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2021年08月15日

干いわしの味

昨日と一昨日の夕食の酒の肴は、「干いわし」だった。
<ほしいわし>ではない。<ひいわし>と読む。富山県民にはおなじみの味である。
イワシの丸干しのことだが、特に県西部の人間にとっては、概ね氷見の干いわしを意味する。この干いわしは、広辞苑にも載っているくらい江戸時代から氷見のいわしの代表として広く知られていた。
210815DSC_0988.JPG

一昨日スーパーに行った折に、久しぶりに2尾だけをパックした干いわしを見つけた。たいていは、5尾前後のパックばかり売っていて、老人二人暮らしのわが家の場合、今では実質私ひとりしか食べないので、食べたいなあと思いつつも、いつもあきらめていた。2尾のパックは本当に珍しい。丸干しであっても、美味しいのは、買ったその日とせいぜい次の日までである。それを過ぎるとやはり味は落ちてしまう。そして、昔は、一人で2〜3尾を食べていたけれど、血圧が高くなった今は、あまり沢山食べないようにしている。

久しぶりに食べた干いわしは、子どもの頃からなじんでいたあの美味しさであった。日本酒との相性が抜群でで、最近余り飲まなくなった日本酒も、このイワシの前では、やはりご登場頂くことになる。・・・ああ、旨いなあ・・・。大学を卒業して、下宿していた叔母の家を出て一人暮らしを始めた時に、スーパーでイワシの丸干しを買ってきて、その味の違いにショックを受けたことを懐かしく思い出す。
今は、冷蔵技術と物流システムが良くなったので、かなり美味しいものが東京でも手に入るけれど、昔のものは、かなり味が落ちているものが多かった。関東近県では、イワシの丸干しは、千葉や茨城県産などの大きめのイワシが多くて、味もちょっと大味だった。そんなイワシを食べるたびに、ああ、あの氷見の干いわしが食べたいなあ、とよく思ったものだ。

ヤリイカの刺身とイワシの味は、富山のものには勝てない。氷見の干いわしは日本一だと、実は今でも思っている。ああ、酒が旨いなあ。今度は5尾パックを買ってきちゃおうかな。













2021年08月14日

豪雨とコロナのお盆休み

サラリーマンをやめて久しいと、お盆休みの予定を考えることなどもすっかり忘れてしまった。さらに、わが家の場合、妻を筆頭に、娘も息子もお盆休みに仕事をするような職業ということもあり、ここ数年は、田舎に墓参りに来ることもほとんどなくなっていた。

そんなわが家の状況はさておき、今年は、コロナウィルスの流行に加えて、全国的な大雨も重なるというお盆休みになってしまった。高速道路は、いつもより混雑がかなり少ないようだが、豪雨によって、一部の電車は、大幅にダイヤが乱れているところもあるようだ。
今この瞬間も、帰省しようとしていた人たちが、あちこちで足止めを食っているかもしれない。
210814お盆ラッシュ日テレ.jpg
(日テレNEWSより)

日本の真ん中に居座る前線が心配だということを昨日投稿したが、今日のニュースを見ているとあちこちの川が危険水位を超えている様子が報道され、災害の起きている地域も出ているようだ。心からお見舞い申し上げたい。

そんな中で、これは怖いなと思ったのが、コロナVの自宅療養者が、7万4千人を超えたという記事だった。この数日、首都圏の医療関係者が、救いたい命が救えなくなりつつある、と悲鳴を上げておられるニュースが何度も放送されていたが、7万人を超える人が自宅で待機状態にあるということは、今後症状が激変する人が激増する可能性もあるということだろう。自宅で出来る治療は酸素吸入ていどだろうから、重症化すれば、当然入院するしかないが、今やそれもなかなかままならない。さらに怖いことは、一人暮らしの多い大都市という環境だ。連絡もできないまま人知れず命を落とす人が本当に増えてしまうのではないかと心配してしまう。

移動は控えるようにというという政府のお達しもあり、帰省を諦めてリモートによって「疑似帰省」している人も多いだろう。高速道路の渋滞情報も少ないないようだ。とはいえ、やはり移動される方は普段よりも増える時期ではある。お盆休み明けの感染者増が懸念されるが、雨とコロナの中、少しでも良い夏休みを過ごす方が多いことを祈りたい。













