2015年04月06日
「ダムサイトの恐怖」続編
昨年5月24日に「ダムサイトの恐怖」と題するブログを掲載した。先日4月2日に、その現場となった豊平川・砥山ダムのダムサイトまで行った。目的は、雪代に乗じてこのダムの下まで遡上する大型アメマスや虹鱒を狙うことで、「ダムサイトの恐怖」の続編を考えていたわけではなかった。
この「ダムサイトの恐怖」の内容を簡単に記すと、私の友人が3年ほど前の初夏に、砥山ダムの下で大型アメマスを釣るために釣行。いつも駐車するのは、ダムサイトの潅木が数本あるだけの見通しの良い場所。その日も、そこに止めようとしたところ、車の右側に日傘を差したワンピース姿の上品そうな中年女性がたたずんでいた。
この場所で釣人以外の人に会ったことはなく、不思議に思えた。ここから一番近い家屋は、100メートルほど離れたアイヌ記念館と2件の温泉旅館。そこから客が歩いてここまで来たのだろう、と思いながら車を止めた。
車を出て再び女性のいた方向を見ると姿が無い。車を止めるまでの、僅か10秒か15秒の間に消えてしまった。周りには姿を隠せるだけの建物や樹木はなく、その場からは遠くまで見通せる。どこに行ったのだろうか。それだけの話だが、なぜか鳥肌が立った。
この場所で事故や自殺が起きたという話は聞かない。しかし、めったに人の来る所ではなく、何が起きてもおかしくはない場所なのは確かだ――ここまでがそのブログの内容。
実際には、小金湯温泉に向かう下り坂の横の小道を、左に折れてすぐに人家が現れる。その家からダムサイトまでは150メートル以上は離れている。ダムサイトの周りには、それ以外に家は見当たらなかったはずだったが・・・・・。
今回、友人と同じようにダムサイト横の広場に車を止めた。釣りを終えて車に戻り、ダムサイトの写真を撮っていると、30メートルほど先に人家があることに気づいた。ここには何度も来ているが、こんなに近くに家があることは初めて知った。
家を覆い隠していた樹木の葉が、冬になって裸になり見通せるようになったからだろう。それにしても、なぜこんなにダムサイトに近いところに家を建てたのか。
回りをぐるり厚い雪で囲われた家は、雪の上に足跡は残っておらず、誰も訪ねてきた様子は無い。それよりも、窓はベニアで覆われ人の住んでいる気配はしない。
友人が見たのがこの家の人ならば、中年の日傘を差した女性が姿を消したことも理解できる。ただ、この家に人が住まなくなったのは2年や3年前どころではなく、もっと前だろう。
家の配置がダムサイト横ということや、家の生活道路がこのダムサイトに通じる道とは別だったことなどから、ひっそりと隠れ住んでいたような気配がする。ここにどのような人が暮らしていたのか、何が原因で無人となったのは今となっては分かりようがない。
友人が見たのは本当の人間だったのか、それともここに生きていたものの残像だったのだろうか。
写真上左:釣りをするために、いつも駐車する砥山ダムサイトの広場、同上右:今回初めて目にしたダムサイト横の人家。人が住まなくなってから5年以上は経っていると思われる。窓にはベニア板が貼り付けられて、家の中を見ることができない、同下:玄関の表札は消されており、人の出入りしている気配はない
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この「ダムサイトの恐怖」の内容を簡単に記すと、私の友人が3年ほど前の初夏に、砥山ダムの下で大型アメマスを釣るために釣行。いつも駐車するのは、ダムサイトの潅木が数本あるだけの見通しの良い場所。その日も、そこに止めようとしたところ、車の右側に日傘を差したワンピース姿の上品そうな中年女性がたたずんでいた。
この場所で釣人以外の人に会ったことはなく、不思議に思えた。ここから一番近い家屋は、100メートルほど離れたアイヌ記念館と2件の温泉旅館。そこから客が歩いてここまで来たのだろう、と思いながら車を止めた。
車を出て再び女性のいた方向を見ると姿が無い。車を止めるまでの、僅か10秒か15秒の間に消えてしまった。周りには姿を隠せるだけの建物や樹木はなく、その場からは遠くまで見通せる。どこに行ったのだろうか。それだけの話だが、なぜか鳥肌が立った。
この場所で事故や自殺が起きたという話は聞かない。しかし、めったに人の来る所ではなく、何が起きてもおかしくはない場所なのは確かだ――ここまでがそのブログの内容。
実際には、小金湯温泉に向かう下り坂の横の小道を、左に折れてすぐに人家が現れる。その家からダムサイトまでは150メートル以上は離れている。ダムサイトの周りには、それ以外に家は見当たらなかったはずだったが・・・・・。
今回、友人と同じようにダムサイト横の広場に車を止めた。釣りを終えて車に戻り、ダムサイトの写真を撮っていると、30メートルほど先に人家があることに気づいた。ここには何度も来ているが、こんなに近くに家があることは初めて知った。
