2017年11月30日
話すことに関する症状の対処法について・・・5
前回、「話すことに関する
症状の対処法について・・・4」の中で、
シャドーイングと暗算を始めた話を
書きました。
今回は、私が「人と話しをする」、
「人の話を聞く」、「記憶力」の
3種類の脳力を鍛えるために、
日常の中で意識して行っていること
について、お伝えしようと思います。
それは、ウィンドーショッピングです。
月に何度か、用事を済ませるために
街中に出かけたり、電車で遠出をしたときには、
必ずと言っていいほど、駅周辺にある
大きな商業施設に足を運びます。
買い物が目的なのではなく、
店員さんたちと会話をするためです。
私は、洋服や小物類が好きなので、
これらを扱っているフロアを中心に、
商業施設の中をゆっくりと散策します。
店先に飾ってある服の中から、
気に入ったデザインや好みの洋服を選び、
足を止めて見ていると、
たいてい店内から店員さんが出てきて、
こんな風に声をかけてくれます。
「お客様。そのお洋服、とてもかわいいですよね。
素材がウールでできているのでとても温かく、
1枚、お手元にお持ち頂くと、
これからの季節に活躍しますよ。
デザインもスッキリしていますし、
生地も無地でできていますので、
お手持ちのお洋服とも合わせやすく、
お勧めの商品です。
もしよかったら、1度ご試着してみませんか?」
まずは、店員さんのこうした洋服の説明に、
しっかりと耳を傾けます。
その後、たとえば商品がスカートや
ズボンの場合、持っているトップスの
種類や色などを店員さんに伝えて、
着こなし方や手入れの仕方などを
教わったり、他のデザインや色の有無や、
価格などを質問したりもします。
こうして一通り、店員さんと会話を交わしたら、
「ありがとうございます。
今日は、見に来ただけですので、
一旦保留にしまして、また改めて来ますね」
と言って、丁寧にお断りします。
店員さんも、それ以上はしつこく勧めずに、
「またのご来店をお待ちしていますね」と、
さらっとお見送りをしてくれます。
お店を出たら、つづいて隣のお店に向かいます。
このようにして、洋服屋さんに限らず、
施設内のいろいろな店舗の店員さんたちと、
商品を通してさまざまな会話を交わすのです。
このウィンドーショッピングを利用した
トレーニングの良いところは、
単なる雑談ではなく、人ときちんとした
中身のある会話を交わせる点です。
意識して会話を行い、
店員さんの説明をきちんと聞くことで、
人の話を聞いて理解する力や、
説明の中の大事なポイントを見つけて、
覚える力が鍛えられます。
同時に、商品に関する疑問や感想などを
店員さんに伝えることで、
自分の考えや思いを言語化して発語するという、
話す訓練も行うことができるのです。
もう1つ、ポイントがあります。
それは、顔なじみの店員さんを除いては、
初対面の人ばかりである点です。
以前もお伝えしましたが、
特に初対面の人と会話をしているときは、
脳全体が活性化するので、脳トレ以上に
バランス良く、脳に刺激を与えることができます。
日常的に、初対面の人と出会う機会を作るのは
なかなか難しいですが、
ウィンドーショッピングを活用することで、
1日に何人もの初対面の人たちと、
話をすることができます。
じつは、言語障害の症状がひどかった頃は、
店員さんたちとの会話も、
スムーズに行うことができませんでした。
店員さんがしてくれた商品説明や、
指示内容を理解することや、
それらに対して瞬時に言葉を返したり、
行動することが苦手になっていたからです。
しかし、あきらめずに、
言語能力を回復させるための
トレーニングだと割り切って、
数多くの店員さんたちと会話をするうちに、
会話の瞬発力が鍛えられました。
勧められた商品を断るのが得意、
もしくは苦にならないという方は、
気軽にできる脳トレとして、
ぜひ日常生活の中で積極的に
行って頂けたらと思います。
それでは、今日の記事は、
これで終わりにしますね。
このブログを気に入って頂けました場合、
SNSなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。
これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0
症状の対処法について・・・4」の中で、
シャドーイングと暗算を始めた話を
書きました。
今回は、私が「人と話しをする」、
「人の話を聞く」、「記憶力」の
3種類の脳力を鍛えるために、
日常の中で意識して行っていること
について、お伝えしようと思います。
それは、ウィンドーショッピングです。
月に何度か、用事を済ませるために
街中に出かけたり、電車で遠出をしたときには、
必ずと言っていいほど、駅周辺にある
大きな商業施設に足を運びます。
買い物が目的なのではなく、
店員さんたちと会話をするためです。
私は、洋服や小物類が好きなので、
これらを扱っているフロアを中心に、
商業施設の中をゆっくりと散策します。
店先に飾ってある服の中から、
気に入ったデザインや好みの洋服を選び、
足を止めて見ていると、
たいてい店内から店員さんが出てきて、
こんな風に声をかけてくれます。
「お客様。そのお洋服、とてもかわいいですよね。
素材がウールでできているのでとても温かく、
1枚、お手元にお持ち頂くと、
これからの季節に活躍しますよ。
デザインもスッキリしていますし、
生地も無地でできていますので、
お手持ちのお洋服とも合わせやすく、
お勧めの商品です。
もしよかったら、1度ご試着してみませんか?」
まずは、店員さんのこうした洋服の説明に、
しっかりと耳を傾けます。
その後、たとえば商品がスカートや
ズボンの場合、持っているトップスの
種類や色などを店員さんに伝えて、
着こなし方や手入れの仕方などを
教わったり、他のデザインや色の有無や、
価格などを質問したりもします。
こうして一通り、店員さんと会話を交わしたら、
「ありがとうございます。
今日は、見に来ただけですので、
一旦保留にしまして、また改めて来ますね」
と言って、丁寧にお断りします。
店員さんも、それ以上はしつこく勧めずに、
「またのご来店をお待ちしていますね」と、
さらっとお見送りをしてくれます。
お店を出たら、つづいて隣のお店に向かいます。
このようにして、洋服屋さんに限らず、
施設内のいろいろな店舗の店員さんたちと、
商品を通してさまざまな会話を交わすのです。
このウィンドーショッピングを利用した
トレーニングの良いところは、
単なる雑談ではなく、人ときちんとした
中身のある会話を交わせる点です。
意識して会話を行い、
店員さんの説明をきちんと聞くことで、
人の話を聞いて理解する力や、
説明の中の大事なポイントを見つけて、
覚える力が鍛えられます。
同時に、商品に関する疑問や感想などを
店員さんに伝えることで、
自分の考えや思いを言語化して発語するという、
話す訓練も行うことができるのです。
もう1つ、ポイントがあります。
それは、顔なじみの店員さんを除いては、
初対面の人ばかりである点です。
以前もお伝えしましたが、
特に初対面の人と会話をしているときは、
脳全体が活性化するので、脳トレ以上に
バランス良く、脳に刺激を与えることができます。
日常的に、初対面の人と出会う機会を作るのは
なかなか難しいですが、
ウィンドーショッピングを活用することで、
1日に何人もの初対面の人たちと、
話をすることができます。
じつは、言語障害の症状がひどかった頃は、
店員さんたちとの会話も、
スムーズに行うことができませんでした。
店員さんがしてくれた商品説明や、
指示内容を理解することや、
それらに対して瞬時に言葉を返したり、
行動することが苦手になっていたからです。
しかし、あきらめずに、
言語能力を回復させるための
トレーニングだと割り切って、
数多くの店員さんたちと会話をするうちに、
会話の瞬発力が鍛えられました。
勧められた商品を断るのが得意、
もしくは苦にならないという方は、
気軽にできる脳トレとして、
ぜひ日常生活の中で積極的に
行って頂けたらと思います。
それでは、今日の記事は、
これで終わりにしますね。
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