2023年05月25日
従来の照明器具をLEDに交換するとき知ってほしい事
少し前までLED照明器具と言えば電気代の節約ができるくらいしか思い当たらなかったのですが、今では種類も機能も進化が止まらず単なる照明の域をでて、それ自体がインテリアの主役になりつつあります。
しかし、実際に交換するとなると何を基準に選んでよいのか、この場所にはどのタイプが良いのかなど、案外難しいものです。
LED照明器具の特徴を理解して、失敗のない選択をするためにはLED照明器具の種類と特徴を知るべきです。
そこで、従来の照明器具と比較しながら最適なLED照明器具を紹介してみたいと思います。
続きをご覧ください
照明器具と言っても使い道によりいろいろなものがありますが、特徴を比べるには同じ用途用に作られている電球で比べてみるとよくわかりますのでここでは、白熱電球60WのE26型(口金の直径が26mm)の同等品のそれぞれの特徴をあげてみます。
比べる基本型は白熱電球で消費電力が60Wの一般的な電球です。これに対して、今までよく使われてきた代替え電球の基本型のクリプトン電球・電球型蛍光灯・LED電球です。ここでは、明るさを比較するのに光源から放出される光の量ルーメンという単位を使い比較しやすくしています。同じ明るさを得るために必要な消費電力や発光色などの特徴を比較してみました。
◎白熱電球
従来は電球の明るさの指標に消費電力のW(ワット)を使ってきましたが、今回比較対象にする60Wの電球はおよそ800ルーメンが平均値です。発光色は少し赤みのある独特なもので、電球色と言われるものです。
ガラス球の内側に白の塗料が塗ってあり、このため白色電球と言われています。シリカ電球と言われることもありますがこれはパナソニックの商品名です。
最近の長寿命タイプでも定格寿命は2,000時間となっていますので、1日5時間点灯すると1年余りで寿命が来ます。
現在ではほとんどのメーカーで製造中止のようです。
◎クリプトン電球
発売当初はクリプトンガスを電球内に封入して白熱電球より2倍の長寿命で消費電力を10%低減できると言われてきましたが、白熱電球の技術革新で寿命・消費電力共にほとんど同じになってしまいましたので、小型化ができるという特徴だけでシャンデリアなどに使われてきました。
近年LED電球が登場してからは、寿命・消費電力・小型化の面で優位性が少く、小型のE17口金以外は市販品がほとんどなくなっているのが現状です。
いまだに使われる理由として、光の明るさを変化させることのできる調光機能付きの照明器具に使用できることがあげられます。LED電球で調光可能な照明器具に使用できるタイプは価格が高くなります。
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◎電球型蛍光灯
蛍光灯を電球ソケットに着装できるように小型化したものです。消費電力はほぼ1/6ですので、60W白熱電球と同じ800ルーメンの明るさを得るためには10W程度のもので良いことになります。そのうえ、寿命が10,000時間以上と5〜6倍になっています。
技術革新で点灯時のチラつきや遅れは気にならない程度に改良されましたが、特に温度の低いときなどに、最大光量に達するのに時間がかかることがある。ひどい場合は5分以上もかかることがある。
発光色は昼光色が多いが、電球色もあり電球の温かみを演出することもできる。
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◎LED電球
LED照明器具はいろいろな形状のものが存在しますが、ここで紹介するのは白熱電球と同じ口金を採用していて、そのまま交換できるものです。
形状も一般電球型・ボール電球型・クリプトン電球型は°見た目も同じようなものが用意されています。
LED電球はメーカーにより明るさも消費電力も寿命も多少の違いはありますが、一つの例をあげてみますと広配光タイプで消費電力は6.8W・明るさは810ルーメンとなっていますので、約1/9の消費電力で白熱電球60Wと同じ明るさを実現しています。
寿命は40,000時間とされていますから1日8時間利用するとしても10年以上と言う事になります。
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照明器具の中でもLED電球が群を抜いているのがお分かりになると思いますが、一口にLED電球と言っても、使用場所によって最適なものを選ばないとその性能を発揮できないばかりか、寿命を縮めてしまうこともあります。
そこでLED電球を選ぶとき知らなければいけないことをいくつか挙げてみます。
◎明るさ
明るさの違いは白熱電球の60W(ワット数)相当の明るさといった具合に白熱電球の明るさと比較して表記されています。あかるさの単位ルーメンで言うと白熱電球の60Wは約800ルーメンですので、これ相当の明るさの物は60W相当と表記されます。
一般的には40W相当・60W相当・100W相当のものが発売されています。
明るさ・消費電力などはメーカーによって多少違いがありますので、アイリスオーヤマ・電球色・口金サイズE26の製品を例に比較してみます。
40W相当の明るさ(LDA4L-G-4T6)
