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2019年11月30日
ドイツの水道事情
こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。
ウーファーって何ぞやというご紹介
今回は、ドイツの水事情について話たいと思います。
水道代がヨーロッパ1高い!
ドイツの水道水はヨーロッパでも1番高いと言われています。
その為、日本にいる感覚で使いすぎると追加で請求されてしまうかもしれません…
水道会社は競争社会なのに
最近は日本でも電力自由化で話題になっていましたね。それがドイツでは水道にも当てはまるのです。
家の契約をしたらStadtwerkeという公的に公共サービスの提供をする会社に行って水道の契約をします。
アパートによては、建物丸ごと契約されていることもありますが、僕が前に住んでいたシェアハウスでは一軒ごと契約をしていました。
契約の方法は、月どれくらい使うかを予想して予測をもとに料金を支払うシステムになっています。その予測を上回ると追加請求され、下回ればその分返ってきます。
日本の感覚で水を使っていたら追加料金不可避?
ここは具体的に数字で見ていきましょう。どちらの国も各都市によって水道代は差がありますが、単純に平均値段だけで両国の首都に住む4人家族を比べると、ベルリンが100€/月(円換算で12,000円/月)で東京が6,000円/月ということでおよそ2倍になります。(料金のみ利用量は比較していません)
利用量については比較材料が見つかりませんでしたが、ドイツ人はかなり水を節約するという意識があってこれですから、日本と同じ感覚で使ったらもっと高くなります。
風呂についてもそもそも浴槽が無くシャワーだけの家も多いですし、2,3日に1回しかシャワーを浴びない人も多いです。香水がヨーロッパで発展したのはこれが理由ともいわれますよね。
シャワーについては、節水以外にも硬水であるために毎日入ると肌に悪いとも言われています…
現に僕たちのシェアハウス(多い時で日本人が4人ドイツ人が3人)でも水道料金は裕に予測を超えていて、追加料金を請求されるはず…でした。ただこの時は大家が超優しかったんです。この辺については直接水道とは関係ないので、別の機会で触れたいと思います。
蛇口が超節水型
ドイツ人は意識的に節約していますし、加えて物理的にも節約を図っています。その代表例が蛇口です。日本でもたまに見られる節水型というやつで、ドイツ国内のほとんどの蛇口が節水型です。
なので水を汲もうとすると思った以上に時間がかかるんですよね。
ちなみに食器洗い機もそれが目的で設置している節もあるようで、手洗いより節水になるし時間の節約にもなるということです。本当に合理的な国なんですね。
水道水は飲める?
先に結論から言うと飲めます!
しかしいくつか注意することがありますので気を付けてください…
たまに濁っていることがあります。おそらく飲むのにはもんだいないはずですが、僕がいたときに1度、水質に問題が見つかったからとシャワーすら自粛するように言われたことがありました。
それから日本の水よりカルキが強いので、ケトルや洗濯機にカルキがこびりつくことがあります。これらは、酢やそれ専用の粉でカルキを溶かすことができます。しかし体内にも同様にカルキがたまっていくので、それが原因でおなかを壊す日本人もいるようです。
日本の水は基本的に軟水ですが、ドイツは硬水が基本なのでそれが原因で水を飲んでいて溺れるということがあるそうですが、僕はどういうことなのかよく分かりません(笑)
ドイツの水道水は日本の水道水より塩素臭がしないので、日本のより飲みやすいと思います。しかしそれでも心配な方は飲料水を買うことをお勧めします。
飲料水についてはまた明日ご紹介しますね!
