2014年10月15日
鮭に邪魔されたウヨロ川
10月10日から5日ぶりに更新。ブログを始めてから最長のタイムスパーンとなった。釣りやホラーで書きたいことは沢山あったが、どうも気乗りのしない内容ばかり。自分で納得できるのは、自ら足を運んで体験した話。そうでないと、書いていても後ろめたさを感じて仕方がない。だからといって、心霊スポットに赴いて怖い思いはしたくはないので、ホラーについては柔軟に対処している。
さて、フライフィッシングもドライに関しては水温の低下とともに反応が鈍くなってきており、あと半月もすると涌水河川以外は打ち止めとなるだろう。なんとか有終の美を飾るために、胆振地方の河川に出かけた。
今年は、春先から苫小牧方面に足しげく通い、特に小糸魚川や錦多峰川には、春の早い時期からドライフライでお世話になった。夏から秋にかけては白老の主要河川に挑戦。敷生川、飛生川、毛敷生川では思っていたような釣果を得ることはできなかったが、メップ川を含めて十分にフライフィッシングを堪能させてもらった。
今回は、白老河川では初めての釣行となるウヨロ川とブウベツ川。川が隣り合っており、午前と午後に分けてそれぞれに入渓した。ウヨロ川は、中流から上流にかけてのやまめと、上流域での岩魚が対象魚となる。今回の入渓ポイントはウヨロ橋の架かる上流域。砂利採取場を越えて着いたウヨロ橋は、9月の大雨による河川の氾濫で橋脚が削り取られ、ここを走る林道は通行止めとなっていた。
橋の手前に車を止めて遡行を開始、すぐに崖下に築かれた大淵が姿を現す。カディスの#12を送り込むと、3投目で小魚がドライをくわえ込むが、吐き出して針がかりしない。水深が1メートル強で、底の砂利もはっきりと見えるほど水は澄んでいる。突然、下流の浅瀬から水しぶきを上げて3匹の鮭が上流に駆け上がる。と、今度は上流から4匹が下ってくる。全てぶな化している産卵を控えた鮭だ。
ウヨロ川は白老川とブウベツ川と同じ河口を持つ。当然、鮭が遡上する河川で、上流で自然産卵する。小さなフライには間違ってもかからないだろうが、鮭がいることでやまめや岩魚が淵から追い出されてしまう。
鮭の溜まる淵やプールを諦めて、早瀬や流れ込みだけに狙いを絞った。岩陰や緩やかな流れ込みに、#16にサイズダウンしたフライを投じると、10センチにも満たないチビやまめが飛びつくが大物はこない。
橋から500メートルほど上流で30メートルほどの大渕が現れた。ここではビーズヘッドのヘアーズイヤーを流し込んであたりをとる。しかし、チビやまめにはくわえることのできない、#10のサイズには全く反応しない。再び遡行を開始、相変わらず流れ込みや早瀬でやまめが食いつくものの型物は皆無。岩魚も姿を見せない。地図上では、ここから3キロほど上流に砂防ダムが構築されている。もう一箇所を予定していたこともあり、昼でウヨロ川をあとにした。前回の敷生川や飛生川と同じく、大雨による河川の氾濫が魚の棲息環境に大きく変えたのかもしれない。
写真上左:川の氾濫の後遺症があちこちに残っている。同上右:魅力的な淵が点在するが、鮭の遡上もあり型物のやまめや岩魚の姿はない。同写真下左:川底に沈んだ紅葉も綺麗に見える、水の透き通ったウヨロ川。同写真下右:ドライに反応するのはチビやまめばかり
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さて、フライフィッシングもドライに関しては水温の低下とともに反応が鈍くなってきており、あと半月もすると涌水河川以外は打ち止めとなるだろう。なんとか有終の美を飾るために、胆振地方の河川に出かけた。
今年は、春先から苫小牧方面に足しげく通い、特に小糸魚川や錦多峰川には、春の早い時期からドライフライでお世話になった。夏から秋にかけては白老の主要河川に挑戦。敷生川、飛生川、毛敷生川では思っていたような釣果を得ることはできなかったが、メップ川を含めて十分にフライフィッシングを堪能させてもらった。
今回は、白老河川では初めての釣行となるウヨロ川とブウベツ川。川が隣り合っており、午前と午後に分けてそれぞれに入渓した。ウヨロ川は、中流から上流にかけてのやまめと、上流域での岩魚が対象魚となる。今回の入渓ポイントはウヨロ橋の架かる上流域。砂利採取場を越えて着いたウヨロ橋は、9月の大雨による河川の氾濫で橋脚が削り取られ、ここを走る林道は通行止めとなっていた。
橋の手前に車を止めて遡行を開始、すぐに崖下に築かれた大淵が姿を現す。カディスの#12を送り込むと、3投目で小魚がドライをくわえ込むが、吐き出して針がかりしない。水深が1メートル強で、底の砂利もはっきりと見えるほど水は澄んでいる。突然、下流の浅瀬から水しぶきを上げて3匹の鮭が上流に駆け上がる。と、今度は上流から4匹が下ってくる。全てぶな化している産卵を控えた鮭だ。
ウヨロ川は白老川とブウベツ川と同じ河口を持つ。当然、鮭が遡上する河川で、上流で自然産卵する。小さなフライには間違ってもかからないだろうが、鮭がいることでやまめや岩魚が淵から追い出されてしまう。
鮭の溜まる淵やプールを諦めて、早瀬や流れ込みだけに狙いを絞った。岩陰や緩やかな流れ込みに、#16にサイズダウンしたフライを投じると、10センチにも満たないチビやまめが飛びつくが大物はこない。
橋から500メートルほど上流で30メートルほどの大渕が現れた。ここではビーズヘッドのヘアーズイヤーを流し込んであたりをとる。しかし、チビやまめにはくわえることのできない、#10のサイズには全く反応しない。再び遡行を開始、相変わらず流れ込みや早瀬でやまめが食いつくものの型物は皆無。岩魚も姿を見せない。地図上では、ここから3キロほど上流に砂防ダムが構築されている。もう一箇所を予定していたこともあり、昼でウヨロ川をあとにした。前回の敷生川や飛生川と同じく、大雨による河川の氾濫が魚の棲息環境に大きく変えたのかもしれない。
写真上左:川の氾濫の後遺症があちこちに残っている。同上右:魅力的な淵が点在するが、鮭の遡上もあり型物のやまめや岩魚の姿はない。同写真下左:川底に沈んだ紅葉も綺麗に見える、水の透き通ったウヨロ川。同写真下右:ドライに反応するのはチビやまめばかり
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後日、余市川上流や朝里ダム上流で竿を出しましたが、ドライには全く反応しません。寂しい限りです。
冬に向かっては、水温の安定している涌水河川を考えています。
Souさんのホームグランド、千歳川やママチ川はどうですか?機会があったら、一緒に釣りをしたいと、いつも思っています。
いつも貴重な記事ありがとうございます。
色んな川で釣りしてて見てるこちら側も楽しいです。
それにしてもこの時期は鮭いっぱいいますねf^_^;
千歳川上流は足に触れるぐらいいましたよ〜
ドライ厳しくなってきましたが、お互い頑張りましょう!
釣行お疲れ様でした!