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2019年05月23日

キミガシネ ―多数決デスゲーム― 2章後編 レビュー感想 勝率0%の賭けの結末

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待望の2章後半公開…











結論から言うと、シリーズ最高の興奮と感動…




そしてシリーズ最大の悲しみだったね…







今回も攻略要素が高く、マルチエンドだが、エンディングによって死亡キャラが違う(続編への正史は1つのみ)






誰が死んでも悲しい…



サラが裏切るミナゴロシエンドは、特に悲しい



今作はキャラクターが泣くシーンが多いのだが、その事実を象徴している










ストーリーはこれまで以上に大きく展開され、多くの伏線が回収された。



遂には、組織の名前も判明した



それゆえ、凄いカタルシスだった





私はこのシリーズの考察を書いてきたが、予想通りだったものから、想像以上だったものまであり、「キミガシネ」というゲームは常に進化しているなと感心した







新システムは作者もファンだと公言する「逆転裁判」と「ダンガンロンパ」が明らかにモチーフだが、ブラウザゲームゆえに、単純でよかった








相棒との共同捜査では彼らの特殊能力が使えるが、ケイジの観察眼やギンの嗅覚は、キャラクターにもマッチしてて面白かったね



変化した顔グラの、ケイジの悪党っぽい顔が面白い。






ケイジの匂いがスケコマシだったり、ガシューのお洒落な家みたいな匂いがするには、笑ったね





特に、カンナの匂いを嗅いだ時のリアクションが、かわいい
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漏らしたから、尿の臭いじゃないの?とか思ってはいけない









討論パートは音楽の加速感も相俟って、過去最高のヒートアップだった



やはり最大の進捗は、そんな討論パートで、フロアマスターのガシューを斃した(と単純に言っていい物かどうかは迷うが)ことだろう


遂に明確な敵に、一矢報いる事が出来た






そして大きな犠牲を払って進んだ未来が描かれる次回作は、「キミガシネ 最終章」



遂に黒幕である、「奴」との決戦が描かれる





ネタバレ感想
















今回は悲しくも、切ないシーンが多かった




冒頭のレコとアリスの想い出に始まり、ソウが実は本当に弱い人間で、勝率0%の中、必死に足掻いて自分を捨てていたこととか、ソウが嫌いだったプレイヤーも、一気に同情してしまったんじゃないだろうか



すべてが嘘に塗り固められていた、ソウ…


そもそも、ソウのネーミングってウソを逆にしただけだからなあ…








男性キャラとの絡みが多かったな


ケイジはこのゲームのヒロインだから当然にしても、ギンや、そして遂には、ソウの最期の粋な計らいで復活したジョーとの再会…




正直泣けてしまったな。








これまで死神のように纏わりついてきたジョーの幻覚を打ち破る切っ掛けを作ってくれたのが、まさかソウで、サラ自身の力で払拭したことが、意外だったね。







肩に手を置かれるシーンを見ても、やはりジョーを振り切るにはケイジしかいないと思っていたからね
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分岐は今回もありそうだが、最後の選択肢によるエンディングは、全て見た




ミナゴロシエンドは悲壮感の塊で、サラが仲間を裏切って殺ってしまったことに、一抹の恐怖心があったね。



これは怖いエンディングだ
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カンナ死亡エンドは、最期に「お姉ちゃん」ではなく、「サラさん」と呼んだカンナが、悲しすぎるよ…
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狂ったソウも実に人間的で、カンナとソウが強い絆で結ばれていたことが伺える


2章後半だけでも、お互いをフォローし合ってたもんなあ…








そして…


今回犠牲になった死亡者…


正史であるソウ死亡エンド…



これはね、色々言いたいことはあるんだけど、ギンが「ソウさん」と呼んだ事に、なんだか奇妙な感動を覚えてしまったよ




これまで執拗に陰キャと呼んできたギンが、ソウの最期の最後に認めたんだなって



逃亡の末路にソウが殺されてしまい、カンナは何を思ったか…



ソウのアルターエゴが登場するかは不明だが、本当の仲間になったソウには、もう少し活躍して欲しかった











ナオのボタンを押すシーンは、ジョーを踏襲しているので、倍の悲しさだった



プレイヤーの手に、仲間の死に方を委ねる…





この悪趣味さ、素晴らしい













評価S+
90点


「キミガシネ」シリーズ最高傑作でしょう。




長かったシリーズも、あと最終章前編、最終章後編で終わり…


もしくは中編もあるかもね









すべての謎が紐解かれる、ASU-NARO(アスナロ)のボスであろう、サラの父親との最終決戦が楽しみだ






ホエミーと会話をしていた謎の人物(点滴を打たれて眠っていた人物)は誰なのか?


ソウと同じマフラーをしていた人物は何者か?





これらは露骨な謎、伏線だったが、これまでの謎に比べると、もう推理する材料は全て揃っています。


後日、考察日記を書く予定です





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