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脳に最高のBGM選び。勉強ならクラシック、あなたのその仕事には…

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例えば、今日は家中を掃除してピカピカにするぞ!そんな気分のときに、お気に入りのBGMをかけながら掃除をしたら、何となくいい気分になって素早く掃除を終えることができた、そんな経験はないだろうか。

BGMが作業効率を高めるのに有効とされる研究は多く発表されているが、どんな音楽でもいいというわけではない。今回は、効果的な作業用BGMの選び方をご紹介したい。

□勉強のためのBGMならクラシック音楽を
勉強するときに音楽を聴くなんてもっての外!と、受験生のお母さんたちから、そんな声が聞こえてきそうだ。

しかし、曲を選べば、むしろ勉強の効率アップにつながるようだ。専門家によると、クラシック音楽か歌の付いていない楽器だけの音楽が集中力を高めるにはベストなBGMということだ。

群馬県立県民健康科学大学が行った実験では、隣の数字を足していくことで作業能力を測るクレペリン検査を行う際に、クラシック音楽を聴きながら行うとBGMなしの場合に比べて明らかに作業量がアップした。また、ポップスとクラシックの比較では、クラシックの方が脳の活動が活発だった。

□作業が複雑な場合はBGM無し、に
ただし、行う作業がかなり複雑になる場合は、BGMを一切なしにした方がむしろ作業効率がいい場合がある。

手元の複雑な作業と音楽の2つのことを脳が処理しきれず、その結果、作業効率が落ちてしまうのだ。勉強する際のBGMとして「歌が付いていない」と条件が付くのも、このような理由によるものだろうと考えられる。

□執筆、デザインなど創造的な仕事には遅めのバラードがおススメ
絵を描いたり、原稿などの執筆をしたり、ウェブデザインの仕事をしたり…と創造的な仕事をする場合には、1分間に50〜80拍のテンポの曲や歌がおススメだ。

1分間に50〜80拍のテンポというと、ゆっくりめの曲、バラードがちょうどこの辺りのテンポで作られている。こうした作業にはアップテンポではなく、ゆっくりめの曲がいいということだが、歌の部分はできるだけ少なめな曲を選んだ方が良いようだ。

ちなみに、大人の安静時の心拍数は1分間に60〜90回だ。多くの曲はこのテンポで作られている(※4)。自分の心拍数と同じぐらいの速さの歌が人の心を落ち着けるのかもしれない。

□単純作業は大好きなBGMで
ここまで来て、アップテンポが好きな人は、なかなかかけられるチャンスがないじゃないかと思われたかもしれないが、単純作業、例えば、料理をする、アイロンをかける、メールを返信する、写真を整理する、そういった作業の場合には、自分の好きなBGMが作業効率をアップする。もちろん、アップテンポでなくとも、やっぱりゆっくりな曲が好きという人はそれをかけよう。




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