2022年09月15日
『The Mist (2007)』★Movies & TV series 2022(75)★
<個人的な評価:10点中5.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Stephen King の中編小説『霧』が原作のSFホラー映画。
監督・脚本は、Frank Darabontで、過去に『The Shawshank Redemption』、『The Green Mile』など、私が好きな作品を手がけている。この作品は前から知ってたが、SFホラーとはわかっていたが、エイリアンや化け物ジャンルとは知らなかった。SF系のホラーも色々あって好きなジャンルなんだけど、化け物系は、実はあまり好きじゃない笑。化け物系とわかった時点で、観るのやめようかなと思ったが、まあ、キング原作と思って、とりあえず、最後までみたら、やっぱり微妙だった。
エンディングは、絶望。
絶望。
絶望!!!!
まあ、主人公にとっては絶望だな。
急に妙な霧に襲われて、霧の中には未知の殺戮モンスター(グロい)が沢山いる。
そのモンスターは、軍の研究所から、出てきてしまったもの。(ドラマ、Stranger Things のように、軍の研究で、別の世界の扉を開いてしまって、そこからやってきたモンスター)
途中から、あの宗教女の言う通りじゃないの?と思ったり、あのままスーパーマーケットにいた方が安全なんじゃないの?とは思った。主人公グループの行動は正しいのか否かとモヤモヤが残るなか、主人公グループがどうせ助かるんだろうなーと思ってたら、やはり、スーパーマーケットに残ってた方が、安全だったという、どんでん返し!!!やっぱりか!!私があの中にいたら助かったって事だね笑。主人公グループの行動に対する私のモヤモヤの霧が晴れたわ。ただのSFモンスター系じゃなく、この作品は、人間の驕りを描いているんじゃないかな?科学を求めるあまりに研究をしまくって踏み入れてはいけない領地に踏み入れる人間。遺伝子改造したりとか、自分勝手に行動をしたりとか、都合悪くなったら自殺したりとか、人間ってワガガマだから、これは神の怒りだーって宗教女は言ってた。過激な人だが、あながち全否定もできないし、あの人を全否定する主人公グループの方が、死亡フラグたってるんじゃない?とは思った。
ちなみに、既婚者である主人公にベタベタしてた女教師は、うぜーなと思った。「人間の根っこは善」という信条らしく「人間は罪人」という宗教女と対立していた。宗教女もウザいが、私がもっと嫌いなのは、あの女教師みたいな女なんだよね。なんつーか、こういう女に限って不倫しそうというか偽善者というか。不倫できる前に死んだけどな。ざまあみろ笑。主人公の妻が亡くなったのを知った瞬間、喜んでいる感じがしたわ。作中では、良い人に描かれているが、なんか、こういう女、苦手なんだよね。良い人ぶっているが不倫しそう。
ちなみに、私はクリスチャンではないけど「人間は誰もが罪人」と思っているので、人間は簡単には信用しない。
根っこが善の人もいれば、根っこから腐っている人もいる。でも人間は生きていれば、何かしら罪を犯すもの。根っこが善の人も罪をおかす。大きい罪、小さい罪。ちなみに怠慢も強欲も色欲も罪だ。(7つの大罪)欲こそが人間の罪。でもみんな欲はもっている。だから完璧な人はいない。そこから、どのように欲をコントロールして、モラルを保ち、失敗を繰り返さず成長して、できるだけ徳を重ねる事が大事だと思う。
最近の人間は欲望のままに行き過ぎ。
特にポリコレ信者とか、欲望の塊じゃん。自分の思い通りに行かなければ、差別!といって吠える。
最近の人間というか、ポリコレ信者は、欲も正義!みたいな感じで、好き放題に生きているからな。
人種差別反対には同意だけど、なぜ人種差別反対から、ああ過激になってしまうのだろうか、ポリコレは。
貧しければ窃盗をしてもいいと犯罪者を擁護する人もいれば、愛がなければ不倫をしてもいいと不倫を美化する人もいれば、病的なデブでも美しいと自画自賛するデブもいれば、トランスジェンダー改造して合併症で死んでしまう人もいれば、美容整形依存になって美容整形で命を落としてしまう人もいる。
そして医者の責任にする。
医者の責任にしても、命はかえってきません。
窃盗や不倫は、糞くらえだが、個人的に、美容整形やLGBTとかに私は反対しないけど、何事もほどほどにした方がいいんじゃないのとは思う。美容整形依存症とか、女子更衣室を使う自称女のムキムキ男とかさ。オリンピックにも変な自称女がいたよね。あと、人体改造しすぎて、グロになるのは本当にグロい。
人間の欲望はどこまでいくのか.......
この映画は、軍が、過激な研究を繰り返して、開いてはいけない扉が開いてしまったがゆえに生じた人災だ。自然災害ではなく、れっきとした人災だ。
だから、Stephen Kingは、ただのモンスターホラー映画ではなく、この映画を通して、人間の自分勝手さも表している。
息子が亡くなったのは可哀想だな。主人公は心中しようとした。でも結果的に自分が一人で助かってしまった。これこそが絶望。
それにしても、主人公の近所に住んでいる弁護士の黒人。あいつマジでウザかったな。中盤で死んだけど。
スーパーマーケットの副店長は、いい人で好きだったけど、助かると思ったら死んだ。彼は、あの宗教女を殺害した。そのあとに、モンスターに無残に殺されたから、まさか本当に宗教女が正しくて天罰が下ったんじゃないの?と思った。そもそも、あの宗教女、モンスターに襲われた時、「私の命をささげます」って怯えながら言ってたんだよね。その後にモンスターは去った。そういう描写もあって、やはり彼女が言う通り、これは人間に怒った神の裁きなのか?と思ったりもした。
結果的に、彼女の言葉を信じて、スーパーマーケットに残った人たちは全員助かったね。
一番のバッドエンドは主人公。
主人公Davidを演じてた俳優Thomas Janeは、当時、イケメンだったな。
怪奇現象的なSFホラーを期待してたが、ちょっと期待ハズレだったわ。
作品としては面白いと思うけど、私の好みではなかったな。絶望エンドだし。
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