お客様のところの弥生販売の調子が悪いとの事で調査した案件です。
弥生販売プロフェッショナルで2ユーザーのものを使用されており、
クライアントとして設定したパソコンが、
サーバー側に置かれたデータを読みに行くようになっています。
症状は調子がいい時は普通に使えるのですが、
悪くなるとパソコンがフリーズしてしまう事がある。
レスポンスも遅かったり、早かったり安定しない状態。
メーカーのサポートを使って色々試しても解決しなかった。というものです。
コマンドプロンプトから他のパソコンにPingを打つと
timeの数値が異常な値になりました。通常はほとんど「1ms」になります。
他のパソコンから弥生販売のサーバーPC「Lenovo H520s」へ
Pingを飛ばしても同じように安定しません。
この事はルータ、ハブ、ケーブルと調べれるものは全て調べた結果。
このパソコンにたどり着き詳細に調べて分かりました。
ファイアーウォールを外しても、セキュリティソフトをアンインストールしても
問題が解決せず。
さらにLenovoのホームページに置いてあるLANドライバを
インストールし直してもダメでした。
オンボードであるLAN関連のハードが故障している可能性があるので、
USBのLAN変換アダプタを付け、そちらで接続したところ安定しました。
USBのアダプタを利用したのには理由があります。
本来、LANボードをのせたいところですがこのパソコンには
PCI-eポートしか搭載されていなかったのです。
現在PCI-eのLANボードは普通の電気屋さんには置いてないのです。
すぐに調達する必要性があった為、USBアダプタにしたという訳です。
症状としてはインターネットもファイルサーバアクセスも問題ありませんが、
弥生販売を立ち上げると接続に時間がかかることがしばしば有り、
操作しても反応に3分程度かかる場合が多いという状況でした。
もし弥生販売を使っていない環境であれば、
このことは確実に気づかない不具合だったと考えられます。
ハードの初期不良なのか、それともドライバの不具合なのか、
今後訪問する予定があるので検証したいと思います。
後日、伺ったときに状態を色々聞いてみたところ、ファイルサーバへアクセスする時にもたつく感じがたまにあったそうです。
また、インターネット閲覧でもひっかかるような感じがあったようです。
これは改善して初めて分かる症状で、最初からであれば、「こんなものかな」と思ってしまうのかもしれません。
症状を聞いて不具合を推測することの難しさが良く分かる事例でした。
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