2021年08月13日

前線停滞、豪雨列島

前線が日本の真ん中に停滞して、広範囲にものすごい雨を降らせている。
北陸も大雨警報が出ていて、高岡市では、大雨の警戒レベル4が発令されている。
我が県内各地で警報や避難指示が出されている。私の町の山間部でも、避難指示や高齢者等避難が出ている。テレビのニュースでは、広島での大雨と水害の様子が報道されていたが、すさまじい状況だった。
数年前にも、こんな風に前線が居座ったことがあった。京都の渡月橋が流された時がそうだっただろうか?
210813前線停滞.jpg
(ヤフー天気図より)

太平洋高気圧の力が弱くて、オホーツク高気圧とせめぎあって両方の力が均衡して膠着状態となり、結果、前線が日本の真ん中に居座り、雨雲が作られ続けている。
線状降水帯によるものすごい雨が長く続く気候は、もはや、私が子供の頃の日本の夏の様子とは、明らかに激変している。昔は、フィリピンやマレーシア等のほうが、夏の日本よりも暑くて、日本の夏はまだ生易しかった。しかし、今や、東南アジアの国々より日本の夏のほうが暑くて雨も激しい。皮肉なことに、わざわざ札幌に会場を移したオリンピックのマラソンも、異常な暑さの中での開催になった。

ゴア元副大統領が、大統領選で戦った頃に、地球温暖化による気候変化のシミュレーションで繰り返しプレゼンテーションされていた映像は、今や現実化して激しさを増している。

この前線も、また、かつてのように、来週まで居座り続けるという。また、長雨による被害が続出しなければよいが・・・・













2021年08月12日

冷食の楽しみ

このところ、父がデイサービスに行く日のランチは、冷凍食品を楽しむことにしている。
私にとっては、いわば「6時間だけの半日休み」なので、以前はたまに外食したりしていたが、コロナの流行以来、外食はほとんどしなくなったので、代わりにランチの手間をいつもより軽減することと、自分では作らない味を楽しむということで利用している。
DSC_0981.JPG

今日は、汁なし担々麺。私のお気に入りのアイテムの一つだが、よくできている。コストパフォーマンスも素晴らしい。もちろん、ゆでた小松菜とチャーシューは、私が加えたものだが、自分で汁なし担々麺を作るのは、けっこう面倒だし、この冷食の味を超えるものを作るのは、相当に難しいと思う。いわば外食の味を家で楽しむようなものかもしれない。
ちなみに、写真の餃子は、つい食べたくなって、追加で買い置きのものを焼いてしまった(笑)

以前も書いたかもしれないが、最近の冷凍食品のレベルは、本当に素晴らしい。パスタなども、麺もソースも、自分で作ってもここまではいかないな、と思うものも多い。というわけで、自分ではなかなか作るのが面倒で外食で楽しむようなメニューのものを、デイサービスの日に楽しんでいる。

先週は、カニとトマトのクリームソースパスタを食べたが、これも見事なソースの味であった。フェットチーネのような麺ももちもちで美味しかった。しかも200円以下の価格!
中華料理屋もほとんどない小さな田舎町では、ちゃんぽん麺も食べる機会が少ないので、これも冷食で楽しんでいる。私は炒飯も,時々自分で作っていて、家族にも好評だったが、最近の冷食炒飯は、くやしいけれど私の作る炒飯よりも美味しいと思う!

冷食のハンバーグも、かなり美味しいのがあるというのをテレビで特集していたので、その番組で紹介されていたブランドを、今日は試しにひとつ買ってみた。こちらは夕食で試してみようと思っている。

ステイホームの続く中、お店にもなかなか行きづらいけれど、自分では作れない味を楽しむには、最近の冷凍食品は、決してあなどれません。













2021年08月11日

焼きたてのパンさえあれば

私は、割りにコールドミートが好きだ。ハムとかパテとかミートローフのようなものとか。
25年くらい前に、展示会の仕事で1ケ月近くドイツとジュネーブで過ごしたことがあった。朝昼晩コールドミートとチーズがけっこう出てきた。他のスタッフたちは、数日で日本食が食べたいとか、あったかい料理がもっと欲しいとか愚痴をこぼしていたが、私はわりに平気だった。どれもおいしくて楽しくて、一ケ月くらいなら全然平気だなと思った。会社のドイツ支社の担当も、ミノさん、すごくドイツに合ってるから、こっちに来たら?などとけっこう真顔で言ってくれたりした。

