2016年02月16日
苫小牧川上流でも惨敗
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真冬のドライフライは甘くない
ようやく釣行の時間ができたと思ったら、風邪気味で体はだるく喉が痛い。追い打ちをかけるように、週末には気温が高まり春を感じさせたが、今日は再び零度を下回る厳寒状態。釣りに関しては、最近とみにマーフィの法則が当てはまるようになってきた
嘆いてばかりもいられず、悪い条件の中でも最善手を探す。そしてこの寒さの中で選んだのは、苫小牧川上流でのドライフライ釣行。苫小牧川にはもっと早い時期に入渓する計画だったが、いつも参考にさせていただいている「運送屋さん」のブログに「苫小牧中流域で穴持たずの親子熊が出没」という怖い記事。少し様子を見ようと考えて今日まできた。
渓流のドライフライ釣行は、今年すでに錦多峰川と小糸魚川で入渓済み。この後の釣行先として、苫小牧川と千歳のママチ川、そして勇払川も検討していた。苫小牧川については、もっと気温の高い日に入渓を考えていたのだが、致し方ない。
ここに記した川は全てが湧水河川。水温が年間を通して一定しているところから、真冬でも水温が下がらずドライに反応するのは実証済み。中でも苫小牧川は、棲息する魚のほとんどが寒さに強い虹鱒。昨年1月30日のこの川での釣行では、小さいながらも虹鱒がドライにヒットした。真冬でも、タイミングさえ合えば40センチクラスもヒットする可能性がある・・・はず。
入渓地点は、通称鉄塔下と言われる道々支笏湖通り沿い。陽が時々射す天気だが、気温は零度を大きく下回る。道々横の野原を横切り、その先の急な崖をたどって川に降りる。崖のあぜ道は凍りついており、少しでも気を許すとそのまま足を滑らせて、30m下の川に転げ落ちることも考えられる。
灌木を伝いながら、なんとか谷底を流れる苫小牧川に到着。水温は5・8℃と、予想していたよりもかなり低い。川岸の雪の上には、動物や釣人の足跡がいくつも残されている。釣人は先週末に入ったのだろう、足跡が凍りついていた。
#10のラメ入りカディスを、入渓地点横の流れの緩い淵に打ち込む。昨年冬にこの場所で虹鱒がヒットしたが、今回は現れなかった。ここから本格的に遡行を始める。通称「お祭り広場」といわれる、倒木や淵で構成された多くのポイントが現われた。
このどこかに虹鱒は定位しているのだろう、と期待を込めてカディスを流すが、どの淵や倒木の下からも反応はない。「ここでアタリがないのならば、今日の釣果は難しい」と思いつつも、さらに上流へ。
時折陽が射して、谷底の川から崖の上の景観がはっきりと見える。心配なのは熊の存在だが、遠くまで見通せるためにその心配も和らいだ。
入渓地点から1キロほど釣り上がっても、アタリひとつない。今度はビーズヘッドニンフに付け直して、川を釣り下る。先ほどドライで反応がなかった大淵を中心にニンフを流してみた。しかし、これにも反応しなかった。
水温は低いが、この時期の入渓が早いということはない。多分、気温が上昇した先週末は、ドライにも結構な反応があったと思われる。一転した真冬の気候により、魚の活性が鈍ったのだろう。やはり、ここでもマーフィの法則が当たったようだ。この悪循環を、どこかで断ち切らないとズルズル行きそうな気がする。
写真@:鉄塔下のルートをたどり、ようやく谷底に見えた苫小牧川、同A:通称「お祭り広場」なのに、魚の姿は見当たらない、同B:水温計は5・8°Cを指していた
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