最近の Microsoft Office は再インストール時にマイクロソフトアカウントを作成する必要があります。
量販店でパソコンを買って Microsoft Office を使う場合は、既にインストールされています。マイクロソフトアカウントを作成しなくても利用する事も可能です。
しかし、パソコンにリカバリ (初期状態に戻す事) を施せば、Microsoft Office は消えてしまいます。付属しているのはプロダクトキーだけでDVDは付属していません。
だからプログラムをダウンロードする必要があります。そのダウンロードにはプロダクトキーだけでは出来ず、マイクロソフトアカウントを作成する必要があるんです。
そこでです。最近は Windows 7 を Windows 10 に入れ替えられる方が多く、 Microsoft Office も再インストールする必要が生まれたわけです。
初回にマイクロソフトアカウントを作成していない場合は、新規に作成するだけで問題ありません。しかし、再インストールが2度目だと悲劇に発展する可能性があります。
それは、マイクロソフトアカウントを忘れてしまった場合です。パスワードは忘れてしまっても、再設定が可能です。マイクロソフトアカウントはメールアドレスです。これを忘れてしまうと手詰まりになってしまいます。
マイクロソフトアカウントが分からなくなった事例
実際にお客様で、このマイクロソフトアカウントが分からなくなってましった方がとても多くいらっしゃいます。個人では、思い出せたり、なんとか調べる事ができる事が多いのですが、法人になってくると難易度が上がります。
それは、登録した年によってアカウントが違い、登録を担当した社員が既に退社されている事もありました。そして何台もパソコンがあるので、どれにどのプロダクトキーでインストールしているのかも分からない状態なんです。
最初から、こうなる可能性が分かっていれば、マイクロソフトアカウントを登録するメールアドレスは1つに決め、どのパソコンにどのプロダクトキーでインストールしているのか、管理することが必要です。
ここ数か月の相談で、この問題で Microsoft Office を購入しなおしたり、諦めた方がたくさんいらっしゃいました。
Microsoft Office 2013 でマイクロソフトアカウントが分からなくなる理由
Microsoft Office のバージョンは 2013 で分からなくなっている方が一番多い傾向でした。それは、マイクロソフトアカウントというシステムが導入された最初のバージョンである事が理由だと考えられます。
また、登録したマイクロソフトアカウントを1年間利用しないでいると、自動でアカウント情報が削除されてしまうそうです。こういったシステムのせいで、マイクロソフトアカウントが判明しない原因も分かりづらくなっています。
Microsoft Office は高価なソフトです。同じパソコンの OS を替えるだけでは、規約上、買い替える必要の無いものです。なんとかマイクロソフトアカウントを思い出す事ができれば一番良いのですが、パソコンのサポートをしている者としては、簡単に解決できる問題ではありませんでした。
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