明るさ・40W相当(485ルーメン) 消費電力4.4W
60W相当の明るさ(LDA7L-G-6T6)
明るさ・60W相当(810ルーメン) 消費電力6.9W
100W相当の明るさ(LDA12L-G-10T6)
明るさ・100W相当(1520ルーメン) 消費電力12.3W
何れも白熱電球と同じ明るさを求めても消費電力は1/10程度で収まることになります。
◎口金の大きさ
電球を取り付ける照明器具の取り付けソケットの口金の大きさで、国産ではE26型(口金の直径が26mm)とE17型(口金の直径が17mm)の2種類です。外国製の照明器具ではE27というものがまれにありますので注意が必要です。
白熱電球の時代には60W電球と言えばほぼE26型でしたが、小型化が可能なクリプトン電球などではE17が主流のようです。
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◎発光色
一般的に発光色は電球色・昼光色があります。(メーカーによっては温白色・昼白色などもあります。)
電球色は名前の通り白熱電球の赤みを帯びた温かい感じの光で、リビングや寝室などリラックスする場所に向いています。
昼光色は青みがかったさわやかな光で、勉強部屋やリビングや読書をする場所に向いています。
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◎配光角
光が広がる角度の事で白熱電球の場合はフィラメントの周り360°に発光しますので、空間全体を照らすタイプには最善でした。しかし、LEDランプの場合は、LED素子に指向性がありますので一方向にのみ光を発します。そこでこの素子の配列と角度を工夫することによって光の広がる範囲を自由に調整できるのです。
市販のLED電球の場合3種類程度に分類されます。
空間全体を照ら全方向すタイプ(約260°)
白熱電球に近い光の広がりでリビングなどに向く
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広範囲を均等にを照らすタイプ(約180°)
ダイニングや玄関などを明るく照らすのに向く
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一方向のみを照らすタイプ(約140°)
廊下・トイレ・洗面所など手元や足元に明かりが必要な場所に向く
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◎取付場所の対応型
LED電球の弱点に器具の温度上昇があります。LED素子自体はあまり発熱はしないのですが、制御基板などの発熱がこもってしまうとこれらの電子部品は高熱に弱いため故障の原因になります。
このため、取り付ける器具が完全に密封されている場合は、それなりの高温対策がしてある密閉対応型を使う必要があります。
この例では器具が玄関の天井に取り付けてあるものです。カバーを開けてみると電球が横向きに設置してあります。このため配光角(光の広がりの角度)が広い広配光型のものでないと、場所により明るさにむらが出る可能性があります。交換するなら、口金サイズE26・昼光色・60W相当・密封器具対応・広配光タイプの物(LDA7D-G-6T6)あたりが良いのではともいます。
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これと同じ理由により天井などに埋め込み型の照明器具の場合周りが断熱材に覆われていることによる熱上昇に対応するため、断熱材施工器具対応 型を使う必要があります。
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この写真の例の場合は、電球は横付けタイプで根元が細いタイプでないと取り付けができません。現在ついている電球は電球型蛍光灯で東芝の EFD15EN/13-Z (生産終了品)780ルーメン・消費電力13W・外径寸法が40mmですからこれより細い外径でないと取り付けができません。
これに該当するLED電球は、明るさは60W相当・昼光色・E26型・断熱材施工器具対応と言う事で(LDT7N-G/W-6V1 )が良いのではと思います。この電球はT型電球という、根元から先端までの太さがほぼ同じ円柱形をしています。(外径39mm)
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◎人勧センサー付きタイプ
一般的な電球のソケットに取り付けるだけで、人が近づくと点灯して一定時間経過後に消灯するLED電球です。
廊下・階段・駐車場など必要な時だけ点灯し、消し忘れなく自動で消灯する必要のある所には最適です。
これらのほとんどは昼間などの周囲が明るいときには反応しないようなセンサーも搭載している優れものです。
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天井面に直接取り付けるタイプの照明器具で一般家庭では居間などに設置してある照明器具です。従来は蛍光灯仕様のものが多かったのですが、最近は省エネや機能面でLEDシーリングタイプが増えてきています。
