自分が決めた「やるべきこと」に追われて、
1日を過ごす生活に疲れを感じてしまい、
ガス欠を起こしてしまったのです。



そこで、1日、アプリを使って生活をしたら、
そのつぎの日は自分のペースで過ごし、
だらだらしてしまっても
仕方がないと、受け入れることにしました。


しかし、そのうちにアプリを使うのを
やめてしまいました。
今の私には、まだ時間に追われて
生活するのは負担が大きく、
時期的に早かったと気がついたからです。


その代わり、つぎのような、
無理のない方法に変えました。


1.その日にやろうと思うことを、
無理のない範囲で決めて紙に書き、
1つ終わるごとに線を引いて消していく。


2.期限が特に決まっていない用事は、
それに関連する物を目に付くところに
置いておき、気持ちに余裕がある時に行う。


3.1日では終わらない用事が
いくつかある時は、
1つずつ終わらせるのではなく、
1日にそれぞれ10〜20%ずつ取り組み、
同時進行で数日かけて終わらせる。




1番に関しては、行っていることは
アプリと同じですので、
「どう違うの」と思われた方も
いらっしゃるかもしれません。


じつは、アプリを使っていた時は、
項目が数種類あったため、
「やるべきこと」の合計の数が
つい多くなってしまっていました。


しかし、紙に書くようにしたところ、
無理のない数にしようという
防衛反応が働いたのか、
数を抑えることができるようになりました。


心がけたのは、やろうと思っていたことが
できなくても、自分を責めずに
「明日、しよう」と思うようにしたことです。



やり方を変えてからは、
精神的な疲れを感じることが減りました。
しだいにペースも掴め、
1日にできることが増えていきました。


自分の状態に合わせ、
できる範囲で少しずつ、
「やるべきこと」を増やしていったのが
良かったのだと思います。



最後に、私は使いこなすことができませんでしたが、
「Wunderlist」のアプリは、
とても使いやすいソフトですので、
興味を持たれた方は、
ダウンロードして1度使ってみて下さいね。


私も、もっと元気になったら、
改めて使ってみようと思っています。



それでは、今回の記事はこれで終わりにしますね。








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2017年12月05日

やる気を回復させるために行ったこと・・・1

栄養療法を始めて、2年2ヶ月が経った
平成29年7月6日の朝のことでした。


5月に私は、地元の公民館が主催した、
ある日帰りツアーに申し込みをしており、
その日が当日でした。


ところが、ツアーのことは覚えていたのですが、
日付は忘れていました。
朝、出発の直前に、職員さんから電話が
掛かってきて、その日が当日であることを
知りました。


幸い、待ち合わせ場所が、
自宅から約10分の場所だったため、
大急ぎでその場所に向かい、
参加をすることができました。


とはいえ、この出来事には
大きなショックを受けました。
元気だった頃は、このようなことは
なかったからです。


しかし、この後もしばらくの間、
人との約束を忘れそうになったり、
待ち合わせ場所に遅刻したり、
持っていくはずだった物を忘れたりと、
「うっかりミス」が続きました。


原因は分かっていました。
栄養療法を始めて、約2年3ヶ月が経ち、
体調が良くなったことから、
外出の回数が増えて人と会う機会が多くなり、
気持ちに余裕を失っていたのです。


外に向かうエネルギーが出てきた反面、
用事がなくて1日家にいる日は、
何もする気が起こらず、だらだらと
過ごしてしまったり、やるべきことに
なかなか手をつけられなかったりと、
時間も行動もルーズになっていました。


もともと、鉄欠乏性貧血になってからの
この約4年間、鉄やビタミンB群などの
不足により、脳の神経伝達物質
ドーパミンとセロトニンの量が減少し、
やる気が出にくい状態が続いていました。


少し前までは、疲れやすかったりして、
体調もあまり良くなかったため、
やる気が出ない状態が、
さほど気になりませんでした。


しかし、ようやく元気になってきて、
活発に活動できるようになったため、
積極的に人と会う約束をするように
なりました。


ところが、いざ当日になると、
外に出るのが億劫になってしまい、
約束の時間すれすれに
待ち合わせ場所に駆けつけたり、
少し遅刻してしまうことが続きました。


周囲は、私がこのような心身の状態とは
知りませんので、このような状態が続くと、
そのうち信用を失ってしまうと思いました。


そこで、カレンダーに待ち合わせの
時間と場所をしっかりと書き込み、
何度も確認するようにしたり、
スマートフォンに入っている
スケジュール帳を活用し、
出発時刻に余裕を持たせて
アラームを鳴らすようにしたりしました。


