2015年09月05日
雨を突いて白老河川に
data-ad-slot="2867931466"
data-ad-format="auto">
増水と濁りで釣りにならず
地域によっては、3日間続いた雨により渇水状態を解消した河川がある一方、濁りと増水から今週末は釣りにならない河川もでてきた。
この雨のせいで中断していた白老河川の釣行を、「少しぐらいの雨ならば」と、金曜日に小雨を突いて決行した。しかし、白老に近づくたびに雨粒が大きくなってくる。
初めの目的地は、これまで入ったことのない敷生川上流。途中の林道がここ数日の豪雨で削られ、至る所で寸断。結局、敷生川上流の砂防ダムには行き着くことが出来なかった。
敷生川の隣を流れる毛敷生川も、下流域は濁りと増水で釣りにならない。初めから入渓の対象にはならなかったブウベツ川は、さらにひどい濁りが入っていたほか、白老川本流も増水と濁りで、よほど上流にでも行かなければ釣りは出来そうにない。
敷生川近辺の釣行先の候補として残っているのは、飛生川と毛敷生川上流部、それにウヨロ川の3河川。この中から選んだのは、澄んだ流れしか記憶にないウヨロ川。滑空場方面を走り、敷生川と毛敷生川に向かう途中の林道を右折して、しばらく行くとウヨロ川の流れにぶつかった。
昨年も、林道に架かるウヨロ橋上流から遡行したが、ヒットしたのは新子やまめだけ。今回はその雪辱ということで、同じコースを辿ることにした。しかし、橋上流の川の中にパワーショベルが陣取り、川の氾濫を避けるためなのだろう、流れを狭めていた岩を取り除いていた。当然下流域は、パワーショベルが川底を掘った濁りが混じり、釣りにならない。
橋からすぐ上流にある大渕は、昨年の釣行で鮭に悩まされた場所。今回も遡上した鮭が溜まっており、やまめを対象としたドライフライができる状態ではなかった。
上流への遡行を試みるが、増水で流れが強まり、僅かに残る小さな淵や岩陰などのポイントもフライへの反応は皆無。そして次第にザラ瀬に代わり、流れも強くなって対岸を渡りきることが難しくなってきた。
再び釣行先を変更。今度は毛敷生川上流にある、林道ゲートを越えた魚道のない砂防ダム。ここには前回訪れたが、竿を出すことなく引き返した。砂防ダムの下には、欄干のないコンクリート橋が架かっており、その上を増水した水が流れ出していた。橋は決壊しないように欄干を取り付けていないようだ。
この砂防ダムの落ち込みにフライを投じるが、全く魚影は確認できない。水量の増した下流のポイントも、ドライフライはただ流れ出るだけ。思い切って、砂防ダムの上に登って見た。
上流は、フリーストーンと張り出した樹木で作られた山岳渓流。ゴロゴロした岩や石の塊から、川の氾濫した様子はうかがえるが、濁りもほとんどなく渓観は悪くない。
水深のある平瀬や淵、岩陰、流れ出しなどのポイントも揃っているのに、いくら遡行してもフライには反応しない。そして水量が僅かずつ増してきたような気配。上流には、しぶきを上げて流れ出す堰堤が見えてきたが、ここまで魚の反応がないことで引き返した。
結局、白老方面の釣行は、雨と増水に振り回されて1匹の釣果も得られなかった。長雨の影響は、他の河川でも同じように出ていると思われる。途中の長流川上流、美笛川、漁川、ラルマナイ川でも濁りが入っていて、この解消に時間がかかりそうに思えた。
写真@:ウヨロ川の様子。大渕には鮭が群れているが他の魚の姿は見えない、同A:毛敷生川上流の砂防ダム。見た目は良いが魚はいない、同B:砂防ダム上流の渓観。山岳渓流の様相を呈するが、川の氾濫のせいか一度もアタリはなかった
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4145448
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック