2016年04月18日
LEXUS RC系 サービスキャンペーンのご案内
2015年モデルの当方にも到着。近日中に6ヶ月点検があるので、その際に対応予定です。
不具合の内容は ETC2.0の目玉の機能の一つである双方向通信が正常に行えない可能性があるとのことで、「ナビゲーションのプログラム書き換え」が必要になるようで、所要時間も20分程度とのこと。
プログラム書き換えなら、G-linkの通信機能やオーナーズサイトからのデータ更新で対応してくれればと思ってしまいますね。(せっかくのSDナビゲーションナビですし、メニュー画面にも更新ができる仕組みがあるのに・・・)
「テスラ」モデルSなどの機能アップデートと比べると古いなぁと思ってしまいますし、わざわざコストをかけて不具合対応する販売店も大変だと思います。
対象車種に関しては、正式なニュースリリースが4月18日現在では発表されていないので推測ですが、おそらく「SDナビゲーション装着車(MOP)」かつ「DSRC対応ETC車載機」(ITSスポット対応DSRCユニット)装着車と思われます。
(DSRC・・・Dedicated Short Range Communicationsの略。レクサスではDSRC/ETC車載機を2012年春頃のモデルから2015年初春頃のモデルに搭載)
対象車種はレクサスブランドのみならず、トヨタブランドも含めた幅広い車種のようですので、レクサスの場合は新型「IS」、「NX」、「RC」、「RCF」は確定。
(12.3インチモニターの「GS」「LS」や、HS、CTなどモデル途中でSDのナビに切り替わった車種は不明)
トヨタブランドでもランドクルーザー/アルファード/ヴェルファイア/ハリアー/クラウンなどが該当しているものと推測されます。
ちなみに、「ETC2.0」再セットアップキャンペーン(2700円相当の助成金)ですが、3月末までの「先着10万人」は大幅未達だったようで、9月末まで期間を延長して、再度開催されています。
https://www.go-etc.jp/etc_cp/setup.html
リスタートして約半月、未だにこの人数なので、今回も定員(先着5万名)は今回も行かないでしょうね・・・。
さて、今回のサービスキャンペーンの対象となった「ETC2.0」ですが、現時点で「ETC2.0」ならではの魅力あるサービスは首都圏近郊ユーザーが恩恵を受ける、「圏央道の割引サービス」やごく一部の有料道路での割引ぐらいです。
「渋滞回避支援機能」は、既存のナビゲーション機能(レクサスやトヨタのG-LINK・プローブ機能)で既に実現していますし、ヤフーカーナビなどの無料スマホアプリでも機能が実装されており、目新しさがほとんどないといえます。しいて言えば、走行中に割り込みで渋滞画像などが表示されるぐらいでしょうか。
なお、「経路情報を活用したサービス」(渋滞等を迂回する経路を走行したドライバーを優遇する措置)はまだ実装されていません。。。
というわけで、「ETC2.0」については、自動車評論家の清水草一さんも以下の記事で述べられていますが、今のところまったくといいほど役に立っていない印象。既に普及前から陳腐化している印象が否めません。
http://trafficnews.jp/post/50201/
特に、サービスエアリアでの「ITSスポット接続」は試した方もごく少数かと思いますが、ホント役にたたない仕組みで、無駄なコンテンツの見本とも言える内容。こんなものを構築するのにいったいどれだけのコストをかけているのか疑問に思うぐらいです。
現状のサービス内容では、わざわざ2〜3万円を出してETC2.0車載機に乗り換えようとする方も少数派だと思います。普及をさせたいのであれば、圏央道のみといわず、大都市圏や首都圏近郊の高速道路の割引サービスや民間の駐車場の料金をETCで決済できたり、無料駐車時間サービスの付加などの特典や各種料金の割引などの特典をぜひ打ち出してほしいものです。
個人的には、「この渋滞がなぜ渋滞しているのか」「いつになれば改善されるのか」などがリアルタイムで配信される機能などがあればいいのですが。
少し話題はそれましたが、「DSRC/ETC車載機」(ITSスポット対応DSRCユニット)所有のレクサスオーナーさんで、まだ「ETC2.0」再セットアップを行っていない方は、この際にあわせてディーラーにセットアップ依頼をされるのも手ですね。
*全ディーラーが再セットアップキャンペーンを行っているわけではないので、公式HPでご確認ください。
https://www.go-etc.jp/etc_cp/setup.html
*次回は LEXUS IS「 F SPORT Mode Plus」に関するレポートの予定