2021年06月01日
Windows 10 Home から Pro へのアップグレード時に注意すべき事
この程、サポート先のパソコンをリモートデスクトップ設定にするということで、Windows 10 Home のパソコンを Professional にアップグレードする必要が生じました。
複雑な設定がされているパソコンでした。OSの再インストールをするのはあまりにも時間と費用がかかるため、現在のシステムのままアップグレードする方法を選択したのです。
そして当初の予定では、「設定」の「詳細情報」のウィンドウから Microsoft Store 経由で簡単にアップグレードができるハズでした。
しかし問題が立ちはだかりました。たまたま起こった Microsoft のサーバー不具合が長引き、アップグレードができなかったのです。そこで考えたのが、 Professional 版を購入して「プロダクトキーの変更」をする方法でした。
下調べをした段階では、「DPS版」が最安で良いという情報があったため、早速入手して試しました。しかしまたもや問題が起こってしまいました。製品が届いてプロダクトキーを入力しても受け付けないのです。
他のプロダクトキーも試しましたがどれもダメでした。理由を探すために検索を行ってみると、「DPS版では システムそのままに Windows 10 Home の Pro へのアップグレードはできない」という結論に至りました。
もしパッケージを使って「システムそのままに Windows 10 Home の Pro へのアップグレード」をするならば、パッケージ版を購入する必要があります。
対応策を考えているときに、 Microsoft Store 経由でのアップグレードが可能になりました。サーバー回復までに2〜3週間を要しました。
結局、 Microsoft Store 経由で OS をアップグレードすることになりましたが、ここでも気を付けなければならないことがありました。
前回の失敗をムダにしないためにも、下調べを十分にしたところ、 Microsoft Store 経由でのアップグレードの最大の注意事項が分かったのです。
それは、OS のインストールされているパソコンのマザーボードやストレージ (SSD、HDD等) を交換した場合、アップグレードライセンスが無効になる事があるということです。
ライセンスが無効になるということは、元々の Windows 10 Home に戻ってしまうという事です。この状況に陥ってしまった方の話では、電話で Microsoft に問い合わせをして、「そのような契約のライセンスです」と回答があったそうです。
顧客にこれらの注意事項を説明してからの作業となりました。
「システムをそのままにアップグレードをする」のか、そのような事態に陥らないために「新規インストールをする」のかを選択する判断材料になればと思い、まとめせて頂きました。
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