2019年11月22日
こんなことがありえるの⁈
緊急に発給されたVISAで国外退避を回避。
ホストマザーの粘り強い交渉とは?
昨日、僕は緊急でVISAが発給され、イギリス行きが無くなりました。(ブログ的には国外退避しているほうが面白かったですよね笑)
今回は絶対あり得ないと思っていたことが起き、かなりびっくりしました!
これから詳しく説明していきます。
あまりにも惜しい数日
では経緯を順を追って説明します。
観光ビザからの切り替えに際して、申請が僅かに間に合わないことが確実となりました。
その為、今日からシェンゲン圏外であるイギリスに国外退避をして、VISAの申請準備が整ったところで、ドイツ大使館あるいはドイツに再入国後に外国人局でVISAの発給申請をする予定でした。
しかし昨日、ホストマザーが僕をなんとかドイツに引き止められないだろうかと、僕を外国人局に連れて行ってくれました。
実際、申請準備を整えるために、観光ビザがあと2.3日だけ伸びれば良かったんです。
そうなると、流石にこれが原因で国外退避をしなければならないのは、あまりにも悔しいだろうと言うことで、これまでもホストマザーは、何度も僕のためにメールや電話で交渉をしてくれていました。
前の記事のようにホストマザーも暇ではありませんが、非常に良くしてくれています。
いざ外国人局へ
外国人局に出頭のアポが取れたのは、出国予定の前日と言うこともあって、僕としては「もう良いよ。」と言ってしまおうかと何度も思いました。
しかし、ホストマザーの頑張りがその一言で消えてしまうのが嫌でしたし、国外退避となると出費が避けられませんから、そうならないならその方が良かったわけです。
また外国人局との交渉は本当に一筋縄ではいきません!
ドイツの外国人局は超冷たい?
留学する人のほとんどがまずこの壁に衝突するといっても過言ではないでしょう。
まず態度は基本的に冷酷ですし、勤務時間も短いため行っても門前払いレベルのことも少なくありません。
初めてVISA申請をする方は最初の試練として頑張ってください(笑)
またその試練のためには以下の事を準備していくと良いでしょう。
外国人局に行く前にやるべき事
外国人局に出向くことが決まったら、まずは自分が取得したいVISAの他にもその申請が却下された場合に備えて、取得申請をする可能性があるVISAとその要項を確認しましょう。
しかしそれを言ったところで、拒否されてしまうのがドイツの外国人局なんです!
100%そのVISAを取得できるのであれば、調べる必要が無いかもしれませんが、大学の入学許可を持った人が学生ビザの申請を却下されたという事例もあります。(原因は本人の書類の不備ですが…)
なので、そこで怯まないためにも沢山の事例を見ておきましょう。
そうする事によって「出て行け」と言われる前に次の一手が打てるようになります。
そしてこの後のことはとても大切です。
ドイツ人を連れていくこと!
これは何か不安要素を持った状態で、外国人局に出向く上で最も重要なことかもしれません。
まず外国人だと言うことで、見下されていることが非常に多いです。
またいろいろな制度や情報を開示しても、その担当者が知らない事に対しては「無理です」の一言で交渉が終了します。
そこでドイツ人がこちら側にいたらどうでしょうか。
今回は僕もあの手この手で交渉しました。担当者は若い女性で幸い非常に情の厚い方だったので、冷酷な態度とはなりませんでしたが。
一方でこの担当者は経験が浅いために、知らないことが多すぎました。
基本的に観光ビザが延長されるなんて言うことはあり得ない(外国人局自体がVISA発給のために時間を要する場合は、滞在許可が延長されがち)訳ですから、半ば諦めていた僕は「しょうがない本当にイギリスに行くか」とここで腹を括りました。
しかしここでドイツ人のホストマザーが動きます。
書類のコピーをするために担当者と僕たちが退出して数分、書類を返してもらって担当者が部屋に戻ると「もう1つだけ質問してくる」と言うことでホストマザーがもう一度、担当者の部屋に入っていきました。
僕はこの間に、もうコートなどを着て外に行く準備をしていました。
そしてついに
ホストマザーが部屋に入ってから、10分くらいしても出てきません。質問にこんなに時間がかかるのかと思っていると、外国人局の担当者が、何やら見覚えのある緑の紙を渡してきたのです。
何とそれは、4週間分の緊急で発給された観光ビザだったのです!
そうその緑の紙の正体は僕がオペアビザを取得したときに渡された紙のことでした。
進退が決まったら早急に報告に来るよう念を押され、VISAを受給しました。
通常のVISAの順序を全く踏んでいない
僕はVISAを受給するために署名すらしていません。しかも受け取りはドアの前で超ラフに(笑)
基本的に通常のVISA申請の際は署名や必要書類の書類提示の他にも、指紋を撮ったり、個人の特徴を書いたりするのですが、今回はそういったことが全くありませんでした。
こんなことをしたら、その個人に対する情報が少なすぎますから、VISA発給なんてありえないはずです。(僕は何度かVISAを取っているので、僕の個人情報は山ほどあるでしょうが)
強いて言えば、僕のパスポートと大学の入学許可をコピーされたくらいですね。
また通常VISAの発給には1〜2週間はかかり、その間はパスポートも外国人局が預かります。
ホストマザーが再度部屋に入ってからの10分間は何が起きたのかは分かりませんが、この経緯からある程度推測できます。
やはり信頼される事は非常に大切
上記のように僕は署名すらする事なく、観光ビザを延長してもらう事に成功しました。
ではどうしてこんなことが出来たのか、
僕の予想ではホストマザーがVISA発給の交換条件として、VISAの期間内の僕についての事は全て責任を負うくらいのレベルの約束をしたと思われます。
また経験の浅い担当者は、上司に確認を取ったりしていたそうですが、最終的には署名をしたこの担当者の方の一存もあります。
そうでなければ、観光ビザを延長した事で不法滞在される可能性がありますから。
そしてVISAが切れても、僕のように右往左往している当該者が何処にいるのかと言うのは、把握が容易ではないはずです。
またVISAが切れそうな人が来ているのに、むしろそれを延長させて返すと言う事は、何かしらの保証が必要だと思われます。
つまり今回僕が取得したVISA は完全に信頼の上に成り立っているわけです。
ここまでしてくれるホストマザーには本当に頭が上がりません。
また実は僕が日本人であったこともラッキーで、例えば数日でVISA申請ができるものとして就労ビザなどが提案されましたが、これも日本人であるが故にVISA申請が容易であると言うことも説明されました。
これは差別などではなく、日本人のパスポートを持つ人が、現地で犯罪を起こしたりすることが極めて少ないので、時間をかけつつもパスポートの信頼を高めてきた証です。
今回はホストマザーの熱意と幸運の連続で、国外退避を回避できました。
ここで皆さんに1番お伝えしたいのは、外国人局と交渉をする際は「ドイツ人に同伴してもらえ」ということです。
流石に僕のホストマザーのように粘り強く交渉してくれる人はそういないと思いますが、ドイツ語力も含め必ず交渉の力になってくれるはずです。
※ちなみに今回の記事は自分に対する戒めも含めて書いています。これが適応されることはまずないと思っていただき、変なことには使わないでください。
こんなことを言いつつも、僕は初めてのVISAは1人でした。この時にも外国人局のミスが発覚し、交渉し解決できているは…
ということで次回はドイツ人が同伴した時とそうでない時の交渉について僕の具体例も含めご紹介します。
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