また、やる気を回復させ、
生活のペースを元に近づけるため、
ある試みをしてみました。


スマートフォンに、
ある本の中で紹介されていた、
「Wunderlist」という
TO DO LIST(=やることリスト)の
アプリを入れたのです。


このアプリの良いところは、
たとえば「仕事」「家庭」
「趣味」などのように、
自分で必要な項目を作り、
それらの項目ごとに「やるべきこと」を
入力できるところです。


リストに挙げたことを完了したら、
1つずつ消去することができますので、
1日の中で小さな達成感を積み上げる
ことができます。


このアプリを活用し始めてから、
リストに従って行動することで、
時間を意識しながら、
1日を効率的に使えるようになりました。


このまま行けば、元の生活のペースを
取り戻せる日も近いだろうと、
私は希望を抱きました。


ところが、思わぬ落とし穴がありました。

長くなりましたので、つぎの記事に続きます。










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2017年11月30日

話すことに関する症状の対処法について・・・5

前回、「話すことに関する
症状の対処法について・・・4」の中で、
シャドーイングと暗算を始めた話を
書きました。


今回は、私が「人と話しをする」、
「人の話を聞く」、「記憶力」の
3種類の脳力を鍛えるために、
日常の中で意識して行っていること
について、お伝えしようと思います。


それは、ウィンドーショッピングです。


月に何度か、用事を済ませるために
街中に出かけたり、電車で遠出をしたときには、
必ずと言っていいほど、駅周辺にある
大きな商業施設に足を運びます。


買い物が目的なのではなく、
店員さんたちと会話をするためです。



私は、洋服や小物類が好きなので、
これらを扱っているフロアを中心に、
商業施設の中をゆっくりと散策します。


店先に飾ってある服の中から、
気に入ったデザインや好みの洋服を選び、
足を止めて見ていると、
たいてい店内から店員さんが出てきて、
こんな風に声をかけてくれます。


「お客様。そのお洋服、とてもかわいいですよね。
素材がウールでできているのでとても温かく、
1枚、お手元にお持ち頂くと、
これからの季節に活躍しますよ。

デザインもスッキリしていますし、
生地も無地でできていますので、
お手持ちのお洋服とも合わせやすく、
お勧めの商品です。

もしよかったら、1度ご試着してみませんか?」


まずは、店員さんのこうした洋服の説明に、
しっかりと耳を傾けます。


その後、たとえば商品がスカートや
ズボンの場合、持っているトップスの
種類や色などを店員さんに伝えて、
着こなし方や手入れの仕方などを
教わったり、他のデザインや色の有無や、
価格などを質問したりもします。


こうして一通り、店員さんと会話を交わしたら、
「ありがとうございます。
今日は、見に来ただけですので、
一旦保留にしまして、また改めて来ますね」
と言って、丁寧にお断りします。


店員さんも、それ以上はしつこく勧めずに、
「またのご来店をお待ちしていますね」と、
さらっとお見送りをしてくれます。

お店を出たら、つづいて隣のお店に向かいます。


このようにして、洋服屋さんに限らず、
施設内のいろいろな店舗の店員さんたちと、
商品を通してさまざまな会話を交わすのです。



このウィンドーショッピングを利用した
トレーニングの良いところは、
単なる雑談ではなく、人ときちんとした
中身のある会話を交わせる点です。


意識して会話を行い、
店員さんの説明をきちんと聞くことで、
人の話を聞いて理解する力や、
説明の中の大事なポイントを見つけて、
覚える力が鍛えられます。


同時に、商品に関する疑問や感想などを
店員さんに伝えることで、
自分の考えや思いを言語化して発語するという、
話す訓練も行うことができるのです。


もう1つ、ポイントがあります。
それは、顔なじみの店員さんを除いては、
初対面の人ばかりである点です。


以前もお伝えしましたが、
特に初対面の人と会話をしているときは、
脳全体が活性化するので、脳トレ以上に
バランス良く、脳に刺激を与えることができます。


日常的に、初対面の人と出会う機会を作るのは
なかなか難しいですが、
ウィンドーショッピングを活用することで、
1日に何人もの初対面の人たちと、
話をすることができます。



じつは、言語障害の症状がひどかった頃は、
店員さんたちとの会話も、
スムーズに行うことができませんでした。


店員さんがしてくれた商品説明や、
指示内容を理解することや、
それらに対して瞬時に言葉を返したり、
行動することが苦手になっていたからです。


しかし、あきらめずに、
言語能力を回復させるための
トレーニングだと割り切って、
数多くの店員さんたちと会話をするうちに、
会話の瞬発力が鍛えられました。


勧められた商品を断るのが得意、
もしくは苦にならないという方は、
気軽にできる脳トレとして、
ぜひ日常生活の中で積極的に
行って頂けたらと思います。



それでは、今日の記事は、
これで終わりにしますね。







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2017年11月24日

話を聞くこと、話すことに関する言語障害について・・・12

平成29年7月の初めのことでした。
テレビを見ている時に
気がついたのですが、
人が話した言葉の音が、
1つ、1つ、粒ではっきりと
聞こえるようになりました。


日常生活においても、
小さな声も大きな声も、聴き取りにくい声も
ささやき声も、どれも聴き取って、
瞬時に言葉の意味を理解できるように
なりました。


これにより、生活に明らかに支障のある
レベルで、まだ残っている言語障害は、
「話すこと」だけになりました。


その「話すこと」に関しても、
この頃、大きな変化がありました。


20代の頃から、私は趣味で
手話コーラスを習っているのですが、
先生や仲間の皆さんとともに、
7月に開かれる地元のお祭りで、
手話コーラスを披露することになりました。


お祭りの数週間前から、参加者の中では
一番の古株の私は、先生と段取りを話し合ったり、
主催者との打ち合わせを行ったりと、
準備に追われていました。


加えて、年齢的に一番若い私が、
今年も舞台でマイクを持って、
サークルや仲間の紹介を行ったり、
先生に頼まれて、
お客さん向けに簡単な手話講習も
することになりました。


そこで、本番前に原稿を作り、
自宅で練習をすることにしました。


原稿を声に出して読み始めた私は、
すぐに症状の変化に気がつきました。
つっかえたりどもったりすることなく、
すらすらと読むことができたのです。
 

ほんの数ヶ月前、音読のトレーニングを
始めたばかりの頃は、
目で認識している言葉とは
違う言葉が、なぜか口から出てきたり、
つっかえてばかりで、スムーズに読むことが
できませんでした。

元気だった頃と比べると、
まだ改善の余地はありましたが、
それでも、数ヶ月前の状態と比べ、
格段に良くなっていることを知り、
とても驚くと同時にうれしさを感じました。


ここしばらくの間は、
音読のトレーニングはお休みし、
おもにテレビのニュース番組を題材にした、
シャドーイングのトレーニングを
行なっていました。

ですので、いつ音読ができるように
なったのかはわかりませんが、
おそらくシャドーイングによる
効果だろうと思いました。


お祭りは、7月2日に開かれました。
本番中も、1度もどもったりつっかえたり
することなく、原稿を見ながらスムーズに
話をすることができました。


その後、みんなで唱歌の「ふるさと」と「富士山」、
AKB48の「365日の紙飛行機」の
3曲を、手話コーラスで発表しました。


舞台は成功し、観客の皆さんの
温かい拍手に包まれながら、
私はまた1つ、回復に向けて
大きな自信をつけることができました。







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2017年11月21日

ナイアシン増量後の変化について

以前、お伝えしたように、
平成29年5月に受けた血液検査の結果によって、
ナイアシンが不足していることが分かりました。

そこで、6月20日頃から、
先生に指示された1500mgの
ナイアシンを飲み始めました。

それまで服用していた660mgから、
840mgの増量でした。


すると、早くも6月の終わり頃には、
友人や知人とおしゃべりをしている時に、
テンションが上がるスピードが速くなり、
それまでよりも長く、楽しい気分が
持続するようになりました。


飲み始めて約2週間後。
7月1日に、ある講習会に参加した時にも、
精神面で変化が表れました。


その講習会は、先生と生徒さんたちが、
同じテーブルに座って行われました。
そのため、先生に自由に質問をしたり、
生徒さん同士が会話をすることもできて、
和やかな雰囲気の中、授業は進みました。


そのおかげもあったのでしょう。
受講している間、私はいつになく
とてもリラックスした気分で、
参加することができました。


授業が中盤に差し掛かった時でした。
先生から、「とても楽しそうですね」と、
声を掛けられました。


自分では意識していなかったのですが、
先生によりますと、先生や皆さんのお話を
聞きながら、ニコニコとうなずいていたそうです。


その後、他の人たちと会っている時にも、
何度か「とっても楽しそうね」と言われました。


他の人から、「楽しそうね」「悩みがなさそう」
などと言われたことは、元気だった頃は
割とよくありました。


しかし、栄養素の不足によって
表情が乏しくなったり、
感情が表に出にくくなってからは、
言われたことは1度もありませんでした。


傍から見ても分かるくらいに、
感情が表に出るようになったことを知り、
とてもうれしくなりました。


そして、2日後の3日には、
夜、バラエティ番組を見ている
最中、とてもはっきりとした
「アハハ」という笑い声が出ました。


ただし1度きりで、その後は
笑い声が出たり、出なかったりという
状態に戻ってしまいましたが、
ナイアシンの増量によって、
精神面に関わる脳の機能に、
良い変化が起きていると感じました。


このように、ナイアシンの増量後、
調子の良さが続いていた7月は、
仕事や用事ではじめての人に会う機会が
たくさんありました。


上旬は、4日、5日、7日、8日、10日と、
立て続けに初対面の相手と2〜3時間くらい、
会話を交わしました。


会話の最中は、相手の人と気分良く
話しをしていたのですが、
日が経つにつれ、精神的な疲労が
溜まっていきました。


その後、理由もなくイライラしたり、
気分が落ち込んだり、
言葉を頻繁に言い間違えるなど、
一時的に症状が悪化してしまいました。


だいぶ、心身の状態が良くなってきた
とはいえ、まだ無理をすべきでは
なかったのだと思います。


脳に負荷を掛けすぎてしまったと、
反省しました。


とはいえ、ナイアシンの摂取量を
増やした後、このように
短期間でいくつもの良い変化が表れました。


半年前からきちんと、主治医の処方通りに
ナイアシンを1500mg、
飲んでいれば良かったと思いました。




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2017年11月17日

話を聞くこと、話すことに関する言語障害について・・・11

前回は、平成29年6月頃の
「話を聞くこと」に関する
症状の変化についてお伝えしました。


一方、「話すこと」に関しては、
6月中旬以降、主治医の勧めを受けて、
テレビを見ている時に、聞こえてきた音声の
言葉を繰り返すシャドーイングを始めました。


題材は、やはりテレビのニュースを選びました。


トレーニングの最中は、
言葉をうまく聞き取れなかったり、
聴き取った後でその言葉を忘れてしまい、
言えない箇所があっても、
気にせずに口を動かし続けました。


シャドーイングを始めて2週間が経った頃、
早くも最初の効果が表れ始めました。


夫と話をしている時に、
いちいち意識をしながら話すことが
減ってきて、同時に、
話す時につねに感じていた、
ストレスも減ってきたのです。

ただ、たくさん話した後に、
急に言いたい言葉と違う言葉が
口から出てきてしまったり、
途中でつっかえてばかりになるなど、
まだ状態には波がありました。


また、相変わらず話し方に
幼さが残っており、話す内容に関しても、
知的レベルが元の状態よりも
低い状態が続いていました。


この症状が改善するまでには、
まだまだしばらく掛かりました。


それからもう1つ、
ふだん使う機会が少ない言葉を
言おうとしたときに、時々、
うまく言えないことがありました。


たとえば、布団メーカーの「エアウィーヴ」の
名前を言おうとした時に、
頭の中では「エアウィーヴ」と、
正しい言葉が浮かんでいたのに、
口にしたら「ウィーヴ」の部分が言えず、
「エアビーブ」になってしまいました。


内心、驚きとショックを感じながら、
何度も言い直していたら、
今度は「エアビープ」になりました。


その後、ゆっくりと発音をしたり、
口の形を意識しながら発音を繰り返したところ、
ようやく「エアウィーヴ」と言うことが
できました。



6月中は、同様のことが何度かありました。

毎回、根気強く練習したところ、
最終的には言えるようになりましたが、
発語に関する症状を回復させるには、
乗り越えないといけない試練が、
まだまだあるのだと感じた出来事でした。