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2019年11月29日
ドイツのパン事情
こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。
ウーファーって何ぞやというご紹介
今回は、ドイツのパン事情について話たいと思います。
ドイツがパン食なのはご存じの方が多いと思いますが、いまいち知名度が低いですよね。それはなぜでしょうか。
種類が半端ない
ドイツのパンと聞いても、ハイジの白パンくらいしか頭に浮かばない人も多いと思います。
種類が多いのになぜでしょうか…
地味で日常ライクなパンばかり
ドイツのパンで「何か代表的なものがあるか」と聞かれると、これを書いている僕自身も瞬時にこれっていうのは出ないんですよね。例えばフランスだったら、クロワッサンとかすぐに出てくるんですが(笑)
ではなぜ、そういったものがドイツで出てこないのか考えてみたところ、ドイツ人って見た目より機能性や質のほうが大事に考えてる節が思い当たりました。
また、ただのパンにジャムやチーズといった食材をそれぞれのこだわりで挟んでいるので、パンに特徴が無くてもいいのかもしれません。
他にもこんなこともあるんです。
地方によって呼び方が全然違う
僕はいろいろな地域に住んできましたから、ドイツの方言についてもいつか書こうと思っていますが、これもその1つです。
違う地域のパン屋で違う地域のパンの名前を言っても通じないくらいなんです。とは言ってもバイエルンなんですけどね(笑)
例えば大きなくくりでも
ただのパンの呼び方が、通常の言葉でBötchen(ブロットヒェン)なのに対してバイエルンではSemmel(ゼンメル)なんです。この間までバイエルンで毎日パン屋に行っていたので、いまだに言い間違えます(笑)
もっと細かくなると、覚えてられないくらい種類も多いし在庫も違うので、○○パンなんだけど、○○で作られたみたいな説明をすることもあります。
他にも食パンも使う粉が違うものが何種類もあり、家によってはかなりこだわりがあるので違うのを買っていくと、味も違うし全く食べてくれないということさえあります。
1日3食パンに耐えられますか?
上記のように無限ともいえるくらいの種類のパンがあるのは、ドイツ人が毎日パンを食べるからです。1日3食パンのことも珍しくありません。料理するのが面倒になったら大体パンです(笑)
日本だったら、米をチンするなり早だきするなりして食べるところが、ドイツではパンです。ジャガイモばかり食べていると思っていたあなた、そこまででもないんですよ(笑)
味としては1日3食パンが続いてもそこまで飽きません。
ただそうなるときついのは、暖かい物が食べたくなるんです。基本的にチーズやバターにサラミなど、冷たいものが挟まれるのが基本なので…
またパンはどんなに良いものでも乾燥しているので、それなりに水分のあるものが欲しくなりますね。ここで日本の食事上は超便利だと気が付くわけです。
ちなみにパン屋も夕方には閉店してしまうし、午後になると売り切れるものも多いので、気を付けましょう。
最後にドイツのパンと言えばプレッツェルがありましたね!すっかり忘れていました(笑)
それからドイツ人も普通にクロワッサンもフランスパンも食べますよ。
またドイツに来て慣れるまでは、日本のパンと全然違うし美味しいと感じる方が多いと思いますので、ぜひ食べてみてくださいね!
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2019年11月28日
ドイツの公的機関では宗教について聞かれることがあります。
この記事は3〜5分で読めます。
こんにちはニールです。僕は現在、ラインラント プファルツ州の村でウーファーとして暮らしています。
ウーファーって何ぞやというご紹介
今回は、VISAを取得する際に説明し忘れていたことについて少し話そうと思います。
宗教について質問される
ドイツにいると、公的機関に限らず宗教について聞かれることが結構な頻度であります。
いろんな民族が流入しているからこそ
ドイツでVISAを取っているのは、僕たちのような留学希望の人の他にも就労目的や結婚でという人が多くいます。
その為、外国人局では特に多種多様な人に会います。ちなみにEU圏の人はこういった作業は必要ないので基本的には外国人局には行きません。簡単に役所で住民登録をするくらいだともいます。
では僕たちEU圏外の人がVISAを取得するときはどうでしょうか。
タイトルにもあるように宗教について聞かれたり、書く必要があったりします。
ただこれは結構適当で、この間も特に聞かれることはありませんでした。
でも田舎での住民登録の際は、結構まじめなトーンで聞かれたこともありました。
無宗教とは答えないほうが良い
日本では宗教について話すのは、ちょっとタブーっぽい面がありますし、信仰が深い人もそこまで多くいないと言われるのが一般的ですよね。
しかしドイツに限らず、他の国ではそうではなく身分証に信仰がかかれている国もあります。
そこで公的機関などで無宗教と答えると、変な奴と思われることがあることを覚えておいてくと良いでしょう。
またその国が好まない宗教に入信するかもという懸念もあるようです。
では何と答えるのか
では特に信仰の厚いくないよという人が、何と答えればよいのかというところが次の問題ですね。
わざわざ気を使ってその国でメジャーな宗教名を言う必要はありません。むしろ、本当はそうでないのにそういったことによって虚偽の返答だと分かれば、あとあと困ることになるでしょう。
僕の周りの多くは「仏教」と答えています。その理由として、やはり仏教は世界的にも良く知られているからです。
これについても、信仰の厚い人に対して失礼ではという考えがわきそうですが、実はそうでもないのかもしれません。
実は宗教に頻繁に触れている日本人?
