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2019年09月11日

Tの成長

久しぶりに山が見えた。
車で30分も走れば登山口。夏はなかなか見えなかったのだが、ここにきて空気がすんできたのか、よく見える季節になってきたのだ。

まだ山は緑色。肉眼では青っぽく見えるが、写真の採ると、緑色が分かる。
あとひと月もすれば、これらは赤く染まり、朱と緑のまだら模様になる。

「山は気持ちいいだろうな…。」
何故だか私は、時々山が恋しくなる。
できれば山で過ごしたいくらいなのだが、それはそれで大変なのだろう。

先日、テレビ番組『セブンルール』で、南アルプスの両股小屋のご主人が紹介されたからだろうか。
また、『情熱大陸』で、山岳医が紹介されたからだろうか。
いずれの番組も、山にそそられる者ではあったが、やはり、目の前に山が見えると、ぶらっと言ってみたくなる。

そんな天気も昼からは前線の影響で雨になった。
気団の変わり目の前線だが、温度差があるので、各所で雷が起きている。

「今日は練習できないかな…」、とも思ったが、雨はさほどでもなく、グランドも少し湿っていた程度だった。

駅伝の打ち合わせがあったため、少し出発時間を遅らせたが、中2の二人が遅れてきた。
走ってくれば20分強で来られるはずが、到着は一時間後だった。
うちキャプテンは「荷物が重くて…」、と言い訳をしながら、へらへらしている。
もう一人のTは、何も言わず、さっとポールtoポール(ライトポールとレフトポールの間を走ること)を始めた。

彼はこのところ成長成長している。
口だけ男のキャプテンとは差がつきつつある。

こうした場合、私は練習には参加させない。
何も指示しなくても、さっとサポートに回るT。
「練習に参加して良いですか?」、などと聞いてくるキャプテン。

今日は中1の生徒のSが、昨日のままのユニフォームを着ていた。
汗だくのままバッグにいれたものを着て、あたりに悪臭を放っている。

私は、「もっと、中1の面倒をみなさい」、と、中2を叱る。
生活全般としてだらしない生徒がだが、練習には欠かさず来る。
ようやく塁間近くまでボールを投げられるようなった。4月当初から見れば、ずいぶん成長している。

本当は、本人の問題なのだが、私が彼を責めれば、皆も責めるだろう。
チームの一員として、一緒になって成長していこうという思いがいる。


「君は、昨日、Sとはキャッチボールしたくないって、言ってたよな。」
と、キャプテンを追及する。

チームはまだまだだが、このとき、「Sやろうぜ!」、と声を掛けたのはTだった。

プレーはまだ下手くそだが、この先上手くなるだろう。
いっそのこと、山に連れて行ったら、化けるかな。

2019年09月10日

平和ぼけ

朝から快晴。
夏以降、こんな日は滅多になかった。
さすが台風一過。
朝からじりじりと夏の日差しが降り注ぐ。

このところの暑さで、あたりは草ぼうぼうになった。
高温と降水で、雑草の繁茂が激しい。愛犬のいつもの散歩道も歩きづらくなった。

私たちは午前中の練習が終われば、シャワーを浴びて、涼しい部屋で休むことができるが、停電でライフラインが止まっている地域の方々は、さぞかしお困りだろう。

自然災害とは言え、何かあると、大きく生活に影響を与えるようになったのは、やはり便利なツールに依存しすぎているのかも知れない。

原発も止めてしまって、いざ有事の際は、日本は大混乱になってしまう。

昨今、韓国との関係が悪化しているが、かの大統領は、心の底では日本を痛めつけたい、あわよくば、我々が日本を統治したいとすら考えているようだ。だから北朝鮮と近づき、うまく統一できれば、その核兵器で日本を脅し、恨みを晴らしたいのだ。

そんな国が、すぐ隣にある。
中国だって、ハワイまでは自分が統治したいと考えている。

そんな中で平和ぼけし、台風で停電した復旧も遅れている。
かの国たちは、日本の弱さを見て、ほくそ笑んでいることだろう。

国として存続している以上、国は国民を護る義務がある。そしてそれは政府の仕事でもある。
戦争は悲惨だ。多くの命が失われる。
しかし、世界を見回してみれば、紛争は絶えない。
地球はまだ統一されていないし、平和な星とは言えないのだ。

練習中、なんどか戦闘機が通過した。
しかし誰も何とも思わない。
ミサイルが発射されても、飛翔体と表現し、日本には影響ない模様、などと間抜けなニュースを流す。
実際、どこかに着弾したらどうするつもりだろう。

それこそ、蜂の巣をつつくような大騒ぎになるだろう。
そして、護憲論者は、「降伏しよう!」と煽動するのだろうか。
あるいは、「トランプさん、よろしくお願いします」、と米軍に頼るのだろうか。

自衛隊の皆様方は、日々有事に備えて訓練を続けておられる。
いざ、実践でも後れを取らぬようにと、「国を護り、国民を護る」ために頑張っておられる。

日々、国民の安寧を祈っている宗教家もいる。
天皇陛下だって、そうした仕事を担っておられる。

学校では、ミサイル着弾に備えて訓練すら行われた。
ほんの数年前のことである。

何か大切なことを忘れていないか…。









2019年09月09日

台風15号

台風15号

文化祭代休初日は台風がやってきた。
昨晩はほとんど快晴で、月明かりの中で愛犬の散歩ができたくらいだ。
本当に台風がやってくるのか、と思うくらいだったが、未明にはちゃんと雨になった。
レーダーアメダスを見ると、綺麗な渦巻きが関東地方にかかっている。
こんな綺麗な台風のレインバンドを見たのも久しぶりだ。

練習は午後3時からにしてあるので、午前中は少しのんびりできる。
それでも6時前には雨の中、愛犬の散歩。
その後は、ゴロゴロして昼間で過ごした。

時折雨が激しくなったり、突風が吹いたようだが、うとうとしていたので、よく分からない。
例によって、枕元に犬がいる中で、少し眠ってしまったようだ。

暑くなると思ったが、ここでは少し北寄りの風で、湿度は高いが、暑くて耐えられないような気温ではなかった。
それでも、午後になって太陽が出てくると、その日差しは夏のものと変わらないくらいの厳しさ。
いろいろな所で高温になったり、停電になったりと、台風の被害が大きいようだが、ここでは何事もなかった。

首都圏はほとんどの電車が止まっていたが、それをおしてでも通勤しなければならない方々は、さぞかし大変だったろう。

私も東京に住んでいた時、そうした日の通勤を体験したことがあったが、全身ずぶ濡れになる中で、生徒を迎えたことを思い出す。
最近は、警報が出ると休校になる学校が多いので、あえて困難な日に登校させることはなくなったようだが、昔は「登校できるなら来い」、と言った感じ。

今でも会社はそんな感じなのだろう。
電車が動き出すまで、整然と列を作って待つ様は、実に日本人らしい姿だ。

今日の夕焼けは美しかった。
西の空を中心に、大きく赤く空が染まった。

そんな時に空を見ると少しまぶしいのだ。

愛犬に、「ほら、綺麗な夕焼けだよ」、と声を掛けたが見ようとしない。
それでも、ふと西の空を見た時があった。
じっと見つめていたようにも見えた。

明日は天気が良さそうだ。

明日も文化祭の代休。
9月にある連休を分解して移動させて休日にしている。

今夜はちょっと気持ちが楽だ。









2019年09月08日

文化祭の表彰

「どうして俺たち入賞できなかったんですかね…。一番頑張ったと思うんですけど…。」
「自分への投資だと思って、財産にしなさい。頑張ったことは神さまも、俺も知っている…。」
「結果を出さなきゃ、意味ないんですよ…。」
「結果がいつ出てくるかは、誰にも分からないものだ。」

文化祭の表彰で選ばれなかった団体の責任者が問う。
例のVR体験を行った団体だ。

「もう少し早くから準備をしていればよかったと思います。すいません。」
彼は、団体の責任者でもあるので、反省会の時に、そうクラスのメンバーに語ったと言う。

「みんな落ち込んで、お通夜みたいでしたよ。」

確かにこのクラスは、合唱コンクールでも入賞を逃し、文化祭でも選外になり、何もタイトルを取れなかった。
頑張りは、他のクラスと変わらないわけで、なかなか残酷なことではある。

文化祭には教員の審査員がいるのだが、彼等はこのVRを見て、
「三途の川と思って、楽しみに見に行ったが、ただの川だったんだよね。何か出てくることを期待したいんだけど…。」
と厳しいコメントを、他の先生に語っていた。

たまたま職員室にいた私は、その話を聞いてしまったわけだ。

撮影するだけでも大変で、それを何時間もかけて編集し、VR眼鏡で見せるというのは、実は並大抵のことではない。

それとは教室を別に喫茶店のような飾り付けにして、食品を売っていた団体が入賞している。
「雰囲気がよくて、美味しければ、入賞か…。」
私はそんな風にも思った。

「何だ、雰囲気に流される、空気に流される日本人典型のジャッジじゃないか。」
そう、私は思った。

「見栄えかな、ストリー性かな…。」
私は最大限、彼を励ます。

「もう良いです。学びはありましたから…。」

少しやけになった彼は、懸命に乗り越えようともがいていた。

純粋に、「お客を楽しませる…」、という視点が大切なのだろう。
不純なものが、微塵も混ざってはいけないのかも知れない…。








2019年09月07日

文化祭初日

今日の文化祭では、以前務めていて同僚や卒業生が来てくれた。
私はほとんどホールで舞台発表の写真撮影をしていて、あまり校内をうろついていなかったのだが、それでも出会えたのは嬉しい。

予想だにしなかった人との出会いには感動する。
私も仕事中なので、長話はできないが、ほんの少し交わす会話や、その雰囲気を通して、皆が輝いて見えたことは事実だ。

この春卒業した卒業生のK君は、中学時代に一緒に過ごした青年である。
中2から私の担当する数学の上位クラスに来たが、なかなか苦しいようだったので、私は彼のために毎日プリント教材を作った。それが二年ほど続いたので、今はそれが重要な授業ノートにもなっている。すべて手書きなので、作成には小一時間はかかったが、活字にすればさらに時間はかかるはずだ。いずれ活字にすれば、教科書ができるくらいの内容だ。

オリジナルはすべてK君に渡してしまったので、私の手元には、スキャンしたコピーしか残っていないが、あの頃を知る宝物だ。

卒業生のM君も、彼が一の時に私が担任だった。
その後、芸能系に進路を進め、今やユニットで活躍している。まもなく正式デビューだそうだ。

文化祭ではたくさんのクラス劇が行われたが、どれもクオリティが高かった。
まず役者が達者なのである。
将来、女優、俳優の雛たちがたくさんいる、ような感じ。
ストーリーも生徒作で、オリジナルも申し分ない。

その一つだけ、私が涙が出た作品があった。
高校2年生の劇で、タイムスリップの恋愛ものだが、その純粋さと演技力が共感を生んだ。

演劇部の作品も、「丹澤先生、関東大会行けるオア、あとでアドバイスを…」、と言われたので、写真を撮りつつ見せてもらった。淡々と会話する女子高生の喜怒哀楽が豊かに表現されている新鋭の作品だった。

昨年私が学年を持っていた中3の劇も達者だった。
何より彼らがのびのび演技している。
「私が関わらない方が、こんなふうに成長できるんだなぁ…」と、多少自虐的ではあるが、彼らの成長に感動する。

参加はしないが、見学はできるたくさんの高3とも出会った。
「丹澤先生、卒業式来て下さいよ。」
「嫌だよ…。」
などと、たわいのない会話をしながら、用を思い出し、「さらば…」、と手を挙げ階段を上る中で、私は涙が溢れた。

背後から、「絶対にまた丹澤先生を泣かせるから…」、という声がした。

明日もまた感動があるかな…。

2019年09月06日

私の新採の頃

明日の文化祭に向けて、一日中準備となった。
こんなに静かに、落ち着いた気持ちで文化祭前日を迎えたのは、何年ぶりだろうか。

正規採用の教員員なった初年度。私は教務の時間割係ではあったが、基本的には授業しか担当がなかった。私立学校ではあるが、採用にされ方が異質であったのだ。

他にも何人かの非常勤講師がいて、理事だの幹部たちに一堂に会する場があり、辞令が下りたわけだが、そのとき奇異なことが起こった。

当時の私は、就職活動もせず、大学院を修了する直前まで、ぶらぶらしていたのだが、そんな折り、父親が深いつながりがあった、ある私立学校に私の採用を頼み込んでくれたのだ。

私立学校は、どこの馬の骨とも分からない人の採用はきわめて慎重だ。
たとえ、成績優秀、学歴優秀であっても、異動ができず、終身雇用のシステムでは、どうしても『コネ』を大切にする。

「○○さんの紹介であれば、間違いない」、と言った具合に、人脈がものを言う。
どんな世界でも、実際は『コネ』が大切で、公立学校での教員採用だって、かなり影響があると聞く。

私は、新規採用者として呼び出され、ちょこんと座っていると、担当理事のもとに一枚のメモが回ってきた。あとから聞かされたことだが、そこには、「丹澤君を専任教諭として採用する」、と書かれていたそうだ。

そんなわけで、私が所属した高校の男子部では激震が走る。
当初、非常勤の予定だったが私が、いきなり専任となったのだ。そこで、急遽割り当てられた校務文書が教務の時間割係であったわけだ。当然、学年も部活もない。

初めの数ヶ月、私は一日中職員室の自席に座り、授業準備のための教材研究だけをした。
ひたすら手書きでプリントを作っていた記憶がある。
当然、授業も上手にできるわけではなく、ある意味鍛えられた時期だったと思う。

そんなとき、「生徒との関わり」を夢見て教員になったのに、その接点の少なさに私は戸惑った。
楽しく生徒と接する担任や、学年所属の先生たちがうらやましかった。

大学院出たての若者であった私、なかなか人と関わるのが苦手な私にとって、一年目はけっこう辛かった。

教員経験は、大学院時代に母校で非常勤講師は経験していたが、そこは母校であり、恩師もたくさんいた。

そんな思いもあって、「早く担任を持ちたい。もっと生徒と関わりたい」、という気持ちが強くなったことを覚えている。

実際、担任となるのは3年後であった。そのときの教務主任に言われた言葉を今でも思い出す。
「担任は、誰でも任せられるわけではない。先生の中には任せられない人だっている。丹澤先生は、今年度担任になるが、この先も担任を続けられるかどうかはわからない。精一杯やってください。」

当時の学校の教務主任は、教頭的立場の先生で、職場のリーダーでもあった。
私は一所懸命務めた。

いくつかの私立学校を変わって、今の学校では二年目から担任兼学年主任になった。

「担任をさせられない先生もいる」
と言う言葉は、ずっと私の中に熏習されてしまった。

今年は、それが外れた。
私の希望で外れたというのも、教員人生初のこと。
だが、今はそれを、ある意味、楽しんでいる。

「やるだけやってみな…」
そう、心で語って、生徒たちを応援している。

2019年09月05日

香港の若者たち

香港のデモが熱い。
リーダーは若者である。
先日は、中高生も授業をボイコットしてデモに参加した

状況を知らない日本人は、「学校サボって何をやっているんだ…」、と思うかも知れない。
しかし、ことはもっと切実なのだ。
彼らにはある意味、生命がかかっていると言ってよい。
そして、これからの香港の未来がかかっているのだ。

状況を知らない日本人が多いのは、それを日本のマスコミが断片的にしか報道しないということも原因の一つだろう。マスコミは、暴動が起きただの、空港が閉鎖されたのだのと、センセーショナルな部分だけを切り取り、ニュースの終わりの頃にちらっと報道している。
日本は、本当に平和ぼけしている。

香港はイギリス統治下以来、民主主義の社会である。
返還後50年間はその体制を維持すると約束した中国政府は、早くも香港の取り込みに入った。

中国は社会主義国家である。多くの自由が制限されている。
民主主義では当たり前の、言論の自由も宗教の自由もない。
AIを駆使しし、秘密警察が暗躍する、完全な管理社会になっている。
誰かが、中央政府の不満を漏らせば、程なくその者は連れ去られ、再教育される。
そのまま戻って来る者もいるが、そうした人は何かにおびえ廃人のようになっていると聞く。
帰ってこなければ、どこかで監禁されるか、処分されるのだろう。

あらゆる通信は傍受され、自由なSNSも望めない。
以前、習近平が「くまのプーさん」に似ていることが報じられたが、その後あらゆるメディアで「プーさん」の言葉は禁止され、ブロックされている。
携帯電話もすべて傍受され、国家に都合の悪い海外メディアの映像はブラックアウトする。

「そんな中国に取り込まれてしまうのは困る」、と香港人は抵抗しているのだ。
暴力ではなく、言論で抗議しようとしている。
当然、中国の軍事力からすれば、あっという間に制圧できるはずだが、香港からは世界中に、さまざまなメディアで真実を発信できるので、中国もそう簡単には動けない構図になっている。

トランプによる貿易圧力も、おそらくは香港問題への牽制だろう。

そうした『自由』を求めてのデモである。
日本は、知らぬ存ぜぬ、でいいのだろうか。

同じ世代の若者が、命をかけてデモに参加している。
香港が、中国政府に完全に吸収されれば、次は、台湾がターゲットになる。そして次は沖縄だ。
信じられないだろうが、中国はそうやって覇権を拡大している。
一帯一路とは聞こえは良いが、要は中国の覇権を世界に広げようとするものだ。
援助と称して、発展途上国へ小売りで資金を貸し出し、支払いができないとなれば、その領土をいただくわけだ。

これまでも中国はそうやって、現在取り込まれているウイグルやチベットを占領し、文化を破壊し、反対勢力を粛正してきたのだ。

それを知っての香港のデモである。
この真実を生徒たちにも伝えたいと思う。

先日、卒業生が香港のデモに参加してきたという。
きわめて整然としていたという。

「一部過激な行動」と言われる行為は、警察側のやらせである可能性も高い。
デモの中にも、たくさんのスパイを潜り込ませていると聞く。

いつの時代も『自由』を勝ち取る戦いは命がけなのだ。

2019年09月04日

草取り

隠れ家の庭や畑が草ぼうぼうで、以前お住みになっていたお婆さまから、「もう、手の施しようがありませんわ」、などと言われたので、悔しくなって、授業を終えたらお休みをもらって草取りに行った。

取った草は乾かして燃やしてしまおうと、雨を避けるために納屋に積み上げたら、すごいことになった。こりゃぁ、運ぶだけでも一苦労だ。しかも、まだまだ全体の十分の一くらいに過ぎない。

庭の中には、春から一度も足を踏み入れていない領域もある。
「切ってしまっても、また生えてくるものもあるから、全部きれいにしていただいた方がよろしいですよ。」
お婆さまが、自分でできないなら、誰かに頼むべきだと訴える。
しかし、残念ながら金銭的余裕はまったくないないのだ。

こうなったら、体力勝負か…。
毎朝、ほんの短い時間でも必ず草取りやら、庭の手入れをすればいいはずだ。

必然とはいえ、毎朝晩の愛犬の散歩は習慣になっている。
朝なら、出勤前の時間に少しは時間に余裕がある。

「どんな花が咲くか、分からないから…」、という言い訳で、放置していたが、ここにきて本気を出さねばならなくなってしまった。

隠れ家の庭は、秋の地元の祭りのときには、山車の折り返し地点でもあり、引き手の休憩場所でもある。

畑は、領域侵犯しているサツマイモのをひっぱかし、カボチャを引き上げた。
すると、草むらからカボチャが4つ、スイカが2つ現れた。
よく育っている…。
「放置していても実をつけるんだなぁ…」
受粉させてくれた虫たちに感謝である。

まだまだ草ボウボウなので、もう少し草取りを頑張って、耕耘機で耕そう。
この先冬に向けて、植えたい野菜はたくさんある。

涼しい日だったが、汗だくになって、へろへろになって草取りを一段落させたが、一時間半くらいしか経っていなかった。
農家の方はすごい、と改めて思う。

遅めの昼食後は、昼寝をしてしまった。
「おっと、もうすぐ部活だ…」、と目覚めて学校に戻る。

今日が文化祭前最後の練習。
皆元気よくやっている。

納屋の草の山で、車庫としては利用でいなくなった。
もっとも、今の車は車高が高くて納屋には入れないので、特に問題ない。
この車も来春車検。

うーん、どう考えても副収入がいる。
さて、どうしたものか…。

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デル株式会社

2019年09月03日

練習をサボったI君

部活時間直前に雨になった。
少し強めではあったが、それまで降っていなかったので、グランドはぬかるんでいない、と判断し、校外のグランドで練習をすることにした。

主力メンバーである中2のTが、同じく同級生のIに尋ねる。
「今日、練習あるの?」
「あるよ!」
「Iの言うことは信じられない。こんな雨であるわけがないだろ…。」
と、勝手に判断したTは練習をサボったのだ。