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2017年11月16日

話を聞くこと、話すことに関する言語障害について・・・10

平成29年6月18日のことでした。

この日、私は数ヶ月ぶりに、
ある音声教材のCDを聴きました。

このCDは、聞き取りのトレーニングも兼ねて
購入したもので、購入当時は、
ほぼ毎日聴いていました。

しかし、集中力が続かなかったり、
聴いていても内容をよく理解できなかったり
したため、いつの間にか聴かなくなっていました。


CDを再生して間もなく、私は驚きました。
過去に、何度も再生していたというのに、
CDの内容がとても新鮮で、
初めて聴いたように感じたのです。


初診の時に、主治医が教えてくれたとおり、
話の内容を理解できていなかったために、
何も記憶に残らなかったことが
よくわかりました。


幸い、この日は集中して
最後まで聴くことができて、
内容もきちんと理解することができました。


また、5月から6月にかけてもう1つ、
大きな変化がありました。

3月頃までは、複数の人と会話をしている時、
反応が鈍いために会話の波に乗れず、
いつも疎外感を感じていました。


しかし、聞き取り能力の回復に伴い、
会話のテンポについていけるようになり、
疎外感を感じることがなくなりました。


6月25日に、友人たちとの年に1度の
懇親会に参加した時もそうでした。

2年前と1年前の時は、
友人たちから話しかけられても、
言葉が頭に浮かばず、
答えられなかったり、
参加者たちの話の内容を
理解できなかったりして、
ほとんど楽しむことができませんでした。


しかし、この日は違いました。
最初から最後まで、
参加者たちとの
会話を楽しむことができたのです。

途中、場が盛り上がった時には、
私のテンションも上がり、
楽しく2時間、過ごすことができました。

懇親会の終了後、ここまで回復したことに、
感無量の思いで会場を後にしました。







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2017年11月10日

記憶力を回復させるための対処法・・・6

診察翌日の平成29年6月15日から、
さっそく主治医に勧められたとおり、
ワーキングメモリを鍛えるために、
暗算によるトレーニングを
始めることにしました。


主治医からは、
「3桁の暗算に挑戦して下さい」
と言われましたが、
いきなり3桁と3桁の計算というのは、
ハードルが高すぎます。


そこで、まずは3桁と2桁の足し算と
引き算から、挑戦してみることにしました。


問題は、いつでもどこでも隙間時間に
トレーニングできるように、
アップルストアで無料で入手した、
スマートフォンの暗算用のアプリを
活用することにしました。


さっそく問題を解いてみると、
頭の回転が鈍くなっているために、
問題を解くまでに時間が掛かって
しまいました。


アプリでは、正しい答えを入力するまでは、
つぎの問題に進めない仕組みになっていました。
ようやく問題を解いても、
答えが間違っていることが多く、
なかなかつぎに進めませんでした。


ショックを受けるというよりは、
やはり、という気持ちでした。


もともと、私は算数は苦手な方でしたが、
子どものころから四則演算だけは
好きで、計算が苦に感じませんでした。


大人になってからも、
買い物をしてレジで精算をするときには、
レジに金額が表示される前に
おつりの金額を暗算したり、
家計簿をつけるときにも
電卓を使わないようにするなど、
日常生活の中で意識して暗算や
計算をするように心がけていました。


ところが、鉄欠乏性貧血になってから
というもの、おつりの金額をよく間違えたり、
頭がうまく回らず、計算に時間が掛かる
ようになりました。


計算力が落ちたのは、
ワーキングメモリの機能低下が原因だと
はっきり分かった今、記憶力の回復を目指し、
きちんと暗算に取り組んでみようと思いました。


トレーニングを始めたばかりの頃は、
問題を解いていると頭痛がしていたのですが、
おそらく脳が刺激されていたのだと思います。


ほぼ毎日、3桁と2桁の計算を行ううちに、
だんだんと慣れていき、
正答率も上がっていきました。


そこで、約2週間後には、いよいよ3桁と
3桁の暗算に挑戦しようと、
スマホに新しい無料アプリを入れました。


今も使っているアプリで、「Ninimaths」という
ソフトです。

iOSとAndroidの両方に対応しており、
iOSの場合、iPhoneだけでなく
iPadでもインストールできるそうです。


このソフトの良いところは、1桁から4桁までの間で、
問題の桁数の組み合わせを設定できるところと、
足し算、引き算、かけ算の中から
選択できるところです。


また、問題数も10問、30問、50問、
100問の中から設定できます。


3桁と3桁の足し算、引き算を選択し、
はじめは問題数を10問に設定しました。


実際に取り組んでみますと、ハードルはとても高く、
それまで以上に、解くまでに時間が掛かりました。

問題の正答数も低く、なかなかつぎの問題に
進めませんでしたが、この頃になると、
楽しんで解けるようになっていました。


このアプリでは、問題を解くまでに掛かった
時間からスコアを算出し、基準のスコアに到達すると、
レベルが1つずつ上がっていきます。


レベルが上がるとうれしさを感じ、
ほぼ毎日、コツコツと問題を解き続けました。


この後、日常生活でどのような変化が
表れたのかについては、
改めて記事の中でお伝えしますね。





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2017年11月08日

7回目の血液検査の結果

平成29年6月14日。
診察中に主治医から、シャドーイングや
暗算を勧められた同じ日に、
5月に受けた血液検査の結果を聞きました。


はじめに主治医は、タンパク質の摂取量を示す
尿素窒素の値に関して、
「相当いいですねぇ」
と褒めてくれました。

数値が、前回の16.8から19.7に
上昇していたからです。
ここ数ヶ月間、プロテインを飲む回数を
1日に1回から2回に増やした効果が、
数値にもきちんと表れていました。


ただ、意外なことに、肝臓の状態を示す
GOTとGPTの数値が、前回の24と22から
17と16に下がってしまいました。

これらの数値は、栄養療法開始時の値と
ほぼ同じで、ビタミンB群の不足と、
肝機能低下の状態を表していました。


この2年あまり、毎日、
150〜180mgのビタミンB群の
サプリメントを摂取し続けてきたのに、
なぜ減ってしまったのだろうと、
疑問に思いました。

主治医も同じだったようで、結果を見ながら、
「ビタミンBの数値が下がってしまいましたね。
どこか、別の所で使われてしまったのかなぁ」
と、首を傾げていました。


一方、血清亜鉛の値は、95から120に急上昇
しており、こちらは摂取量が過剰という意味で、
印がついていました。

サプリメントを飲み始めて2年あまり。
過剰になったのは、今回がはじめてでした。


亜鉛に関する項目は、血清亜鉛だけでなく、
もう1つ、アルカリフォスファターゼという
項目もあります。

アルカリフォスファターゼの方は、
血清亜鉛とは対照的に、
初回の数値から微量の増減を繰り返すばかりで、
今回も、正常値よりも低い107という
数値でした。


そのため、まだ亜鉛の処方を
中止にはできないという話になり、
処方量を前回の66mgから30mgに減らし、
飲み続けることになりました。


つづいて、肝心の鉄の項目に移りました。
ヘモグロビンの値は、前回の14.4から
13.8に下がってしまいましたが、
正常値の範囲内で安定していました。


また、鉄が関係しているMCHCの値が、
前回は正常値の33.1でしたが、
今回は31.6に落ちてしまい、
再び不足を示す印がついていました。


前回、一気に約30も
数値が落ちてしまったフェリチンの値は、
30.8から45.8へと上昇していました。


まだ、正常値には達していないため、
鉄欠乏の状態ではありますが、
数値が順調に上昇している
ことから、いずれは正常値に
達するだろうという希望を
持つことができました。


このように、今回は大幅な数値の増減は
ありませんでしたが、1つ、
主治医が注目した項目がありました。

それは、「乳酸脱水素酵素」という項目で、
ビタミンB群の1つ、ナイアシンの摂取量を
示すものでした。


この項目の数値は、初回は166で、
その後も150台で推移していましたが、
今回、146に下がり、重度の不足を
示す印がついてしまいました。


ナイアシンに関しては、
前の主治医のときに、
処方量が最初の1500mgから、
途中で660mgに減りました。


その後、精神面に関する症状に
悪化が見られず、順調に回復して
いたことから、半年前に今の主治医から、
ナイアシンを1500mg処方されたのですが、
660mgのまま飲み続けていました。


