2015年11月15日
米ドル建社債 年率2.06% 5年物は買いか!?
現在(2015/11/15)、SBI証券で発売中の米ドル建社債 年率2.06% 5年物がちょっと魅力的に思えているので、購入すべきか検討の過程をまとめてみました。
■前提は最小買い付け単位の1,000ドルのケースで試算
買付数量 :1000ドル
為替レート:122.61(11/14現在のレート)
スプレッド:0.25
買付額(円):122,860円
税引き後利息:1.641%
1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
利息 2,016 2,016 2,016 2,016 2,016
5年間の利息10,081円
【実質利回還シミュレーション】
為替レート :112 113 115 120 122 125
償還額 :112,000 113,000 115,000 120,000 122,000 125,000
5年間利息:10,081 10,081 10,081 10,081 10,081 10,081
最終利益:▲779 221 2,221 7,221 9,221 12,221
実質年利(単利) - 0.036% 0.361% 1.175% 1.501% 1.989%
■この米ドル建社債が儲かる条件は何か
冷静に儲かる条件を整理してみると、
・為替レート[USD/JPY]が、120円以上で年利1%以上となる
・米ドル定期預金1年物の利回りは0.310%で、この場合[USD/JPY]115円相当
・広告文から期待する2%を達成するには125円以上の円安が必要
となります。
つぎに、現在米国が利上げの方向に向かていることに関する影響ですが、
・利上げによって債券利回りは上昇、基準価格低下
の可能性がありますが、満期まで持つつもりであれば基準価格低下は関係ありません。
■思ったより悪くないかも
債券投資を想定し、米ドル建てに理解がある場合は思ったよりも悪くない商品かなとおもいました。ただ、年末以降に利上げが行われた場合、同様の社債で、
年利2.5%、年利3.0%
といった商品が発売される可能性があることは留意の上、判断すべきだと思います。
5年間という期間はそこそこありますからね。
■前提は最小買い付け単位の1,000ドルのケースで試算
買付数量 :1000ドル
為替レート:122.61(11/14現在のレート)
スプレッド:0.25
買付額(円):122,860円
税引き後利息:1.641%
1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
利息 2,016 2,016 2,016 2,016 2,016
5年間の利息10,081円
【実質利回還シミュレーション】
為替レート :112 113 115 120 122 125
償還額 :112,000 113,000 115,000 120,000 122,000 125,000
5年間利息:10,081 10,081 10,081 10,081 10,081 10,081
最終利益:▲779 221 2,221 7,221 9,221 12,221
実質年利(単利) - 0.036% 0.361% 1.175% 1.501% 1.989%
■この米ドル建社債が儲かる条件は何か
冷静に儲かる条件を整理してみると、
・為替レート[USD/JPY]が、120円以上で年利1%以上となる
・米ドル定期預金1年物の利回りは0.310%で、この場合[USD/JPY]115円相当
・広告文から期待する2%を達成するには125円以上の円安が必要
となります。
つぎに、現在米国が利上げの方向に向かていることに関する影響ですが、
・利上げによって債券利回りは上昇、基準価格低下
の可能性がありますが、満期まで持つつもりであれば基準価格低下は関係ありません。
■思ったより悪くないかも
債券投資を想定し、米ドル建てに理解がある場合は思ったよりも悪くない商品かなとおもいました。ただ、年末以降に利上げが行われた場合、同様の社債で、
年利2.5%、年利3.0%
といった商品が発売される可能性があることは留意の上、判断すべきだと思います。
5年間という期間はそこそこありますからね。