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2022年01月23日

夢の記憶

最近は、父が眠りから目を覚ました時の状態が、ちょっとコワイ。
コワイというのは、目覚めて何を言い出すのかという事である。

最近の父は、夢で見たことと、目覚めてからの現実がシームレスになることが多いようで、数日前は、友達が亡くなったので葬式に行かなければならないから、新聞で情報を確認してくれと、数時間にわたって同じ話を繰り返し言い続けた。
いちばん多いテーマが、葬式に行くというのと、ゴルフの話題だ。
今ハーフを終わったから、後半のスタート時間を確認してくれなどということもあった。

一昨日私を悩ませたのは、ゴルフクラブと車を射水市のあたりの家に預けてきたから取りに行くと言い張ったことだった。これもかなり長い繰り返しとなり、私もイライラして、それは夢の記憶で現実のことではないと何回か説明を繰り返したが、無駄であったので、自室に入り、父が私を呼ぶ声を無視して父が諦めるのを待った。しばらくして、忘れたかあきらめたかしてくれて、その夢の話はようやく終わった。

父にとって、この15年ほどの最重要関心事は、葬儀とゴルフであったから、その記憶が鮮烈なメモリーとなって、今の記憶として脳内再生されるのだろう。

朝起きた時だけでなく、昼間に眠っていて目覚めた時にも夢を見ることが多いようで、同様の状態になることがある。
220123脳のイメージ.jpg  (画像はイメージ)

以前、記憶のスイッチということを書いたが、父の様子を見ていると、記憶のメモリー構造というのは、本当にコンピューターのコピー&ペーストや、プログラムのループのようなことが起きているように感じる。
さて、明日の朝父が目覚めた時、どのような話が出てくるのだろうか?・・・

2022年01月22日

ブラックボックス時代

大阪のUSJで、アトラクションのひとつであるジェットコースターが、頂上付近で停止し、乗客30人が歩いて救出されたという事故があった。一人の死傷者もなかったのは幸いだった。出発して、坂を上っている途中で、異常を知らせるセンサーが反応したため安全装置が作動して緊急停止したということだが、原因は不明だという。
220122USJでアトラクション停止.jpg
(ヤフーニュースより)

わが家のAIスピーカーの●●クサ君が、昨日、音楽を流すプログラムの最中に突然黙ってしまった。コンピューターがフリーズしたような感じだった。リカバ―するには、再起動するしかないが、AIスピーカーは、実はパソコンのようなものだから、電源を入れ直すか、リセットボタンを押すしかない。一度電源を入れ直してみたが、呼びかけても、戸惑うようにLEDランプが弱々しく点灯してまた無反応になった。暫く時間をおいてからまた電源を入れ直したが、同じ症状で、リセットボタンを押したらようやく直って、いつものように会話に反応して話しはじめてくれた。

車からパソコン、AIスピーカー、さらには、テレビや冷蔵庫に至るまで現代社会を支える殆どの電気製品、機械製品は、パソコンと同じようにプログラムで動くコンピューターのようなものが関わっている。昔の機械は、物理的なメカニズムを目で確認することができた。ところが、プログラムだとそうはいかない。故障した際には、パソコンなど何らかのディスプレイとつないで、何が起きたのかを確認しないと原因がつかめない。

ジェットコースターでも車でも、昔のマシンの故障は、やれ駆動系のワイヤーが切れたとか、ギヤが噛んだとか、車輪のナットがゆるんでガタついたとか、とにかく目で見たり音を聞いたりして故障個所を確認することができた。しかし、今は、ほとんど全てのものが、ブラックボックス化していて、故障すれば、ほとんど手出しが出来なくなってきたように思う。

世界中のほとんど全ての自動車会社が、自動運転を開発し、徐々に実用化されつつある。それを支えているのも、AIやカメラセンサーなどからのデーターを処理するコンピューターのような仕組みだが、やはり、ブラックボックスである。
私は、高校生の頃にアマチュア無線の免許を取ったり、ステレオアンプを作ったりしていた電気好きの少年だったので、多少はメカニズムに対するシンパシーがある方だと思う。それでも、最近のマシンには、お手上げになることが多くなってきた。

プログラムには、バグがつきものである。思いがけない形で突然動きを止めるかもしれない。それは、予測不能な世界である。
キューブリック監督の名作、「2001年宇宙の旅」で重要なキャストであったのは、HALと呼ばれる宇宙船の全ての機能を管理するコンピューターだった。そのHALが、異常をきたし、人間に反発し始める。これは進化しすぎたコンピューターのプログラムエラーだが、それに対処するために、人間がHALの頭脳にあたる巨大なコンピューターの頭脳に当たるメカニズムの中に入って、機能をストップさせて危機を回避しようとした。

ブラックボックス化が進めば、便利な機械も、突然HALのように牙をむくかもしれない。将来、自動運転が主流になった時に、HALのように突然狂ってしまう可能性のある車がないとはいえない。その時に、ブラックボックス化した自動車を、人間が緊急停止出来ればよいのだが・・・・
#ジェットコースター停止 

2022年01月21日

パタパタ表示板をご存知ですか?

デジタルデーターに基づく電光表示が主流の昨今だが、新しくなる前の羽田空港、そう、まだ羽田東急ホテルなどがあって、駐車場から出る時には、コインを投げ入れるという楽しい仕組みが動いていた時代の羽田空港では、フライトの案内を表示する表示看板は、いつもパタパタと音を立てていた。テレビ番組においても、TBSで久米宏と黒柳徹子が司会をしていた「ザ・ベストテン」など、ヒット曲の紹介パネルは、このパタパタ形式だった。

海外の空港でも、フライトの案内情報はこのパタパタが主流で、出発時間が近づくたびに、パタパタと音をたてながら、この表示が変わった。自分の飛行機の出発を待ちながら、それを眺めているのも、旅心をくすぐる時間のひとつだった。
220121パタパタ表示京急消えゆく.jpg
(日経より)

そんなパタパタ表示板は、気が付くと身の回りから消えていた。いつの間にか電光掲示板とかLEDサインとかに変わっていた。
しかし、こうした中でも、京急には、まだパタパタ表示板が残っていたそうだが、それもいよいよ終焉を迎えるという。
日経の記事によれば、メンテナンスの部品も少なくなり、LEDのほうが表示情報量も多く、効率が良いことから、ついに2月から新しい表示板に変わるのだという。

パタパタパタ〜「おっ、搭乗できるぞ」とか「えーっ!欠航?!」とか、表示が変わるたびに、旅への状況が変わった。あの感覚は、ちょっと楽しかった。
京急の駅で電車のダイヤなどを見る時にも、あのパタパタ表示が、小さな旅への楽しさを与えてくれたようにも思う。

またひとつ、時代の変化が、ひとつ前の時代の魅力と思い出を静かに消していく。
消された記憶や景色は、簡単には戻せない。

2022年01月20日

せめて平和なランチの話題を

昨日は、コロナ感染者4万人超えについて投稿したが、今日は、さらに増えている。
専門家の中には、来週には、10万人に達するという人もいるが、もはやそれも決して空論ではないように思える。
そんなニュースも目につき、今日も、コロナのことを書こうかと思ったけれど、2日連続でコロナの話題というより、せめて平和な話題に、という気持ちになり、食べ物の話を書くことに決めた。

今日は、デイサービスの日だったので、いつものように冷凍食品を買おうと思っていた。
昼前に買い物に出かけて、まず最初にスーパーに入ったら、空腹だったので、ついお弁当売り場で久しぶりに捕まってしまった。そこには、魅力的なお弁当がたくさん並んでいた。そういえばカツ丼もずいぶん食べてないなあ、とか、スーパーのお寿司でも北陸ならまあ許せるよなあ、などと完全に定番の冷凍食品ランチのことを忘れてしまった。

そんな時に、鱒寿司と好物のお稲荷さんが目に入り、じゃあどっちかを買って、冷凍食品も買って一緒に食べようかな?などと思っていたら、さすがは鱒寿司の地元であるわが県である。両方をセットにして太巻きまで付けたお弁当を発見!今日はこれだ!と思わず手を伸ばしてしまった。
220120弁当DSC_2150.JPG

かくして、デイサービス定番の家事手抜き冷食ランチではなく、お弁当を買って食べるランチとなった。
わが県は、鱒寿司の本場だけに、スーパーの弁当売り場には、鱒寿司が常時並んでいる。それもいわゆる有名弁当のお値段の高い鱒寿司ではなく、手ごろな価格帯のお弁当が中心だが、長年製造している会社が作っているものが多いので、実はそこそこいける。

男は、なぜか稲荷ずしと揚物に弱い。今日も私の近くで買い物していたご夫婦二組が、連続してご主人が稲荷ずしパックを奥様の持つカゴに入れていた(笑)。

私も、スーパーに行くたびに、稲荷ずしと揚物の誘惑と戦っている。そんなわけで、今日は久しぶりにお弁当を食べることに。
とはいえ、このところ、体重とウェストサイズが育っているので、小さめのパックを選んだ。(でも、揚物であるイカフライも買ってしまったけれど)
帰宅して早速食べたけれど、安物でも、やはり鱒寿司と稲荷ずしのセットは、なんだかとても嬉しいメニューであった。

2022年01月19日

感染者4万人超え!

ついにというか、なんというか、1日のコロナウィルス感染者が4万人を超えた。
1日で4万人が感染というのは、ちょっとイメージができない!小さな地方都市一つ分の人数が一日で感染しているのだ。東京では7千人を超え、大阪も6千人を超えた。オミクロン株、恐るべし!
このままでは、欧米並みの数字になる可能性もあるように思ってしまう。
220119オミクロン株.jpg

せめてもの救いは、重症者が比較的少ないということだが、そうは言っても、私のような呼吸器系疾患を患った人間などは、やはり命の危険がつきまとう。正直、ものすごく怖い。
世界の感染状況を見ていても、日本もあっという間に再拡大しそうだなとは思っていたが、これほどの速さとは本当に驚いた。

オミクロン株の感染症状は、普通の風邪と変わらないように言われている。だから余計始末に悪い。
風邪だと思って、大したことないと思った人がいつも通り動き回り、人と会って、仕事をして家に帰る。そして感染が爆発的に広がる。

今、私fがもし感染したら、父の介護などどうすればいいのか?真剣に悩んでいる。
症状が軽いということであれば、親子で自宅療養するのが、介護を続けられる点では、最良の方法にも思えるが、父よりむしろ私が重症化する可能性もある。もしそうなったら、父の世話はいきなりする人がいなくなり、父を預ける先も病院以外なくなってしまう。あとは、二人で同じ病院に入院するという方法しかないだろうか?

今なら介護施設への入居もまだ拒否されないだろうから、感染していない今のうちに入所新手続きを進めるべきか、とも考えているが悩ましい。
そう言いながら、この数週間後に、もし県内の感染者が爆発的に増えれば、介護施設は、おそらく新規入所者を拒否するようになるだろう。

・・・というようなことで、非常に悩ましい時間を過ごしている。
とはいえ、父か私がもし感染すれば、入院か自宅療養しかないだろうから、今から主治医に相談をしてできる準備をしようかと考えている。
日本中で、自宅介護をしている人たちは、きっと同じように悩んでいるに違いない。

オミクロン株は、介護者にも大きな負荷をかける存在である。
#オミクロン株 

2022年01月18日

雑誌WITHの変身

ヤングアダルト向け女性誌の草分け的存在である講談社のWITHが、40年の歴史に区切りをつけて、定期刊行を終了するという。
またしても雑誌の廃刊か、と雑誌広告が好きで広告業界に入った私としては、すわ廃刊か?と胸が傷んだけれど、WEBでの展開にシフトし、紙の雑誌は、不定期刊になるという。いわば、新しいスタイルへのシフトということだろうか。
既に、ウェブサイトの「with online」は月間1億PVを超えていて、女性誌メディアでも最大級の規模を誇る人気となり、昨年7月にはサブブランド「共働きwith」も開始しているそうだ。
220118WITH表紙.jpg
(WITH最新号の表紙)

今後は「with online」を事業の中核に据え、これまでの紙メディアに加えてユーザーのライフスタイルに寄り添った次世代事業モデルの構築を目指すのだという。それに伴い、雑誌を適時刊行へ変更するということらしい。いわば、紙とWEBの良いところを組み合わせたミックスメディア展開ということか。

ちょうど30代の前半頃は、ファッション関係のクライアントの担当をしていた時期があり、WITHともずいぶん関わりがあった。編集部を訪れて打合せをしたり、編集スタッフと記事タイアップ広告といわれる記事風の広告企画などもやった。キャリアウーマンという言葉も流行ったけれど、仕事も遊びも楽しむ女性向けの雑誌として、ファッション記事だけでなく、ちょっと骨っぽい記事もあったりと、その編集スタイルは結構気に入っていた。

雑誌好きとしては、老舗の雑誌が消えていくのは、寂しいことだけど、WITHのやり方は、今後の雑誌のあり方として注目したいと思う。WEBが発達しても、紙のメディアの魅力は絶対にあると思う。radikoによって、ラジオが新たな魅力を持ったように、紙媒体の持つ魅力を、時代にあったスタイルでうまく活かしてほしいと思う。

そんなことを書きながら、20代の頃に、初めて自分が担当したクライアントの広告が掲載された雑誌が発売され、書店でその雑誌を手に取った時の、なんだか晴れがましいような嬉しさを思い出した。
手に取ってページをめくる雑誌の楽しさは、なくならないでほしいものだ。

2022年01月17日

お菓子を作るということ

かなり前に買ったマスカルポーネチーズが冷蔵庫に残っていた。
元々好きなものだということと、何かデザートでも作ろうかと考えて買ったものだ。
基本的にはティラミスを作ろうかと思っていたのだが、やはり、ケーキなどを作り始めるには、ちょっとした決心というか心構えが必要だ。少なくとも僕はそう思っている。

パンは週に何度かコンスタントに焼いているが、以前作っていたケーキやカスタードクリームなどは、この数ケ月作っていなかった。
父の認知症がそこそこ進んできて、世話に手間のかかることが増えたり、対応に気を遣うことも多くなっていた。イライラする時間は間違いなく増えていた。
お菓子を作る時には、集中力が必要だ。おいしいクリームや生地を練ったりする時には、途中で途切れると上手くいかないことが多い。料理ももちろんそうだが、料理は、もう何十年もやっているから、途中中断されても、そこそこ修正対応はできる。
しかし、お菓子は、意外にそうはいかない。と自分では思っている。途切れずにスムーズな流れで作らないと上手くいかないのがお菓子だと思う。

そんなわけで、冷蔵庫で出番を待つマスカルポーネが、ずっと気になっていた。
そんな時に、NHKETVの「今日の料理ビギナーズ」が救いの手を差し伸べてくれた。
手軽にできるティラミスを紹介してくれたのだ。
お料理初心者向けの番組だから、ケーキの生地にカステラを使って、ちょっと加工して、それに、生クリームとマスカルポーネを混ぜて作るという簡単なレシピだった。
これなら、手間なく作れそうだなと、ついにベンチに控え続けていたマスカルポーネ選手に出場のコールを送った。
220117DSC_2132.JPG

作ってみたら、カステラにインスタントコーヒーと砂糖を練ったコーヒーシュガーを浸すことなどちょっとしたアイデアの組み合わせで、簡単にティラミスもどきを作ることができた。
(本物のティラミスでなく、簡易型なので、やはりこれは「もどき」である)
しかし、もどきとはいえ、かなりティラミス気分を満足させてくれる味ではあった。
220117DSC_2130.JPG

美味しいお菓子を作るには、やはり、ある程度の集中力が必要だとあらためて納得しながら、集中するというプロセス自体も楽しむ時間となった。
かくして、久しぶりにティラミス風の味を堪能することができて、マスカルポーネも無事消費することができた。SDG’s的に見ても、食材の無駄を回避することができたことも何よりだった。
(このレシピは、手軽ですがかなり、おすすめです。)

#ティラミス

2022年01月16日

介護あるある

NHKETVでは、実はたくさんの介護関連番組が放送されている。
私も、昼ごはんを過ぎたところで何気なく見たことがきっかけでいくつかの番組を時々見るようになった。
最初は、毎日自ら経験していることなのに、さらにわざわざ介護の実例をみるなんて・・・と抵抗があったが、苦しいのは自分だけじゃないんだ、と励まされたり、ヒントをもらったりすることも何度かあった。

220116NHK介護番組.jpg

昨日のNHKETVの介護番組では、認知症の家族と暮らす、というテーマで、認知症のお母さんが、娘さんが食事をちゃんと食べさせているのに、「どうして食事を食べさせてくれないの?」と言い張り、いさかいになるという再現シーンを放送していた。さらに、娘さんに対して「あなたはどなたですか?」と聞くようになるシーンまであった。
うちはまだそこまではいっていないけれど、最近は、たまに私の名前を忘れるようになってきたし、食事を食べたことはすぐ忘れるようになってきたから、わかるなあと思いながら見ていた。

ところが、今日は、いつものように朝食後1時間ほどで、腹が減ったと言い始めたので、「ちゃんと朝ご飯食べましたよ、まだ1時間しかたってませんよ」、といつものようにたしなめたら、「いや、食事が少なかった。お前、今日はいつもの半分しか食事を出さなかった」と言い始めた。思わず再現ドラマの娘さんのようにイライラしながら、そんなことはない、と毎日携帯で撮影してある食事の写真を見せても、いや、お前が間違えて半分だけだった、の一点張り。何度説明しても、お前が間違っていると言い張り続けたのであきらめて父のそばを離れた。
介護あるある、の代表的な例として皆さんが口をそろえて言うのは、食事を食べたのに、食べてない、食べさせてもらってない、と言い続けること。私もしょっちゅう経験して、イライラすることも多い。
そして、寝てる時に見た夢と現実の区別がつかなかったり、昔の記憶が蘇って今のこととして主張し続けることもある。私の父は、地方政治家だったこともあって、とにかく人の葬式にまめに行っていた。
そのせいか、今日は俺の友達の葬式があって行かんならん、と主張し続けることがたびたびある。一昨日もこれを言い始めて、何度説明してもすぐに同じ主張を繰り返し続け、なんとこの日は1時間ほどもオートリピートのような言い合いを繰り返すことになった。

最近は、こうした父の間違った記憶の思い込みを言い続けることが、確かに増えてきている。
こういうことは、自宅介護者でなければなかなか実感できないけれど、神経を逆なでされ、本当に心を痛めることだ。
介護の毎日はこういうことが、何度も連続して積み重なり、介護者の心身を疲弊させる。
昨日のETVの番組では、介護福祉士の方が、前向きな気持ちに置き換えながら対処しましょうというようなことを言っていた。
確かにその通りで、みんなそう思って自分を励まそうとするのだけれど、やはり言うは易し行うは難し、である。介護者は、いかに自分の心が折れないように自分の気持ちをメンテナンスするかが、大切なことであり、しかし難しいことでもある。

#認知症の家族と暮らす

2022年01月15日

ドライな?ブランドリニューアル

アサヒビールを牽引してきたスーパードライが、36年ぶりにパッケージングと味をリニューアルするという。

ビール大手4社の事業説明会が6日に集中して開催された。アサヒビールは「スーパードライ」を発売36年目で初めてとなる全面刷新を打ち出し、サッポロビールも発売45周年を迎えた「黒ラベル」のリニューアルを決めた。

アサヒビールにとって、「スーパードライは、これがなければアサヒビールが存続できなかったほど重要なブランド。嗜好品の味を変えるには勇気がいるしリスクも伴うが、36年目にフルリニューアルを行う」と、アサヒビールの塩沢社長は宣言して、旗艦商品であるスーパードライの味やパッケージを全面刷新し、2月中旬以降の製造分から切り替えることを明らかにした。
220115スーパードライリニューアル.jpg

とはいえ、「辛口」や「シルバーパッケージ」といった特徴は残しながら、ホップの香りや飲み応えを強めるそうだ。この新スーパードライは、3月から「過去最大規模の広告宣伝投資」で消費者に訴求していく考えだという。

ヒット商品のブランディングを変更するということは、非常に勇気のいることだ。とりわけスーパードライは、ビール市場でキリンなどに大きく水をあけられていたアサヒビールを、トップブランドに引き上げた一大商品である。1987年当時の発表キャンペーンは、大々的なキャンペーンで、CMの出稿量などは膨大なものだった。当時としては画期的なCMからパッケージデザインまでを一巻したコンセプトでまとめ上げて売り出す大規模キャンペーンだった。
私の先輩がかかわっていた仕事であり、業界を震撼させた注目のキャンペーンといえるものだった。

しかし、ブランドのユーザーも世代交代していく。この商品を支えたヘビーユーザーは、私と同世代の人たちが中心だろう。今では60代から70代というところか。
しかし、30代以下の今の若い人たちにとっては、ブランドの考え方などが、少しずれてきているというのが今回のリニューアルの理由だという。

このブランディングを担当して役員にまで登り詰めたクリエイティブディレクターのOさんは、既に鬼籍に入られたが、このニュースを聞いたらなんとおっしゃるだろうか?
パワフルな人だったから、「もう一度担当してリニューアルするぞ!」と仰ったかな?あるいは、「いいんじゃないの?」とちょっとシニカルなコメントかもしれない。
さて、新しく生まれ変わる商品がどんな味で、どんなふうに社会の中で位置づけられていくのか、今後の行方をじっくりと見ていきたいと思う。
#アサヒスーパードライ

2022年01月14日

感染者増、もう一つの脅威

昨日13日、コロナウィルスの感染者数が2万人を超えた。一日の感染者数では過去最高だという。ほんの数週間前からみると爆発的な増加である。今日のニュースでは、専門家のひとりが、このままでは、1日10万人という欧米並みの状況になる可能性があるという恐るべきコメントも耳にした。感染した場合の症状は比較的軽いとも言われてはいるが、オミクロン株の恐るべき感染力は、本当に脅威である。
220114コロナ2万人超え13日.jpg
(NHKより)

そして、もうひとつ気がかかりなのが、医療関係者などの感染者増である。数日前の沖縄の感染のニュースでは、感染者数の増加にも驚いたが、実に600人を超える医療関係者が、感染や濃厚接触者となったことなどによって欠勤となり、医療機能に大きなダメージを与えつつあるというのである。今や、このことは、医療関係者にとどまらない。この爆発的な感染者増によって、例えば、交通や、流通をはじめとする社会インフラを動かしている人たちにも、もし感染者や濃厚接触者による欠勤者が急増すれば、社会機能がストップしかねない事態も考えられる。

大手企業では、この2年の間に、在宅勤務も相当に浸透し、仮に濃厚接触者や感染者となって在宅治療という事になっても、もしかするとかなり在宅対応での業務対応が可能かもしれない。
しかし、医療関係者を筆頭に、その現場で働かざるを得ない社会を支える人たちが大勢いるわけで、その方たちが欠勤者となれば、医療や、物流や、交通など大きな支障が出てくることになるだろう。
今、大雪のニュースが頻繁に流れているが、除雪を行っている人たちというのは、各市単位で見れば、おそらく数百人規模なのではないかと思う。小さな都市なら、数十人規模の町もあるかもしれない。そんな現場に欠勤者が増えれば、代わりの人材は簡単には調達できないだろう。大雪の時に、除雪機を扱える人たちに、もし感染者が急増したら、あっという間に雪国の道路はマヒしてしまうだろう。それは決して夢想ではない。

オミクロン株の驚異的な感染拡大のニュースを見ながら、あらためて社会インフラを支える人たちのありがたみを実感すると共に、少しでも感染拡大が収まることを心から切望する。
#コロナウィルス感染者2万人超え 
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