ここで、リビングなど人が集まり長時間を過ごすような場所では、昼光色のように明るさが強いと目に悪いとされるブルーライトが多く含まれますので、使用シーンによって色調や明るさが変えられる機能を持ったものが歓迎されるようです。
ほとんどのものは、電球のように交換できるタイプではなく一体型のため寿命が来たら機器ごと交換となるタイプです。しかし、寿命も10年以上と長く器具自体の価格も蛍光管を交換するのと同じくらいに安くなったため省電力のLEDシーリングライトと交換する選択肢が増えているようです。
LED発光素子は通常の照明用では、紫外線をほとんど含みませんので光に誘引される昆虫類も寄ってきにくい性質をもっています。
必要な明るさの目安は6畳では2,700〜3,700ルーメン・8畳では3,300〜4,300ルーメン・12畳では4,500〜5,500ルーメンと言われています。この明るさを得るために必要な消費電力は蛍光灯式に比べると約半分ほどになります。
・一般的なLEDシーリングライトの持っている機能
付属のリモコンで明るさを調整できる調光機能や色温度が電球色から白色まで調整できる調色機能をはじめスリープタイマーで指定時間後に自動で消灯できたり、常夜灯モードでは約2%の明るさで照明してくれるモードなどを備えています。
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従来シャンデリアなどには小型で明るく、白熱電球よりも長寿命のクリプトン電球が使われてきました。これは、シャンデリアが高い位置に取り付けられていたため電球の交換が容易ではなかったので、少しでも交換回数が減るようにという要望からでした。
長寿命と言えば10年以上もの寿命があるLED電球は最適なんですが、雰囲気を大切にする方には、味気ないLED電球は今一つ物足りないものでした。
ここで登場したのが、フィラメント電球のような光を放つレトロ感たっぷりのLED電球です。写真の例は口金E12型でシャンデリア用の特殊なものですので注意してください。
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このレトロ調のLED電球は普通のE26型やE17型にも存在します。雰囲気を楽しみたい照明などにぜひ検討してみてください。
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今付いている照明をLEDに交換するときは「照明器具をLED化して消費電力の大幅節約に挑戦」も参考にしてください。
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しかし、実際に交換するとなると何を基準に選んでよいのか、この場所にはどのタイプが良いのかなど、案外難しいものです。
LED照明器具の特徴を理解して、失敗のない選択をするためにはLED照明器具の種類と特徴を知るべきです。
そこで、従来の照明器具と比較しながら最適なLED照明器具を紹介してみたいと思います。
続きをご覧ください
照明器具の種類
照明器具と言っても使い道によりいろいろなものがありますが、特徴を比べるには同じ用途用に作られている電球で比べてみるとよくわかりますのでここでは、白熱電球60WのE26型(口金の直径が26mm)の同等品のそれぞれの特徴をあげてみます。
比べる基本型は白熱電球で消費電力が60Wの一般的な電球です。これに対して、今までよく使われてきた代替え電球の基本型のクリプトン電球・電球型蛍光灯・LED電球です。ここでは、明るさを比較するのに光源から放出される光の量ルーメンという単位を使い比較しやすくしています。同じ明るさを得るために必要な消費電力や発光色などの特徴を比較してみました。
◎白熱電球
従来は電球の明るさの指標に消費電力のW(ワット)を使ってきましたが、今回比較対象にする60Wの電球はおよそ800ルーメンが平均値です。発光色は少し赤みのある独特なもので、電球色と言われるものです。
ガラス球の内側に白の塗料が塗ってあり、このため白色電球と言われています。シリカ電球と言われることもありますがこれはパナソニックの商品名です。
最近の長寿命タイプでも定格寿命は2,000時間となっていますので、1日5時間点灯すると1年余りで寿命が来ます。
現在ではほとんどのメーカーで製造中止のようです。
◎クリプトン電球
発売当初はクリプトンガスを電球内に封入して白熱電球より2倍の長寿命で消費電力を10%低減できると言われてきましたが、白熱電球の技術革新で寿命・消費電力共にほとんど同じになってしまいましたので、小型化ができるという特徴だけでシャンデリアなどに使われてきました。
近年LED電球が登場してからは、寿命・消費電力・小型化の面で優位性が少く、小型のE17口金以外は市販品がほとんどなくなっているのが現状です。
いまだに使われる理由として、光の明るさを変化させることのできる調光機能付きの照明器具に使用できることがあげられます。LED電球で調光可能な照明器具に使用できるタイプは価格が高くなります。
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◎電球型蛍光灯
