2022年03月30日
Windows10ネットワークで時々繋がっているはずのパソコンが見えなくなる。
ネットワークで何台かのパソコンでファイル共有を行っている人は結構いると思います。
この時の問題点については私のブログでも何回かあげてきました。ほとんどは、最初の設定の問題ですので、「ネットワークでファイル共有できない時の解決策一覧」などを見ていただければ、原因が見つかり、修正をすればその後はスムーズにファイル共有が行えています。
しかし、家庭内にサーバーなど常時起動しているパソコンが無い環境で多いようですが、時々ネットワーク内に見えないパソコンが現れるのです。昨日までは見えていたのに、気が付くとつながっているはずのパソコンが見えないのです。ショートカットを作っておけば問題なくファイル共有は行えるので、間違いなくつながってはいるのです。
↓↓↓この現象についての解決策を調べてみましたので続きをご覧ください。
この現象は、同時にすべてのパソコンで起こるものではなく、特定のパソコンだけで起こるものでもない。表示されないパソコンは1台であったり、複数であったり色々である。再起動をすると、ほとんどは解決するが、また再発する。
このような症状からすると、イーサネットの共有詳細オプションの設定や、SMBv.1.0の問題ではないと思われます。
現象を再現しないと、検証も難しいので、Windows10パソコン3台でネットワークを組み実験をしてみることにしました。
実験に使用したパソコン
PC1 Win10 Home 64bit OS Ver21H2
PC2 Win10 Pro 32bit OS Ver21H2
PC3 Win10 Pro 32bit OS Ver21H2
ネットワークは、プライベートネットワークでIPアドレスはルーターからの自動取得です。
通常ではネットワーク表示に、3台とも表示されています。
ところが、翌日パソコンを立ち上げたところ、PC2とPC3のパソコンでPC2のパソコンが表示されない状態となり、さっそく、2台のパソコンで症状を確認することとなりました。この時、もう1台のパソコンPC1には正常に3台とも表示されています。
この症状の出ているパソコンを再起動させた結果、2台とも正常に表示するようになったのですが、その後、通常の使い方で2〜3時間経過後に、同じく2台のパソコンで、症状が出始めたのです。
この環境でこんなに頻繁に症状が出るとは思っていなかったので少し意外です。通常仕事で使っていたネットワーク(サーバーとかNASなど常時起動しているパソコンが何台かある環境)では、数か月に1度この現象が出るか出ないかぐらいの頻度でしたので、そのパソコンを再起動すれば問題はないと思っていましたが、これでは原因を探らなければと思い立ったわけです。
ここでヒントになるのが、PC1のパソコン1台だけ正常に表示できてる点です。
表示されるネットワーク情報はマスターブラウザとなったネットワークの中の1台のパソコンの持っている情報のはずですから、ここで、正常に表示しているパソコンがマスタープラウザで、ほかのパソコンはマスタープラウザの情報(ブラウズリスト)をうまく読み込めていないと言う事ではないかと推測できます。
今回はWindows10のパソコンだけでネットワークを組んでいるので、Windows10パソコンがマスタープラウザになってるはずです。普通に考えれば、マスタープラウザとほかのパソコンの情報が違うのはブラウズリストが更新されるまでの短時間のはずです。この問題はこの辺りにありそうです。
そういえば、何年か前のWindows10のバージョンにマスタープラウザの不具合があるという報告を目にしたことがありました。その後のバージョンアップで解消したような噂は聞いたことがあるのですが、マイクロソフトからの発表は気づきませんでした。
この影響であれば、Windows10以外をマスタープラウザにすれば解消するはずです。それで、Windows serverやLinux OSのサーバーやNASなどが混在している環境では、この症状が現れないのかもしれません。
しかし、こんなに頻繁に出る症状があまり問題にならない理由が、何かあるはずですのでもう少し、このネットワークの環境を見直してみると、OSがWindows10 Homeで64bitとWindows10 Pro32bitの2種類があることが何か関係しているかもしれないと言う事で、現象が出ている時のマスタープラウザはどのパソコンなのかを調べてみると、同時に電源を入れると、必ずWindows10 Homeのパソコンがマスタープラウザになっていました。
これは、このパソコンが一番起動が早いのが原因らしいです。
そこで、他のパソコンをマスタープラウザにしてみることにしました。
方法は極めて簡単です。現在のマスタープラウザのPC1を再起動すれば他のパソコンがマスタープラウザに自動的になります。
または、他のパソコンが起動してからこのパソコンを立ち上げるだけです。すべてのパソコンがWindows10であれば、最初に起動したパソコンがマスタープラウザになるからです。
