2019年05月13日
ベランダのFRP防水修復をDIYで行う(第一弾)
住宅会社の定期点検で2階ベランダの塗装がところどころはがれて、下のFRP樹脂が見えている状態で、すでにFRPの劣化が始まっている。その上一部FRPの浮が確認されるとのことで今すぐにでも修復作業を行わないと雨漏りの心配があると指摘され見積もりを取ると、なんと100万円以上かかるとの事。
このベランダは1階部分を12年ほど前に増築し、その上を思いきり広いベランダにしたものです。それにしても、10年余りで100万単位の修繕費がかかるのでは、年金暮らしの身としては、これから先も平穏には暮らせそうもない。
修繕の方法としては、FRP樹脂をはがして最初から施工するのは無理のようで、今あるFRP層の上に新たに3層のFRP防水を行うと言うもので、確かに面積が広いので大変そうではあります。
そこで、PRF防水とは何か?から始まり、色々調べてみるとネットにはFRP防水のやり方が結構たくさん出てきます。ただしほとんどは、トップコートのみの再塗装のやり方で、その下のFRP防水の補修はプロが行う様子が上がっているだけで、詳しいやり方はほとんどありませんでした。
しかし、相当数の人が同じ悩みを抱えていることはサイトの数からいっても想像がつきます。そこで、全くの素人がどこまでできるか挑戦して見ることにしました。
目次
FRPの状態を調べる。 修復計画を立てる。 実際の作業開始 表面の荒らしとアセトン清掃
↓↓↓
広いベランダのうち、一番雨漏りの可能性があると指摘された排水溝周りのFRPの状態を見るため、できる限りトップコート部分をはがしてみた結果
やはりこの部分が一番ひどく、このままでは雨漏りがしても不思議ではないと思われる。その他の部分もトップコートがはがれている個所でFRP層の状態を見た限りでは、そんなに損傷が激しいとは素人目には映らなかった。(今回行った全体の三分の一の範囲ではの話です。後日判明したのですが、残りの部分の中にもっとひどいところがありました。この件はまた後日詳しく書きたいと思います。)
トップコートをはがしてみてひどい箇所だけFRP層を2重に施工してその他はトップコートを全体に塗りなおすだけで行こうと思ます。
部分的に、はがれそうなトップコートを剥いでみた結果。この作業が思いのほか大変で簡単にはがれてしまう箇所もあればなかなか剥がれない個所もあり、どの程度きれいにすればよいのかがわからないので、今回は全体の3分の1程度を行ってみることにする。
塗装は切れ目なく全体を一度にやった方が良いのは解っているが、使う道具の問題、人数と体力的な問題、時間の問題、天候の問題などを考慮すると、とても全体を行うのは無理であると結論づけた。
工程一覧
このうち3番から8番まではできれば1日で終わらせたい。(プライマー塗から次の作業はその日に終わらせた方が次の塗料の食いつきが良いようです)
この作業量からみても広範囲を一度に行うのは無理だと判断した。
1. 剥がれかかったトップコートを剥がす。
今回は家庭用の高圧洗浄機で挑戦して見た。モードはサイクロンジェットノズルと言う一番強力モードで行うと、思ったより順調にはがれたが、これは塗料がひび割れして浮いている証拠ではないでしょうか。
安いセット販売では、オプション扱いになるサイクロンジェットノズルをお忘れなく、これが無いとなかなか難しい。
ある程度はがしたところで塗装の状態をチェックしてみると、剥がれかかっているのに剥がれない状態が多く存在する。時間をかければ徐々に剥がれていくようだ。
しかし、時間と水道代が気になるので、「皮すき」と呼ばれているペンキはがし用ヘラを併用してはがしていきます。今回は知り合いにマルチサイディングカットソーを持っている人がいたのでこれも使ってみました。
普通ではこんな道具は手に入らないので、地道に手作業で行うこのになります。
皮すきとは金属製のヘラで塗装などのはがれかけの部分に押し当てて塗料をはいでいくのに使うものです。
実際使ってみて案外役に立ったのが、この金属製のコーキングへらでした。金属部分はステンレス加工をスキ加工してあって、弾力性に優れ表面はフッ素樹脂加工がしてあるもので、壁などのコーティング時に使うものですが、はがれかけたトップコートの下に潜り込みやすく、硬い皮すきとこのコーキングへらを場所によって使い分けると効率が良かったです。
この機種は、切る・はがす・削るができるマルチタイプですので1個あると便利です。ただし、音が大きいので使う時間帯を気を付けた方が良いです。
色々な道具を使う事が出来たので案外早く終わるかと思いましたが、専門の道具を使ってやっていくと、丁寧にやればやるほど次から次へとはがれていくのでどこまではがせばよいのかがわからなくなり、この作業に3日間もかかってしまいました。それでもはがれないところははがれませんが、プロのサイトを見るとはがれるところだけでよいと書いてありますので、少しこの作業に力を入れ過ぎたのかもしれません。
2. 表面をサンドペーパーで荒らし、アセトンで清掃
全体をサンドペーパーをかけて凹凸をなくし(特に残っている塗料の境目)次に塗るプライマーの食いつきをよくするため表面に荒いキズを付ける作業です。サンドペーパーは30番から40番と言われていますが、手に入りやすいのは40番からのようです。この作業はものすごい粉が出るのと中腰での作業になりますので相当きついです。そこで、ディスクグラインダーを知人からお借りしてやってみましたが、交換用ディスクの規格が良くわからないので、木工用のなるべく目の粗そうなものでやってみましたが、この作業には相当の慣れが必要なようで初めての作業ではなかなか安定せず。深く削りすぎそうでほどほどにしておきました。やはり最後は手作業でサンドペーパーをかける羽目になりました。
やはり初心者はサンダーの方が使いやすいと思います。この作業で使うだけなら、高価なものではなくてよいと思います。#60のペーパーヤスリも付属しています。
削り粉を片付けたら全体をアセトンでふき取ります。この作業は特に下地がFRP樹脂の場合表面にワックスが浮き出てきましてそのままでは次の塗料をはじいてしまいます。このワックス除去が充分にしてないと、塗装剥がれの原因になるようです。
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このベランダは1階部分を12年ほど前に増築し、その上を思いきり広いベランダにしたものです。それにしても、10年余りで100万単位の修繕費がかかるのでは、年金暮らしの身としては、これから先も平穏には暮らせそうもない。
修繕の方法としては、FRP樹脂をはがして最初から施工するのは無理のようで、今あるFRP層の上に新たに3層のFRP防水を行うと言うもので、確かに面積が広いので大変そうではあります。
そこで、PRF防水とは何か?から始まり、色々調べてみるとネットにはFRP防水のやり方が結構たくさん出てきます。ただしほとんどは、トップコートのみの再塗装のやり方で、その下のFRP防水の補修はプロが行う様子が上がっているだけで、詳しいやり方はほとんどありませんでした。
しかし、相当数の人が同じ悩みを抱えていることはサイトの数からいっても想像がつきます。そこで、全くの素人がどこまでできるか挑戦して見ることにしました。
目次
FRPの状態を調べる。 修復計画を立てる。 実際の作業開始 表面の荒らしとアセトン清掃
↓↓↓
FRP樹脂の状態を調べてみる。
広いベランダのうち、一番雨漏りの可能性があると指摘された排水溝周りのFRPの状態を見るため、できる限りトップコート部分をはがしてみた結果
- @の2層目のFRPの端がはがれている
- Aガラス繊維の端がむき出しになっている
- B変色なのか他と比べて黒っぽい(充分乾燥させてあるので水分ではないと思う)
やはりこの部分が一番ひどく、このままでは雨漏りがしても不思議ではないと思われる。その他の部分もトップコートがはがれている個所でFRP層の状態を見た限りでは、そんなに損傷が激しいとは素人目には映らなかった。(今回行った全体の三分の一の範囲ではの話です。後日判明したのですが、残りの部分の中にもっとひどいところがありました。この件はまた後日詳しく書きたいと思います。)
自分で出来そうな修復計画を立てる
トップコートをはがしてみてひどい箇所だけFRP層を2重に施工してその他はトップコートを全体に塗りなおすだけで行こうと思ます。
部分的に、はがれそうなトップコートを剥いでみた結果。この作業が思いのほか大変で簡単にはがれてしまう箇所もあればなかなか剥がれない個所もあり、どの程度きれいにすればよいのかがわからないので、今回は全体の3分の1程度を行ってみることにする。
塗装は切れ目なく全体を一度にやった方が良いのは解っているが、使う道具の問題、人数と体力的な問題、時間の問題、天候の問題などを考慮すると、とても全体を行うのは無理であると結論づけた。
工程一覧
- 剥がれかかったトップコートを剥がす。
- 表面をサンドペーパーで荒らしアセトンで清掃
- プライマーを塗る
- 乾いた後に再度サンドペーパーで荒らしてアセトンで清掃
- FRPの痛んだ部分の上にFRP層を作る酷いところは2回繰り返す
- FRP層を作ったところだけプライマーを塗る
- 乾いた後にサンドペーパーで荒らしアセトンで清掃
- トップコートを塗る
このうち3番から8番まではできれば1日で終わらせたい。(プライマー塗から次の作業はその日に終わらせた方が次の塗料の食いつきが良いようです)
この作業量からみても広範囲を一度に行うのは無理だと判断した。
実際の作業開始
1. 剥がれかかったトップコートを剥がす。
今回は家庭用の高圧洗浄機で挑戦して見た。モードはサイクロンジェットノズルと言う一番強力モードで行うと、思ったより順調にはがれたが、これは塗料がひび割れして浮いている証拠ではないでしょうか。
安いセット販売では、オプション扱いになるサイクロンジェットノズルをお忘れなく、これが無いとなかなか難しい。
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ある程度はがしたところで塗装の状態をチェックしてみると、剥がれかかっているのに剥がれない状態が多く存在する。時間をかければ徐々に剥がれていくようだ。
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しかし、時間と水道代が気になるので、「皮すき」と呼ばれているペンキはがし用ヘラを併用してはがしていきます。今回は知り合いにマルチサイディングカットソーを持っている人がいたのでこれも使ってみました。
普通ではこんな道具は手に入らないので、地道に手作業で行うこのになります。
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色々な道具を使う事が出来たので案外早く終わるかと思いましたが、専門の道具を使ってやっていくと、丁寧にやればやるほど次から次へとはがれていくのでどこまではがせばよいのかがわからなくなり、この作業に3日間もかかってしまいました。それでもはがれないところははがれませんが、プロのサイトを見るとはがれるところだけでよいと書いてありますので、少しこの作業に力を入れ過ぎたのかもしれません。
2. 表面をサンドペーパーで荒らし、アセトンで清掃
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