ここで僕が言いたいのは、クリスマスとかハロウィンでバカ騒ぎをするということではないですよ(笑)
上記で信仰の厚い人に対して失礼かもと言いましたが、実は日本人って結構宗教に関連したことを自然としてますよね。正月に寺社に出向いたり、不幸の時は葬式をする家族が多いですよね。
他にも夏のお盆休みだって、ドイツのイースターが休みになるように宗教的な色が濃いですよね。宗教的に意味合いが違いますし、日本に関しては神仏習合の時期がありましたから、あくまでこれは分かりやすくするためのたとえです。
逆にクリスチャンだと言いながら、本当に大事な時以外は教会に行かない人も多いですし、食事を始める前に祈ったりしもせずに食べ始める人も多いです。「いただきます」や「ごちそうさま」だって宗教的な意味合いを持っていたりするんですから、日本人の生活には宗教がすでに溶け込んでいるんですね。
これに気づかされたのは某YouTubeでの動画でしたが、確かに見てみるとそうだなと思いました。やっぱりドイツ住んでいるいまでも食前後のあいさつが無いとぎこちないです(笑)
後半はちょっとずれてしまいましたが、宗教のことにはいつか触れたいと思っていたので、書かせていただきました。タブーではないとはいえ、ナーバスなテーマなので少し難しいですね。
様々な見解や思想があると思いますので、この記事は僕の経験や調べたことであるということをご理解いただければ幸いです。
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2019年11月27日
ウーファーは大変なのか
この記事は1〜3分で読めます。
こんにちはニールです。僕は現在、ラインラント プファルツ州の村でウーファーとして暮らしています。
ウーファーって何ぞやというご紹介
今回は実際にウーファーをしていて、大変かどうかということについて話したいと思います。(ウーファーについての概要は、上部のリンクをご覧ください)
ウーファーは大変なのか
ウーファーは基本的に農家でのホームステイがメインになりますが、他にもさまざまな職種のホストファミリーがいます。
また過去の僕自身のホームステイや周りのウーファーの経験をもとに書いていますので、どんなホストファミリーかは以下のリンクをご覧ください。
1つ目 https://fanblogs.jp/aupairjunge/archive/17/0
2つ目 https://fanblogs.jp/aupairjunge/archive/20/0
3つ目 https://fanblogs.jp/aupairjunge/archive/50/0
手伝いをする時間は本当に6時間?
