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2014年09月18日
高齢者の自転車意識 「車が止まってくれる」
自転車事故は小中高生と高齢者に多いのだが、その高齢者に関してこれを裏付けるような記事が載っていた。
産経ニュース
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自転車を利用する府内の高齢者のうち、4人に1人が「車の方が止まってくれる」と誤った認識でいることが17日、府警の聞き取り調査で分かった。「自転車は一時停止しなくてもいい」と考えている高齢者も2割以上いたという。府内では、自転車による死亡事故の死者は大半が高齢者。府警は「正しい自転車の交通ルールを知って」と呼びかけている。
府警は6〜7月、府内の自転車を利用する65歳以上の高齢者1014人に聞き取り調査を実施した。
自転車の利用方法では、「自転車に一時停止の標識は関係あると思うか」という設問に対し、209人(20・6%)が「思わない」と回答。自転車走行中に「車の方が止まってくれると思うか」という設問には259人(25・5%)が「思う」と答えていた。
府警によると、自転車は道交法上「軽車両」に分類され、交通標識に従う必要がある。また、歩行者と同列の「交通弱者」でなく、車が譲る決まりもないという。
一方、今回の聞き取り調査にあわせ、交差点4カ所で高齢者の自転車乗車マナーの実態も調査した。信号を守っているかを調べた2カ所の交差点では、1276人中514人(40・3%)が信号を無視。一時停止の有無を調査した別の2カ所の交差点では、581人中260人(44・8%)が一時停止をしていなかった。
府内では今年1〜8月、自転車が絡む事故が8599件発生し、17人が死亡。このうち11人を高齢者が占めていた。
府警によると、高齢者は自転車で転倒した際、とっさに手を地面につけず頭を打ち、重篤化する傾向が強い。1〜8月に自転車が絡む事故で死亡した高齢者のうち、9人は頭部を負傷していたという。
こうした実態を踏まえ、府警は改めて高齢者に交通ルール順守や、高齢者用のヘルメット「エルダー・ヘルメット」着用を呼びかけていく方針だ。
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要点を抜き出すと
・「自転車に一時停止の標識は関係あると思うか」という設問に対し、209人(20・6%)が「思わない」と回答
・「車の方が止まってくれると思うか」という設問には259人(25・5%)が「思う」
・信号を守っているかを調べた2カ所の交差点では、1276人中514人(40・3%)が信号を無視
・一時停止の有無を調査した別の2カ所の交差点では、581人中260人(44・8%)が一時停止をしていなかった
ということだ。すなわちこれは少なくとも全体の4分の1は「自転車=歩行者」として認識して乗っていることになり、事故の原因を自ら招きながら自転車を利用していることになる。記事中にもあるが高齢者の事故はとっさの際に手を付けず頭から落ちることが多く、この際に強く頭を打って死亡につながるケースがかなり多い。数日前の旭川市の事故がその例であるが、自転車は身近な乗り物である一方、ルールを守らなければ重大な事故につながることをきちんと認識なければならない。
今後の聞き取り調査等でこのパーセンテージが一桁台にならないと、充分な周知が行われているとは言えないだろう。その点では自転車のルールはまだまだ浸透していないのが現状だ。これだけ自転車が普及しておきながら、その使い方であるルールが守られていないは不思議な話だ。
産経ニュース
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自転車を利用する府内の高齢者のうち、4人に1人が「車の方が止まってくれる」と誤った認識でいることが17日、府警の聞き取り調査で分かった。「自転車は一時停止しなくてもいい」と考えている高齢者も2割以上いたという。府内では、自転車による死亡事故の死者は大半が高齢者。府警は「正しい自転車の交通ルールを知って」と呼びかけている。
府警は6〜7月、府内の自転車を利用する65歳以上の高齢者1014人に聞き取り調査を実施した。
自転車の利用方法では、「自転車に一時停止の標識は関係あると思うか」という設問に対し、209人(20・6%)が「思わない」と回答。自転車走行中に「車の方が止まってくれると思うか」という設問には259人(25・5%)が「思う」と答えていた。
府警によると、自転車は道交法上「軽車両」に分類され、交通標識に従う必要がある。また、歩行者と同列の「交通弱者」でなく、車が譲る決まりもないという。
一方、今回の聞き取り調査にあわせ、交差点4カ所で高齢者の自転車乗車マナーの実態も調査した。信号を守っているかを調べた2カ所の交差点では、1276人中514人(40・3%)が信号を無視。一時停止の有無を調査した別の2カ所の交差点では、581人中260人(44・8%)が一時停止をしていなかった。
府内では今年1〜8月、自転車が絡む事故が8599件発生し、17人が死亡。このうち11人を高齢者が占めていた。
府警によると、高齢者は自転車で転倒した際、とっさに手を地面につけず頭を打ち、重篤化する傾向が強い。1〜8月に自転車が絡む事故で死亡した高齢者のうち、9人は頭部を負傷していたという。
こうした実態を踏まえ、府警は改めて高齢者に交通ルール順守や、高齢者用のヘルメット「エルダー・ヘルメット」着用を呼びかけていく方針だ。
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要点を抜き出すと
・「自転車に一時停止の標識は関係あると思うか」という設問に対し、209人(20・6%)が「思わない」と回答
・「車の方が止まってくれると思うか」という設問には259人(25・5%)が「思う」
・信号を守っているかを調べた2カ所の交差点では、1276人中514人(40・3%)が信号を無視
・一時停止の有無を調査した別の2カ所の交差点では、581人中260人(44・8%)が一時停止をしていなかった
ということだ。すなわちこれは少なくとも全体の4分の1は「自転車=歩行者」として認識して乗っていることになり、事故の原因を自ら招きながら自転車を利用していることになる。記事中にもあるが高齢者の事故はとっさの際に手を付けず頭から落ちることが多く、この際に強く頭を打って死亡につながるケースがかなり多い。数日前の旭川市の事故がその例であるが、自転車は身近な乗り物である一方、ルールを守らなければ重大な事故につながることをきちんと認識なければならない。
今後の聞き取り調査等でこのパーセンテージが一桁台にならないと、充分な周知が行われているとは言えないだろう。その点では自転車のルールはまだまだ浸透していないのが現状だ。これだけ自転車が普及しておきながら、その使い方であるルールが守られていないは不思議な話だ。