2014年06月15日
ホラー小説の現場を歩くA
6月2日に掲載した「ホラー小説の現場を歩く」https://fanblogs.jp/bukki/daily/201406/02 の2弾。前回と同じく、加門七海氏が体験した心霊スポットを取り上げる。初めは上野公園から。この話は、昨年10月に上京した折の出来事として2月24日のブログhttps://fanblogs.jp/bukki/category_4/に掲載したが、今回はそれの検証も兼ねている。
「上野の山は幕軍(彰義隊)と官軍との戦いで折り重なるように死体が倒れていた。反逆者の死体はしばらくの間は埋葬されずにすさまじい異臭と景色だったらしい」「上野公園内にある東京国立博物館も幽霊スポットで、建物の内部写真には大概”写って”いる。上野の山自体、見たとか写ったという話は多い」(集英社文庫・うわさの神仏其ノ三 江戸Tokyo陰陽百景から)。この話に触発された訳ではなく、あくまでも展示品を見学することが目的で博物館を訪れた。
常設展示の行われている本館2階のロビーで、間違ってカメラのシャッターを押してしまった。それが左下の写真で当然フラッシュは用いていない。右側の反射光は外からの光で生じたものだろう。
次は、上野公園内にある古墳「摺鉢山」の頂上に設けられた街路灯。(写真右上)「この周りでは誰でも不思議な温かさを感じる」(同)という。前回と同様に街路灯の周辺を歩いたが、全くそれを感じることはなかった。写真を撮っていると、ベンチにいた外国人のアベックや、もうひとつのベンチで寝そべっていたホームレス風の人に警戒されてしまった。そのせいではないが、街路灯の周りを何度撮ってもピントが合わなかったのが不思議だった。
3つ目は両国の旧安田庭園の中にある東京都慰霊堂、現在の東京都復興記念館。加門氏は実話怪談集の「怪談徒然草」(角川ホラー文庫)で、この場所で起きた体験をつづっている。「慰霊堂は、昔は陸軍被服廠(ひふくしょう)で、関東大震災時に生き残った人が大勢避難した場所。しかし、火事から発生した熱風でせっかく逃げ込んだのに、何万人という人が死んでしまったところ」だという。
慰霊堂の近所に住んでいた加門氏が、子供時代を通して、大人になってからもこの場所で起きる恐怖体験を明かした。ここは両国駅傍の江戸東京博物館に行った次いでに立ち寄った。庭園内に入ろうなどとは、微塵も思わなかったことを記しておきたい。左下の写真が旧安田庭園入口。その後方に東京都復興記念館(右下)がある。
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「上野の山は幕軍(彰義隊)と官軍との戦いで折り重なるように死体が倒れていた。反逆者の死体はしばらくの間は埋葬されずにすさまじい異臭と景色だったらしい」「上野公園内にある東京国立博物館も幽霊スポットで、建物の内部写真には大概”写って”いる。上野の山自体、見たとか写ったという話は多い」(集英社文庫・うわさの神仏其ノ三 江戸Tokyo陰陽百景から)。この話に触発された訳ではなく、あくまでも展示品を見学することが目的で博物館を訪れた。
常設展示の行われている本館2階のロビーで、間違ってカメラのシャッターを押してしまった。それが左下の写真で当然フラッシュは用いていない。右側の反射光は外からの光で生じたものだろう。
次は、上野公園内にある古墳「摺鉢山」の頂上に設けられた街路灯。(写真右上)「この周りでは誰でも不思議な温かさを感じる」(同)という。前回と同様に街路灯の周辺を歩いたが、全くそれを感じることはなかった。写真を撮っていると、ベンチにいた外国人のアベックや、もうひとつのベンチで寝そべっていたホームレス風の人に警戒されてしまった。そのせいではないが、街路灯の周りを何度撮ってもピントが合わなかったのが不思議だった。
3つ目は両国の旧安田庭園の中にある東京都慰霊堂、現在の東京都復興記念館。加門氏は実話怪談集の「怪談徒然草」(角川ホラー文庫)で、この場所で起きた体験をつづっている。「慰霊堂は、昔は陸軍被服廠(ひふくしょう)で、関東大震災時に生き残った人が大勢避難した場所。しかし、火事から発生した熱風でせっかく逃げ込んだのに、何万人という人が死んでしまったところ」だという。
慰霊堂の近所に住んでいた加門氏が、子供時代を通して、大人になってからもこの場所で起きる恐怖体験を明かした。ここは両国駅傍の江戸東京博物館に行った次いでに立ち寄った。庭園内に入ろうなどとは、微塵も思わなかったことを記しておきたい。左下の写真が旧安田庭園入口。その後方に東京都復興記念館(右下)がある。
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