ホームステイをする上でここは多くの人が気にするかと思います。
これについては、日によって時間に差が出ますが、週で平均(週5〜6日、1日6時間)すると、1つ目と3つ目のホストファミリーではそれを下回りました。
2つ目のホストファミリーは、そもそもメチャクチャな家族だったので計算すらしていません(笑)こんな感じでした…「ドイツの田舎版 プリズンブレイク?」
その為、自分の時間も十分に確保できますし、ホストファミリーにいろいろな場所に連れて行ってもらうことができます。
ただ同居人として、料理などを手伝うこともありますが、シェアハウスや一人暮らしをしていると思えば、時間的な拘束は無いと言えるでしょう。
結論を言うと拘束時間については規定通りかそれを下回るということが言えるでしょう。
ウーファーをちゃんと管理してくれるか
ウーファーに対する時間の管理については、しっかり6時間のところや、超ラフなところもあります。
ほかにも多くのウーファーを受け入れてきたホストファミリーでは、6時間でこれくらいの仕事量というのを把握しているところもあります。そういった場合には、早ければ自由な時間が増えますし、遅かったらホストファミリーの求める水準以下だからウーファーとしてもっと頑張りなさいということになりますね。
しかし作業内容的にも「ただ早ければ良い」というわけでないことはしっかりお伝えしておきます。ある程度の高い質は大切です。
農作業は重労働が多いのか
これは「ホストファミリーを取り巻く環境による」というのが適切な表現だと思います。
例えば2つ目と3つ目のホストファミリーでは、家に子どもがいるということで、農作業より子どもの面倒を見ることが多かったです。逆に1つ目のホストファミリーでは、収穫の繁忙期だったこともあって、ウーファーがいても人手が足りないレベルでした。
また僕は腰痛持ちなので、重いものを持ったり立ったりしゃがんだりをしすぎると腰にきてしまいますが、これまで身体的な限界になったことはありません。筋肉痛になることはたまにありますけどね…いいトレーニングだと思うことにします(笑)
つまりここでいう環境というのはホストファミリーの家族構成や収穫時期などのことをさします。
女性でも安心してウーファーができるのか
最近はこのように書くと批判されることがまれにありますが、やはり心配であることについては事実だと思うので書かせていただきます。
今のホストファミリーにも現在19歳の女の子が来ていて、僕がアルバイトをしていた美術教室でも女性のウーファーは結構来ていました。
基本的には個人の部屋も用意してもらえますし、上記のように環境を選べば大変な作業ばかりだと感じさせる場所は避けられます。
また人間関係で心配な場合は結婚していたり恋人と同居しているホストファミリーを選べば良いと思います。ドイツでは子どもがいても恋人同士だったりしますし、一途な人が多いので同居のカップルと書きました。
ホストファミリーは厳しい?
ホームステイをする上で、その過程の食生活や生活リズム、ウーファーへの態度が重要になってくると思います。
まず食生活についてはベジタリアンやビーガンが多いのは事実です。ただこれについてはホストファミリーを探すときにプロフィール欄に書いてありますし、わざわざ僕のために肉を買ってきたりもしますから、2つ目のホストファミリー以外で食事に困ることはありませんでした。
生活リズムについては、ホストファミリーが早朝から働いていることがあり、まれに朝ちょっと手伝ってということがありました。しかしホストファミリーが早起きだったり早寝でも、ウーファーがそれに合わせなければならないということはそこまで無いのかなという印象です。
そもそも手伝う時間は1平均6時間ですから、極端に早かったり遅かったりしない限りは、忙しくなりがちな日中が基本になると思います。
最後にホストファミリーの態度ですが、これはホストファミリーによるということしか言えませんね。ウーファーとしてしっかり線引きをするホストファミリーもありますし、本当に親身になってくれるホストファミリーもいます。
そういったことなど関係なしに最悪だったところもありますけど、そこはホストファミリーを決める際に注意しましょう。ニール流、良いホストファミリーの見つけ方
そしてウーファーとして1番大事なのは、ウーファーもホストファミリーもお互いが求めていることを提供できるかというところですから、ちょっと古い表現ですがウィンウィンな関係を築けるように頑張りましょう。
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2019年11月26日
アジアサラダに北海道かぼちゃ?
