2020年02月04日
「懸念事項の事前通告」と「ヤフオクでレアな部品が高額で売れる理由」
パソコンを修理していると、「不具合のある部品を交換しても、また同じように壊れるかもしれない。」と、思う事があります。
例えばマザーボードが故障していて交換するとします。故障した原因は、実は電源の電圧が不安定になっているからかもしれません。
マザーボードを交換してすぐは正常に動作するかもしれませんが、交換後すぐにまた故障してしまう事もあります。そういった別の場所に原因がある可能性がある時に、事前にその事を伝える必要があります。
何も言わずに症状だけ改善する修理をしていたならば、後になってクレームになってしまいます。実際、「修理してもらったのに、またすぐに故障した」と、クレームを言われた事が何度かあります。
事前に説明していたにも関わらず、クレームになった事も有りますが、事前に予測できる懸念事項は伝えておく必要があります。
そうする事でクレームを格段に減らせるからです。修理報告書というものを私は発行しています。必要な事項は、そこへ記入しておくことで、「言った。言わなかった」という問題もクリアできます。
パソコンの修理は、時として使い続けることが目的でない事があります。どういう事かと言うと、とりあえず買い替えるけれども、データ移行の為に立ち上げたいという場合です。
データ移行する1週間でも動作すれば良い。と考えて修理をされる事がよくあります。中にはお金に代えられない大切なデータが入っており、どうしても取り出したいとおっしゃるのです。
こういった修理を何度もしたことがありますが、部品の入手にはヤフオクをよく利用しています。新品では手に入らない部品でも、ヤフオクでは手に入るからです。
中にはレアな部品で高額で出品されていることがあります。けれどもお客さんから、高額な修理費にもGOサインを頂ければ、落札して修理を行います。
このような修理が日本中でたくさん行われていると考えると、ヤフオクでレアな部品が高額で売れる理由に納得がいくと思います。