このところ、コールドミートで夕食を済ますことが多い。父のきざみ介護食を作りながら、軽くおつまみのようなものを食べてつないでおいて、父に食べさせ終わってから、メインになるようなものをゆっくり食べるというスタイル。なので、余り調理せずにお皿にセットしておくだけで食べられるコールドミートは便利なのである。
買ってきたローストビーフとか、自作のパテと言うかミートローフとか、ミラノソーセージとかを取り混ぜて、あとはジャガイモとニンジンの塩ゆでとかポトフを添えて、パンとワインがあればOK。まるでドイツ人みたいだなあと思いながら食べている。以前より和食の夕食の比率が下がったのがちょっと気になっていて、案の定体重とウェストサイズは、少し増えている。
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今夜もそんな雰囲気の夕食で、自作のパテの残りとミラノソーセージにザワークラウトとニンジンとジャガイモのポトフ。そして焼きたてのパン。写真を撮ってみたら、朝食の様でもあった。
でも、自前のパンは、ほとんどミスなく焼きあがるようになったので、焼きたてのおいしいパンの力は、炊き立てのご飯と同じように本当に美味しく食の楽しみを満たしてくれる力がある。
今夜も焼きたてパンを楽しみながらワインを飲んだ。
明日も穏やかに過ごせますように。













2021年08月10日

祭りの後の脱力感

オリンピックが終わり、テレビ放送が、通常の番組に戻った。終わってみて、スポーツ競技をライブで見ることのパワーと言うかエネルギーというものを、あらためて実感している。
210808オリンピック閉幕.jpg

介護をしながら、自宅にいる生活をしているので、ほぼ一日中TVを見ることができる。時差のないオリンピックということで、真夜中でなく、日中から夜にかけての日常的な時間帯の中で、次々と組まれた競技プログラムをチャンネルザッピングしながら、興味のある競技を次々に見ていると、高いテンションでライブ映像と向き合うことになる。
ライブで日本選手の応援をしていると、たとえテレビ観戦であってもいくつかの競技を見続けていると、心地よい「応援疲れ」のようなものがあった。もちろん、日本選手のメダルラッシュということがあったからこそではあるが。
選手が戦っているその瞬間の時間を共有している、という気持ちが高揚感を生み出すのだろう。そんな2週間あまりの日々であった。
今週になって、いつもの番組編成に戻ると、なんだかちょっと拍子抜けしたような感覚がある。
あらためて、平日の日中のTV番組というのは、つまらないものが多いなあとも感じてしまう。

今朝の朝刊に、共同通信配信のコラム記事で、東京オリンピックに対する海外メディアの評価に関するものがあった。コロナ禍の困難な状況で、日本が大会を成功させたと、おおむね好意的に評価しているという。しかし、一方で、医療体制や財政負担など多大な大小を日本に強いるものだ、という見方もあった。政治不信や不安を増長したと評するものもあったという。増大した費用や、無観客での開催などにより、日本国民は、「参加できないパーティーのコストを支払っている」と記したメディアもあった。大喜利なら座布団一枚である。

競技中継の放送がなくなった脱力感でなく、この先は、政治不信や、財政負担などオリンピックの後始末によって、さらなる脱力感をおぼえることになるのかもしれない。

#東京オリンピック閉幕 #東京2020

2021年08月09日

戦い終わり、日が暮れて・・・

閉会式も終わり一夜あけた今日は、当然オリンピックを振り返る番組や記事が多かった。
そんな中、バッハ会長も、無事にオリンピックが終わったということで、ほっと一息、奥様と二人で銀座を散策したというのが、ネット記事などに上がっていた。
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(ヤフーニュース/毎日新聞より)

IOCにも色々言いたいことはあるにせよ、緊張を強いられる2週間強をとにもかくにも無事に終えたわけだから、久しぶりに休日モードというのは、まあ理解できる。しかし、めざとく見つけた人たちが記念写真を求めたりということもあったようで、散策するお二人の周りは、SPと見物人でけっこう密な状態だったのではないだろうか?SNSには、不謹慎だというような書き込みもあったようではある。