結果は正解でした。どのパソコンのネットワーク表示も正常に戻りました。
この時、マスターブラウザーのブラウザーリストは変更されても、他のパソコンがブラウザーリストを見に行くタイミングで、すぐには変更されない場合があります。必ずネットワーク一覧を再表示マークをクリックして再表示させてください。
これで表面的な原因はわかりましたが、OSがHomeだからなのか、このパソコンのハード的な仕様の問題なのかまではわかりません。
今のところ、HomeとProの違いにこのような機能的な違いが見つからないので、本来はHomeの違うパソコンをネットに参加させて実験をすべきですが、今回のネットワークでは、このパソコンをマスターブラウザにしなければ良いところまでは分かりました。それを踏まえて対策を考えてみます。
レジストリーを書き換える方法
マスタープラウザにしたくないパソコンのレジストリーを書き換えマスタープラウザにしないようにする。
スタートボタンの右横の検索窓に「regedit」と入力して表示される検索結果の中から「レジストリエダティー(アプリ)をクリックする。
ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので、「はい」をクリックする
レジストリエダティーが表示されるので「HKEY_LOCAL_MACHINE]をクリックしてその中に表示される「SYSTEM」をクリックする。
その中に表示される「CurrentConrolSet」をクリックして表示される「Services」をクリックする。
「Browser」の「Parameters」をクリックすると表示される一覧の中より「MaintainServerList」をダブルクリックする。
文字列の編集画面が表示されるので値のデータ欄を「Auto」から「No」に書き換えて「OK」をクリックしたら、レジストリエダティーを終了させてください。
パソコンを再起動すると有効になります。
これでこのパソコンは、マスタープラウザになりません。ただし、これで解決ではありません。
この状態だと、このパソコンが最初に電源が入ったときに、次のパソコンが追加されても、マスタープラウザにはならなくて、どのパソコンもマスタープラウザになれない状態が発生します。
これでは正しいネットワークの表示はできませんので、他のマスタープラウザになってもよいパソコンすべての、レジストリの「MaintainServerList」の値を「Yes」に書き換えてください。
方法は、マスタープラウザにしたくないパソコンと同じ手順で、「MaintainServerList」の値を「Auto」から「Yes」に書き換えることになります。
これで、どのパソコンから立ち上げてもネットワーク表示は、問題ありませんでした。
とりあえずその場で解決したい場合
マスターブラウザになっていると思われる1番最初に起動させた、Windows10のパソコンを再起動する。
このパソコンの見分け方は、1番最初に立ち上げたパソコン。わからない場合の簡単な見つけ方は、ネットワーク表示ですべてのパソコンが正常に表示されているパソコンになります。
ネットワーク表示には時間がかかる場合がありますので、必ず再表示マークをクリックして最新の状態にして確認をしてください。
これで2番目に起動させたパソコンがマスタープラウザになりますが、マスタープラウザになってはいけないパソコンが複数台ある場合には、これでもダメな場合があります。その場合は、このパソコンも再起動すれば、3番目に起動したパソコンがマスタープラウザになりますので、正常表示されることと思います。
根本的にに解決する
マスタープラウザになってはいけないパソコンの、レジストリの「MaintainServerList」の値を「Auto」から「No」書き換える。
その他のパソコンのレジストリの「MaintainServerList」の値を「Auto」から「Yes」に書き換える。
全部のパソコンがマスタープラウザにできない場合
今のところこの現象はOSがWindows10で最近のバージョンのものが多いです。ただし、古いパソコンをWindows10にアップデートしたものにはほとんど見られないのが現状です。
すべてが新品のパソコンで組まれたネットワークの場合、すべてが駄目の場合も考えられます。このような場合には、Windows server OSやマスタープラウザにすることができるNASなどの導入を考える必要があります。
今回の実験では、解決しましたが、Windows10だけのネットワークでマスタープラウザにしてはいけないパソコンがある原因までは、究明できませんでしたので、今後も、バージョンアップのたびに注視していかなくてはならないと思います。
今後の実験で、新しいことが分かりましたら、追加の発表を行いたいと思います。
シニアにも役立つ豆知識へ
シニアの知って得する豆知識へ
この時の問題点については私のブログでも何回かあげてきました。ほとんどは、最初の設定の問題ですので、「ネットワークでファイル共有できない時の解決策一覧」などを見ていただければ、原因が見つかり、修正をすればその後はスムーズにファイル共有が行えています。
しかし、家庭内にサーバーなど常時起動しているパソコンが無い環境で多いようですが、時々ネットワーク内に見えないパソコンが現れるのです。昨日までは見えていたのに、気が付くとつながっているはずのパソコンが見えないのです。ショートカットを作っておけば問題なくファイル共有は行えるので、間違いなくつながってはいるのです。
↓↓↓この現象についての解決策を調べてみましたので続きをご覧ください。
この独特の現象の詳細
この現象は、同時にすべてのパソコンで起こるものではなく、特定のパソコンだけで起こるものでもない。表示されないパソコンは1台であったり、複数であったり色々である。再起動をすると、ほとんどは解決するが、また再発する。
このような症状からすると、イーサネットの共有詳細オプションの設定や、SMBv.1.0の問題ではないと思われます。
現象の再現
現象を再現しないと、検証も難しいので、Windows10パソコン3台でネットワークを組み実験をしてみることにしました。
実験に使用したパソコン
PC1 Win10 Home 64bit OS Ver21H2
PC2 Win10 Pro 32bit OS Ver21H2
PC3 Win10 Pro 32bit OS Ver21H2
ネットワークは、プライベートネットワークでIPアドレスはルーターからの自動取得です。
通常ではネットワーク表示に、3台とも表示されています。
ところが、翌日パソコンを立ち上げたところ、PC2とPC3のパソコンでPC2のパソコンが表示されない状態となり、さっそく、2台のパソコンで症状を確認することとなりました。この時、もう1台のパソコンPC1には正常に3台とも表示されています。
この症状の出ているパソコンを再起動させた結果、2台とも正常に表示するようになったのですが、その後、通常の使い方で2〜3時間経過後に、同じく2台のパソコンで、症状が出始めたのです。
この環境でこんなに頻繁に症状が出るとは思っていなかったので少し意外です。通常仕事で使っていたネットワーク(サーバーとかNASなど常時起動しているパソコンが何台かある環境)では、数か月に1度この現象が出るか出ないかぐらいの頻度でしたので、そのパソコンを再起動すれば問題はないと思っていましたが、これでは原因を探らなければと思い立ったわけです。
思い当たる原因をあげてみる
ここでヒントになるのが、PC1のパソコン1台だけ正常に表示できてる点です。
表示されるネットワーク情報はマスターブラウザとなったネットワークの中の1台のパソコンの持っている情報のはずですから、ここで、正常に表示しているパソコンがマスタープラウザで、ほかのパソコンはマスタープラウザの情報(ブラウズリスト)をうまく読み込めていないと言う事ではないかと推測できます。
今回はWindows10のパソコンだけでネットワークを組んでいるので、Windows10パソコンがマスタープラウザになってるはずです。普通に考えれば、マスタープラウザとほかのパソコンの情報が違うのはブラウズリストが更新されるまでの短時間のはずです。この問題はこの辺りにありそうです。
そういえば、何年か前のWindows10のバージョンにマスタープラウザの不具合があるという報告を目にしたことがありました。その後のバージョンアップで解消したような噂は聞いたことがあるのですが、マイクロソフトからの発表は気づきませんでした。
この影響であれば、Windows10以外をマスタープラウザにすれば解消するはずです。それで、Windows serverやLinux OSのサーバーやNASなどが混在している環境では、この症状が現れないのかもしれません。
しかし、こんなに頻繁に出る症状があまり問題にならない理由が、何かあるはずですのでもう少し、このネットワークの環境を見直してみると、OSがWindows10 Homeで64bitとWindows10 Pro32bitの2種類があることが何か関係しているかもしれないと言う事で、現象が出ている時のマスタープラウザはどのパソコンなのかを調べてみると、同時に電源を入れると、必ずWindows10 Homeのパソコンがマスタープラウザになっていました。
これは、このパソコンが一番起動が早いのが原因らしいです。
そこで、他のパソコンをマスタープラウザにしてみることにしました。
方法は極めて簡単です。現在のマスタープラウザのPC1を再起動すれば他のパソコンがマスタープラウザに自動的になります。
または、他のパソコンが起動してからこのパソコンを立ち上げるだけです。すべてのパソコンがWindows10であれば、最初に起動したパソコンがマスタープラウザになるからです。
結果は正解でした。どのパソコンのネットワーク表示も正常に戻りました。
この時、マスターブラウザーのブラウザーリストは変更されても、他のパソコンがブラウザーリストを見に行くタイミングで、すぐには変更されない場合があります。必ずネットワーク一覧を再表示マークをクリックして再表示させてください。
これで表面的な原因はわかりましたが、OSがHomeだからなのか、このパソコンのハード的な仕様の問題なのかまではわかりません。
今のところ、HomeとProの違いにこのような機能的な違いが見つからないので、本来はHomeの違うパソコンをネットに参加させて実験をすべきですが、今回のネットワークでは、このパソコンをマスターブラウザにしなければ良いところまでは分かりました。それを踏まえて対策を考えてみます。
解決方法
レジストリーを書き換える方法
マスタープラウザにしたくないパソコンのレジストリーを書き換えマスタープラウザにしないようにする。
スタートボタンの右横の検索窓に「regedit」と入力して表示される検索結果の中から「レジストリエダティー(アプリ)をクリックする。
ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので、「はい」をクリックする
レジストリエダティーが表示されるので「HKEY_LOCAL_MACHINE]をクリックしてその中に表示される「SYSTEM」をクリックする。
その中に表示される「CurrentConrolSet」をクリックして表示される「Services」をクリックする。
「Browser」の「Parameters」をクリックすると表示される一覧の中より「MaintainServerList」をダブルクリックする。
文字列の編集画面が表示されるので値のデータ欄を「Auto」から「No」に書き換えて「OK」をクリックしたら、レジストリエダティーを終了させてください。
パソコンを再起動すると有効になります。
これでこのパソコンは、マスタープラウザになりません。ただし、これで解決ではありません。
この状態だと、このパソコンが最初に電源が入ったときに、次のパソコンが追加されても、マスタープラウザにはならなくて、どのパソコンもマスタープラウザになれない状態が発生します。
これでは正しいネットワークの表示はできませんので、他のマスタープラウザになってもよいパソコンすべての、レジストリの「MaintainServerList」の値を「Yes」に書き換えてください。
方法は、マスタープラウザにしたくないパソコンと同じ手順で、「MaintainServerList」の値を「Auto」から「Yes」に書き換えることになります。
これで、どのパソコンから立ち上げてもネットワーク表示は、問題ありませんでした。
まとめ
とりあえずその場で解決したい場合
マスターブラウザになっていると思われる1番最初に起動させた、Windows10のパソコンを再起動する。
このパソコンの見分け方は、1番最初に立ち上げたパソコン。わからない場合の簡単な見つけ方は、ネットワーク表示ですべてのパソコンが正常に表示されているパソコンになります。
ネットワーク表示には時間がかかる場合がありますので、必ず再表示マークをクリックして最新の状態にして確認をしてください。
これで2番目に起動させたパソコンがマスタープラウザになりますが、マスタープラウザになってはいけないパソコンが複数台ある場合には、これでもダメな場合があります。その場合は、このパソコンも再起動すれば、3番目に起動したパソコンがマスタープラウザになりますので、正常表示されることと思います。
根本的にに解決する
マスタープラウザになってはいけないパソコンの、レジストリの「MaintainServerList」の値を「Auto」から「No」書き換える。
その他のパソコンのレジストリの「MaintainServerList」の値を「Auto」から「Yes」に書き換える。
全部のパソコンがマスタープラウザにできない場合
今のところこの現象はOSがWindows10で最近のバージョンのものが多いです。ただし、古いパソコンをWindows10にアップデートしたものにはほとんど見られないのが現状です。
すべてが新品のパソコンで組まれたネットワークの場合、すべてが駄目の場合も考えられます。このような場合には、Windows server OSやマスタープラウザにすることができるNASなどの導入を考える必要があります。
今回の実験では、解決しましたが、Windows10だけのネットワークでマスタープラウザにしてはいけないパソコンがある原因までは、究明できませんでしたので、今後も、バージョンアップのたびに注視していかなくてはならないと思います。
今後の実験で、新しいことが分かりましたら、追加の発表を行いたいと思います。
シニアにも役立つ豆知識へ
シニアの知って得する豆知識へ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11334436
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック