(NHKより)
そして、もうひとつ気がかかりなのが、医療関係者などの感染者増である。数日前の沖縄の感染のニュースでは、感染者数の増加にも驚いたが、実に600人を超える医療関係者が、感染や濃厚接触者となったことなどによって欠勤となり、医療機能に大きなダメージを与えつつあるというのである。今や、このことは、医療関係者にとどまらない。この爆発的な感染者増によって、例えば、交通や、流通をはじめとする社会インフラを動かしている人たちにも、もし感染者や濃厚接触者による欠勤者が急増すれば、社会機能がストップしかねない事態も考えられる。
大手企業では、この2年の間に、在宅勤務も相当に浸透し、仮に濃厚接触者や感染者となって在宅治療という事になっても、もしかするとかなり在宅対応での業務対応が可能かもしれない。
しかし、医療関係者を筆頭に、その現場で働かざるを得ない社会を支える人たちが大勢いるわけで、その方たちが欠勤者となれば、医療や、物流や、交通など大きな支障が出てくることになるだろう。
今、大雪のニュースが頻繁に流れているが、除雪を行っている人たちというのは、各市単位で見れば、おそらく数百人規模なのではないかと思う。小さな都市なら、数十人規模の町もあるかもしれない。そんな現場に欠勤者が増えれば、代わりの人材は簡単には調達できないだろう。大雪の時に、除雪機を扱える人たちに、もし感染者が急増したら、あっという間に雪国の道路はマヒしてしまうだろう。それは決して夢想ではない。
オミクロン株の驚異的な感染拡大のニュースを見ながら、あらためて社会インフラを支える人たちのありがたみを実感すると共に、少しでも感染拡大が収まることを心から切望する。
#コロナウィルス感染者2万人超え
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