ちなみに、何かの番組でも放送していたが、バッハさんが宿泊しているホテルは当然ながら、日本トップクラスのTホテルかOホテルなわけで、国賓待遇だろうから、おそらくスイートルームなわけである。となると、1泊100万円という説もあったが、少なめに50万円としても、仮に18泊であれば、1000万円くらいということになる。もし某テレビ番組の一泊100万円説通りだったとすれば、実に宿泊費だけで2000万近い費用という事になる。スイスとの往復は、これもファーストクラスだろうから、往復ざっと200万くらいかな?ご夫婦で400万くらいだな。それに専属SPの経費やら、移動の費用やらお土産代やらなにやらいろいろあわせると、会長関連経費だけでもすごいことになりそうな気がしてしまう。いやはや思わず庶民根性丸出しになってしまう私である。

そういえば、JOCが負担した弁護士費用が2億円くらいだったという話もあったけれど、これから話題になるのは、戦後処理、いやオリンピック事後処理の経費問題だろう。国と東京都とJOCのかけ引き合戦になるのだろうなあ。

節約オリンピックというかけ声もどこへやら、膨らんだオリンピック予算の事後処理の行方については、ごまかしなくしっかりと道筋をつけてもらいたいものだ。


2021年08月08日

東京オリンピック閉幕

歴史的にみても例のない世界中を襲ったコロナウィルス感染の中で開催されたオリンピックが、いよいよ閉会式を迎えた。台風も近づき天候も心配されたが、先ほど鹿児島に上陸したとのことで、国立競技場は、TVで見ている限り、幸い雨も降らずに式が粛々と行われているようだ。
210808オリンピック閉幕.jpg
(朝日新聞より)

感染や政治の問題はさておき、参加選手の活躍はやはり素晴らしいドラマの連続で胸を打った。世界トップクラスの選手が競う世界最高峰の競技会なのだから当たり前といえばその通りだ。
日々の努力を積み重ねて、本番の一瞬にかける選手たちの悲喜こもごもの戦いは、本当に感動のドラマの連続であった。選手の皆さんにとっては、オリンピックに向けて積み重ねてきた努力が、オリンピックが開催されたことによって、その力を発揮する場が催されたことは本当に良かったとあらためて感じた。

しかし、日本の政治システムと社会システム、国際的な感染症への対応、そして、IOCのありかたということについては、様々な課題を提示した大会になったといえる。
日本的な「終わりよければすべてよし」では、今回の大会は絶対に済まされるべきではない。どこに問題があり、今後どうするべきだったのか?何よりも政治判断のあり方、やり方という点において、大きな課題を露呈したものであったといえる。
福島原発がそうなりつつあるように、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」、にしてはいけない。いつのまにか、課題の姿をあやふやにしてはいけない。政治家も行政マンも、イベント関係者も、企業も、そして医療関係者も、各々の立場で、冷静な事実認識と整理と課題の抽出、問題解決のための意思決定プロセス作りなどなどありとあらゆる局面でのレビューが大切だ。

このオリンピックでの貴重な経験は、きちんと記録として残され、将来に向けた財産となるようにしていかなければならない。これほど特殊なオリンピックはおそらく今後ないだろうから。それは、関係者全員に課せられた宿題でもある。

東京大会開催都市の代表である小池都知事から、パリ大会の代表であるパリ市のイダルゴ市長にオリンピック旗が手渡された。女性都知事から女性市長へのオリンピック旗のリレーである。これもまた、LGCTQなど性差を超える時代のオリンピックのシンボルということになるかもしれない。

2024年のパリ大会では、パンデミックが収束していることを心から願っている。

#東京オリンピック閉幕

東京オリンピック閉幕

歴史的にみても例のない世界中を襲ったコロナウィルス感染の中で開催されたオリンピックが、いよいよ閉会式を迎えた。台風も近づき天候も心配されたが、先ほど鹿児島に上陸したとのことで、国立競技場は、TVで見ている限り、幸い雨も降らずに式が粛々と行われているようだ。
210808オリンピック閉幕.jpg
(朝日新聞より)

