（私は祖父母と住んでいたので、両親の家に遊びに行った時の話です）
「開けてよーーーー！！」と叫びました。
すると、中から父親が出てきて、ドアを開けてくれました。
奥をのぞくと、幼馴染で親友の私の友達Tちゃんもいました。
なんと、二人でシンナーを吸っていました。
・・・ありえません。
Tちゃんは、家庭の事情で、中学生になると、こてこてのヤンキーになりました。
父親が宝くじ１等が当たった話しは以前ブログに書きましたが、
その時に、元やくざの友達に何百万かを貸したのです。
しかし、返済してくれず、代わりにシンナーをうちの父親に渡していたっぽいです。
父親は、昔から働かずにギャンブルをやり、借金まみれの状態でした。
テレビでよくやっている様に、取り立ての電話がよくかかって来て、
父親は「いないって言って」と私に電話を出させました。
それでも、私にとっては、大好きな父親でした。友達の様な感覚で、一番の理解者でした。
祖父が独裁的で、本当に厳しくて、怖い存在でしたので、
父親は、いい中和剤になりました。
学校行きたくないんだけど。と父親に言うと、じゃあ、一緒にパチンコへ行こうと言って、
高校生の時に、朝からパチンコへ行きました。
塾休みたいんだけど、と言った時も、「休んじゃえば？俺が電話してやるよ」と言っていました。
街角で配られているティッシュに、いかがわしいアルバイトの求人があるのを見て、
「これやってみようかな？」というと、「やってみれば？♪」と言っていました。
いや、このままだと、自分がクズになる。ちゃんと学校へ行こう、塾も行こう、いかがわしいバイトも
やるのは止めよう。そう思いました。
誰にも言わずに、Tちゃんとバイクの免許を１６歳の時にとりました。
父親に報告すると、大喜びして、私を褒めてくれました。
そして、バイクを買いに行こう！と免許を取ったその日にバイクを買ってくれました。
父親は、お金がないので、母親のキャッシュカードで一括で購入していました。
え？いいの・・・？心の中で思いました。
でも、すごく嬉しくて、試しに乗ってみました。最高の気分でした。
しかし、祖父にばれて、「高校でバイクは禁止されている」と言われ、
すぐに売られてしまいました。。。
本で、金持ち父さん・貧乏父さんというベストセラーがあります。
 | 価格:1,728円 |
それの
「厳格父さん・ルーズ父さん」バージョンです。
二人は両極端でした。
中学校の時、Tちゃんの真似をして、タバコを吸うようになりました、。
父親は「ジーさんにばれない様にしろよ」と言いました。
タバコ吸ったらダメだよ。とは言わないんだなと思いました。
自分の子供が、もし、タバコを中学校で吸ったら、
私はこの世の終わりってくらい悩み、落ち込むと思います。
「育て方がいけなかったのかな？パパがいないから、グレちゃったのかな？」
きっとこんな風に落ち込むと思います。
ある意味、父親はすごいです。絶対的な私の味方でした。
そんな大好きな父親、自殺した訳ですが、
原因は、母親の浮気でした。
母親が他の男と一緒にいるのを見て、
母を殴り、そのまま自殺しました。
あとから聞いた話ですが、その当時付き合っていた私の彼氏に３万借りていたそうです。
返済せずに死にました。
私は、母親に「人殺しー！」と言ってしまいました。
祖父は、自分の息子を嫁に殺されたと言い、母親の文句を延々いいました。
「おじいさん、そんなに憎いなら、私がママを殺してあげようか？まだ、未成年だし、刑務所に入っても、
すぐ出てこれるでしょ」
そういうと、それ以来、祖父は母親の文句を言わなくなりました。
今なら分かります。
旦那が借金ばかりで、働かず、シンナーなんか吸って、
自分１人で一生懸命働いても働いても、お金を使われてしまう。
そんな状況だったら、他の男を頼りたいって気持ち、出てくると思います。
なので、今は母親を恨んではいません。
母親も人間です。さみしい時、誰かに助けてもらいたい時、あると思います。
それが、高校生の私には、分かりませんでした。
文がまとまりませんが、
二男が学校へ休みたいって言いだしたとき、
私も父親ほどは出来ませんが、少し本人の味方になってあげたいなと思いました。
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