家を覆い隠していた樹木の葉が、冬になって裸になり見通せるようになったからだろう。それにしても、なぜこんなにダムサイトに近いところに家を建てたのか。
回りをぐるり厚い雪で囲われた家は、雪の上に足跡は残っておらず、誰も訪ねてきた様子は無い。それよりも、窓はベニアで覆われ人の住んでいる気配はしない。
友人が見たのがこの家の人ならば、中年の日傘を差した女性が姿を消したことも理解できる。ただ、この家に人が住まなくなったのは2年や3年前どころではなく、もっと前だろう。
家の配置がダムサイト横ということや、家の生活道路がこのダムサイトに通じる道とは別だったことなどから、ひっそりと隠れ住んでいたような気配がする。ここにどのような人が暮らしていたのか、何が原因で無人となったのは今となっては分かりようがない。
友人が見たのは本当の人間だったのか、それともここに生きていたものの残像だったのだろうか。
写真上左:釣りをするために、いつも駐車する砥山ダムサイトの広場、同上右:今回初めて目にしたダムサイト横の人家。人が住まなくなってから5年以上は経っていると思われる。窓にはベニア板が貼り付けられて、家の中を見ることができない、同下:玄関の表札は消されており、人の出入りしている気配はない
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もう5年も前のブログですが、こうして新しいコメントを頂くとまた深堀したくなりました。
お話の件について、確認のためにまた現地に行くことを考えています。
もしかしたら、過去からつながる因縁話が出てくるかもしれません。
また何か気づきましたら、コメントをお寄せください。
情報をありがとうございました!
以前ブログで小金湯温泉のそばで女性の霊?を見たという記事があったと思います。
その絡みなのですが小金湯温泉脇の大淵を攻めに行ったときです。大淵の下流に出るための今は使われなくなった林道のようなものがあるのですが、もちろん草ボーボーで人が往来する痕跡すらない道です。
私はどちらかというと霊感があるほうで赤と白の車止めが二つ、道の入口にあったのですが、ブログの記事もあったせいかアラームが「まずい!まずいぞ!」と鳴っていました。しかし、釣り人の性で大淵に一度は行ってみたい!という情におされて携帯で音楽をならし勇気を出して道を歩き始めました。
150m程歩いたころに道の脇から1mくらい入った笹薮のなかに50cmくらいの人工物が目に止まりました。
「ん?」それはお墓のようでした。大居姉と書いてあったので女性のものとわかりました。
ぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞ…………………
瞬間的に殺人死体遺棄事件と思いました。こんな笹薮の中に墓標を設置する意味がないからです。
もうその後は逃げるように車まで戻りました。
ただそれだけなのですが事件があったにしろ調べられないのでフライマンさんに報告します。
もし、なにかわかればブログにでも上げて下さい
ブログはいつも拝見してましたよ…私が釣りをしなくなってしまったので。
豊平橋付近はウグイしか釣れなくなった上に、河川工事で様相が変わりいつものポイントも
なくなっちゃって。
さて、夏といえば怖い話。ということで心霊関係のサイトなどを巡ってたわけです。
ま、半世紀も生きると「おいおい、そこは違うぞ」とか「何も知らないんだな」的な記述も多く見られ(豊平公園が昔は豊平墓地だったことを知らない人が多いことに驚いた)。
この浄水場近辺に関しては、あまり情報がありませんでした。
以下の記述くらい。
○川付近では他に、その道からまっすぐ行き、浄水場のほうに降りていく道を左に入ると橋があります。そこは自殺する方が多いです。昔、聞いた話ではその近くのダム建設には朝鮮や中国の方が強制労働させられたという話がありました。
…浄水場ができたのは昭和45年。強制労働の時代じゃないw。
近くにあった国立病院の絡みはどうでしょう?あそこは結核患者が主だったかな?
でも、釣りの怖い話って案外少ないんですね。
私は夜釣りはしないし、山奥にも行かないし。
せいぜいダニに食われたくらいですかね。何もなかったのですが、知識がなかったので後で
調べて怖くなりましたw。
それではまた。
こういう話は、ネタが少ない中で非常に助かります(笑)
この内容からみて、多分○○浄水場ではないかと思います。
十五島公園からもほど近く、休日には釣人が入っている場所です。
自殺や犯罪など、何かしらの謂れがあるのでしょう、一度調べて
見ようと思います。
これからもお寄りいただけると嬉しいです。
ありがとうございました!!
