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2019年12月20日

「外国人から見た日本人」音楽も映画もガラパコス?

この記事は1〜3分で読めます。
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こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

ウーファーって何ぞやというご紹介

日本のガラパコス文化





今日も昨日に引き続き「外国人から見た日本人」についてご紹介します。そこで、今回は巷でたびたび話題になる日本のガラパコス文化の一部についても触れてみましょう。

CDはもはや過去の産物


最近は日本でもCD産業が落ちたとはいえ、まだまだ健闘しているといえます。
しかし、世界的に見るとこれももはや過去の産物なんです。
最近は〇〇MUSICが乱立し、ストリーミング再生などが音楽を聞くことの主流となっているのが現状です。

例えば僕の周りではSpotifyのアプリを持っていない人を探す方が難しいくらいです。
ソニーがCDを発明し、ウォークマンを売り出し爆発的に売れたのはもう過去の話ということです。

それでも日本の音楽業界はあの手この手で何とかCDを売ろうと頑張っていますね。僕もCDだけでなくレコードなどが好きなのですが、何しろ持っているものしか聞けないし再生機器も必要なのは確かに他の物にアドバンテージを許してしまいますよね。こんな生活をしているので、久しくCDやレコードを触っていません(笑)


邦楽を知る人はあまりいない


最近は上記のようなネットを通して音楽を聴く人にとって、わざわざCDを買ったり借りたりする必要がないので「どんなジャンルでも、どんなアーティストでも」と言うくらい縛りが無くなっていますよね。
それもあって、無数に曲を選べる時代なのですが日本国内でのJpopやJrockはこれもまたガラパコスと言えるんですね。

と言うのも日本の曲を知っている人が本当に少ないんです。
一昨日の記事でも紹介したアニメつながりで、いわゆるアニソンを知っている人は多いですし、メロディはそのまま歌詞はその国の言葉でと言うのも多いので、それについてはある程度知っている人はいますし、僕も知っているものであれば共感できるところはあります。

しかし例えば僕が日本語のプレイリストを再生すると、僕の周りの人が知ってる曲が流れることはまずないですね。
XJapanとかOne ok Rockを知っている人はたまにいますが、それでも限られてしまいますね…
僕の住んでいるドイツを始め多くの国では週間ランキングを見てみると、もちろんそれぞれの国の曲もあるのですが大方が似たり寄ったりです。でも日本のランキングってほとんどの曲が日本語ですよね。

それが日本人にとっては別の副産物を生むことがあって、多くの人が知らないJpopやJrockを流すことで、周りが興味を持ち、そこから色々な話題作りもできるのことがあるんです。


映画も?


一時期、ネット上で世界の映画興行収入ランキングが話題になっていました。
その理由は世界各国のランキングトップがアベンジャーズだったのに、日本だけコナンの映画がランキングトップだったと言うことなんです。

たしかにハリウッド映画などは世界に売り出していますから、多くの国で万人受けする作りとなっていますが、日本の場合はアニメや漫画と同様で知らずのうちに日本らしさを色濃く残しているので、日本でしかうけないと言うものも多いんですね。ハリウッドはハリウッドで恋愛が必ずあったり、落ちが見えていたりするということもありますが(笑)

例外として、スタジオジブリを知っている人はすごく多いです。この間もホストファミリーとトトロを見たところでした。



いかがでしょうか。
日本が様々な分野でガラパコスであると言うのは一見聞こえが悪いですが、最近はそうでもないのかなと思っています。
なぜなら、日本の国際競争力が落ちていると言われる現代でも、>独自のやり方でも通用するくらい成熟したものが世に出せると言うことですし、それが続けられるくらいの消費能力が国内にあるということだからです。

そうは言っても最近はいわゆるグローバル化でそうも言ってられなくなってきて、世界で戦える力が求められていますが、人はそう簡単に変われませんから、このガラパコス状態はまだ続きそうですね。


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2019年12月19日

「外国人から見た日本人」漫画の国ニッポン!語学の勉強法にもなるかも?

この記事は1〜3分で読めます。
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こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

ウーファーって何ぞやというご紹介

漫画大国、日本





今回は昨日に続き「外国人から見た日本人」についてご紹介します。
昨日、外国人から見た日本のアニメについての紹介をしました。そして今日は漫画てです。やはり日本のアニメと一緒に漫画も世界で頭角を示しています。

各国の言葉で翻訳されて…


まず漫画というのは作家が日本語で出版するのが一般的ですから、そのまま海外で発売しても日本語が分かる人しか買ってくれません。そこで、各国の言葉に翻訳されて発売されいるんですね。吹き出しからはみ出す効果音などについては、翻訳されていたり翻訳されていなかったりしますが、翻訳しないのはあえてなのかもしれませんね。

そして多くの言語は横書きで左から右に読むのが主流なので、本の開き方も日本の漫画のような縦書き右から左に読むとなると、レイアウトが異なってきてしまうわけですが、海外の漫画の多くが横書きで左から右に読むのに、開き方やレイアウトは縦書きと同じになっているんです。

