2019年05月08日
Windows 10パソコンの完璧なバックアップ方法
パソコンを何年も使っていると、故障や不具合を必ず経験するものです。この時困らないようにするにはバックアップの作成であることは分かっていると思います。しかし、このバックアップの意味を理解していないと復元がうまく行きません。復元に失敗してパソコンを初期化しなければならなかったという話はよく聞きます。そこで、バックアップの意味と完璧なバクアップについて調べて見ました。
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Windows 標準の自動バックアップ
標準で準備されているバックアップ機能で、保存場所さえ確保しておけば、簡単に設定ができる、データーをバックアップができる優れものです。しかし、このバックアップはデータのバックアップですので、システムに異常をきたして立ち上がらないなどの時は役に立ちません。
そこで必要なのが、システムのバックアップです。システムのバックアップは、システムの入っているハードディスクを丸ごとコピーしておき、問題が起こった時正常な状態の時のコピーを使って復元すると言うものです。
自動でシステムバックアップを取る方法は、「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」の中の「バックアップと復元」に移動(Window7)と言う項目をクリックしてバックアップの場所を設定して今すぐバックアップをする。をクリックすればバックアップが開始します。その後、スケジュールを有効にすればスケジュールに従ってバックアップが自動で行われます。
近頃のパソコンはハードディスクが1つ搭載されていて、その中を2つに区切りC:ドライブとD:ドライブにしているものがほとんどです。
もし、バックアップ先をD:ドライブに設定したとすると1つのハードディスクの中にデータやシステムファイルとバックアップが両方存在することになります。
この状態で、システムファイルやデータの書き込まれているハードディスクに異常が発生した場合。バックアップ領域にも異常が発生する可能性が大きくなり復元を失敗させる原因になるのです。
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外付けハードディスクの容量は500GBもあれば充分ですが、他にもファイルのバックアップなどにも使えますので、2〜3TBの物で充分だと思います。
この方法はもっとも一般的な方法ですが、実はこれだけでは完璧ではないのです。何故かというと、バックアップはスケジュールを決めて自動で行われます。この為いつ異常が生じたかがはっきりわからない場合、異常の状態がバックアップされていく可能性があるからです。確かに復元ポイントを選択できるので、復元ポイントをさかのぼれば復元できそうに思うのですが、実際行ってみると相当の確率で復元できないことがあります。
そこで、完全に動いている状態でハードディスクのシステムイメージを取っておく方法を併用すると良いと思います。
システムイメージの作成方法
「スタートボタン」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」→「バックアップと復元」をクリックすると表示される画面の←上の「システムイメージ作成」をクリックする
バックアップの保存先としては外付けハードディスクを選んでください。
「次へ」をクリックして設定が良ければ、システムイメージを作成してください。
これでシステムイメージは作成されましたが、このイメージは現時点の物でその後のシステムの変化は反映されませんあくまでもこの時点のバックアップです。最悪の場合でもこの時点に復元できるものです。
例えば、ハードディスクが壊れた場合などで再インストールが必要になった時など、面倒な再インストールはしなくてもこのシステムイメージを使えばこの時点に復元されるわけです。
ただし、この時はシステム修復ディスクが必要になりますので、必ず1回だけはシステム修復ディスクを作っておいてください。作り方は、「システムイメージの作成」のすぐ下に「システム修復ディスクの作成」の項目があります。CD:1枚だけですのですぐ作成できます。
次に、YouTubuにこのイメージ作成の方法がアップされていましたので、参考にしてください。ただし、Windows 10のバージョンが少し違うので各項目の位置が多少違いますが、項目名に変化はありませんでしたので充分参考になると思います。
1台の外付けハードディスクで完璧なバックアップを取る方法
先に紹介したシステムの自動バックアップとシステムイメージの作成をしておけば、ほとんどの異常事態に対応できると思いますが、この方法では1台のハードディスクには両方が存在できないという問題があります。そこで、1台のハードディスクの領域を2つに区切って2台として使う方法があります。
外付けハードディスクを2つの領域に区切る方法は、次の記事で述べることとします。
外付けハードディスクのパーティーションを作るを参考にしてください。
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