蛍光灯を電球ソケットに着装できるように小型化したものです。消費電力はほぼ1/6ですので、60W白熱電球と同じ800ルーメンの明るさを得るためには10W程度のもので良いことになります。そのうえ、寿命が10,000時間以上と5〜6倍になっています。
技術革新で点灯時のチラつきや遅れは気にならない程度に改良されましたが、特に温度の低いときなどに、最大光量に達するのに時間がかかることがある。ひどい場合は5分以上もかかることがある。
発光色は昼光色が多いが、電球色もあり電球の温かみを演出することもできる。
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◎LED電球
LED照明器具はいろいろな形状のものが存在しますが、ここで紹介するのは白熱電球と同じ口金を採用していて、そのまま交換できるものです。
形状も一般電球型・ボール電球型・クリプトン電球型は°見た目も同じようなものが用意されています。
LED電球はメーカーにより明るさも消費電力も寿命も多少の違いはありますが、一つの例をあげてみますと広配光タイプで消費電力は6.8W・明るさは810ルーメンとなっていますので、約1/9の消費電力で白熱電球60Wと同じ明るさを実現しています。
寿命は40,000時間とされていますから1日8時間利用するとしても10年以上と言う事になります。
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LED電球の種類
照明器具の中でもLED電球が群を抜いているのがお分かりになると思いますが、一口にLED電球と言っても、使用場所によって最適なものを選ばないとその性能を発揮できないばかりか、寿命を縮めてしまうこともあります。
そこでLED電球を選ぶとき知らなければいけないことをいくつか挙げてみます。
◎明るさ
明るさの違いは白熱電球の60W(ワット数)相当の明るさといった具合に白熱電球の明るさと比較して表記されています。あかるさの単位ルーメンで言うと白熱電球の60Wは約800ルーメンですので、これ相当の明るさの物は60W相当と表記されます。
一般的には40W相当・60W相当・100W相当のものが発売されています。
明るさ・消費電力などはメーカーによって多少違いがありますので、アイリスオーヤマ・電球色・口金サイズE26の製品を例に比較してみます。
40W相当の明るさ(LDA4L-G-4T6)
明るさ・40W相当(485ルーメン) 消費電力4.4W
60W相当の明るさ(LDA7L-G-6T6)
明るさ・60W相当(810ルーメン) 消費電力6.9W
100W相当の明るさ(LDA12L-G-10T6)
明るさ・100W相当(1520ルーメン) 消費電力12.3W
何れも白熱電球と同じ明るさを求めても消費電力は1/10程度で収まることになります。
◎口金の大きさ
電球を取り付ける照明器具の取り付けソケットの口金の大きさで、国産ではE26型(口金の直径が26mm)とE17型(口金の直径が17mm)の2種類です。外国製の照明器具ではE27というものがまれにありますので注意が必要です。
白熱電球の時代には60W電球と言えばほぼE26型でしたが、小型化が可能なクリプトン電球などではE17が主流のようです。
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◎発光色
一般的に発光色は電球色・昼光色があります。(メーカーによっては温白色・昼白色などもあります。)
電球色は名前の通り白熱電球の赤みを帯びた温かい感じの光で、リビングや寝室などリラックスする場所に向いています。
昼光色は青みがかったさわやかな光で、勉強部屋やリビングや読書をする場所に向いています。
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◎配光角
光が広がる角度の事で白熱電球の場合はフィラメントの周り360°に発光しますので、空間全体を照らすタイプには最善でした。しかし、LEDランプの場合は、LED素子に指向性がありますので一方向にのみ光を発します。そこでこの素子の配列と角度を工夫することによって光の広がる範囲を自由に調整できるのです。
市販のLED電球の場合3種類程度に分類されます。
空間全体を照ら全方向すタイプ(約260°)
白熱電球に近い光の広がりでリビングなどに向く
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広範囲を均等にを照らすタイプ(約180°)
ダイニングや玄関などを明るく照らすのに向く
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一方向のみを照らすタイプ(約140°)
廊下・トイレ・洗面所など手元や足元に明かりが必要な場所に向く
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◎取付場所の対応型
LED電球の弱点に器具の温度上昇があります。LED素子自体はあまり発熱はしないのですが、制御基板などの発熱がこもってしまうとこれらの電子部品は高熱に弱いため故障の原因になります。
このため、取り付ける器具が完全に密封されている場合は、それなりの高温対策がしてある密閉対応型を使う必要があります。
この例では器具が玄関の天井に取り付けてあるものです。カバーを開けてみると電球が横向きに設置してあります。このため配光角(光の広がりの角度)が広い広配光型のものでないと、場所により明るさにむらが出る可能性があります。交換するなら、口金サイズE26・昼光色・60W相当・密封器具対応・広配光タイプの物(LDA7D-G-6T6)あたりが良いのではともいます。
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これと同じ理由により天井などに埋め込み型の照明器具の場合周りが断熱材に覆われていることによる熱上昇に対応するため、断熱材施工器具対応 型を使う必要があります。
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この写真の例の場合は、電球は横付けタイプで根元が細いタイプでないと取り付けができません。現在ついている電球は電球型蛍光灯で東芝の EFD15EN/13-Z (生産終了品)780ルーメン・消費電力13W・外径寸法が40mmですからこれより細い外径でないと取り付けができません。
これに該当するLED電球は、明るさは60W相当・昼光色・E26型・断熱材施工器具対応と言う事で(LDT7N-G/W-6V1 )が良いのではと思います。この電球はT型電球という、根元から先端までの太さがほぼ同じ円柱形をしています。(外径39mm)
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◎人勧センサー付きタイプ
一般的な電球のソケットに取り付けるだけで、人が近づくと点灯して一定時間経過後に消灯するLED電球です。
廊下・階段・駐車場など必要な時だけ点灯し、消し忘れなく自動で消灯する必要のある所には最適です。
これらのほとんどは昼間などの周囲が明るいときには反応しないようなセンサーも搭載している優れものです。
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LEDシーリングライト
天井面に直接取り付けるタイプの照明器具で一般家庭では居間などに設置してある照明器具です。従来は蛍光灯仕様のものが多かったのですが、最近は省エネや機能面でLEDシーリングタイプが増えてきています。
ここで、リビングなど人が集まり長時間を過ごすような場所では、昼光色のように明るさが強いと目に悪いとされるブルーライトが多く含まれますので、使用シーンによって色調や明るさが変えられる機能を持ったものが歓迎されるようです。
ほとんどのものは、電球のように交換できるタイプではなく一体型のため寿命が来たら機器ごと交換となるタイプです。しかし、寿命も10年以上と長く器具自体の価格も蛍光管を交換するのと同じくらいに安くなったため省電力のLEDシーリングライトと交換する選択肢が増えているようです。
LED発光素子は通常の照明用では、紫外線をほとんど含みませんので光に誘引される昆虫類も寄ってきにくい性質をもっています。
必要な明るさの目安は6畳では2,700〜3,700ルーメン・8畳では3,300〜4,300ルーメン・12畳では4,500〜5,500ルーメンと言われています。この明るさを得るために必要な消費電力は蛍光灯式に比べると約半分ほどになります。
・一般的なLEDシーリングライトの持っている機能
付属のリモコンで明るさを調整できる調光機能や色温度が電球色から白色まで調整できる調色機能をはじめスリープタイマーで指定時間後に自動で消灯できたり、常夜灯モードでは約2%の明るさで照明してくれるモードなどを備えています。
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その他特徴のあるLED電球
従来シャンデリアなどには小型で明るく、白熱電球よりも長寿命のクリプトン電球が使われてきました。これは、シャンデリアが高い位置に取り付けられていたため電球の交換が容易ではなかったので、少しでも交換回数が減るようにという要望からでした。
長寿命と言えば10年以上もの寿命があるLED電球は最適なんですが、雰囲気を大切にする方には、味気ないLED電球は今一つ物足りないものでした。
ここで登場したのが、フィラメント電球のような光を放つレトロ感たっぷりのLED電球です。写真の例は口金E12型でシャンデリア用の特殊なものですので注意してください。
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このレトロ調のLED電球は普通のE26型やE17型にも存在します。雰囲気を楽しみたい照明などにぜひ検討してみてください。
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今付いている照明をLEDに交換するときは「照明器具をLED化して消費電力の大幅節約に挑戦」も参考にしてください。
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