2014年05月12日
あるアパートの怪現象
今回の話は私の身内が30年ちかく前に経験したあるアパートの怪異現象。
その当時身内は、石狩・花川に抜ける札幌市北区の新琴似4番通りから右に50メートルほど入った2階建てのアパートに入居していた。
アパート自体は当時でも周りの建物と比べて非常に古く、築20年近く経過しているものと推測された。だから、今も現存するそのアパートは50年ほど前に建てられた計算となる。
部屋は1階の右から2番目で、間仕切りは今で言う1DK。玄関から入ってすぐに6畳ほどの居間があり、襖で仕切った次の間はシンク台の備え付けられた4畳余りの台所、さらにその奥は襖で仕切られた6畳の寝室となっている。
台所は日中でも暗く、居間と寝室の襖を開け放たなければ外からの陽が入らなかった。寝室には備え付けのベットと、同じく備え付けのカーテンが窓だけではなく、壁1面に張り巡られていた。そのために部屋全体が白っぽく感じたという。
生活する上で何も問題はなかったが、仕事の関係で近所のアパートに引っ越すことになった。しばらくしてそのアパートの前を通ると、寝室に備え付けられていたベットが粗大ゴミとして外に置かれていた。
アパートに住んでいた時に知り合った住人に訳を聞くと「新しく部屋を借りた住人が気持ち悪いというので捨てた」という話だ。新しい住人は、50才前後の工事現場で働く厳つい男らしいが、「夜中にベットで寝ていると、足元から若い男が這いずって自分の方に上がってきた」と恐ろしがったという。
ベットに現れたその男は、以前この部屋に住んでいた者らしい。病気で入院した後にアパートを出たが、ベットやカーテンは置いていった。その後病院で亡くなったことが分かったが、この怪異現象は彼が亡くなってからの出来事だ。
私の身内も同じ現象を体験したのではないだろうか。そのことを彼に聞くと、キリスト教を信仰していたこともあり「何も感じるものはなかった。神様が守ってくれていたからでは」という。
ただそのアパートに住んでいた当時、訪ねてきた知り合いから「あの部屋の中に善くないものの気配を感じた。でも、住んでいる人には言えなくて黙っていた」と、新しいアパートに移り住んだあとに聞かされた。
現存するそのアパートは、1階2階あわせて8つの部屋があり、そのうち数部屋には人が住んでいるようだが、外からは生活臭が感じられない。外壁も朽ちるに任せるだけで改修など手を加えた痕はない。
身内の住んでいた1階の部屋は今も空いている。敢えて人が住まないことを前提としたように、寝室側には外からベニア板が窓の全面を覆うように打ち付けられており、部屋に陽が入らない状況となっていた。
写真上は身内の住んでいた新琴似のアパート(左側のドアー)。寝室側の窓は外からベニヤ板で塞がれていた
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その当時身内は、石狩・花川に抜ける札幌市北区の新琴似4番通りから右に50メートルほど入った2階建てのアパートに入居していた。
アパート自体は当時でも周りの建物と比べて非常に古く、築20年近く経過しているものと推測された。だから、今も現存するそのアパートは50年ほど前に建てられた計算となる。
部屋は1階の右から2番目で、間仕切りは今で言う1DK。玄関から入ってすぐに6畳ほどの居間があり、襖で仕切った次の間はシンク台の備え付けられた4畳余りの台所、さらにその奥は襖で仕切られた6畳の寝室となっている。
台所は日中でも暗く、居間と寝室の襖を開け放たなければ外からの陽が入らなかった。寝室には備え付けのベットと、同じく備え付けのカーテンが窓だけではなく、壁1面に張り巡られていた。そのために部屋全体が白っぽく感じたという。
生活する上で何も問題はなかったが、仕事の関係で近所のアパートに引っ越すことになった。しばらくしてそのアパートの前を通ると、寝室に備え付けられていたベットが粗大ゴミとして外に置かれていた。
アパートに住んでいた時に知り合った住人に訳を聞くと「新しく部屋を借りた住人が気持ち悪いというので捨てた」という話だ。新しい住人は、50才前後の工事現場で働く厳つい男らしいが、「夜中にベットで寝ていると、足元から若い男が這いずって自分の方に上がってきた」と恐ろしがったという。
ベットに現れたその男は、以前この部屋に住んでいた者らしい。病気で入院した後にアパートを出たが、ベットやカーテンは置いていった。その後病院で亡くなったことが分かったが、この怪異現象は彼が亡くなってからの出来事だ。
私の身内も同じ現象を体験したのではないだろうか。そのことを彼に聞くと、キリスト教を信仰していたこともあり「何も感じるものはなかった。神様が守ってくれていたからでは」という。
ただそのアパートに住んでいた当時、訪ねてきた知り合いから「あの部屋の中に善くないものの気配を感じた。でも、住んでいる人には言えなくて黙っていた」と、新しいアパートに移り住んだあとに聞かされた。
現存するそのアパートは、1階2階あわせて8つの部屋があり、そのうち数部屋には人が住んでいるようだが、外からは生活臭が感じられない。外壁も朽ちるに任せるだけで改修など手を加えた痕はない。
身内の住んでいた1階の部屋は今も空いている。敢えて人が住まないことを前提としたように、寝室側には外からベニア板が窓の全面を覆うように打ち付けられており、部屋に陽が入らない状況となっていた。
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この記事へのコメント
この場所はどこですか?
Posted by noratama at 2014年05月20日 10:35
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