初めて僕がドイツの子どもに漫画をプレゼントした際は「なんで表紙が後ろについてるの?」といわれたほどです(笑)
日本で本を見るとなると、この違いは当たり前ですしあまり気付かないことですが、横書きの国では開く向きが違うなんて言うことはまずありませんから、本を開く前から衝撃が強いんですね。


MANGAというネームバリュー


今となっては世界中で、MANGAと言えば日本の漫画が当たり前ですよね。
しかし漫画が日本から輸入される前から海外の各国にも漫画に当たる書物はあり、その多くがCOMIC(コミック)と呼ばれています。これは今も変わりません。

でも、もともと漫画に当たる言葉があるなら、わざわざMANGAという言葉で知名度を上げる必要はなかったはずなのになぜMANGAとして世界で知られているのでしょうか。

これにはCOMICとMANGAの棲み分けがされていることに理由があるでしょう。日本の漫画と海外のコミックは言ってしまえばどちらも日本語では「マンガ」なのですが、コミックの方はかなり子ども向けに作ってあることが多いんです。

一方で、日本の漫画は大人でも読み込んでしまうような物語性や、世界観があるのでこのMANGAとCOMICを別で考えられているのは日本の漫画がMANGAとしてこれまでのコミックとしっかり棲み分けがされ、名前自体にブランド力を持っているので漫画にとってかなりのアドバンテージになっていると言えます。


日本語版が欲しくなる


上記のように、内容や絵はそのまま海外で売られているものがほとんどなので、翻訳されているとは言えども、日本の雰囲気が色濃く残っています。例えば、進撃の巨人はドイツのネルトリンゲンという町がモデルになっていて、日本ではそのイメージが強いわけですが、当のドイツ人はそれがドイツの町をモデルにしていることに気づかない人もいます。

そして僕の知り合いでも同じ漫画を日本語版で集めたいという人が多くいるんです。そうなってくると、オンラインで購入したり、僕が帰国するときに買ってくるようにお願いしたりということが多々あります。

また翻訳版では、登場人物の名前が違うことがあって日本語版を見て驚く人もいます。ポケモンを例えに出すと、ピカチュウ以外のポケモンはほぼすべて全然違う名前なんです。なので、こっちも分からないということになって、絵を見てやっと理解するということがあります(笑)


語学学習に有効活用しよう!


上記のように、海外で翻訳されて売られている漫画は名前などこそ違えど、内容は変わっていないことが分かったと思います。

そうなると逆に日本人が外国語を勉強するときに、こう言った漫画が非常に役に立つんです。
と言うのも、漫画の内容はもともと日本人向けに書かれていることがほとんどのため、参考書などと比べても非常にとっつきやすいんですね。

またお気に入りの漫画などが翻訳されて出版されていれば、もともと内容も分かっているし尚更吸収が早くなるでしょう。



いかがでしょうか。
漫画が世界でも多くの人気を獲得しているのは、物語性ももちろんのことMANGAとして世界に広がったことも成功に大きく寄与しているなと思っています。

また、昨日のアニメの記事でも書きましたが、漫画の世界観がそのまま日本と考える人が多いのもまた面白いところではありますね(笑)

そして、日本の誇れる漫画という文化を使って、自らの外国語の勉強にも1つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか?


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2019年12月18日

「外国人から見た日本人」アニメの国ニッポン

この記事は1〜3分で読めます。
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こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

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アニメ大国、日本





今回は昨日に続き「外国人から見た日本人」についてご紹介します。
日本がアニメ大国であることは自他共に認める事実です。そこで外国人の人はいろいろなことがアニメと同様に実際の日本でも起きていると考えています。そういったことについても触れていきます。


髪の色




アニメに出てくるキャラクターは黒髪であることの方が珍しいですよね。
そして欧米の国からすると、髪の色は人によってバラバラであることは当たり前です。

しかし実際の日本はと言うと、学生や職種によっては髪型色自由ですが、大方の職場で>黒で質素な髪型でなければならないことが当たり前になっています。それを外国人が聞くと、とても驚きますしなぜ髪を染めてはいけないのかと尋ねる人が非常に多いです。
たしかにアニメのような髪色の人が日本で商談や面接に来たら、ちょっと引くと言う人は少なくないでしょうね。


電柱や電線の存在


近年の都市部は日本でも地中に電線を埋める地域が増えてきました。これまで電線が当たり前で、日本に来た特にヨーロッパの外国人は「電柱に電線=アニメの世界」と思っている人が意外と多いんです。
日本人からしたら電柱や電線があっても無くてもなにも気にならないですが、そう言った事にも気付くんですね。



もちろん日本の電線は小綺麗にまとめられていて、ごちゃごちゃしていないわけですが、これも日本らしさと思う外国人は多いようです。


全員がオタク?


幼少期にアニメを見ていたとか、アニメが好きな外国人からはやたらと「このアニメ知ってる?」と聞かれることが多いんです。
僕はあまりアニメを見てきませんでしたから、知らないと答えることが多いですが、後々調べてみると「なんでそんなニッチなアニメ知ってるの」と言うことが多々あります。

そんな中でもとにかくほぼ誰もがしっているのが、ポケモン、ドラゴンボール、ナルトです。
ポケモンやドラゴンボールは少年ものの王道と言ったところは変わりませんが、ナルトが強いのは昨日のようにやはり忍者つながりでしょうね。
そして「日本=アニメ大国」は世界でも知れ渡っているので、日本人全員がアニメに詳しいと思っているんですね。




いかがでしょうか。
最後にちょっとネガティブなところとして、アニメの演出などから日本人は変態というイメージを持っている人もいるんです…

ただそれでもアニメなどを通して、自国のことを知ってもらえるというのはありがたいですね。

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2019年12月17日

「外国人から見た日本人」日本には侍、忍者が残存している

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日本人が築いてきたもの





今回は昨日に続き「外国人から見た日本人」についてご紹介します。
以前、
日本のパスポートは非常に信頼度が高いということについて
書きました。この信頼はパスポートだけではないようです。

ラストサムライを見て


先日ホストファミリーと一緒に映画「ラストサムライ」を見ました。
その時に話題になるのは言わずもがな侍について、そして現在についてです。

色々な国で様々な人と侍については話してきましたが、侍が現存していると考える人はとても少ないです。流石にそれはそうですよね。

しかしこんなことを聞いてくる人はしばしばいます。「今もちょんまげ頭の人がいるのか。」。ファッションで髷のような髪形をしている人は皆無とは言いませんが、流石にかつての武士のような精神で髷をしている人は極めてまれだと思います。

僕が知っている人としては、中学の先生で剣道に精通した人がこれに近い髪形かなといったところ。またドイツで知り合った剣舞をしている日本人の方は、浪人のような髪形でとても渋くかっこよかったです。
そういった方々は現代で普通に生活しながら、その道を究めているんですね。


侍が話題になると


侍が話題になると必ずといっていいほど出てくるのが、「忍者は現存するのか」というテーマです。
これについては、NARUTOなどのお陰もあって老若男女問わずかなり有名です。

現在、本物の忍者は確認することが困難ですが、もともと身を隠してばれない様にするのが忍者ですから僕は「僕は現在その存在を知らない」と答えています。
現在も本物の忍者が存在するとしたら、スパイとしてその辺に潜伏しているかもしれませんね。

また僕がたまたまTwitterで見た面白いものとして「ビジネスで外国人と対面するときに、わざとクナイや手裏剣を落とすと、外国人はその人が忍者かもと思ってビビって取引が有利に進む」というものがあります。流石にこれについてはただの作り話だと思いますけどね(笑)
外国人とビジネスをする機会がある方、試してみてはいかがでしょうか。


あなたは侍ですか、忍者ですか。


この流れで「お前は忍者じゃないのか」とか「身内に忍者はいないのか」と聞かれることがあります。これはもはや外国人に「あなたの周りに王族や貴族はいますか」と聞くようなものだと考えています。
忍者よりは現存している確率は高いですが、普通にしていてそういった人に会うことはなかなかないですよね。

そして昨日の日本人は全員技術者と思われるのと同様に「日本人はみんな武士道を心得ている」と考える人は結構多いです。このこと前にも書きましたっけ。




いかがでしょうか。
日本人の印象というのは遠く離れた国では、まだ武士が国を席巻していた時から変わっていないのかと思うことがありますが、そうでもないこともあります。

それについてもまた後日記事にしますね。

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2019年12月16日

「外国人から見た日本人」日本人は全員技術者だと勘違いするドイツ人

この記事は1〜3分で読めます。

こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

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日本人が築いてきたもの





今回は昨日起こったことについてご紹介します。
以前、
日本のパスポートは非常に信頼度が高いということについて
書きました。この信頼はパスポートだけではないようです。

酒の場で…


昨日、僕はホストファザーの両親の家へホストファミリーと一緒に行ってきました。
もともと僕が行く予定はなかったのですが、翌日の1日の流れを考えて一緒に行くことになりました。

外食をして帰宅、こどもが寝たところで大人はテレビを見始めました。
そこで家にあったテレビがPanasonic製だったのです。それを祖父母が、これは「日本製でしょう。」ということで日本製品について話していました。

日本製品つながりでいうと、僕の地元の横浜は港町としてではなくヨコハマの名前を冠したヨコハマタイヤが世界的に有名になっています。ヨーロッパでは某サッカーチームがユニフォームに広告を掲出していたり、個々の自動車のタイヤに使われているということで、思っていた以上に有名です。

ちなみにSamsungやLGでさえ日本の会社だと思っている人は結構多いです。こういった海外製品も実は日本人が開発していたなんて話もちらほら聞きますが、実際のところはどうなんでしょうかね(笑)


壊れたスピーカーを持ってきた


こんな話をしている時に、祖母が動作しないBluetoothスピーカーを持ってきて直せないか尋ねてきました。
詳しい話は省きますが、尋ねた原因は「日本人ならこれくらい直せるだろう」ということでした。