このことを主治医に伝えると、
主治医からは処方量の1500mgを、
きちんと飲むようにと指示を受けました。


この後、ナイアシンを1500mg、
飲むようになってから、
精神面でいろいろな変化が起こり、
ナイアシンが精神状態に与える
影響について、改めて実感しました。


具体的な変化の内容については、
また改めてお伝えします。



今回、ほとんどのサプリメントの処方量は、
前回と同じでしたが、1つだけ、
大幅に処方量が増えた物がありました。


それは必須アミノ酸でした。
前回の3747mgから7495mgへと、
増量されたのです。


必須アミノ酸の摂取量が増えたことで、
この後、脳の回復がさらに進んだのですが、
これについても、この先の記事の中で
お伝えしようと思います。






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2017年11月02日

話すことに関する症状の対処法について・・・4

前回は、平成29年5月頃に私が感じていた、
人に何かを説明している最中に、
前に話した内容を忘れてしまうという、
困った症状についてお伝えしました。


この症状を自覚した頃、
聞き取りの脳力に関しては
ほぼ回復していたため、
私はあるトレーニングをはじめました。


それは、テレビを見ながら、
聞こえてきた音声をシャドーイングする
というトレーニングでした。



シャドーイングとは、
前に「記憶力を回復させるための対処法・・・4」
の中でもお伝えしたように、音声を聴きながら、
その言葉を数秒遅れで復唱するという、
英語の勉強でよく行われるトレーニングです。
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/154/0


2月下旬に、日本語でのシャドーイングを
はじめて行ったときは、
電車の車内で流れているアナウンスや、
お店の売り子さんの言葉を題材に選びました。


しかし今回は、言語機能がだいぶ
回復しつつありましたので、
おもにテレビのニュースを
シャドーイングすることにしました。


レベルを一気に上げたことと、聞いた言葉が
頭に残りにくいという症状があったため、
最初の頃は苦戦するだろうと覚悟していました。


ところが意外にも、開始当初から案外、
耳に入ってきた言葉を復唱することができて
驚きました。
ただ、脳への負担は大きかったようで、
トレーニング中はとても頭が疲れてしまい、
ほんの短時間しか行うことができませんでした。


そこで、負担を減らすために、
聞いた言葉を口には出さず、
頭の中だけで繰り返すようになりました。


トレーニング開始から、約3週間後のことでした。
6月14日に、クリニックで診察を受けたのですが、
偶然にもこの日、主治医からも
シャドーイングを勧められました。


主治医からは、つぎのような説明を受けました。
「今も、どもりや言葉がつっかえるという症状が
残っているようですが、
シャドーイングをするといいですよ。

テレビなどで言葉を聞いた後すぐに、
口の筋肉を使って同じ言葉を繰り返すんです。
それを繰り返すうちに、
そうした症状はなくなると思いますよ」


シャドーイングの効果については、
英会話の勉強で行った際に
実感していましたので、主治医の説明を受け、
きちんと声に出して行ってみようと思いました。


同じ日、私は主治医に、
人に説明をしている最中に、
前に話した内容を忘れて頭が混乱してしまう、
という症状についても伝えました。


すると主治医は、
「まだ、ワーキングメモリが回復して
いないのですね」と言った後で、
「暗算はしていますか?」
と、私に尋ねました。


暗算に関しては、約2年前から週に数回、
おもに1桁の四則演算を1日に約100問、
ルモシティで解いていました。


私がそう伝えると、主治医は
「問題が簡単すぎて、
脳が慣れてしまったんでしょうね。
もっと、問題を難しくした方がいいですよ。
ぜひ、3桁の暗算に挑戦してください」
と言いました。


えっ、3桁の暗算!?

内心、私がハードルの高さに驚いていると、
主治医は
「暗算は、ワーキングメモリを
鍛えるのにいいんですよ」 」
と言いました。


暗算が、前頭葉の働きを活発にすることは
知っていましたが、ワーキングメモリも
鍛えることは知りませんでした。


主治医の言葉を聞いて、
さっそく挑戦してみようと思いました。





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のり
神奈川県在住の主婦です。9年前、子宮筋腫が原因で、重い鉄欠乏性貧血を発症しました。発症までの過程や症状、今まで受けてきた治療法などを、綴っていきたいと考えています。 どなたかのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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お問い合わせはこちらから https://form.os7.biz/f/192cd280/ こちらからもどうぞ QR.jpg
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