2022年01月23日
どのメーカーのパソコンを購入するのが一番良いのか【修理屋情報】
メーカーを選んだ方が良い理由
先日、トヨタのバッテリーEVの発表CMを見入っておりました。
30種類のバッテリーEVの開発発表をしており、いかなるニーズにも答れるように選択肢を広げたそうです。
トヨタ車はアメリカでもその販売台数を伸ばし、ついに GM を超えて一位になったそうです。
私の父は生前、車の整備・販売の仕事についておりました。当時は口癖のように「車を買うならトヨタにしなさい」と言っておりました。
その理由は、「修理・整備がしやすい」、「不具合があればすぐに対応してくれる」、「中古として売る場合高く売れる」です。
販売台数が多いため、部品の流通が安定しており、どんな部品でもすぐに入手でき、修理費用も安くできるんです。
致命的な不具合が発見されても、ひた隠しにするメーカーもある中、トヨタは企業体質的にそのような事はしないのです。
また、そのような企業なので中古価格は他のメーカーにくらべ、同じような状態・乗車年数でも割高で取引されているのです。
どのメーカーのパソコンを購入するのが一番良いのか
この考え方はパソコンも同じなんです。メーカーで言うと NEC 、富士通が該当します。NEC 一つだけと思ったのですが、私は部品調達が容易なので富士通製パソコンを多く扱っており、この2つのメーカーをご紹介しました。
パソコンの部品でよく故障する部品と言えばハードディスクです。自分でも交換修理できるような作りになっているメーカーが、NEC 、富士通です。
これらのメーカーは、ほとんどの製品に対して「リカバリディスク」の作成方法がマニュアルに記載されています。購入してちゃんと作成さえしていれば、ハードディスクが故障しても簡単に購入時の状態には戻せるのです。
アマゾンやパソコンショップで内蔵型のハードディスクを購入して、交換・リカバリを行うのですが、簡単に取り外し・取り付けができるのも NEC、富士通の良いところです。他メーカーでは、バラバラに分解しなければ取り外せない場所にハードディスクがあるものが多いのです。
私が最も苦戦したハードディスク交換は、ある日本メーカー製のデスクトップパソコンでした。特殊な工具が無いと外せない仕様で、しかも場所も隠し構造でした。知らずに力任せに外してしまい、破損させてしまったことがあります。
売る場合にも利点が多いNECと富士通製パソコン
パソコンが壊れてしまったら、価値がなくなるとお思いかもしれませんが、修理用に部品の流用ができるのです。特に販売数の多いメーカーのパソコンは、交換部費用に中古が多く流通しています。
私も液晶修理、キーボード修理、マザーボード修理などのときに中古パソコンを入手することがあります。メーカーに修理依頼をすると、どれも3万円は下らない価格が見積もられます。
しかし、中古で入手すれば、確実に安く抑えることができるのです。そういった意味で、不要になってもお金を払って処分するのではなく、売却という選択肢が得やすいと言えます。
ここまでメーカーでのパソコン選びをご紹介しましたが、他のメーカーでも販売台数が多いものやとても修理しやすい仕様のものはあります。また、コストパフォーマンスから言えば、外資系のパソコンメーカーも選択肢としては間違っていません。
昔から、「どのメーカーのパソコンが良いですか」という質問を良く受けましたので、単純にメーカーからパソコンを選ぶ場合のご紹介をさせて頂きました。