グランドに着くと、案の定良い感じで湿っており、ベストな状態。
だが、前日の練習でボール拾いを怠ったらしく、十何個もボールが落ちている。

当然のことながら、グランドのジョギングは15周にも及ぶことになった。

その後キャッチボール、ボール回しをすると、辺りは薄暗くなってきた。
雨雲に覆われたそらは、日の入りが近づくとさらに暗くなる。
この時期の日の入りは18時過ぎ。
この先は、ライトが必要になりそうだ。

Iがサボったので、私はへそを曲げる。
「この先三週間くらいは、活動停止にしようかな、と迷っているんだ。」
と、彼等に伝える。
そのことをずっと考えていた。
一年生だけの練習にしようか、それとも本当に停止してしまうか…。
試合に勝つと、すぐに隙ができる。駄目なチームの典型だ。

そして翌日の今日。Iは平気な顔をして練習時間にやってきた。
その前に、私と何度も顔を合わせたのに、何を言うでもなく、ここまで先伸ばししたのである。

「来週、新人戦の組合せ抽選があるんだが、登録用紙を出さないという方法もある…。」
と、私は静かにIに語りかける。

Iを車に乗せることはなかった。
「しばらく、車には乗せない…。」
と宣言し、グランドまで走らせた。片道5キロある。

そんな中でも、
「学校を走っていてもいいですか?」
などと、なめたことを言う。

少し前、雨で練習が筋トレになって、万歳をした男である。
9月から自分だけで30G使えると、大喜びしているスマホ中毒の男である。

今日も練習前に大雨が降ったので、グランドは使えまい。
だが、何かはできるはずだと、グランドに行き、小雨の中ネットティーをさせた。

当然、Iにはやらせない。
そして帰りも走って帰ってもらった。

いつもの何倍も早く走っていたように見えた。

まだまだ甘いのである…。








2019年09月02日

文化祭準備に思う

VRのための身体を張った撮影文化祭準備に思う

今日からいよいよ本格的に文化祭の準備が始まった。
文化祭は今週末にある。

クラス担任を外れた私は、何とも気楽に、この時期を過ごすことができている。
「こんなに楽していいの?」、と思うくらい、「頑張れ!」と声援を送るのみである。

学年に所属しているのだが、クラスの協力をすればいいのだが、いい加減な私は、クラス発表の内容すら完全には把握していない。
クラスの話し合いの時には、時間が合わなかったし、企画書もよく見ていないのだ。

そういう意味で、「この時期、何か別のクリエイティブな仕事に取りかかろう」、と思っている。

これまでの例年ならば、クラス劇の準備に奔走していたのだが、今年はそれから解放された。
いらぬプレッシャーを感じることなく、若干リラックスいてこの時期を過ごせるのはいい。

以前の私ならば、「クラスがないのは淋しい。断腸の思い」、と感じたはずだが、今は、「年齢の近い若い先生が生徒に寄り添って作り上げる方がよかろう」、と思うようになった。

もちろん上手くいかないことばかりだろうが、それも勉強。
そうした経験を通して、教員としてのスキルもアップしていくだろう。
私がやれば、そつなくできるのだろうが、それではお互いが面白くない。
新たな発想も生まれないかも知れない。

文化祭では、あっと驚く展示や劇が見られるに違いない。
おそらく私は撮影係だろうから、その一端でも記録に残せ、激励できればいい。

「もしかしたら、こんな風に、生徒から離れ、現場から去って行くのだろうか…。」
などという思いが、ふとよぎるが、生徒と関わることは好きなので、もう一踏ん張りはしようと思う。

担当している中2の生徒が、
「丹澤先生。『一点から等距離にある点の集まり』の図形を書きたいので、道具を貸して下さい。」
と、尋ねてきた。

和はニヤリとして、彼にコンパスを貸し出す。
学校備品だが、自分が使っているものである。

朝の職員打ち合わせで、
「生徒が借りに来ても、簡単に貸さないで下さい。壊れたり、戻ってこなかったり、汚されたりします。」
と、警告があったのだが、私は構わず貸し出した。

「いつ返すの?」
と尋ねると、
「40分に返します。」
と言う。

彼はきちんと返却してくれた。
「これでいいんだ…」

そう、私はほくそ笑む…。









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