最近は電化製品でも韓国製品や中国製品などが日本製品を圧倒するくらい台頭してきていますが、未だに日本の製品の質と信頼は高いために、日本人はみんな技術力があると考えていたようです。

幸いなことに僕はこういった製品を分解したり組み立てたりするのがどちらかというと得意なほうなので、ちょっと酔っぱらった勢いでその場で分解してみました。
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細かい部品は意外と手に入りやすい


実際に分解してみたところ、断線などはしていないようでやスピーカー自体の構造についてはさっぱりですから、バッテリーが老朽化して起動しなくなっていることくらいしか予想できませんでした…
話を聞くと、かなり厳しい環境で酷使していたようで、その可能性が高いという算段です。(くわしい方いらっしゃいませんか?ぜひコメントで教えてください笑)

そこで製品番号をもとに、オンラインショップでドイツ大手のeBayで調べてみたところ、たくさんの製品が出てきたのです。
また家には金属を溶かして銅線などを基盤に固定する半田ごてもあるというので、破壊にならない程度にできる限り分解してみました。(後々、組み直すのは超大変でしたけど笑)

つまり日本人に頼んだ割には、ドイツ国内には自力で直すためのバックは整っているのです。とりあえずこの件に関しては、後日代わりのバッテリーを買ってつけてみようということで落ち着きました。




いかがでしょうか。
こういったことは僕がホームステイをしてきて、今回に限らず何度もこれに似たことがありました。実際自分ができるかできないかは関係なく、日本人というブランド力が意外なところでも発揮されているということです。
日本人からしたら、ドイツ人の技術力もかなり高いだろうと思うのですが、近年多くのドイツ人は「ドイツの技術開発力は眠りについてしまった」というんですよね。

昨今の技術開発はこれまでとは構図がだいぶ変わってきましたが、こういった印象は今後もしばらくは残りそうです。

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2019年12月15日

【図解】日本でも導入が進んでる、Kreisverkehr(クライスフェルケア)ことラウンドアバウト(環状交差点)の紹介

この記事は3〜5分で読めます。
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こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

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ラウンドアバウト(環状交差点)とは





今回は一昨日の記事「市街地の速度制限の紹介」で少し紹介したラウンドアバウトについてご紹介します。

ラウンドアバウトとは


一昨日も記事を読まれた方は繰り返しになってしまいますが、ラウンドアバウト(環状交差点)というのは交差点が十字になっているものではなく、ドーナツ状の交差点で複数の方向から来た車を各方向に振り分ける仕組みです。
フランス、パリにある凱旋門の周辺の道をイメージされると良いかと思います。

また日本語ではラウンドアバウトや環状交差点の他にもロータリー交差点と呼ばれ、ドイツ語ではKreisverkehr(クライスフェルケア)と呼ばれています。

ヨーロッパではこういった交差点が普通の交差点と同じくらい沢山存在しています。
最近は日本でもラウンドアバウトの導入が進んでいます。なぜここにきて日本でも導入されるようになったのでしょうか。

次の項ではそのメリット、デメリットを見てみようと思います。


ラウンドアバウト(環状交差点)のメリット、デメリット


まずはメリットから…
ラウンドアバウトが最も効果を発揮しているところとして普通の交差点より事故率が低いということです。
これについては、どんなに高速で走っていてもラウンドアバウトで必ず減速を強いられるからです。なので信号が変わりそうになったから加速して交差点に突っ込むといったこともあり得ないわけです。

次に、複数の方角から来た道を素早く各方向にさばくことができるということ。
ラウンドアバウトが存在するのは3本しか道が交差した場所から、5本、6本それ以上の道が交差した場所もあります。各方面から来る道が多ければ多いほど普通の信号の交差点で1つ1つさばいていては時間がかかってしかいますので、導入する意義が良く分かります。

デメリットとしては…
ラウンドアバウトを導入するとなると、普通の交差点より土地が必要になってしまいます。

また大量の車が走る交差点ではラウンドアバウトに進入することができない場合もあります。
ただかなりの交通量の道でもヨーロッパではラウンドアバウトが導入されています。これについては後程ご紹介します。


ラウンドアバウト(環状交差点)の走り方


右側通行の国ではラウンドアバウト内を反時計回りに一方通行で走ります。
交差点内にいる車が優先されるので、交差点に入る場合はこのラウンド(環状)している車の合間を狙って入っていくことになります。

またラウンドアバウトで、交通量が多い場合は複数車線が存在することもあって、その場合は1番外側の車線を走っている車は、次の出口で出るようになっています。ということは、2つ目3つ目それ以降のの出口で出たい場合はラウンドアバウト内で車線変更をする必要があり、内側の車線に入っていくような仕組みです。



【図解】ラウンドアバウト(環状交差点)の走り方


さんざん字で説明しましたが図で走り方を見ていこうともいます。ここからは一部の図が動きます。
また図では複数の車線で解説していますが、車線が1本の場合は車線変更をする必要はありません

