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2018年10月14日

やる気出せよ

「おい○○、今日は2時半から練習あるから来るんだぞ…。」
○○とは、剣道部のキャプテンである。私に用事で、たまたま職員室に来たところを、顧問に呼び止められた。

先日の新人戦は、とりあえず責任を果たすということで、大会には参加した。しかし、「心はすでに剣道部にはあらず」、あれから一度も部活には行っていない。このときも、返事をすることなく、逃げるように職員室から去っていった。

「辞めるなら辞めないと、いろいろな人に迷惑をかけるぞ…。」
と話をしているのだが、怠けた生活が続いた彼にとっては、何もかもが「めんどくさい」らしい。

今朝も、私の部の練習に誘ったが、「眠いから…」と断られた。

本当はもっとパワーがあるはずなのに、それを引き出せないでいるのは、我々教師である。
部活が盛んで、当たり前のように毎日活動している学校ならば、こんな生徒は一喝されて、しぶしぶ何らかの活動をする。

しかし、当たり前に部活動ができないような学校だと、こんな生徒ばかりになるのか。

部活も中途半端だから、勉強も中途半端。
すぐに「疲れた」と言い、ちょっとでも面倒なことは、決して自分からはやろうとしない。
普段の単語テストでも、漢字テストでも、合格ギリギリを目指すから、結局合格できない。
不合格だった生徒向けの、再テストは逃げる。その課題もやらない。

学校として、何かボタンの掛け違いをしていないだろうか。
学校生活の中で学ぶべきことはたくさんある。

そうした「やる気の失せたように見える生徒」ばかりを集めて、放課後に補習をしている。
うまく、それに逃れた生徒は、コンピューターでゲーム中継の動画を見てニヤニヤしているのだ。

「生徒をその気にさせる。」ためには、教員としてのパワーが必要だ。
担任は、必死でクラスを理想の方向へと導こうと格闘する。
そこで、周りの先生が白けてしまったら、元も子もない。
学校も、同じ理想に向かって進んでいかなければ、あちこちからほころびが生じる。

「もう一踏ん張りしなくっちゃ…。」
と、自分自身を鼓舞しつつ、目の前の問題を一つひとつ解決してゆこう。

我々教員が、元気もりもりであってこそ、生徒にも元気がよみがえってくるはずだ。

「やる気出せよ。」
と、生徒に言いながら、自分自身に言っていることに気づく…。
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