待望の2章後半公開…
結論から言うと、
シリーズ最高の興奮と感動…そして
シリーズ最大の悲しみだったね…
今回も攻略要素が高く、マルチエンドだが、エンディングによって死亡キャラが違う(続編への正史は1つのみ)
誰が死んでも悲しい…
サラが裏切るミナゴロシエンドは、特に悲しい
今作はキャラクターが泣くシーンが多いのだが、その事実を象徴している
ストーリーはこれまで以上に大きく展開され、多くの伏線が回収された。
遂には、組織の名前も判明したそれゆえ、凄いカタルシスだった
私はこのシリーズの考察を書いてきたが、予想通りだったものから、想像以上だったものまであり、「キミガシネ」というゲームは常に進化しているなと感心した
新システムは作者もファンだと公言する「逆転裁判」と「ダンガンロンパ」が明らかにモチーフだが、ブラウザゲームゆえに、単純でよかった
相棒との共同捜査では彼らの特殊能力が使えるが、ケイジの観察眼やギンの嗅覚は、キャラクターにもマッチしてて面白かったね
変化した顔グラの、ケイジの
悪党っぽい顔が面白い。
ケイジの匂いがスケコマシだったり、ガシューの
お洒落な家みたいな匂いがするには、笑ったね
特に、カンナの匂いを嗅いだ時のリアクションが、かわいい
漏らしたから、
尿の臭いじゃないの?とか思ってはいけない
討論パートは音楽の加速感も相俟って、過去最高のヒートアップだった
やはり最大の進捗は、そんな討論パートで、
フロアマスターのガシューを斃した(と単純に言っていい物かどうかは迷うが)ことだろう
遂に明確な敵に、一矢報いる事が出来た
そして大きな犠牲を払って進んだ未来が描かれる次回作は、「
キミガシネ 最終章」…
遂に黒幕である、
「奴」との決戦が描かれる
ネタバレ感想
今回は悲しくも、切ないシーンが多かった
冒頭のレコとアリスの想い出に始まり、ソウが実は本当に弱い人間で、勝率0%の中、必死に足掻いて自分を捨てていたこととか、ソウが嫌いだったプレイヤーも、一気に同情してしまったんじゃないだろうか
すべてが嘘に塗り固められていた、ソウ…
そもそも、ソウのネーミングってウソを逆にしただけだからなあ…
男性キャラとの絡みが多かったな
ケイジはこのゲームのヒロインだから当然にしても、ギンや、そして遂には、ソウの最期の粋な計らいで復活したジョーとの再会…
正直泣けてしまったな。これまで死神のように纏わりついてきたジョーの幻覚を打ち破る切っ掛けを作ってくれたのが、まさかソウで、サラ自身の力で払拭したことが、意外だったね。
肩に手を置かれるシーンを見ても、やはりジョーを振り切るにはケイジしかいないと思っていたからね
分岐は今回もありそうだが、最後の選択肢によるエンディングは、全て見た
ミナゴロシエンドは悲壮感の塊で、サラが仲間を裏切って殺ってしまったことに、一抹の恐怖心があったね。
これは怖いエンディングだ
カンナ死亡エンドは、最期に「お姉ちゃん」ではなく、「サラさん」と呼んだカンナが、悲しすぎるよ…
狂ったソウも実に人間的で、カンナとソウが強い絆で結ばれていたことが伺える
2章後半だけでも、お互いをフォローし合ってたもんなあ…
そして…
今回犠牲になった死亡者…
正史である
ソウ死亡エンド…
これはね、色々言いたいことはあるんだけど、ギンが
「ソウさん」と呼んだ事に、なんだか奇妙な感動を覚えてしまったよ
これまで執拗に
陰キャと呼んできたギンが、ソウの最期の最後に認めたんだなって
逃亡の末路にソウが殺されてしまい、カンナは何を思ったか…
ソウのアルターエゴが登場するかは不明だが、本当の仲間になったソウには、もう少し活躍して欲しかった
ナオのボタンを押すシーンは、ジョーを踏襲しているので、倍の悲しさだった
プレイヤーの手に、仲間の死に方を委ねる…
この悪趣味さ、素晴らしい
評価S+
90点
「キミガシネ」シリーズ最高傑作でしょう。
長かったシリーズも、あと最終章前編、最終章後編で終わり…
もしくは中編もあるかもね
すべての謎が紐解かれる、
ASU-NARO(アスナロ)のボスであろう、サラの父親との最終決戦が楽しみだ
ホエミーと会話をしていた謎の人物(点滴を打たれて眠っていた人物)は誰なのか?
ソウと同じマフラーをしていた人物は何者か?これらは露骨な謎、伏線だったが、これまでの謎に比べると、もう推理する材料は全て揃っています。
後日、考察日記を書く予定です