25年くらい前に、展示会の仕事で1ケ月近くドイツとジュネーブで過ごしたことがあった。朝昼晩コールドミートとチーズがけっこう出てきた。他のスタッフたちは、数日で日本食が食べたいとか、あったかい料理がもっと欲しいとか愚痴をこぼしていたが、私はわりに平気だった。どれもおいしくて楽しくて、一ケ月くらいなら全然平気だなと思った。会社のドイツ支社の担当も、ミノさん、すごくドイツに合ってるから、こっちに来たら?などとけっこう真顔で言ってくれたりした。
このところ、コールドミートで夕食を済ますことが多い。父のきざみ介護食を作りながら、軽くおつまみのようなものを食べてつないでおいて、父に食べさせ終わってから、メインになるようなものをゆっくり食べるというスタイル。なので、余り調理せずにお皿にセットしておくだけで食べられるコールドミートは便利なのである。
買ってきたローストビーフとか、自作のパテと言うかミートローフとか、ミラノソーセージとかを取り混ぜて、あとはジャガイモとニンジンの塩ゆでとかポトフを添えて、パンとワインがあればOK。まるでドイツ人みたいだなあと思いながら食べている。以前より和食の夕食の比率が下がったのがちょっと気になっていて、案の定体重とウェストサイズは、少し増えている。
今夜もそんな雰囲気の夕食で、自作のパテの残りとミラノソーセージにザワークラウトとニンジンとジャガイモのポトフ。そして焼きたてのパン。写真を撮ってみたら、朝食の様でもあった。
でも、自前のパンは、ほとんどミスなく焼きあがるようになったので、焼きたてのおいしいパンの力は、炊き立てのご飯と同じように本当に美味しく食の楽しみを満たしてくれる力がある。
今夜も焼きたてパンを楽しみながらワインを飲んだ。
明日も穏やかに過ごせますように。
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