2016年09月03日
台風後の釣場探しは難しい
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尻別川支流の最上流部に釣行
珍しく休みの間隔が短かくて、29日から僅か4日を空けての釣行。ただ、台風11号が3日前に通過した後だけに、河川の氾濫や増水が治まり切っていないと思われる。
目安となる豊平川を見ると、増水は少し収まったものの、濁りは抜けていない。これが十勝や日高、道北の河川ならばもっと厳しい状況にあるだろう。
河川の回復状況を考えた上で向かった先は、尻別川の上流部。それも、濁りが解消されたと思われる源流に近い流域。もし予定地がダメでも、近隣に数多くの支流があり、その内のどれかは釣りになるだろう、と考えた。
ところが目的地途中の河川を見ると、喜茂別川はいつもよりも流れが早く、濁りも入っている。8月初めに釣行した登延頃川は、明らかに増水が解消されていない。
そしてオロウェン尻別川は増水と濁りが酷いほか、いつも入る場所は倒木で道が塞がれていた。
肝心の尻別川本流も、増水が治まっておらず強い濁りも残っていた。
ただ、向かった先の尻別川上流と支流ソーケシュオマベツ川の合流地点は、河原は開けていて流れも穏やか。これを見て「上流では、何とか釣りができるだろう」と期待が高まる。
向かった先の尻別川上流部は、途中の管理釣り場付近で倒木が道を塞ぎ、それより先は通行できない。仕方なく、近くの橋から入渓を試みようとしたが、ザラ瀬ばかりで流れも速いために断念。Uターンして、ソーケシュオマベツ川の上流部に向かう。
ソーケシュオマベツ川の上流部に沿った林道も、ところどころ大雨に削り取られていて、道の真中に穴が生じたところもあり、まともには通行できない状況だった。そして、ようやくたどり着いた先は、ソーケシュオマベツ川支流の金屋の沢川。
崖が崩れ落ちて、もうこれ以上先はいけない、というところで車を止める。
川は思ったよりも澄んでいて、山岳渓流というよりも、里川の様子を漂わせる流れだ。
川幅も、フライを打ち込むには支障がなく、倒木やボサの多い上流に釣り上がった。少し釣り上がるだけで、ザラ瀬だったり、淵が続いたり、倒木が流れを止めるといった、至る所にポイントが作られている。
それらのポイントにドライを打ち込むと、岩魚ではなく虹鱒がヒットする。ソーケシュオマベツ川では、虹鱒と岩魚が半々だったのに、その支流のこの川は虹鱒だらけというのは、予想外だった。
さらに釣り上がっても渓観は変わらない。流れ出る山々が低いせいなのか、里川という様相に変化は見られない。ただこの段階でも、崖崩れで林道が機能していないために、脱渓することができない。
そして、深さを増す森への恐怖が高まる。先ほど鳴らした爆竹を再度鳴らす。一回の釣行で2度も爆竹を鳴らすのは今年初めて。それほど、熊が突然現れ出てもおかしくないように両河原の藪が迫る。
釣果というと、相変わらず虹鱒のオンパレード。型は最大でも20センチほどだが、これはという落ち込みや淵から確実に姿を現す。フライではなくルアーならば、型ものもヒットする可能性が高いだろう。
この先にどのようなポイントが待ち構えているのだろう、という好奇心よりも、見通しの利かない藪の向こうへの恐怖心が勝り、1キロほど上流から釣り下った。
別に熊の唸り声を聞いたり、足跡や糞を見つけた訳ではないが、自らの防衛本能がそうさせた。
思っていたとおり、上流部では河川の回復が進んで釣りができた。中流域も、今度の日曜日には増水や濁りも解消されて、何とか釣りのできる状態に回復するのでは。しかし、くれぐれも無理をしないで安全な釣行を心がけて。
写真は、ソーケシュオマベツ川支流の金屋の沢川。急激な気温の上昇で水蒸気が発生して、幻想的な風景に。川は小さいが至る所にポイントが。釣れるのはほとんどが虹鱒で最大でも20センチほど
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