2016年02月02日
錦多峰川と小糸魚川でドライフライ
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真冬でも水温10℃の湧水河川
今年初めてのドライフライ釣行として、苫小牧の錦多峰川と小糸魚川を訪ねた。いずれも湧水河川として知られており、特に錦多峰川はこの時期でも水温が10・5°C。ドライフライに十分反応できる温度だ。さすがに小糸魚川は、6・9°Cとドライフライではぎりぎりの水温だったが、昨年の春先には同じような水温でやまめがヒットした。今回も期待を持って入渓した。
初めに入った錦多峰川は、年間を通じて水温が10〜13°Cと安定しているために、真冬でも餌釣りのほかルアーやフライを楽しむことができる。そのためか、釣人の姿が絶えることはない。当日も、平日にもかかわらず、釣人二人がかんじきを片手に上流に向かって行った。
水温が高いことから、川岸に雪が積もることはなく、ところどころで土が顔を出すなど、春の河原の雰囲気が漂っていた。
このように、錦多峰川では寒さを感じるもことなく、気持の良い釣行ができたが、肝心の魚が見当たらない。1年を通して釣りができるために、真冬でも釣人が頻繁に訪れていることで、魚影の慢性的な枯渇状態に陥っていると考えられる。特に貯水池から1キロほど上流までは、多数の釣人の踏み跡が残されており、よほど上流まで遡行しなければ、釣果は得られないようだ。
それを分かっていたはずなのに、気持ちばかりが焦り上流ではなく貯水池から遡行を開始した。早春や晩秋のドライフライのヒットポイントは、流れの穏やかなトロ場や淵で、フライを早瀬に乗せることはない。しかしこの川は、冬でも瀬でヒットするために早瀬にもドライを流したが、全く反応がない。淵やカタ、ヒラキでも魚の姿は確認できなかった。
ようやくアタリが出たのは、入渓地点から500メートルほどいった、川が二筋に分かれトロ場。#8のラメ入りカディスに、10センチ足らずの虹鱒が食いついたが、銜えることができなくオートリリース。それが3回ほど続いて「何とか姿だけは」と、#10のカディスに変更、そしてヒットしたのは、まだパーマークの残る10センチほどの虹鱒。
ここまで2時間ほどが経過、さらに上流を目指せば釣果が高まるはずだが、今日の予定は錦多峰川と小糸魚川の二カ所。ここで脱渓して小糸魚川に向かった。
澄川町の高速道路高架橋を通り過ぎて、しばらく林道を走ると左手に「熊出没注意」に、不法投棄防止のための「監視カメラ設置」の看板が見えてきた。ここに車を置いて、30センチほど積った雪を掻き分けて川に向かう。
ここにも1〜2人ほどの釣人らしい足跡が残されているが、錦多峰川のような多くの釣人で固められた踏み跡ではない。水温は6.9°C、錦多峰川と比べるとかなり低いが、この時期の山岳渓流が2〜3℃で比べようもないほど温かい。この時期の小糸魚川は昨年経験しており、棲息するやまめがこの水温でもドライフライに反応して、何匹かヒットした。
そのため、「今回も」と期待したが、昨年釣れたポイントを始め、ここぞという淵やトロ場でも反応はなかった。原因が分からず遡行を続けたが、目的地の林道を貫く暗渠まで2時間、一度もアタリもなくうなだれて岐路についた。
ちなみに、当初は苫小牧川上流への釣行を計画していたが、苫小牧川中流域で「穴持たずの親子熊が出没している」との「運送屋さん」のブログからの情報。また、錦多峰川の上流域も熊の棲息数が多い場所だという。こうした川に入渓する場合は、十分な熊対策を講じてからにした方がいいだろう。
写真@:水温が10℃を越える錦多峰川。1年中ドライフライができる、同A:貯水池にある鉄橋。これから上流が釣場となる、同B:遡行から500m付近でヒットしたちび虹鱒、同C:小糸魚川に向かう林道に掛けられた看板
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1月にこの二つの川に釣行されたのですか。自分は、MAKOTOさんと同じような行動を行っているような気がします。
また、釣果も揃ってほぼ討死ですが、苫小牧川はこれから行く予定です。いくら湧水河川とはいっても、やはり真冬は厳しいようです。
ありがとうございました!!
おはようございます!
錦多峰、小糸魚川は私も1月に釣行しました。結果は坊主でしたがw
小糸魚川は魚影すら確認できませんでした…
苫小牧川の下流域は茶鱒が数は少ないですが釣れましたよ!かなりの湿地&藪状態で狭く
フライのキャストは大変ですがチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
釣行おつかれさまでした!
私は、トライアルの隣の小糸魚川河口にも時々顔を出しています。運送屋さんはその近くにお住まいなのですね。砂場や岩場など、良いポイントが揃っていて、うらやましいです。
また、ブログを参考にさせていただきます。ありがとうございました!!
自分の自宅はその小糸魚川の河口近くに在ります。先日某TVでウヨロ川で1月にサケの産卵を放映してました。
やはり暖かな湧き水が厳冬期の産卵を可能にしているとの事でした。