今日はフラっと小旅行に出ており、ただいま日本上空でございます
リフレッシュしてきたいと思います〜
さて、先日経産省で行われた会議につき、FITとインボイスの件でイロイロ書きましたが、同会議において、ヒジョーに気になるネタも議論されてますので、今回はそちらについて書いてみたいと思います。
既存FITに事後的蓄電池増設が可能に?
イヤー、従前より本ブログにて書いてきてるんですが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてエネルギー自給率の向上は国策として急務。既存FITはすでに系統連系できており、パネル下のスペースもあるので、蓄電池の事後的増設について早急に制度として検討すべき、と吠えまくって来たんですが、当方の遠吠えが経産省にも届いたんでしょうか、なんとなんと既存FITへの蓄電池導入が検討テーブルに乗ってきました!イヤー、経産省さんGJです!
それでは具体的な中身についてみてみましょう。資料は以下となります。
再エネの大量導入に向けて
どんな議論がなされたかというと、、
赤で囲ったところがポイントです。そうなんですよ。再エネの大量導入こそ、日本のエネルギー自給率を向上させ、安全保障に直結する重要なテーマなんですよね!こうして明言頂けると心強いですね〜
で、資料でイロイロ書いてあるんですが、ポイントを絞ってUPします。
では、どのようにして再エネを大量導入していくんでしょうか。発電量に変動要素の多い再エネですのでそのキーワードは必然的に蓄電池というお話になるんですが、以下の資料の赤枠を見てください!
おぉぉぉ、既存再エネへの蓄電池活用について、明言されてます!やりましたー!!
では、具体的にどうやるんでしょうか。
赤枠の部分。現行の発電側併設蓄電池設置ルールの見直しを行うとあります!
それでは現行のルールをおさらいしておきましょう。
イロイロ書いてますが、要は既存のFIT認定案件に事後的蓄電池を追加すると最新単価に単価落ちするよと書いてます。旨味がないので事実上誰もやらない、というコトになってます。また、例外的に蓄電池の電気を区分計量してFIT外で売るならいいよとありますが、これだと蓄電池部分のみNon-Fitとなり、めんどくさいので誰もやりません。唯一FIPでは単価落ちなしに事後的蓄電池OKになってますが、そもそもまだFIP発電所はこの世に存在してない(ですよね?)はずで、誰もやってません。
つまるところ、FITであれFIPであれ、加速度的に蓄電池が展開される要素ゼロ、という現状でございます。
イケてませんね〜
で、ちょっと気になる部分が出てきたんですが、系統から蓄電池に充電する件です。当方的には蓄電池は発電所からの充電、例えばピークカット部分や抑制の際に利用するのかなぁっと思ったりしてたんですが、確かに系統から蓄電しちゃうという道もありますね。コレだと電気の安い時間に充電して、高い時間に放電するというスキームが構築できそうです。ただし、、、
上記赤線の通り、現行ルールでは禁止されているようです。
それでは一体どのような新ルールになるんでしょうか?
長くなりましたのでいったん切ります!
これはもしかしたらビッグチャンスがやってくるカモですよ〜
引き続きガンガン行っちゃいましょう〜!
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※編集後記※
イヤー、どうやら楽しみな時代になってきそうです。FITへの事後的蓄電池は国民負担の増大が懸念されているようですが、逆に安定した再エネ電気が量産され、系統が安定する方が電気代が安くなって国民負担の軽減につながりますよね〜。電気料金の値上がり対策は待ったなし!いい取り組みとなりそうですね!
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