この記事は1〜3分で読めます。
Hallo
こんにちはニールです。僕は現在、ドイツのノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。
今回はホストファザーが扱っている面白い野菜をご紹介します
知らなかった沢山の野菜たち
僕はあまり野菜が好きではありませんが、ここにきてからよく食べるようになりました。
そんな中からいくつか紹介したいと思います。
中国キャベツこと、Chinakohl(ヒナコール)
これは日本の白菜のことで、ドイツではよく買われるような野菜ではありません。
でも日本人としては冬になってきたこの時期、鍋が食べたくなりますね(笑)ドイツでシェアハウスをしていた時は、パーティをするときに一生懸命店を探して、作ったのを覚えています。
中国キャベツと言われる由来も、紀元前から中国で栽培されていたからで、特にひねりはありませんね。大きさや味についても日本で食べる白菜と大差ありません。しいて言えば小さいやつも出回っているということぐらいでしょうか…
日本ではメジャーではないけど日本の地名が付いたかぼちゃ
これは何を隠そうタイトルにもあるHokkaidokürbis(北海道かぼちゃ)のことです。日本だとかぼちゃの主流は緑ですよね。なのでなぜ北海道かぼちゃになったのか調べてみました。
カボチャは16世紀にポルトガルから長崎に持ち込まれ、その後19世紀にもアメリカから別の種が持ち込まれたそうです。そのあと紆余曲折を経て1990年にドイツに来ました。
しかし肝心な「なぜ北海道かぼちゃなのか」という部分は結局突き止められませんでした。確かに北海道でのかぼちゃの生産量は多いですから、誰かが適当に付けたのが広まっただけかもしれませんね(笑)
むしろ分類的には西洋カボチャになっているし、西洋カボチャとしての原産はアメリカです…日本でも北海道かぼちゃと聞いてもパッとしないですよね(笑)
ドイツでは秋口になるとスーパーの目立つところに置かれ、在来種より人気のように見えます。その理由はやはり味でしょうね。味が日本のかぼちゃに近くて、皮まで食べれるということで、BIOkisteでもかぼちゃを買う人はほぼ全員が北海道かぼちゃを買うくらい人気の品種です。
ちょっと残念なのは、Hokkaidoが日本の地名であることを知らない人が結構いるということですね…
がんばれ北海道!
冬に栽培されるFeldsalat(フェルドサラット)
今日もこの野菜の苗を植えてきたところです。この野菜は日本語にするとノヂシャと言うそうで、スイカズラ科という分類になるそうです。
聞いてもパッとしませんよね(笑)日本ではハスカップなどがここに分類されます。また観賞用に栽培されている種がほとんどのようです。
このフェルドサラドも地面から4,5p程の高さの若葉のうちに収穫します。ちなみに放置すると50p近くまで成長します。
味としてはルッコラに近いかなという感覚で、肉料理などに添えるのが良いそうです。僕の家では、子どもとホストマザーがベジタリアンなので、サラダにしてバルサミコ酢などをかけて食べます。
冬に栽培できる野菜ということで、今のホストファミリーではトマトやパプリカを栽培していたビニールハウスにまで植え込んでいます。
アジア人だけど知らなかったAsiasalat(アジアザラット)
これは僕が市場の様子を見ていた時に、知った野菜です。分類としてはレタスになるので、知らずに食べていたかもしれませんが(笑)
このアジアザラットについては東南アジアなどの料理で使われていたことが、由来しているようです。
ドイツに住んでいる方は、Schnittsalatという名前で見ることも多いと思います。(むしろアジアザラットのほうが邪道かも)
やはり海外ということもあって、知らない野菜や知っているけど変な名前の野菜があって、野菜嫌いの僕も結構面白いなと思っています。
まだまだここにきて初めて見たり食べたりした野菜が多かったので、また紹介できたらと思います。
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2019年11月25日
ヨーロッパでよく見かけるBIO(ビオ)って何? 「真のBIO」の真相とは?