簡単な場合


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まずこちらの図を使って解説します。
簡単な例として、A StraßeからB Straßeです。
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感覚としては、普通に右折する感じです。
ただラウンドアバウトに入るタイミングは自分で観察して決める必要があり、すこし左カーブをする必要もあります。


ちょっと複雑なラウンドアバウト(環状交差点)


続いて信号を併用したラウンドアバウトで見てみましょう。
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この図ではA StraßeからD Straßeに抜けてみようと思います。
GIF画像では信号を省いているので、先に説明します。

A Straßeからラウンドアバウトに入ろうとしたとき、6時から3時の方向にラウンド(環状)している道が赤信号になります。これでA Straße側が青信号になりラウンドアバウトに進入できるわけです。
1番外側の車は、A Straßeに抜けていくので赤信号にする必要が無いので赤にならないこともあります。

では動きを見てみましょう。
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超複雑に見えますよね(笑)
僕自身作っていて混乱してしまいそうでしたが、これでも見やすく作ったつもりです…

この図を見てわかる通り、B StraßeとC Straßeの出口では内側の車線を走っています。
また信号があるようなラウンドアバウトはかなり巨大なので、図よりも規模がかなり大きいので車線変更もそこまで難易度は高くありません。


右折に便利なラウンドアバウト(環状交差点)


A StraßeからB StraßeやC StraßeからD Straßeのように隣の車線に右折する場合のためだけに用意された右折用の車線があるラウンドアバウトもあります。
こんな感じです。
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こう見ていると高速道路のジャンクションみたいですよね。もちろんラウンドアバウトに入って行って右折しても問題はありません。
やはりこれも交通量が多い道ではかなり効果的です




いかがでしょうか。
走り方については図解までしておいてなんですが、やっぱり実際に走ったほうが分かりやすいです(笑)
ただこの記事を通して、ラウンドアバウト(環状交差点)へのみなさんの理解が深まれば、僕の目的は達成されたと言えるでしょう。

日本では近年、自治体の資金難から信号機の老朽化による故障が頻発していると聞きます。ほぼ皆無だった場所に導入にはやはり難易度が高いのは間違いないですが、信号機の故障が原因で事故が多発するより早急にラウンドアバウトを導入して、どんどん運転者の経験値を上げていくほうが良いのではないかと思います。

日本の運転免許証の有効期間は長くても5年ですから、今から更新者全員にラウンドアバウトの講習をして、5年後に一気に増やせば、知らない人はいないはず… 素人が口出しすぎかもしれませんね(笑)

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2019年12月14日

【図解】ドイツと日本で違う標識の紹介

この記事は1〜3分で読めます。

こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

ウーファーって何ぞやというご紹介


標識と意味の紹介



今回は、日本にはないドイツの標識についてご紹介します。



大方の標識は同じ


ドイツと日本の交通ルールは大方同じです。
そのため、日本で取った運転免許証がそのままドイツの免許証に書き換えができるわけです。
運転免許証の書き換えについては、日本からドイツへ。運転免許証の切り替え方法をご紹介。(国際免許証についてもご紹介)をご覧ください。

僕はあまり日本での運転の経験がありませんが、日本で経験豊富な運転者も通行帯が左右逆でもドイツで特に問題なく運転ができています。
ただいくつかの標識やルールは日本と異なるのでここで図と一緒に紹介します。


優先道路と注意喚起


優先道路の概念は日本と同じで大きい通りが基本的には優先です。
同規模な道では、左方優先ではなく右方優先になります。右側通行ですからね。

また日本にはないこういった標識もあります。

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左の標識は、白の矢印の方向の自動車が優先されていて、ほぼ同時に逆方向から同区間に来た場合白い矢印の自動車のほうが優先されます。真ん中のひし形の標識はこちらが優先道路であることを意味していて、右のも太く矢印が付いているものが自分の道と同じ方向にあるのでこちらが優先です。逆に別の方向に太い矢印がある場合は、相手が優先になります。

そしてこの標識
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これは注意喚起を促す標識です。優先する側の道路には基本的にこの標識がついています。
またこの三角形の中に何かが描かれている場合は「それに注意してね」ということです。例えば、踏切など。

ちなみにドイツでは踏切で一時停止する必要はないようです。


アウトバーンと自動車専用道路


高速道路や自動車専用道路に入る際も同様に標識で分かるようになっています。
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こちらの標識の左側はアウトバーンの入り口で、右側がアウトバーンの終わりを意味しています。
自動車専用道路の場合は、個々の部分が車の絵になっています。

自動車専用道路は自動車しか走らないことから、市街地でも制限速度が上がる場所が多いです。


進入禁止と禁止


進入禁止は日本と同じ標識も存在しますが、下記のような標識も存在します。
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右側のただの赤丸の標識については、禁止を促す標識となっていて、この丸の中に絵が描いて書いてあることは禁止されます。

例えばこの丸の中に車が2台並んでいるものは追い越し禁止を意味しています。
またこの標識が白黒で、斜線が入っているものはその区間が終わりであることを意味していて、速度制限なども同様の表示となっています。

駐車禁止や駐停車禁止に関しても丸形でかつ日本と同じです。


町の入口と出口


日本にも市町村の境には、名前を書いた標識がありますよね。
ドイツも同様の標識があります。こんな感じです。
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こちらも左が町の入口で右はこれまでと同様に斜線が入っているので、町の出口ということになります。

この標識は日本以上に意味合いが強く、都市間道路から市街道路に入ることを意味しているので、必然的に制限速度がここから100(km/h)から50(km/h)に変わることも加わります。
なので、基本的には町の入口となるすべての道路についています。




いかがでしょうか。
これ以外の標識は日本と大差がありませんから、見ればわかると思います。
また大通りなどでは逆走などを防止するために、矢印で入るべき道が表記されている場所も多く親切に感じますね。

ただ日本より標識が多いという感覚です。僕の考えではグレーゾーン無く、事故などの際はしっかり線引きをするために多く設置されているのではないかと思います。

最後にヨーロッパの運転免許証は共通化されているので、この標識の説明はドイツに限らずフランスやオーストリアでも通用しました
他にも日本の国際免許証が通用する国はほぼ同じ標識と意味であるはずです。そうでないと講習などを受けないと標識の意味が分からないですからね(笑)

ただ国によって標識が若干違っていたり制限速度にも違いがあると思います。そういった表記はヨーロッパの場合、国境付近に書いてありますからしっかり確認するようにしてくださいね。

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2019年12月13日

ドイツの市街地は日本以下の低速?市街地の速度制限の紹介

この記事は1〜3分で読めます。
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こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

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ドイツの市街道路事情





今回はドイツの道事情として、市街地の速度制限についてご紹介します。

ドイツの市街地の制限速度は


日本の市街地は、速度制限の表示が無い場合は60(km/h)というのは僕も教習所で勉強しました。
ではドイツはどうなのでしょうか。
ドイツ国内の市街地で速度制限の表示が無い道は50(km/h)となっています。

タイトルにも書いていましたが、なんと日本よりも制限速度が低いんですね。
これは僕が車で訪れた多くのヨーロッパの国は同様でした。

例外として、市街地からアウトバーンや都市間道路に移行する区間やそのほかの一部では一般道でも60(km/h)や70(km/h)までスピードを出せる区間があります。

信号とラウンドアバウト(環状交差点)


ラウンドアバウトは別名環状交差点とも呼ばれ、その存在は通ったことが無くても多くの方が知っていると思います。
その代表的なものがフランス、パリにある凱旋門の周辺のラウンドアバウトでしょうか。ドイツにもそういったモニュメントの周りをラウンド(環状)する交差点が多く存在しています。

ラウンドアバウトは、3本の道だけをさばくものもありますし、パリの凱旋門周辺のように5本も6本もの交差を一挙にさばいているものもあります。
ただどんな形のラウンドアバウトもルールは同じです。というか、違ったら困りますね(笑)

ラウンドアバウトでは反時計回りに走り、ラウンド(環状)している車が優先です。その為、外から来た車はラウンド(環状)している車の間を縫って交差点に進入することになるのですが、あまり交通量が多いところだとそれが難しい場合があります。

そういった場合は信号を併用して対処しています。それなら最初から十字路にすればよいのにと思ったりもしましたが、実際に走ってみるとラウンドアバウトと信号の併用のほうがスムーズに感じました。
そういった信号機はラウンド(環状)している道路内に存在することもありますし、逆に外側にあることもあります。

このラウンドアバウト、記事を書いている際にどんどん長くなってしまったので、別の記事で取り上げることにします。それぐらい理解するのが難しいのかもしれません。慣れれば普通ですけどね(笑)


ゾーン30という小道


これは住宅地などに多く存在し、そのゾーン丸ごと30(km/h)に制限してしまうものです。このゾーンに入る際は必ず入り口に書かれていて、出るときも終わりが分かるようになっています。
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画像はゾーン終わりを意味しています。
道ごとに標識を用意するのも莫迦になりませんから良い手段ですね。

住宅地以外にも、道がゾーンや工事現場付近などでも見られ、市街地の標準的な速度が50(km/h)ですから減速を強いられることになりますね。

ただゾーン30とは言っても大半は、車の行き違いなどでもそこまでの支障はきたしませんので、普通の道っぽいところでも見られるので注意しましょう。


同情を求めてくる最徐行の標識


ゾーン30に次いで速度制限が最も厳しいのが最徐行標識です。この標識はSpielstrase(シュピールシュトラーセ)と呼ばれ直訳すると「遊ぶ道」ということで、こどもが道路で遊ぶことなどがあることから設置される標識です。
百聞は一見に如かずということで、こちらをご覧ください。
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この標識の本質はこどもがこの道で遊んでよい。ということで、車の通行より優先されています。この標識がある場所は車が入ってはいけないとも聞いていますが、実際のところ普通に入っている車が多いです。
入ってはいけないと言うのは入るのに許可がありそうな場所にもこの標識あるからなのかもしれません。

とはいえこう言った道に入ることはあまりないですし、こんな標識が無くても最徐行するレベルの道に多く設置されているので、飛び出しなどの注意喚起も兼ねているんでしょうね。




いかがでしょうか。
ドイツの速度制限は結構厳しいうえ、大都市であればあるほど速度制限を受ける機会が多くなるなと個人的には感じています。

そして速度制限以外の標識もあるので、次回はそれについてご紹介しようと思います。

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2019年12月12日

ドイツの道には街灯がない?都市間道路の紹介

この記事は1〜3分で読めます。
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こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

ウーファーって何ぞやというご紹介

ドイツの道路時事情





今回はドイツの道、主に都市間道路についてご紹介します。

都市間道路とは


ドイツの都市は、全国に散在していてその周辺に小さな町がありす。
その都市や町の間に緩衝地帯のようなエリアが存在していて、多くの場合はただの草原が広がります。ミュンヘンやベルリンのような大都市ではそういったエリアを見ることなく隣町に着いてしまうこともありますが…

その緩衝地帯はLandstraße(ランドシュトラーセ)と呼ばれていて、基本的には片側1,2車線の道路です。例えるなら、アメリカで有名なルート66みたいな感じですね。流石にそこまで長くはないですけど、イメージはそんな感じです。

そういった道路は信号もなくあって環状交差点くらいです。また高速道路さながらの合流車線があって他方面からの道とも合流しています。


制限速度と動物


こういった道では、制限速度が70(km/h)だったり50(km/h)だったりしますが、速度制限が無い区間は100(km/h)が制限速度となっています。
なので日本の高速道路くらいの感覚で走ることができます。

ただそこまでの高規格道路ではないので、制限が無くてもそこまでスピードを出せないことも多いです。逆にオービスもこういった道ではあまり整備されていませんから、多少オーバーしても大丈夫です。
というのも、都市間道路は策などが無いので動物が出現することがあるんです。

森林が近い場合はシカなどが稀に出てきますし、小さい動物としてウサギやカエルを見ることはよくあります。そして100(km/h)近い高速で走っていると、ぶつかると動けなくなる可能性があるので、夜間はスピードを落として走る人が多いですね。


トラクターの存在


こういった都市間道路ではしばしばトラクターを見かけます。
このトラクターというのが結構厄介者で、早くても60(km/h)で荷積みがある際はそれ以下の速度しか出せないので、追い越すことが大半です。

追い越す際は道の線に注意しましょう。
おそらく日本も同じだったと思いますが、追い越し禁止の看板がある場合と、切れ目のない実線の場合は追い越しができません。それ以外はいつ追い越しても平気です。

もちろん対向車には注意してくださいね。この都市間道路には、そもそも中央の線が無いことすらありますから、そういったところも高速道路とは違った点です。


街灯なしの超暗闇


ここまででこの都市間道路が高規格道路でないことが分かったと思います。
そしてこの都市間道路、街灯すらない道なんです。また緩衝地帯にはあってガソリンスタンド程度なので、基本的に夜は真っ暗になります。たまにドイツの高速道路もこういう区間があるんですよ(笑)

でも車はちゃんと走れるようになっています。
その策として、反射板が側帯についているので全く真っ暗闇ではありません。
車は夜間に前照灯を点けますから、これによって道の線形が確認できるようになっています。

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前照灯を消すとこんな感じ…
ヨーロッパの車は勝手に車幅灯がついてしまうので完全消灯はできませんがこの暗さ… ライトをつければちゃんとそれなりに見えるので、ご心配なく笑

流石ドイツ合理的ですね。
もちろん都市や村の道には街灯がついています。


歩道の代わりにサイクリングロード


上記のように都市間道路には街灯が無いため、歩道などが整備されていないことが多いです。
というより都市間の距離が長いので歩ける距離でないと言うほうが正しいかもしれません。

その代わりに、その道に近くか道に沿ってサイクリングロードのようなものが整備されています。もちろんその区間は歩けますが、ちょっと歩きたくないですね(笑)

歩道がある場合として、都市間の距離が短い場合やハイキングロードが周辺にある場合です。
ドイツ人はハイキングが好きなんです。




いかがでしょうか。
昨日紹介したアウトバーンより速度が遅く、交通量もそこまで多くないことが多いので、景色を見ながら走るのも面白い都市間道路。

割と頻繁に走ることになると思うので、ぜひ頭の霞にでも置いておいてくださいね。

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2019年12月11日

ドイツの高速道路「アウトバーン」は本当に速度無制限?

この記事は1〜3分で読めます。
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こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

ウーファーって何ぞやというご紹介

アウトバーンの実態とは





今回はドイツの車社会で連想される、高速道路Autobahn(アウトバーン)についてご紹介します。

ご存じの方も多いと思いますが、前置きとしてドイツをはじめイギリスとマルタを除くヨーロッパの道は左ハンドル右側通行です。

制限速度は本当になし?


多くの方がそう思っているでしょう。
実際のところ速度無制限のところは多いです。なので、本当に200(km/h)くらいで走っている車が見られますよ。
ただ理論上は無いというのが適切かもしれません。

というのも300(km/h)などで走っている車はまずみません。出しても250(km/h)が大半ですから、極端に速く走りすぎるとすぐに前に追いついてしまいますし、サーキットで運転した友人曰く必要な技術も並では無いということで、ポルシェのようなスポーツカーもかなり速度を抑える必要がありますね…
それでも良い車の加速は半端じゃないですから、見ていて面白いですね!

また僕もよく走っていて気づいたのですが、200(km/h)近いスピードで走るとびっくりするくらい燃料の減りが早いので、多くの人は(130km/h)くらいに抑えています。またかなりの高速で走ると保険がききにくくなるということを聞いています。
そして車線数は大体の区間で3車線あるので、1番左が追い越し車線ということでスピードが速いです。

そして速度制限がある区間や他にも気を付けることがあるので紹介します。


オービスという厄介者


都市部付近やカーブなどがあるところでは速度制限が割と多くあります。多くの場合は80(km/h),100(km/h),120(km/h)となっていて結構な頻度でかつ車線の両端にこうした表示があるので、見落とすことは無いと思います。

そして、そういった区間では速度制限を守らないと、道路の上に設置されたオービスというカメラで写真を撮られ罰金がきます。5(km/h)ごとに罰金があると聞いているのですが、8(km/h)超でも写真を撮られることが無かったので、その辺はある程度猶予があるようです。

カメラがあるので、警察が追いかけるという様子はあまり見られません。車間距離が超近い車などは捕まるようですが…
また速度超過でも少しであれば、いわゆる減点もありません。(ドイツは違反ごとに点が加算されていたはず…)

オービスは高速以外にも設置されていて、市街地でもスピードを出しがちなエリアでさりげなく設置してあります。
実際に撮られるとフラッシュがたかれるのですぐにわかるようになっています。運転中なので目が眩むほどのフラッシュはたかれませんが、「やてしまった」という精神的ショックが残りますね(笑)


終わらない工事


高速道路の工事は、日本だと深夜などに実施され通行に影響が出にくいと思います。
しかしドイツの工事は永遠にやってるのかというくらい長く、昼間も通行にかなりの影響が出ます。

こういった区間は通常とは別のオレンジの線が引かれているのでこれに従って走るようにしましょう。
工事中は大体、片方の方向の道を完全に封鎖して、もう片方の道を使うので片側2車線になることが多いです。

そした道はめちゃくちゃ細いです。追い越しなどをする際はミラーが隣や壁にぶつかってしまうんじゃないかと思うほどです。
日本で車を乗り回す友人が来た時もこの細さには驚いていました。

こういった区間ではもちろん速度制限があります。速度制限なしの区間からだと、120(km/h)→100(km/h)→80(km/h)と制限が敷かれていき60(km/h)まで減速しなければならないことも少なくありません。


車線が違うと速度差は倍以上?


最近は日本で危険運転が話題ですが、ドイツではそこまであからさまな危険運転は無いと言えるでしょう。
ただし、1番左の追い越し車線を走っていると左折ウィンカーでパッシングしてくる車がいて、びっくりするくらい近づいてくることはあります。

追い越し車線での全体の速度は大半の区間で160(km/h)〜180(km/h)で速くても200(km/h)前後ですから、たまに飛ばした車が来るとパッシングされるかもしれません。そういった場合は速やかに走行車線に行きましょう。

ちなみに追い越す車がいないのにずっと追い越し車線にいると、捕まりますから気を付けましょう。規定では1(km)以上や2(km)以上とか書かれているそうですが、それを取り締まるのは厳しいと思うので、実質その方法で不可能というのが通説です。

そして、1番右の走行車線はトラックが多いので100(km/h)前後で走る車が多いです。トラックの他にもバスや、けん引をしている車は大半がこの車線を通ります。
なので多くの場合で普通の車は真ん中の車線を走ることになると思います。

それにしても車線が違うだけで、倍かそれ以上の速度差があるというのは今書いていてもびっくりすることです(笑)




いかがでしょうか。
運転が好きな方は、ドイツのアウトバーンに1度はあこがれると思います。

速度にかなりの差がありますが、日本の高速道路と同様に走れますから、楽しいドライブになると思います。
ドイツに来る方はぜひ見て走ってみてくださいね!

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ニール
幼少期の海外旅行を機に海外に興味を持つ。

高校時代には海外旅行のためにアルバイトをし、旅をする。
そこで訪れたドイツを留学先とする。

高校卒業後に単身ドイツに留学。
現地ではドイツ語を勉強しながら、日本語や文化のセミナー開催やブンデスリーガベースボール2部てプレー。(語学学生ビザ)

日本に帰国し、短期大学を首席で卒業。
幼稚園教諭2種免許を取得。

オペアとして再渡独。 (オペアビザ)

ウーファーとして旅を続ける。(観光ビザ)
現在に至る
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