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2019年11月25日

ヨーロッパでよく見かけるBIO(ビオ)って何? 「真のBIO」の真相とは?

この記事は3〜5分で読めます。
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ヨーロッパのBIOマーク

Hallo

こんにちはニールです。僕は現在、ドイツのノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

今回は先日の記事「ヨーロッパのスーパーで売られているBIOは偽物?」のコメントでいただいたBIO(ビオ)について詳しく見ていこうと思います。

BIO製品とは日本でいうところのオーガニック





もうこの一言で片付いてしまうような気がしますが、今回はその辺について詳しく説明していきます。

BIOのマークはEU内で法定されたもの


ヨーロッパのスーパーでは、以下のマークを見かけることが多々あります。

これはその商品がBIO製品であることを証明しています。そしてその証明は法的に定められたものであるために、農家では年に2回程度、BIOの規定を満たしているかの検査が来るそうです。


BIOの規定とは…


EUで定められているBIOの規定については以下のものがあげられます。

  • 遺伝子組み換えでない
  • 無農薬
  • 家畜には抗生物質などが使われていないこと
  • X線やガンマ線を浴びていないこと
  • 合成着色料や保存料が使われていないこと


等があげられています。

また加工製品についても95%以上がBIOであり、残りの5%も決められた材料しか使えません。

BIOでない製品は農薬やX線などを使うことによって、害虫を排除したり成長を早める効果があります。一方、BIO製品にはこういったものが使えないため、BIOでない製品よりサイズが小さかったりきれいに見えないこともあります。

しかしそれこそが科学的に操作されていない本来のカタチに近いというわけです。


ヨーロッパの規定より厳しい既定のBIO製品たち


ここまでがごく普通のスーパーで売られているBIO製品のほとんどだと思います。しかしこのEUの法で定められたマークが使われ始めたのは2010年からで、もちろんそれ以前にも様々な機関がオーガニック製品の生産販売に規定などを設けてきました。

ドイツで見られるEUのBIO規定を超えるものとしては

  • DEMETER
  • NATURLAND
  • BIOLAND


等があります。

こういった証明はEUのBIO規定ができる前から存在していて、EUのBIO規定より内容がさらに細かかったり厳しかったりします。

また最近では州が独自にこういった規定を設けているところも出てきていて、ますますBIOに対する人々の関心が高まってきているのが分かります。


「真のBIO」ことDEMETER(デメター)

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このDEMETERについてはホストファミリーがこのマークを取得しています。

またEUのBIO規定が定まるはるか前の1928年ごろからこのマークが使われ始めました。世界大戦などの時代背景にもまれつつも現在に至ります。

僕が聞いたり調べたりした中ではドイツで最難関の証明であり、この証明を取得するのには少なくとも2年はかかるらしいです。

DEMETERの規定によると、EUのBIO規定では認められている天然由来の香料でさえ禁止されていたり、肥料についても認められている原料の種類が極めて少なくなっています。

また家畜については角がある場合でも除去が認められていなかったり(角は危険ですから、他の製品では除去することが多いようです。)、エサの原料や輸送時の距離が制限されていたり、区画ごとの家畜の数が少なく規定されていたりします。
例えば鶏の数を見てみると
1haあたりに飼える鶏
      EUのBIO規定 DEMETER
卵用鶏   230羽     140羽
食用鶏   580羽    280羽


となっています。食用の鶏に関しては数に2倍以上の差があります。

なるほど、こうしてみるとBIOの方がDEMETERより「混んでいる」という事になりますね。

これが以前の記事で僕が「真のBIO」と形容した由縁です。

DEMETERの基準を満たしていれば、優にEUのBIO基準も越えてますからね。


BIOの洋服


BIOより厳しいBIOについてはさておき、洋服などでもオーガニックの表記を見ることがあります。
これはつまりオーガニック由来の素材で作られた服ということです。

ドイツの特に小さい子持ちの家庭では「Mede in ○○」まで確認するくらいこだわるところが多いので、素材も非常に気にしています。

大人も、化学繊維などを嫌う人が日本よりもはるかに多いので、僕の感覚でですが素材までしっかりこだわった商品が増えているなというところです。




やはりBIO製品というのは手間暇がかかる分、BIOでない製品より高くなっています。そのため今後増えていくのが予想されているとはいえ、ドイツ国内での食材の全体売り上げのうちBIO製品の売り上げはわずか5.5%にとどまっています。

現代の科学技術の進歩もありつつも、こういった活動は生物としての原点回帰に向かっているのかなと個人的には思います。

またホストファミリーから話を聞いたり、調べたりしていてBIO製品はヒトにとってはより健康で、環境にも優しいものなんだと改めて感じました。

これまでは、なんだかんだBIOよりも安くて量の多いほうがコスパが良いと思っていましたが、今後ウーファーが終わってもこのことについてはよく考えていきたいですね。

ちなみに調べていた際に知ったのですが、日本のオーガニックにはJASオーガニックのマークがあるようです。日本にいる皆さんぜひ探してみてください。

そして僕は見た記憶がありませんから、ぜひ見せてください(笑)
それくらいオーガニックとは無縁の生活をしていたんです。ウーファーになるまでは…

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プロフィール
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ニール
幼少期の海外旅行を機に海外に興味を持つ。

高校時代には海外旅行のためにアルバイトをし、旅をする。
そこで訪れたドイツを留学先とする。

高校卒業後に単身ドイツに留学。
現地ではドイツ語を勉強しながら、日本語や文化のセミナー開催やブンデスリーガベースボール2部てプレー。(語学学生ビザ)

日本に帰国し、短期大学を首席で卒業。
幼稚園教諭2種免許を取得。

オペアとして再渡独。 (オペアビザ)

ウーファーとして旅を続ける。(観光ビザ)
現在に至る
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