感染や政治の問題はさておき、参加選手の活躍はやはり素晴らしいドラマの連続で胸を打った。世界トップクラスの選手が競う世界最高峰の競技会なのだから当たり前といえばその通りだ。
日々の努力を積み重ねて、本番の一瞬にかける選手たちの悲喜こもごもの戦いは、本当に感動のドラマの連続であった。選手の皆さんにとっては、オリンピックに向けて積み重ねてきた努力が、オリンピックが開催されたことによって、その力を発揮する場が催されたことは本当に良かったとあらためて感じた。

しかし、日本の政治システムと社会システム、国際的な感染症への対応、そして、IOCのありかたということについては、様々な課題を提示した大会になったといえる。
日本的な「終わりよければすべてよし」では、今回の大会は絶対に済まされるべきではない。どこに問題があり、今後どうするべきだったのか?何よりも政治判断のあり方、やり方という点において、大きな課題を露呈したものであったといえる。
福島原発がそうなりつつあるように、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」、にしてはいけない。いつのまにか、課題の姿をあやふやにしてはいけない。政治家も行政マンも、イベント関係者も、企業も、そして医療関係者も、各々の立場で、冷静な事実認識と整理と課題の抽出、問題解決のための意思決定プロセス作りなどなどありとあらゆる局面でのレビューが大切だ。

このオリンピックでの貴重な経験は、きちんと記録として残され、将来に向けた財産となるようにしていかなければならない。これほど特殊なオリンピックはおそらく今後ないだろうから。それは、関係者全員に課せられた宿題でもある。

東京大会開催都市の代表である小池都知事から、パリ大会の代表であるパリ市のイダルゴ市長にオリンピック旗が手渡された。女性都知事から女性市長へのオリンピック旗のリレーである。これもまた、LGCTQなど性差を超える時代のオリンピックのシンボルということになるかもしれない。

2024年のパリ大会では、パンデミックが収束していることを心から願っている。

#東京オリンピック閉幕

2021年08月07日

ホームグラウンドの力

気がつけば、東京オリンピックも、いよいよ日曜に閉会式となる。
日本のメダルラッシュは今日も続き、レスリングの男女で金メダル、ゴルフでは稲見が銀メダル、空手では、喜友名選手が金メダルを獲得し、今日は男子組み手でも銅メダル。そして、今しがた、野球の侍ジャパンが、悲願の金メダルを獲得した!
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(ヤフーニュースより)

これ以外にも書ききれないほどのメダルを手にした競技は数多い。素晴らしい結果であり、コロナ禍にあって、選手にも様々な批判まで飛び出すほどの特殊なオリンピックになったけれど、選手にはなんの責任もない。むしろ、開催されるかどうかわからない状況からコンディションを作り練習を工夫しながら、これだけの結果を出した力は、本当に称賛すべきことである。
これまでのオリンピックの中で、もっとも多くのメダルを得た大会となったわけだが、やはりそこには、ホームグラウンドで開催されたことに対する、選手の強い思いが、大きな力になったのだろうと感じる。「自国開催だから、何が何でも頑張らなければ!」という強い思いが、全ての競技の選手から、強い気迫として伝わってきた。精神力が持つ力というのは、本当にすごいなあと感じた2週間であった。

一方で、その強いテンションが、裏目に出たのか、期待が高かった選手や種目での意外な結果もあった。体操の内村選手やバドミントンの桃田選手、そして今日の男子400mリレーの失格など、期待の大きさが本来の力をスポイルしてしまったのかもしれない。

しかし、その間に、コロナウィルスは、ますますその猛威をふるっている。国内の感染者は、ついに100万人を超えた。
オリンピックと感染拡大に直接の因果関係はないと首相はコメントしているが、科学的な裏付けはない発言で、人の流れや行動の仕方が変わったことは否定できないだろう。また、世界中から来日したマスコミ関係者など選手に比べて動向をトレースしにくい人たちが、感染拡大に影響したかどうかは、残念ながらいまのところわからない。

ともあれ、オリンピックもあと2日となった。閉会後には、膨らんだ予算処理や払戻し処理、激減した収入との帳尻合わせなどなど課題は山積している。

メダルの成果ではなく、感染への影響も含めて、オリンピックがもたらしたことの客観的な事実分析が何よりも大切だろう。
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