昨年の秋口、暇だったので札幌の某川上流にある小さなダムに釣りに行った時のこと。
住宅地からさほど離れていない場所にあるので、休日には親子連れなんかも来るのんびりしたとこなんだけど、その日は平日だったのでいたのは俺一人。
天気も良く、ニコニコしながら折り畳み椅子とか展開してたら、淵の方から魚の跳ねる音。
今日は元気いいな〜釣れるかな〜とか思って準備続けてたんだけど、何回か聞いてると、どうも音が変。
普通魚なら「バシャン」とか「チャポン」とか水面叩く音がするものだけど、聞こえてくるのは「トプン、トプン」と何かが規則的に浮き沈みしてるような音。
なんだべか?ブイでも浮いてるのか?と思って音の方に目をやると
…頭!? (;´Д`)Σ
なんか黒い髪がべったり貼りついた頭が、淵の中でゆっくり浮き沈みしてるんですよ。
(以下省略)
同じ場所ですかね?ちなみにこの投稿は2003年のものです。
怖いのは苦手なんですけど、興味深々です。
自分はそういった「感」はさっぱりなのですが、それでも怖い思いはした事があります。
まだ結婚する前、20歳の頃に地元の砂利プラントでパワーショベルのオペレーターをしていた事がありました。
プラントは海岸沿いにあり、仲の良いダンプの運転手のWさんが
「明日は休みだし、そこの海岸で釣りしないか?」と言いまして一緒に投げ釣りをする事にしました。
それを聞いていた他の運転手、オペレーターの方達が
「そこの浜で釣り?止めた方がいいと思うなぁ。怖い思いするかもよ」と言ってましたが
仕事が終わり、買い出しをしてきてWさんの車に乗り込み、日が落ちた頃から釣りを始めました。
結局起きている間は何も釣れず、深夜2時を回った頃に自分は眠ってしまったのですが
明け方目が覚めるとWさんはずーっと起きてました。
「釣れた?」と聞いたら
「それどころじゃなかった。あんな怖い目に遭うなんて・・・お前も起こしたのに全然起きないし」
とちょっと顔色が悪かったので色々聞いてみたら
3時を回った頃にドアをドン、と叩く音がしたと思ったら、車のあちこちを
何者かにドンドンと叩かれたそうで
眠っている自分を必死に起こしたそうですが全く無反応で
車を出そうとエンジンを掛けようとしたらしいのですが全く掛からず、
あまりの怖さにジャンバーを被って小さくなっていたそうです。
自分はそんな話を信じられず、明るくなってきたので2人で外に出て
車を確認しましたところ、ボンネットとリヤフェンダーに手のような跡が
薄らとついていて驚いた事がありました。
会社の仲間が悪戯したのかもと思いましたが、その場所へ来るには道は2本しかなく
どっちから来ても遠くまで見通せるのですがWさん曰く誰も来ていない、と言ってました。
休み明けに会社のみんなが釣りしたのか?と聞くのですがWさんは何も言わず、
代わりに自分が説明したのですが皆さん、何となく落ち着きが無く
「あーあ、やっぱりかー」とか
「だからやめれって言ったのに」とか口を揃えて言ってました。
理由を聞いても誰も教えてくれなくて、結局のところ
話の理由や過去の事は分からず終いでしたが・・・
先日、たまたま釣り仲間の友達(自分は直接会った事はありません)が
クロガシラを30数枚、それも1晩で釣ってきまして友達から10枚ほど分けて頂きました。
友達に聞くと、その方、なんと自分の地元の浜で釣ってきたとの事。
釣った詳しい場所はどうしても教えてくれなかったそうでしたが、
そこでピンと来たのが先の話の場所です。
10年ほど前にもその場所でカレイを沢山釣ったという方に会った事がありましたので。
今はプラントはとうに閉鎖、撤去され更地となっていますが、地元でそんなに上がるとなるとその辺りしか無い、と
話を聞いた翌日、仕事の後に久々にその場所へ行ってみました。
でも、真っ暗なその場所に到着したとたんにやはりというか何というか、
非常に気味が悪いというか怖い感じで車から降りずに帰ってきました。
とてもじゃないですが、夜釣りは無理と思ってしまいました。
翌日、朝から再度その場所へ行ってみましたが、
日中でも何とも言えない独特の雰囲気で30分ほどで撤収してきました。
もしご興味があればお近くに来た際に立ち寄られてみても面白いかもしれません。
ちなみにししゃもで有名な町です。
ご興味があれば、詳しい場所をお伝えいたします。
長々と失礼いたしました。(^^)