Hallo
こんにちはニールです。僕は現在、ドイツのノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。
今回は先日の記事「ヨーロッパのスーパーで売られているBIOは偽物?」のコメントでいただいたBIO(ビオ)について詳しく見ていこうと思います。
BIO製品とは日本でいうところのオーガニック
もうこの一言で片付いてしまうような気がしますが、今回はその辺について詳しく説明していきます。
BIOのマークはEU内で法定されたもの
ヨーロッパのスーパーでは、以下のマークを見かけることが多々あります。
これはその商品がBIO製品であることを証明しています。そしてその証明は法的に定められたものであるために、農家では年に2回程度、BIOの規定を満たしているかの検査が来るそうです。
BIOの規定とは…
EUで定められているBIOの規定については以下のものがあげられます。
- 遺伝子組み換えでない
- 無農薬
- 家畜には抗生物質などが使われていないこと
- X線やガンマ線を浴びていないこと
- 合成着色料や保存料が使われていないこと
等があげられています。
また加工製品についても95%以上がBIOであり、残りの5%も決められた材料しか使えません。
BIOでない製品は農薬やX線などを使うことによって、害虫を排除したり成長を早める効果があります。一方、BIO製品にはこういったものが使えないため、BIOでない製品よりサイズが小さかったりきれいに見えないこともあります。
しかしそれこそが科学的に操作されていない本来のカタチに近いというわけです。
ヨーロッパの規定より厳しい既定のBIO製品たち
ここまでがごく普通のスーパーで売られているBIO製品のほとんどだと思います。しかしこのEUの法で定められたマークが使われ始めたのは2010年からで、もちろんそれ以前にも様々な機関がオーガニック製品の生産販売に規定などを設けてきました。
ドイツで見られるEUのBIO規定を超えるものとしては
- DEMETER
- NATURLAND
- BIOLAND
等があります。
こういった証明はEUのBIO規定ができる前から存在していて、EUのBIO規定より内容がさらに細かかったり厳しかったりします。
また最近では州が独自にこういった規定を設けているところも出てきていて、ますますBIOに対する人々の関心が高まってきているのが分かります。
「真のBIO」ことDEMETER(デメター)
このDEMETERについてはホストファミリーがこのマークを取得しています。
またEUのBIO規定が定まるはるか前の1928年ごろからこのマークが使われ始めました。世界大戦などの時代背景にもまれつつも現在に至ります。
僕が聞いたり調べたりした中ではドイツで最難関の証明であり、この証明を取得するのには少なくとも2年はかかるらしいです。
DEMETERの規定によると、EUのBIO規定では認められている天然由来の香料でさえ禁止されていたり、肥料についても認められている原料の種類が極めて少なくなっています。
また家畜については角がある場合でも除去が認められていなかったり(角は危険ですから、他の製品では除去することが多いようです。)、エサの原料や輸送時の距離が制限されていたり、区画ごとの家畜の数が少なく規定されていたりします。
例えば鶏の数を見てみると
1haあたりに飼える鶏
EUのBIO規定 DEMETER
卵用鶏 230羽 140羽
食用鶏 580羽 280羽
EUのBIO規定 DEMETER
卵用鶏 230羽 140羽
食用鶏 580羽 280羽
となっています。食用の鶏に関しては数に2倍以上の差があります。
なるほど、こうしてみるとBIOの方がDEMETERより「混んでいる」という事になりますね。
これが以前の記事で僕が「真のBIO」と形容した由縁です。
DEMETERの基準を満たしていれば、優にEUのBIO基準も越えてますからね。
BIOの洋服
BIOより厳しいBIOについてはさておき、洋服などでもオーガニックの表記を見ることがあります。
これはつまりオーガニック由来の素材で作られた服ということです。
ドイツの特に小さい子持ちの家庭では「Mede in ○○」まで確認するくらいこだわるところが多いので、素材も非常に気にしています。
大人も、化学繊維などを嫌う人が日本よりもはるかに多いので、僕の感覚でですが素材までしっかりこだわった商品が増えているなというところです。
やはりBIO製品というのは手間暇がかかる分、BIOでない製品より高くなっています。そのため今後増えていくのが予想されているとはいえ、ドイツ国内での食材の全体売り上げのうちBIO製品の売り上げはわずか5.5%にとどまっています。
現代の科学技術の進歩もありつつも、こういった活動は生物としての原点回帰に向かっているのかなと個人的には思います。
またホストファミリーから話を聞いたり、調べたりしていてBIO製品はヒトにとってはより健康で、環境にも優しいものなんだと改めて感じました。
これまでは、なんだかんだBIOよりも安くて量の多いほうがコスパが良いと思っていましたが、今後ウーファーが終わってもこのことについてはよく考えていきたいですね。
ちなみに調べていた際に知ったのですが、日本のオーガニックにはJASオーガニックのマークがあるようです。日本にいる皆さんぜひ探してみてください。
そして僕は見た記憶がありませんから、ぜひ見せてください(笑)
それくらいオーガニックとは無縁の生活をしていたんです。ウーファーになるまでは…
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2019年11月24日
家畜に脱走されました… 村を大捜索!
最近は家畜や農作物の世話をする機会が多くなってきました。
そこでこんなことがありました。
馬が柵を破壊
まずは馬が柵を壊してしまった件についてです。
ホストファミリーが出先から戻るのが遅れ、僕がエサやりをすることになりました。エサやりについてはすでに教えてもらっていて、何度か一緒に作業をしているので問題ありません。
しかし家畜がいるビニールハウスの扉を開けた瞬間、馬が割り振られた区画の柵を破壊してこちらに走ってきたのです。
馬は普段は温和ですが、臆病だったりするそうです。またやはり大きな動物なので、蹴られたりしたら大ケガは不可避です。
後々考えれば吹っ飛ばされたかもと思えば怖いですが、当時はやばい逃げられるという気持ちが強すぎてすぐにビニールハウスの扉を閉めました。
流石にビニールハウスを破ってくるということはありませんでしたからよかったです。
エサをやる必要があったので、扉を開ける前に馬の位置を確認して大急ぎでエサを持ち込んだら速攻で扉を閉めました(笑)
エサを置くと馬は所定の場所に戻ってエサを食べていました。
同様の手順で羊にもエサをやっているとホストファザーが帰ってきて、とりあえずは解決。
馬が柵を壊した原因は、暗くなってきていてゆっくり休んでいたから人が来てビビったからか、ホストファザーが出かけるためにいつもより早く小屋に入ってストレスがたまっていたからか分からないということでした。
羊の群れが村を疾走
そして昨日は羊に脱走されてしまいました。
毎朝ホストファザーは羊を広い草原に移動させています。今回はホストファザーが早朝に市場に行かなくてはならないので任されました。
家の人たちはいとも簡単に移動させていたので、簡単に行けるだろうと思っていたのですが、それが大間違い!
外に出したら少しの間だけ付いてきたのちに羊の群れが別の方向に走り出してしまいました。
ちょうどその時に近所の家族が来ていて助けてくれたのですが、それをもってしてもダメでした。
なんとか方向は変えられたものの、今度は草原の区画を通り過ぎてどんどん村の丘になっている部分を先に走って行ってしまいました。
羊って意外と足が速いんです(笑)そこでホストマザーが助けに来てくれて、近所の家族も含めて村中大捜索になってしまいました。
結果的にホストマザーが近くにいた群れを見つけて、エサで羊をおびき寄せて草原に誘導することに成功しました。
後々ホストファザーが笑いながら「エサ持っていけば楽勝なんだよ。言ってなくてごめんな」というのが、こっちのほうが謝りたいですね。
こんなに家畜の相手をするのにミスりまくっていたら自分は家畜の世話にセンスが無いのではと思ってしまいます(笑)
しかしホストファミリーは最初は「そんなもんだよ」と優しくフォローしてくれるのでした。
VISA関連で助けてもらった時から頭が上がりません笑
そして夕方は庭でたき火をしつつバーベキューをしました。やっぱり地元生産の新鮮な食材はめっちゃ美味い!
やっぱり同居というのは何かトラブルがあっても、後々良い雰囲気で1日を終えられるのが良いですね。
というより、きょう1日を通してだけでなく普段からこの家では雰囲気が悪くなることはほぼありませんけどね(笑)
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